Deckard's Movie Diary
indexpastwill


2003年01月30日(木)  ハリー・ポッターと秘密の部屋

 スルーしようかなぁ・・・と思っていた『ハリー・ポッターと秘密の部屋』。分ったコトは本を読んでいないオイラは元々の人間関係や名前をすっかり忘れていて、どもならん!ってコトです。まぁ、分っていたら面白かったのか?と言われれば、いいえ!面白くありません!とハッキリ答えますが(苦笑)。全編に渡り眠たかったです!最後の見せ場でも半分寝てました。相変わらず、あのゲームがどういうモノかワカリマセンし(爆)、魔法だから何でもアリなのは仕方ないにしろ、その魔法が全く面白くないし、ハリー・ポッターがやたらと疑われてしまうのもアホらしくて・・・。シリーズ2作目でこの映画がどういう類のモノかはわかりました(今頃かよー)原作を読んでいて、さらにその内容が大好きな子供向け映画というコトです。おそらく小生がこのシリーズを観に行くコトはないでしょう。というワケで、今回の失敗を踏まえて『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』には前作の予習をしてから行く事にした次第です。それにしてもドビーってウザイ!これからウザイ人を“ドビー”って呼ぶことにしました(苦笑)


2003年01月29日(水)  ウェルカム!ヘヴン

 予告編で思いっきり期待していた『ウェルカム!ヘヴン』。つまんねぇー!話しがわかんねぇー!もうズルズル!結局何がどうなってるの?つまりハリウッド的説明過多を省こうって演出なんだろうけど、いくらなんでも省略し過ぎだろ!だいたい、ペネロペとアブリルは彼に何をやろうとしてるんだ?アブリルはかろうじて分るけど(スッゲェしょっぼいけど!)、ペネロペなんて遊んでるだけだし、とにかく思いついたネタをほとんど放りっぱなしにした映画!出だしから10分くらいは良かったのにねぇ(爆)予告編のが100万倍面白い!おそらく、この監督って勘違いしてるんだと思う。お前なぁ、一本当たったからって巨匠になるには1億万年早ぇーよ!


2003年01月28日(火)  猟奇的な彼女 ボーン・アイデンティティー

 ドリームワークスがリメイク権を買ったという韓国映画『猟奇的な彼女』。始まって直後の駅と電車内のシーンで、まずツカミはOK!チョン・ジヒョンの表情が最高ッス♪この女優さんは『イル・マーレ』ではまだぎこちなさがありましたが、今回はまっこと素晴らしい!話はただのコメディかと思わせといて、あにはからんや!(いまどき使わねぇー言葉)これがどうして、知らない間に色んなタネが蒔かれていて、いつのまにかホロリとさせられます。細部まで脚本を練りこんだ勝利でしょう。特に恋愛映画で良くあるパターンを逆手にとったエンディングは思わず手を叩いてしまう巧みさです。全体を見れば、ヌルいシーンやあざといシーンもありますが、そんなコトはどうでも良くなって、とにかく人に薦めたくなる素敵な映画でした。この映画はひょっとするとひょっとするかも・・・。あ、そうそう!相手役のチャ・テヒョンもいい味出してます。監督のクァク・ジョエンは恋愛映画の名手と言われてたようですが、しばらく干されていたみたいです。それにしても、見せ過ぎの予告編・・・・ぶっ殺されたい?

 話は面白そうな『ボーン・アイデンティティー』。こりゃダメだったなぁ・・・途中からもう眠くて、眠くて(笑)この手のハリウッド映画って最近食傷気味です。大袈裟な演技でデコレイトされた適当なアクションと適当なストーリー。何でそんなコトになっちゃったのよー?ジェイスン・ボーン!って、感じで最後まで観たんですけど、その結果が信じられないくらいベタなオチで、3千万ドルかけた暗殺者がそれかいー!と、超脱力・・・骨が溶けたかと思ったわ(笑)。その点、小山ゆうの『あずみ』は偉いよなぁ・・・って、関係ないか。まぁ、百歩譲ってそういうコトでもいいけど、だったら、もっとそれ絡みの演出が途中にないとねぇ。トラウマとか、まだ『パープル・ストーム』のがいいじゃん!あ、そうそう!フランカ・ボランテ・・・だいぶスリムになってました。相変わらず二重顎だけど(笑)


2003年01月24日(金)  アウトライブ グレースと公爵

 予告編を観たときに香港電影かと思った『アウトライブ』は韓国で大人気のコミックの映画化でした。無敵の剣の秘伝書「飛天神記」を巡る物語。セリフを極力少なくした演出は劇画チックで、まさにコミックを読んでるようでした。ストーリーもあちらこちらで観たことあるような分り易い展開ですし、登場人物もお決まりのキャラばかり出てきます。全編、ヌルい演出ですけど、まぁ、それなりに楽しめます。ところで、主役のジナを演じたシン・ヒョンジョンってかっこいいですかねぇ?いまいちワカラン。ヒロイン・ソルリを演じたキム・ヒソンは美人でしたけどね。因みにソルリの父親・タルガを演じた役者の顔は大魔神にそっくりでした。次は「十剣組」を主人公にした映画が観たいです。しかし、体から何で噴煙が出るんだ?

 81歳のエリック・ロメール監督作『グレースと公爵』、予告編で「お!」って思わされた映像でした。結論!『醜女の厚化粧』なんてコトは言いません!(笑)まぁ、舞台劇を観ているような感じです。肝心の絵画的背景との合成部分は単なる繋ぎカットで、あんまり活躍してないんですよ。まぁ、その合成も結果的に「別に・・・」って感じだしね(苦笑)簡単に言ってしまえば「ヌルい仕上がり」でした。物語は決してつまらないワケじゃないですけど、かといって面白いワケでもないしねぇ。グレースのキャラってけっこうウザいし(苦笑)まぁ(暇)って感じかなぁ。グレースを演じる英国の舞台女優ルーシー・ラッセルと公爵役のジャン=クロード・ドレフェスは安定感がありました。


2003年01月23日(木)  西洋鏡/映画の夜明け

 友人が既に「本年度No.1」と言って憚らない『西洋鏡/映画の夜明け』。一言で言えば中国版『ニュー・シネマ・パラダイス』。中国に初めて映画を持ち込んだ英国人(ジャレッド・ハリス)と、その映画に魅せられた中国人青年(シア・ユイ)の二人を中心に話しが進みます。ハッキリ言って、テンポは鈍いし、カット割りも変だし、演出は下手!それでもこの映画は観る価値があります。なぜならこの監督が「映画」を愛しているのが手に取るようにわかるから。つまり、演出の下手さは、いれ込むあまりの勇み足のようにも感じるんです。描きたい事がたくさんあって、上手く整理出来ない!みたいな。また、この映画に登場してくる全ての重要人物が、映画という発明品に新しい可能性を見出し、暖かい目で見守るストーリーも好感が持てました。監督は中国生まれでアメリカ育ちの女性監督アン・フー。それにしても、客席はガラガラだよー!で、なんで唾を吐いた手で握手するんですか?


2003年01月22日(水)  壬生義士伝

 つくづく思いますね。役者がいないよなぁ・・・ってコトで『壬生義士伝』。中井貴一演じる吉村貫一郎(たぶん架空の人物?)と佐藤浩市演じる新選組三番組長・剣豪斎藤一。対照的な二つのキャラクターを軸にテンポ良く物語は進みます。悪くないんですよ。途中までは(笑)そうなんですよ。とあるシーンで、もの凄〜くブレーキがかかっちゃいます。なんなんでしょ!このダラダラ引っ張る演出は!さっさと終えてればいいものを、あまりに間延びしちゃったんで、その前のストーリーを忘れそうになっちゃいました(爆) 全体的には良い話しなんですけどねぇ。しか〜し!佐藤浩市はどうなん?確かに中井貴一のが役得ですし、演じててやりがいもあるでしょう。実際上手いですしね。でも、それをしっかり受けてこそ!の役者ですからねぇ。相変わらずのワンパターン演技で、最後のセリフが生きないんです。もっと凄みが欲しいんですよ。あの『たそがれ清兵衛』の田中泯みたいにね。まぁ、これからも頑張って下さい。それにしても迫力のない新撰組だったなぁ。野村祐人が土方だって!(苦笑)中谷美紀のぬい役もミスキャストでがんす!あ、そうそう!村田雄浩がイイんですよ。久石譲の音楽は例によって上手いですよ〜ん。


2003年01月21日(火)  K−19 黄泉がえり

 今頃かよー!の『K−19』。コレ、いいじゃないですかぁー!オイラは好きですたい!ヒロイズムがどうなん?なんて意見もありますが、全然OK!でした。祖国への忠誠心と人間としての希望。それもある!これもわかる!行ったり来たりの心模様が好印象でした。ソビエトのあの頃の放射能に関する認識なんてあんなものだったんでしょう。観て損はなし!ただ、リーアム・ニーソンが持ち場を離れたシーンはちょっと納得出来ないなぁ。あのシーンは無い方がハリソンとの対立が生きると思うんですけどねぇ。で、結論は、やっぱ赤ワインだな!

 『黄泉がえり』これは拾いモノでした。脚本が意外と練られている上に演出も頑張っていました。まぁ、そんなの普通だろ!という人もいますが、そのレベルに達していない大手配給の邦画が多いので、ちょっと褒めたくなりました(レベル低ぅ〜(>_<)アチャ!)監督は『月光の囁き』『どこまでもいこう』で注目され、『害虫』でズッコケた塩田明彦。初の大作だったのですが、映像一つ一つに細かい気配りが出来ていて好感が持てました。この映画の一番良かったところは、ネタバレになるので細かくは書きませんが、『追求』しなかったところでしょう。そうするコトによって人間ドラマに焦点が絞られ、生きて行くことへの問いかけが際立つ上手なストーリー展開になったと思います。ただねぇ、コンサートシーンでタイアップ丸出しの映像が延々と続くのがなぁ・・・。ラストは喋り過ぎだけど、まぁいいでしょう。ところで竹内結子あのスカートなんとかならんかのぉ(爆)


2003年01月17日(金)  運命の女

 エイドリアン・ラインの『運命の女』。話は、実に真っ当なよろめきドラマです。それ以上でも以下でもありません。よくある不倫ドラマ以上の展開を望むとがっかりしますので、その辺宜しくお願いします(笑)以上のコトを踏まえて、この映画は良く出来てますよー!エイドリアン・ラインの真骨頂とも言える空気感のあるカットが連発されてて、非常にレベルの高い職人芸を見せてくれます。匠の技みたいなモンでしょうか(笑)ラストの終り方もちょっとズルいですけど、ハリウッド映画では珍しいウェットなエンディングで好感色!しっかし・・・あの『リトル・ロマンス』のダイアン・レインがねぇ・・・・あの『アメリカン・ジゴロ』のリチャード・ギアがねぇ・・・・(苦笑)


2003年01月16日(木)  T・R・Y ゴースト・シップ

 織田裕二、久々の主演作は大森一樹監督の『T・R・Y』。そろそろ終りだなぁ・・・という時間までは(好)評価だな・・・って、思ってたのにぃ〜!映画史に残りそうなお笑い暗殺者の「赤眉」も許すし、この際ペテン師が本名を名乗るのも許す(許すんかいー!)だけんどもしかし!何だよ最後の蛇っ足ぶりはぁ〜!わざわざ織田裕二に見せ場を作ったとしか思えない御馬鹿なシーン!興醒めしたなぁ・・・。この手の映画(ペテン師系って、そんなのあるんかい!代表作は『スティング』とかね)としては話の運びは分り易いく丁寧だし、主人公・井沢と陸軍中将・東のやり取りも中々見せてくれます。ソレなのにねぇ!もっと洒落っぽく出来ないモンすかねぇ。織田裕二の演技もどうなん?あまりに大袈裟過ぎて・・・漫画みたい。

 ダーク・キャッスル・エンターテイメントの『TATARI』『13ゴースト』に続く第三弾『ゴースト・シップ』。監督は『13ゴースト』のスティーブ・ベック。結論!今回も予告編を越えられませんでしたね(笑)途中面白くなりそうな予感もちょっとあったんですけどねぇ・・・。結局はそういうコトかいー!みたいな、相変わらずのテキトーな脚本でした(>_<)アチャ!まぁ、それなりに面白いですけどね。もう少し考えればいいのになぁ・・・ボソ。個人的には『13ゴースト』のが楽しめました。


2003年01月14日(火)  SWEET16

 TBSの『9・11』で「ふざんけんなよ!」って言いたくなったケン・ローチの新作『SWEET16』。例によってイギリスの低所得者層の話しです。主人公は複雑な家庭環境の15歳の少年。悪い映画じゃないです。まぁ、それはローチのいつものコトなんですけどね(苦笑)で、だからぁ?って感じもしちゃうんですよ。つまり、登場人物があまりにスレテオ・タイプなんで「はいはい。ふむふむ。そうね。で、そうなるのか。やっぱり!で、終るのね。」って感じなんですよ(わっかるかなぁ・・・こんな表現で)。ある意味安心して観てられますが(描いてる内容はそんなモンじゃありませんが・・・)、逆に言えば人間的な奥行きが感じられないんです。それが自分的には「だからぁ?」ってなっちゃうんです。長く生きてるとこの手の映画やドラマに幾度となく接しているので、今さらこの程度ではなぁ・・・だからと言ってこの映画を否定する気もありません。だって悪い映画じゃないですから。個人的にはアレだけ息子に慕われても、ダメな男に走る母親が主人公の方が興味深い映画が出来たと思います。しっかし、考えてみれば主人公が、どーしてあんなに母親を慕っているのか意味不明ですけどね。少年の心を美しく捉えすぎだからピンと来ないのかなぁ・・・?ひょっとしてケン・ローチって女性だったりして〜(爆)それにしても、わかんねー英語だなぁ・・・・ボソ。


2003年01月10日(金)  クライム&ダイアモンド

 昨年、シネマメディアージュで公開されてた『クライム&ダイアモンド』を新橋文化で観賞!シネマメディアージュって、個人的にどうにもこうにも観に行く気がしません。特に意味はありませんが(自爆)で、この映画はその時に評判が良かった作品でした。そういうワケで二番館の新橋文化に来るのを手薬煉引いて待ってました(シネマメディアージュでロードショー公開された映画は3ヶ月後くらいに新橋文化へ降りてくるパターンになってます)。感想は?こういう映画は大好きです!一言で言うと『映画好きの優しいタランティーノ』みたいな作劇です。全体的にスムーズさに欠けるのが残念なんですけど、そういうコトも許したくなっちゃう微笑ましさがこの映画にはあります。それもこれも趣味『映画』を上手に絡ませてるからなんですが(今時珍しくないんですけどね・・・)、それだけでなく、この映画そのもののストーリーが非常に映画的なんです。その辺りが魅力的であり、分り辛くもある・・・というコトなんです。ティム・アレンを筆頭に役者陣も可愛らしいですねぇ(って、こういう表現でいいのかぁ?)。監督のクリス・バー・ヴェルは今作がほとんどデビュー作みたいですけど、ちょっと応援したくなりました。とにかく嬉しい映画でした。


2003年01月09日(木)  AIKI Jam Films

 年末に時間を間違えて観られなかった『AIKI』に再度チャレンジ!チャレンジして良かったぁ!コレはけっこういいですよ。まずですねぇ、脚本がしっかりしてると思いました。身障者の下半身事情とかキッチリ描いてるし、ラストもさらに前向きな終り方で好感が持てました。それに役者陣も適材適所(加藤晴彦のボクサー役は笑ったけど・・・)だったし、何より石橋凌が良かったですねぇ。これも内助の功なんかなぁ(笑)ただねぇ・・・ラスト前、盛り上げる為にいきなりマンガになっちゃうんだよなぁ・・・。これが、しょーもない!何でこんなシークエンス入れちゃうんだろ?全く理解不能!残念でした。因みにモデルは実在のデンマーク人だそうです。豪華カメオ出演があり。(なんか「空き室あり」みたいだ(爆))

 そんでもってお隣で上映していた『Jam Films』。「日本映画史上前代未聞、誰も見たことがない新しい形のコンピレーション・ムービー」だそうですが(爆)、観なくても良かったなぁ・・・ボソ。では端から簡単に

『the messenger −弔いは夜の果てで』(北村龍平)
話は大して面白くないが、監督の力量を感じさせる緊張感ある演出(好)。

『けん玉』(篠原哲雄)
全く面白くないし、ズルズルの出来で7本の中で最低(恥)

『コールドスリープ』(飯田譲治) 
これも全く面白くない!出来損ないの『世にも奇妙な〜』風(恥)

『Pandora ―Hong Kong Leg―』(望月六郎) 
これもどーでもいい!何をやりたいのか全く意味不明(汗)

『HIJIKI』(堤幸彦) 
良くも悪くも堤らしい作風。ただ、狙いすぎが鼻につく余計な演出がウザイ(暇)

『JUSTICE』(行定勲)
小生の嫌いな行定!だけんどもしかし!この短編は最高!これが一番面白い!演出も実に分りやすく素晴らしい!見直したぞ!(愛)

『ARITA』(岩井俊二) 
ある意味これが一番、作家性を感じさせてくれたかもしれない。岩井でしか出来ない世界であるし、彼しか考えない世界。面白いかどうかは見る人次第だけど、明らかにセンスを感じさせる一品(好)

っつーことで、どうなん?この試み!という疑問は残ったなぁ・・・ボソ


2003年01月08日(水)  8人の女たち

 予告編の印象からスルー予定だったんですけど、あまりに皆から「面白いよ〜ん( ̄― ̄)ニヤ…」なんて思わせぶりなフリをされてしまったので観に行ってきました。『8人の女たち』。ま〜ま〜まぁねぇ!(爆)まぁ、面白いじゃないですか・・・。ヘタクソな歌や踊りも、そういうことならいいかぁ!みたいな・・・チャランポランな雰囲気を全編に塗した演出の勝利!って感じでしょうか。この監督(フランソワ・オゾン)は力ありますねぇ。上手いですよ。この手の映画が苦手なオイラは、ちょっと眠たくなりましたがそれなりに楽しみました(>_<)アチャ!


2003年01月06日(月)  ギャング・オブ・ニューヨーク

 さて、今年の初観は本来ならばとっくに完成してるはずだったスコセッシ入魂の作品『ギャング・オブ・ニューヨーク』!例の貿易センター崩壊の影響を受けたワケです。最近のスコセッシはどうなん?と思わせるような作品ばかり作ってましたから、かなり期待度低めの設定で観に行ったのですが・・・いやぁ!けっこういいじゃないですかぁ!絶賛というにはモノ足りませんが、最近のハリウッドの小賢しい映画よりも断然人間味を感じさせてくれます。人間味というより人間力かな?作家のエネルギーを感じさせるという意味では、作品の出来不出来に関係なく、大作と言われた『グラディエーター』や『パールハーバー』よりも血湧き肉踊る気分にさせてくれます。惜しむらくは恋愛部分が退屈だし、必要性があまり感じられません。まぁ、映画会社の戦略で仕方なく撮ったんじゃないの?な〜んて見方もあるくらいですから(笑)。それと最後の広がりとしてはもっと具体的にギャングの歴史のような方向へ導いてくれた方が良かったかもしれません。それにしてもダニエル・デイ=ルイスは素晴らしい!


デッカード |HomePage

My追加