【三志塾】 塾長yoneの授業日記

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2000年11月27日(月) 期末テスト対策

今週の中学部は期末対策一色。
またまた忙しい日々の始まりです。

今年は珍しく、この時期に2名が新年度の入塾手続きしてくれました。
「ていねいに教えてくださるということを聞きまして・・・」というお母さんの言葉。
その期待を裏切らないように頑張りたいと思います。


過去の今日・・・



2000年11月23日(木) 勤労感謝の日

題名にはあまり意味はありません。すみません・・・

昨日(22日付)の朝刊で、
「学力低下危惧に配慮 −中教審中間まとめ素案・教養の基本重視を−」
という見出しの記事を読みました。
ようやく学力低下を危惧する世論に反応したか、という思いです。

記事によれば、文相の諮問機関である中央教育審議会は中間まとめの素案の中で、
「読み・書き・計算」が教養の基本となる「型」であるとした上で、
「学校は『型』を定着させるように、全力を注いで徹底的に指導することが必要」
と強調。さらに「個性重視を強調するあまり、基礎・基本の徹底指導が個性尊重と
相反するというような考えは、まったくの誤り」と批判しています。

また「経済や社会が知識に基づいた『知識社会』へ世界は移行している」とした上で、
教養とは「どのような方向に進むべきか考え、主体的に行動していくための原動力」
と定義。職業人として求められる能力を水準は多様化・複雑化・高度化するとし、
「一人一人が自分の力で考え、時には環境に立ち向かっていく気概が求められている」
と指摘しています。
これら内容には、まさにその通りだ!と思いました。

ところが、2002年から実施される新学習指導要領(小・中における学習内容の3割削減)
については、「新しい学習指導要領でも、基礎・基本を徹底的に指導したうえで、
多様な個性を伸ばすことを一貫した方針としている」と述べるにとどまり、
3割削減による基礎学力低下への影響には言及していません。
一方では学力低下を危惧する声に配慮した内容になっているものの、
他方では学習内容の3割削減に問題はないという内容になっており、
矛盾と中教審のジレンマが感じられます。

小・中学校9年間の基礎知識と基礎学習を削減し続けて、
本当に中教審が今回の素案で言うように
「どのような方向に進むべきか考え、主体的に行動していくための原動力」が養われ、
「一人一人が自分の力で考え、時には環境に立ち向かっていく」人間が本当に
育つのでしょうか。

「学ばせず、立派な思考力と表現力を持つ大人にする」
こんな至難の業を文部省はやろうというのだから、
日本のお役所って何てすばらしい発想力を持っていらっしゃるのかと、
ホント感心しちゃいます(笑)


過去の今日・・・



2000年11月21日(火) ギクシャクする親子関係(つづき)

親子関係がギクシャクしている原因は、
母親が子どもの趣味を理解できないことにありました。
その趣味というのはコスプレ。

お母様にとってコスプレという趣味は、自分とは全く別世界のもの
で「私には理解できない」と相当に悩んでおられました。

お母様から相談を受けた翌々日、授業のあとその子と約1時間ほど話をしました。
「コスプレのどんなところが好きなのか」や「家の人が反対してもやりたいの」
などなど・・・
いろいろ話をしているうちに、その子がコスプレの世界と現実の世界を
しっかり区別していることや、コスプレをやることで学校や塾、家などでたまる
日頃のストレスを発散していることなどが分かりました。

私は、お母様から相談を受けた時には、正直言って「変な趣味だなぁ」と
思っていましたが、その子から話を聞くうちに、なぜその子がコスプレに興味を持ち
それにハマっていったのかが少しずつ分かり、一概に頭からその趣味を否定することは
できないという考えになりました。

そこで解決の糸口として「自分の趣味を理解してもらう努力をすること」を
その子に提案しました。
「家の人に隠れてこそこそするから、家の人は何か悪いことでもしているのでは
 ないかと疑い、それを理解してもらえないことにつながっている。
 だから、自分はコスプレが好きなんだということ、コスプレをやっていて
 楽しいんだということ、自分のコスプレに対する思いをもっと積極的に
 家の人に話してはどうか。」
ということを言いました。

今後、親子関係が良い方向に向かうよう、見守って行きたいと思います。


過去の今日・・・



2000年11月19日(日) ギクシャクする親子関係

日記書くの2週間ぶりです。最近あまりネタがなくて・・・(言い訳)

昨日の昼、中2の塾生のお母様から「子どもとの関係がギクシャクしているので
ぜひ相談にのって欲しい」という電話がかかってきまして、早速その日の夕方に
お母様から色々とお話をお聞きました。
相談内容の詳細は後日この日記に書くことにして、そのお母様の相談を受けて、
現代の親子関係の一端を垣間見た気がします。

「親の心 子知らず」はたまた「子の思い親に通じず」で、行き違う親子の思いを
修復するのはなかなか難しそうです。明日は、生徒の気持ちを聞く予定。


過去の今日・・・
1999年11月19日(金) 風邪が・・・



2000年11月18日(土) 地道に、そして誠実に

昨日は、私の塾の来年度の戦略会議(←ちょっと大げさ)でしたが、
来年度の生徒の確保は苦しい状況になるのでは、という意見が大半でした。
子どもの数が少なくなっていることが一番問題なんですが、
それにともなって大手進学塾の攻勢がますます厳しくなっているからです。
裏返して見れば、それだけ大手も経営的に苦しく必死になっている証拠なのでしょう。
今のところ、私の塾では中学部は定員いっぱい、小学部が若干少ないという状況で、
周りの塾の様子と比べればまずまずかなぁ、と思っています。

私たちが毎日の授業を一生懸命すること、
そして生徒たちに満足して帰ってもらうこと。

私たちのような中堅塾が生き残っていくにはコレしかないと思います。
大手の攻勢も気になりますが、地道にそして誠実に生徒のために頑張っていきたいです。


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