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2008年02月18日(月) ルイスと未来泥棒

ルイスと未来泥棒
Meet the Robinsons

2007年アメリカ

スティーブン・J・アンダーソン監督

本日は、不遇のディズニー〔というかピクサー〕作品を紹介します。
正直、興行収入とか実際の評判は、いまひとつつかめないのですが、
「なんか沸かなかったなー」という印象の映画です。

粗筋は、私がある映画批評投稿サイトで書いたものを
そのまま転載します。
そこは字数制限があるので、なるべくタイトな文章を心がけましたが、
改めて読むとムダが多いっすね。どうでもいいけど。


13歳目前の孤児ルイスは、
ぴったりの養親にめぐり合えず、
大好きな発明でも失敗を繰り返す。
産みの母親の顔を思い出すため作った「記憶スキャナー」を
科学展に出品するが、
ある男の陰謀で壊されてしまう。

会場には、未来から来た少年ウィルバーも現れた。
彼の父親が開発したタイムマシンを盗んだ犯人が、
この時代に来ているらしい。
ウィルは、自信作を壊されて落ち込んでいたルイスを励まし、
作品を直して再び発表すべきだと強く訴える。
スキャナーを壊した男=タイムマシン泥棒だった。

泥棒の目的は一体何なのか?
そして、調子はいいが前向きなウィルに振り回されながら、
ルイスが目の当たりにした未来の世界とは?

原作になっているのは、ウィリアム・ジョイスの
『ロビンソン一家のゆかいな一日』という絵本だそうです。
映画の原題にもあるRobinson(s)という名前は、
古くはデフォーの『ロビンソン・クルーソー』
そして、それを下敷きに書かれた『スイスのロビンソン』
また、30歳以上(年齢想定はテキトー)の人にとっては、
その「スイス…」を原案としたアニメ『ふしぎな島のフローネ』と、
さまざまなものを想起させます。
もっとシニアなファンにとっては、『宇宙家族ロビンソン』も
はずせないところでしょう。
ついでながら邦題の方は、ミヒャル・エンデの『モモと時間泥棒』を
物すごくベタになぞっていますね。


スポーツ好きで快活な里子を欲しがる里親候補者たちにとって、
ルイスは、かなり面倒なこどもでした。
施設長のアドバイスもあり、
面接時には自分をうまくプレゼンしようとしますが、
うまくはいきません。
が、好きこのんで孤児になったわけではないルイスに、
選ぶ権利があってもいいはずです。
主人公ルイスが、ぜひここの一員になりたいと切望した一家こそ、
ウィルバーの大家族、ロビンソン家でした。
少々変わった人々の群れではありますが、
ルイスと同じ目線で見ることができれば、
世界一魅力的な一家といっても過言ではありません。

「今」のこのときは、どうあがいても、
未来と切り離して考えることはできないんだという、
恐ろしくも、すばらしくもある現実とか、
人は、ただ生きてあるだけで誰かしらを傷つけるという
ぞっとしない可能性、
でも何より、「明るい未来はきっとある」と
空元気でいいから前向きに考えたくなる気持ち、
「飛行機でもないのに空を飛ぶ」乗り物に乗りながらも、
人の心のしっとりした部分というのは
少しも変わらないんですね。
根拠はないけど、見ていて安心しました。


ユリノキマリ |MAILHomePage