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2005年10月30日(日)


■携帯、機種変しました
メールをひとつ送るたびに電池マークがひとつ減るので、思い切って変えてきました。ネットも見ないしゲームもやらないしで、あまり使っていなかったのでもすこし活用しようかと今度は音楽を聴けるやつにしました。しかしなー、携帯とパソコンを繋いだ瞬間にパソコンが落ちる。。

色はぴんく。ぴんくって。。ずっとメタリックなコバルトで通してきたので、あとで後悔しそうです。それにしても、サービスやらサービスごとの料金体系やらが多すぎて、説明を聞きながら気が遠くなりました。もっと単純化できないのでしょうかね。。

■ジョゼと虎と魚たち(映画)
観ました。原作が素晴らしいので、なんかあえて映画で観なくてもよかったかもと思いました。映画→原作の順番で接したほうが気持ちが楽そうです。活字から映像となると、監督や脚本家、役者たちの解釈が間に入ってくるので、相容れない部分があるのは仕方がないんですけど。自分の面白がっているポイントを外されてしまうとちょっとムッとしてしまうというか。

原作ではジョゼと恒夫のぽんぽん飛び出してくるふうの会話が面白いんだけど、映画ではポイント部分しか使われていなかったので残念。全体的にあらゆる”間”の取り方が長くて、喋りも全員がゆったりで、緊張感のない印象でした。とくにわたしのなかでは、上野樹里の存在がそうとうまずかったなと思う。近所の女の子はピリピリしててよかったけど(笑)。あと千鶴ちゃんは健康的で可愛いすぎですね。

ジョゼの独自の世界観は本当に切なくて、映画にしろ小説にしろ、まだ未見の方にはオススメしまする。ジョゼに関する独白、虎に関する独白、魚たちに関する独白、とても重要なこれらの言葉をたぶん恒夫はろくに聞いちゃいないんだけど、それがいい。たぶん恒夫には本当には届かないのだ。ジョゼの抱えている温かい孤独のようなものは、彼女の独白を息をひそめて聞いているわたしたちをゆるやかに癒してくれるような気がする。

■がんばった
USBがバカになっていたらしく、父親のパソコンで作業。しようと思ったら、こちらはCD-ROMデバイスがバカになっており、付属のダウンロードソフトがインストールできず。。で、LANでつないでセットアップして、iTunesをダウンロードして、自分のパソコンでmp3に変換したものを送って、ようやく携帯にダウンロード。書きながら自分でよくわかってないんですが、とにかく果てしなかったので、妙に達成感が(笑)。音がいいなあ、ふふん。


2005年10月29日(土)


■おとなしくしてます
村上春樹の再読は羊をめぐる冒険までたどりついたので、次は中国行きのスロウボートでしょうか。どうもダンスダンスダンスとごちゃまぜに記憶していたようなんですが、羊をめぐる冒険て、こんなに哀しい話だったっけ…。最後の鼠の発する弱さに関する一連の言葉は、ずんときました。この本で描かれている(鼠の弱さも含めた)概念的な特別なもののことは、羊男を除いて、わたしには本当には理解できないんだけど、いつかわかる日が来るんじゃないかな…となんとなく思っているんですね。奇跡がいつか自分にも降ってくるんじゃないかみたいな感覚でしょうか。えーと、例によってまたうまく説明できないんですけど、今ある概念を超えた何かに遭遇することがあるんじゃないかなあと。うーん。奇跡とは言わないかな。ともかくわたしの人生はまだわたしの予想できる範囲内にあるってことです。

■オールドボーイ
感想書き忘れてました。なかなか面白かったです。主役のミンシクさんはあまり好きではないのだけど、この役はすごかった。15年間理由もわからず監禁されていた男が、その理由を突き止め、監禁していた人間に復讐を果たそうとする物語です。理由が明らかにされていくにつれ、物語は復讐から次第に方向を変えていく。

カンヌグランプリ作品ですが、わたし的には「誰も知らない」の方が…と思ったのですが、日本人だからかも。オールドボーイのラストの方はいかにも韓国映画、韓国ドラマといった感じでどろどろ。やり過ぎ感が。。最後の対決シーンはちょっとひどい。ともかく後半の展開のダメさはヒロインの女の子がとてもよかったので救われた感じです。前半は完璧だった。

ちなみにこの映画も緘口令が布かれておりまする。別の意味で言いたくないオチだが(苦笑)。ちょっとはしゃぎすぎた感があって、明かされた秘密がなんだかオチみたいに見えた。映画としては「殺人の追憶」の方がよく出来ていた気がします。でもよくできてるし、かなり面白かったです。しかしちょっとキャラクタの年齢設定おかしくないかな…?


2005年10月24日(月)


■悲壮感
という言葉を自分で書いてツボにはまる。。少し前に井伏鱒二の話をしていたら無性に読みたくなって、岩波から出ている「全詩集」と「山椒魚」を買ってきました。山椒魚最高! でかくなりすぎて穴から出れなくなった山椒魚がくさくさして、腹立ち紛れにカエルを一緒に穴に閉じ込めてしまうお話で、笑えるんだけどこれが結構泣かせるんだな。このひとの書くいきものの話がいいなあと思います。わたしは悲壮感のあるダメなひとっていうのがあんまり好きではなくて、底にいるんだけどほのかにあかるいこういう感じが好きです。あ、ちなみに詩集の方の解説は穂村弘さんで、なんてタイムリー!

■紙ピアノの鳴る夕べ
いつのさんの歌集上梓を記念したイベントだったのですが、歌集は間に合わず。。でも彼女の今までの軌跡をたどることができて、思い出深いイベントとなりました。進行はゲストが多いので足早に、という感じでしたが、いつのさんの、ここまで来たという確かな手ごたえのようなものが感じられました。わたしは最後の舞台挨拶でとても感激していて、でもそれを書いてしまうのはもったいないので自分の中に留めて置こうと思います。。

■トップページ
変えました。きみはコトリのロゴもUPしました。久しぶりの本格的な朗読です! 静岡に来られる方はぜひぜひ!


2005年10月16日(日)



うーん、いろいろ書いていたら父兄の悪口になったので止めました(苦笑)。キキママカムバーック(涙)。親不孝といわれても、母がいなくなったらもう父兄とは暮らせませぬ。死んでしまう。

そんなわけで、ちょっと不調。金曜まで元気だったのですが、今日は気分的に悲壮感がぬぐえなくて参りました。濡れたしな。裏庭朗読会はもちろんよかったんですけど、やっぱり入るまでがたいへんで、なかなか気持ちがほぐれなくて参りました。あう。遅刻したんであまり聞けなかったんですが、今回は帯刀さんの朗読が一番好きでした。というか、ずっと前からこっそりファンなんです。聞いていると、あ、いまわたし小学生になってた!という感じの、なんだかタイムワープしたような気分になるのです。あとジュテさんの英語と裏庭の詩が好き。

わたしが読んだのは小笠原鳥類さんの「素晴らしい海岸生物の観察」の「動物論集積 鳥」という詩の一部。わたしにとっては夢のような作品。とかいって、買ってから今日まであまりちゃんと読んでなかったんですけど、鳥類さんの詩を持っているというだけで満ち足りてました(笑)。詩集はどれもこんな感じで、ときどき思い出して、一部だけきゅっと集中して読むことが多いかも。しかし、いろんなわけあって、今日もへたれな朗読をしてしまって落ち込みました。なんか、どんどんひどくなっている。。下手なのはいいんだけど、本当はもっと良い詩なのに!と思うとやるせないです。。でもいいや。鳥類さんはわたしだけが楽しめればいいんだもーん。

進行では、時間まだある?と聞かれた奈緒ちゃんが、「ないよ」と爽やかに答えていたのがツボに入りました。あとキノコの詩はよかったですね。キノコすきー。


2005年10月14日(金)


■ラッコ ※イタチ科の水生生物で、泳ぎがうまい。
これは銀河鉄道の夜(角川文庫)の注釈。今日はすごいものを観ました。ベランダの手すりに三毛猫がまたがって座ってた。塀ならわかるんだけど、なぜに手すり。。うまく描写できないんですけど、絵的にかなり面白かったです。あと霞ヶ関で土がえるを踏みそうになって1メートルぐらいのけぞりました。

■夜能
日比谷シティで毎年行われているらしい夜能のチケットをもらったので行ってきました。薪能って言わないんだ?と思っていたら、なるほど三方を高いビルに囲まれていて、とても火など焚けない様子。灯りがライトでずいぶん明るかったので、それはちょっとがっかり。佐渡で写真で見た薪能は荘厳だったので、そのイメージがずいぶん染み付いていました。ちなみに佐渡には能センターがあって、ロボット能「道上寺(石橋蓮司の解説付き)」も見ました。すげー面白かった。そんなわけで本物の能を観るのは初めてでした。歌人の馬場あき子さんが、初めて見た能で泣いたとおっしゃっていて、これはぜひとも泣きたいものだと思っていたのですが、別のベクトルでずいぶん楽しめました。

普通のものより演目がすくなかったと思うのですが、狂言「腰祈」/能「大般若」のふたつでした。狂言は野村萬斎/万作親子でした。野村萬斎すてき! でも万作さんはもっとすてきでした。素人目にも格が違う感じ。あたりまえですが、でもそれはたぶん精進するしかないっていう覚悟として伝わってくるし、萬斎さんも生き生きとやっていて面白かったです。ただ、あらすじを、間違えて昨日の演目「仏師」のところを読んでいて、話がチンプンカンプンでした。あらすじを読み直してようやく納得。話の筋自体はたいへんやさしいです。

能「大般若」は道上寺のようなおおがかりなしかけはないんですが、とにかく登場人物が多くて華やかでした。三蔵法師が大般若経を求めてインドに向かう途中で、深沙大王から法典を授かるお話です。三蔵法師(面なし)、謎の老人、飛天(天女)2人、龍神2人、眷属、それから謎の老人の真の姿・深沙大王の計8名。クライマックスでは7人が舞台に上がって、三蔵を囲んで踊ったりポーズを決めたり。そのポーズや三蔵を見送る神様たちの姿が仏画そのままにきちんと絵になっていて、そこでなんとなく能ってこんな感じかな、というのがわかったような気になりました。

突然チケットをもらったので下調べをする時間もなく、当然何を言っているのかわからないので、最初は外国人になったつもりで、オペラか京劇を見ている心持ちでいようと決めて見ていたら、深みなどぜんぜんわからんのですが、普通に面白かったです。ちょっと興奮しました(笑)。あと初めてならではで、ものすごくびっくりしたのは、終演のとき。三蔵を見送ったあと、神様たち6人も一列に並んで橋掛りを去って行くのはなかなかに面白い絵柄でした。みんな頭に水煙(塔の上についている透かし彫りのようなやつ)のみたいなでかい龍をつけてるし! 神様といえど舞台から消えるわけにはいかないしな…と、思いつつ、神様たちの後を黒子2人が舞台道具の台を抱えて負っていくのも不思議だったし、伴奏の方々も思い思いに片付けて舞台を降りていくのにはびっくりしました。見えているけど見えていない…みたいな。不思議な文化です。


2005年10月12日(水)


■「ソウルの練習問題」関川夏央
先日感想を書いていたら、恐ろしく長くなったのでいったん保留にしてました。これも長年積み上げておいた一角にあった一冊で、シュリが公開される数年前に購入したものだから、ずいぶん前のものです。まだ韓国という国がぴんとこなかったのと、関川氏の男臭さにちょっと疲れてしまって(笑)、ちょうど半分読んだところで力つきたのでした。

本書はまだ日本との国交がままならない時期に書かれたもので、今とはずいぶん事情は違っているのだけど、韓国入門書としてもすぐれているし(本文の下に解説がぎっしり書き込まれている)、また在日韓国二世の独白という章は今読んでもしっかりした内容でした。

■「ジョイ・ラック・クラブ」エィミ・タン
映画版の方は10本の指に入れていた大好きな作品です。葛藤のあるタイプのマザコン女性にオススメ(笑)。洪水のような母の罵倒と愛情にまみれることができまする。はは。小説も素晴らしかった。海のような、もっと言ってしまえば羊水のような、底なしのような、それでいてなんともいえずいい加減の温かさがあって、わたしにとっても母親って本当にこういう感じがする。

在米中国人二世とその母、4組の物語で、上記の本もそうだし、ジュンパ・ラヒリの書いているものとも重なるかも。親子のあいだには世代的な断絶と文化的な断絶があって、過酷だとは思うのだけど、でもいまの日本人から見たら、その葛藤はもしかしたら羨ましいものに感じられるかもしれない。まあわかりませんけど。

ところで舌の根も乾かないうちにあれなんですけど、映画版で好きなシーンがふたつあって、そのふたつとも原作に付け加えられた部分だったことが今回わかって、それもまた興味深かったです。確かに小説だと言わなくてもわかるんだけど、映画であえてセリフにされたふたつの言葉が今でもわたしの支えになっているのでした。

あと訳についてちょっと書いておくと、中国語の部分は発音をカタカナで書いてあったのですが、漢字にフリガナというスタイルにして欲しかったなあと。こちとら日本人だからーさーとか思いました。原文はたぶんすべてアルファベットだったのだろうなと推測しますが。あとせっかく漢字にしても”ティエン”が「天」じゃなくて「空」だったりして、ちょっとした手抜きは文庫化のときに直して欲しかったなあ。でも雰囲気はすごくよかったです。ぬめぬめした魚みたい、と思いました。

■ビフォア・サンセット
こちらは映画です。イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー主演の「恋人までの距離(ディスタンス)」の9年後の続編。ちなみに前作の原題は「ビフォア・サンライズ」なので、続編ができたときに邦題のタイトルはちょっと悩んだのでは。この作品、面白いところがいろいろあって、続編までに空いた時間と物語の中の時間も一緒というのがひとつ。イーサンとデルピー、監督が共同で脚本を手がけているのも興味深い。デルピーがとにかく喋り捲っていて、フランス女性こわ・・と思いました(笑)。フランスは馴染みのない文化なんで、彼女の役が典型的なフランス人なのかはわからないのですが、彼女と対等に話すのはかなり大変だと思いました。

で、イーサン食われすぎ。というか枯れすぎ。。前作の映像がちょっと入るのですが、あのときのイーサン・ホークは素敵だったのになあとちょっと哀しくなりました(笑)。でも一夜のできごとを小説にしちゃうぐらいだからな。しょぼい。しかも行ったのか! とかもう何がなんだかわからないのに面白くてしょうがないです。前作は確か深夜にぼんやりとテレビで観たもので、あまり印象に残っていなかったのですが、このくらいの適当感がなんだか心地よく感じました。この作品に限っては前作を見てすぐにこれを観る、というスタンスはちょっと違うかもしれない。そうのうち忘れた頃にサンライズの方をまた見ようかなー。

横で見ていた母が、「この映画は少ない予算で撮っているの?」と聞いてきてちょっと笑えました。もしや一日で撮ったのかと思ったけど、実際は15日だそうです。


2005年10月10日(月)


■ゆめのはなし
台所が火事。火をなぜか霧吹きで消しているという。。火事の夢は斜め下のおうちから火が出ているのを見てからときどき見ます。

■トニー滝谷(映画)
村上春樹著「レキシントンの幽霊」のなかの一編で、とても地味な作品なので、どうしてこれを映像化しようと思ったのか気になるところです。いや、たぶん監督の熱意のたまものなんでしょう。

作品の印象としては短編を一冊読んだ、という読後感のようなものがありました(というか、ナレーションの西島秀俊はまるごと朗読したのかと思いました)。見ているほうも原作を意識しているから、というのはあると思う。村上春樹への思い入れの度合いによっても、作品からの受け取り方は変わるでしょう。良くも悪くもそういう作品。それから舞台的であり、ちょっと自主制作っぽい感じ(イッセー尾形が棒読みだったからかもしれない/でも棒読みじゃないと見れない作品ではある)もしました。音楽は坂本龍一で、前に見た「星になった少年」のときと比べると、ずいぶん作品と馴染んでいてよかったです。

宮沢りえは、村上春樹の描く女性像とはぜんぜん違う人なのだけど、この作品にはよく合ってました。とくに服を選んでいるときと、サングラスをかけたまま思いあぐねているときの表情がよかった。非常に重要な場面なのに、サングラスをかけさせて観客に眼を見せないというのはなんだかすごいなあと思いました。宮沢りえ、やっぱり立派になったなあと感慨深い。ただ、足だけを見せるシーンがたくさんあったのだけど、彼女の足は痩せすぎていて美しくなかった。「服を着るために生まれてきたようなひと」という役なのだから、映さないほうがよかったのではと思いました。プロなのだから、本当は身体も作れたらいいと思うのですけど、でも太るのが痩せるよりたいへんなひともいる。いる。

小説で終わったあとに映画で付け足した部分は、これは思い入れうんぬんを抜きにしても蛇足ではないかと。だいたいにおいて、原作ものに付け足すとろくなことにならないと思う。決してエピソード自体は悪くはないのだけど、トニーの物語としては違和感がある。

■コーヒー&シガレッツ
これに出てくるひとにあまり詳しくはないんであれなんですが、これは映画を趣味としている人が作った趣味の映画なんで、映画好きなひとは映画が好きというだけで楽しめるのではないでしょうか。ムダ話がえんえんと続き眠いんだけど、どうかえいえんに続けてくれ、というような感じ(笑)。

ケイト・ブランシェットが好きなんで彼女のパートがやっぱり好きでした。しかも切ないオチだ。あと小話的なものも面白かったし、イギー・ポップとトム・ウェイツかな、このふたりが一触即発!針山みたいにちくちくするんだけど、なんかでもちょっと可愛いかもとか、そんな微妙感が面白かったり。

なによりいいのは、テーブルを上から見たショット。真上からテーブルが映るたび、なぜか目が覚める。テーブルトーク、あれいいなあと思いました。通じ合わなくてもいいよな、と思う。好き勝手なことをぼそぼそ喋って(ぼそぼそというのが大事。盛り上がってはいけないです)、適当なところで「じゃ」と帰っていく、うーん、いい。

■蛇足ですが
レンタル屋の邦画のコーナーで、擦り切れた感じの「タッチ」のビデオを見つけて、そういえば南野陽子がやってたな…とか懐かしい気持ちで手に取ったら、女性の裸がどーんとあって、うわ南ちゃんがっ!と慌ててしまいました。よく見たら「ダッチ」と書いてあったのでした。まあつまらないオチですが、棚に戻すところを店員に見られたりね。。


2005年10月03日(月)


■ゆめのはなし。
ぎゃあ。疲れてたのか、ものすごく久しぶりに金縛りに遭いました。中学生のとき以来かな。わたしの検証したところによると、いちおう夢の中で、睡眠と覚醒のちょうど間みたいな感じなんですけど、今日は何か(人みたいのが)乗っている感じが(苦笑)。普通の夢と違うのは自分の意思で覚醒できるところでしょうか。

そう、夢に出てくる生き物ベストスリーは、猫、象、それに蛇なんですねー。蛇には巻かれたり噛まれたり、ってそんなんばっかりだなあ。昔飼っていたインコがいなくなったときに見た夢は、木の中に見つけたと思って、「ぴーちゃん!」と叫んだら、ぶわーっとたくさんのセキセイインコが飛び出してきて、どれだかわかんないよーという切ない夢でした。かなしい。。


2005年10月02日(日)


■TX
昨日は疲労しすぎていて、ぐったり。体力ないなあ。
今日はがんばって出かけてきました。つくばエクスプレスに初乗り。なかなか快適でした。それで南千住と北千住を意味もなく偵察してきました。南千住のショッピングモールではミニ機関車が走っていてびびりました。北千住ではお祭をやっていて、ボーイスカウトの100円かき氷を食べてきました。よくわからない。

■ドーン・オブ・ザ・デッド
ご飯食べながら観てしまう。リメイク作品とのことなんですが、元を知らないので残念。主演は「死ぬまでにしたい10のこと」のサラ・ポーリーで、ユマ・サーマンに似ていると思ったんですけど、どうでしょうか。

もう面白かったので、以下ネタバレです。
この映画のすごいところは、いきなりゾンビに襲われて、彼らがどこから来たとか、どこへ行くとか一切の説明がないところですね。バイオハザードみたいに、生物兵器のウィルスが漏れて…とか一切なしです。ある日突然、近所の女の子がゾンビになってるという。オウノウ(笑)。で、やつらはまた、生物学的になんなのか全然わからないのがまたすごい。死んで3秒ぐらいで復活して走る走る。死んでいるのになんであんなに早く走れるのか。そして人は食うが、犬もサンドウィッチも食わないと。。お腹すいているわけじゃないんですね。飲まず食わずでも死なないし(もう死んでいるから…?)。やつらはいったいなんのために生きて(死んで?)いるんだろうか。。

バイオハザードにかぶれてしまっているので、暗い地下駐車場で犬の足音がひたひたと近づいてきて、きたー!と思ったらほんとにただの犬だったとか。妊婦さんが出てきたので、ここからそうだいなSFが!とか思ったらなんだよ!みたいな、なんかいろいろ拍子抜けな感じもこれはこれでたいへん面白かったです。

こう意味がわからない感じに仕立てたのが返ってよかったなあと思ったのでした。やっぱりB級ものはツッコミどころが多くないと。