気ままな日記
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久しぶりにスイミングクラブへ行く。 クロールはブランクがたたって、25mがやっと。 やっぱりこういうのはコンスタントに続けないといけないみたい。 背泳ぎは息継ぎをしなくていいし、手をグルグルかきまわしてさえすればどこまでも泳いでいけそうで、やっぱり好きだわ。 一般利用できるのかどうか知らないけれど、横浜国際プールの50mプールでいつか背泳ぎを泳げたら気持ちいいだろうなあ!
それにしても平泳ぎにいたっては、かけどもかけども前に進まず沈むばかり・・・。バックに流れていたタイタニックのテーマ曲のせいにしたくなった。
職場に一歩足を踏み入れると、たちまちわたしは自分が異邦人になった様な気がする。 見るもの、起きるできごとがわたしのテンポとはかけはなれたスピードで過ぎていく。 これは現実に起きていることだろうか? 現実を受け入れたくない、それはできないと、必死に抵抗し、固い鎧を身につけて自分を守っている。 からだの動きに気持ちがついていかない。 運動会のすべての競技に出場したあとのような疲労感が残って1日が終わる。
デパートの5階のおもちゃ売り場のような喧騒と、ひっきりなしの電話、人々の慌しい出入り、そしてこれまたデパートのお好み大食堂のような食堂・・・。 そそくさと昼食をとると、わたしは図書室へ向かう。 お昼休みのひととき―。 そこに置いてあるたくさんの専門図書は、わたしとは別の世界のものばかりで、何も語りかけてはこないけれど、わたしがわたしに戻ることのできるつかの間の時間。 窓際の、前から3番目の、自分で決めた指定席に腰をおろす。 遠くから子供の泣き声が聞こえる。 仕事中はただの「音」としか聞こえない子供の泣き声も、この席で聞くと、赤ん坊の泣く声は泣く声として、幼児の騒ぐ声は騒ぐ声として、ちゃんとわたしの耳に届いてくる。 わたしを翻弄し、正体不明と思われる感情も、この席に座って考えれば、ひとつひとつちゃんと言葉をもったものとして、わたしに訴えかけてくる。 わたしにはこの時間が必要。 わたしがわたしでいられるこの時間を、失いたくはない。
中学校の入学式。 小柄なからだにぶかぶかの制服だけど、それなりにさまになっている。 国歌斉唱・・、君が代に限らず、どうもわたしはあの厳粛な場面が照れ臭く、つい吹きだしそうになる。 「ちょ、ちょっと、なに気取っちゃってんのよ!」という感じだ。 (不謹慎だが、随分前に、お通夜の手伝いに行った時もそうだった。) わたしがかつて通ったのと同じ中学校なのに、校歌はあまり覚えていなかった。 保育園でいっしょだった子の顔も見え、なかなかおもしろい。 わたしも自分の異動の時に劣らず緊張し、不安にかられたが、子供の方もやっぱり不安は大きいんだろうな。 ニュースで報道されているような青少年事件とまではいかなくても、いじめられないだろうか、とやっぱり人並みに気になる。 親子して新しい環境に突入した感じだ。
新しい職場へ初出勤。 もともとの職員数が多いので、着任式だけでも1時間あまり。 「念願かなってここに着任できました。」という希望とやる気に満ち満ちた専門職の人々の自己紹介(さほど珍しくもないユニフォームも、講堂にズラリと並ぶと実に壮観!)。 多種多様の職種の人たち、独特の雰囲気、とまるで別世界に紛れ込んだような違和感。 その後、前任者からの引継ぎ。 扱う事務件数の多さと、覚えるべき専門用語、略語、隠語の数々、土曜日の当番と、残業の嵐・・・、ウワサに聞いていたすごさ以上。 今までのんびりしていたわたしにガガーンと楔がうたれたみたい。 初めは積極的に質問なんかしていたわたしだが、もうおしまいのほうは頭が飽和状態になってしまった。 「くれぐれもからだに気をつけて3年もたせてね。」というありがたいようなありがたくないような言葉を受けて帰ろうと、廊下に出れば、玄関の場所がわからずウロウロ。 旧所属ほど大変だったところはないぞ〜っと思っていたが、甘い、甘い! 幸か不幸か、親がどーの、人と馴染めないとか、そんなこと言っているゆとりも、当分はないだろう。 暗澹たる思い、こうしてパソコンのフタをあけて、やっとこすっとこ緊張の糸がきれた。
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