蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2016年01月03日(日) チャージしますか

あけましておめでとうございます。今年もほそぼそ続けていきますのでどうぞよろしくお願いします。

さて、今年のお正月はカレンダー的にオフピークする暇がないから、特に遠出することもなく家でのんびり。元日は母と妹家族とおせちを囲み、楽しくて調子に乗って、食べ過ぎて飲み過ぎた。姪っ子のこの1年の驚くほどの成長ぶりにしみじみする。お年玉をあげたらぽち袋に喜んだのか2歩歩いた。

今月末に樋口一葉をモデルにした演劇『書く女』を観に行くので、その準備として、『ちくま日本文学全集 樋口一葉』をパラパラする。「にっ記一」の項がちょうど明治25年1月1日から始まっている。元日は誰よりも早起きして朝一番の水を汲みに行ったり、年始の来客に対応したりする。お正月っぽいなあと思って読み進めば、正月と言ったっていつもと変わらずに夜更けまで縫い物をするんだ、とちょっと愚痴っぽく書いてあったりもする。年明けから曇天が続き、梅の頃のぬるい風か吹き、夜中には雨が降る明治25年。一方で、今日の東京は桜が咲く頃の気温になるらしく、平成28年も本の中に負けず劣らずのあたたかいお正月だ。

3年連用日記帳に使うペンを新調した。この日記帳も今年で3年目だ。どうでもいいような細かいことをたくさん書きたい。そういうことの方が読み返したときに楽しいことはもうわかっている。

新春ドラマ「富士ファミリー」(木皿泉・作)にほっこりした。「昨夜のカレー、明日のパン」にもつながるものがあって好きな感じだ。そしてやっぱりご都合主義というか、予定調和というか、ちょっとだまされている感じに気づいてしまったけれど、そこはあえてだまされて話に乗っかって、受け取るものを受け取ればいいと思う。

今年は自分にたくさんエネルギーを補充したい。みなさまも幸多き年になりますように。


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