■映画の感想です。映画館で観たもの中心。普通にネタバレしてるのでお気をつけください。
■好きなのはハリウッドエンターテイメント。邦画は苦手。イケメン俳優に甘いです。美しい男を発掘するのがライフワークです。
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2008年01月25日(金) 「28週後...」

「28日後...」の続編。ですが登場人物も全然違うし冒頭でこれまでの経緯を軽く説明してくれるので前作観てなくても大丈夫。ダニー・ボイルは今回監督ではなく製作サイドに回ったようですね。その所為がシリーズとして見るとけっこう雰囲気変わったけど、でも依然独特の路線を貫いていてなかなか面白かった。「バイオハザード3」「アイ・アム・レジェンド」とここんとこ続いたゾンビ映画の中では私これが一番好みかなー。(あ、もっと好きなのは「プラネットテラーinグラインドハウス」ね。これは別枠で。)

前作から28週後…ってことは約7ヶ月後か?最後の感染者の死亡が確認されてNATOからアメリカ軍が派遣されてきて少しずつ復興が始まってきたロンドンが舞台。たまたま国外にいて難を逃れた姉弟が父親(ロバート・カーライル)と無事再会を果たしたものの、彼らがこっそり安全区域を抜け出して実家に戻ったことがきっかけでまた感染が広がってしまう。死んだと思われていた母親が実は生きていて、彼女はウイルスに免疫を持つ保菌者だったというわけです。
再び起こった感染のパニックをロバート・カーライル一家の悲劇と絡めている点が見どころ、というか、むしろメインはこの一家の物語。互いに愛し合う家族の絆が皮肉にも悲劇を生んでしまう展開でなんとも救いがありません。「愛するものに殺される恐怖、愛するものを殺してしまう絶望」というコピーがついていたけどほんとその通りの内容だよなあ。父親がわざわざフリーパス持ってたのも悲劇だし米軍ももうちょっと気合い入れて監視しとけよ!て感じで(笑)そのあたりツッコミどころ満載なんですが、とにかく悪いことが重なって重なってこれでもか、というくらいの悪循環で被害が拡大していく。
米軍といえば米軍の描写がね、非常にあからさまなんですが意外とリアリティが感じられなくもないです(笑)。有事への対応は素早いが見捨てるのも早い。あっという間にコード・レッドの発動ですよ。あーもう誰が感染者だか判別できないなぁ仕方ないから皆殺し!みたいなノリで、問答無用の射殺はもちろん街ごと空爆で焼き払うわ毒ガスは流すわ、あれじゃ感染者の餌食になった人より米軍の攻撃で命を落とした人の方が多いって絶対。本当に怖いのは人間の方だぞ、という裏メッセージも前作から引き継がれております。
そんな米軍の中で女医さんとスナイパーの人はいい人だった…!このスナイパーさん、どこかで見たことあるなあと思っていたら「ジェシー・ジェームズの暗殺」にも出ていたらしい。ああジェシーのいとこ!そういえばそうだ!

映像は暗くてちょっと見づらかったかな。見づらいっていうか、暗すぎて何が起こってるのかわからない(笑)。でも終盤、暗闇の中を銃の暗視スコープだけで進んでいく演出はなかなか良かったと思います。視界が狭くてドキドキするし、暗視スコープだと普通の人間の目が光っちゃうのでそれ見て逆にビクッ!としたり(笑)。
あと内容とは直接関係ないことだけどこのシリーズのゾンビって異様に俊足ですよね。何なんだろう。ほんとびっくりする。足速すぎ。最初草原でゾンビの大群に追いかけられるシーンは白熱した大運動会みたいでした。

ラストは不気味な余韻が残る感じ。ハリウッド映画なら都合良く一件落着!となりそうだけどさすがにちょっと違いますね。これはやっぱり続くのかー?次は「28ヶ月後...」?




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28週後... 【28 WEEKS LATER】

2007年 イギリス・スペイン / 日本公開:2008年
監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ
出演:ロバート・カーライル、ローズ・バーン、ジェレミー・レナー
(劇場鑑賞)



2008年01月23日(水) 「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」

めくるめくティム・バートンの世界だと思いました。所詮ミュージカル映画だしー、と高をくくっていたら結構グロくて容赦ない惨劇。ゴシックでブラック。でも色彩や小道具は非常に独特、なにより登場人物がみんなキャラクター化していて実写なのにアニメを見てるみたいなキモ可愛さがあるというか。こういう雰囲気ってどう説明したらいいんだろう、とりあえず“ティム・バートンらしい”と表現する以外に言葉が見つからないわけで(笑)。やっぱジョニデとヘレナ・ボナム=カーターって監督と相性ぴったりだよなあ。変な髪型で顔は白塗りして窪んだ眼窩で二人そのままCGみたいだったもん。ちょっと「コープスブライド」を思い出しました。

ストーリーは復讐劇で、最初から最後まで悲しい話でした。序盤「自分はもうベンジャミン・バーカーではない、スウィーニー・トッドだ」と宣言するシーンがあるけど皮肉にもそのセリフの通りの展開、判事への恨みと復讐心が一人歩きしてしまって肝心の娘と妻の顔すらわからなくなっている、そういう悲しさ。船乗り&娘とかトビー君とか、ラストは少しでも今後の希望を示唆する終わり方かと思いきやそこらへんも曖昧なままだし。徹底してますね。元はミュージカルだそうですが舞台でもこういう流れなのかな。

殺人シーンは結構残虐。しかも無差別殺人です。スウィーニー・トッドは床屋さんなのでカミソリで喉もとをスパッ!とやるわけですが、刃をあててる様子をばっちり映すし流れる血の量もはんぱじゃない。「キル・ビル」といい勝負です(笑)。あとラベット夫人の人肉パイも相当気持ち悪かったなー。最後の方では指がはみ出てたりして…!うおお…
でもただグロいだけではなく絶妙な割合でコミカルっていうか、これはほんとティム・バートンの世界と言うしかないんだけども。序盤で「うちのパイはまずいのよ〜」って歌うラベット夫人のパイがほんとにものすごく不味そうで(笑)しかも超やる気のない歌い方だし目は死んでるしなんか見ていて笑ってしまうのよね。夫人の妄想部分も非現実的でどこかコミカル。トッドの方はまったく乗り気じゃないところがまたなんとも…(笑)。そういえば海岸でボーダー柄のつなぎ水着(?)を着ているジョニデはすごく可愛かった。

全編薄暗いグレーの映像の中で、夫人の妄想とトッドの過去だけパッと画面が明るくなるんだけど、夫人の妄想はまがい物めいた明るさなのに対して、トッドの過去はベンジャミン・バーカーだった頃の幸せがにじみ出るような柔らかい明るさ。とても印象的でした。

ジョニデの歌が聴けたのは珍しかったかも。主演の二人だけでなくみんなそれなりにちょっとずつ歌っていて、判事を演じたアラン・リックマンも良かったです。ていうか考えてみると判事が一番最悪でこの人こそ諸悪の根元なのに、トッドとラベット夫人の無差別殺人があまりに強烈でいまいち影が薄かったのが不思議…(笑)



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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
【SWEENEY TODD: THE DEMON BARBER OF FLEET STREET】

2007年 アメリカ / 日本公開 2008年
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、
アラン・リックマン、ティモシー・スポール
(劇場鑑賞)




2008年01月16日(水) 「ジェシー・ジェームズの暗殺」

ケイシー・アクレック大抜擢ですね!地味に嬉しい。私は以前から兄よりキミに期待していたのだよ。
アメリカで伝説のアウトローとして語り継がれるジェシー・ジェームズと彼を殺したロバート・フォードの物語。ジェシー・ジェームズといえば私が観たことあるのはコリン・ファレルの「アメリカン・アウトロー」なんだけど、ああいうふうにジェシーの活躍を描いた痛快な映画とはまったくタイプが違う。アクションとかは全然なくて、ひたすら重苦しい人間ドラマです。ジェシーではなくフォードの物語といってもいい。

フォードは子供の頃からジェシーの大ファンで、本を読んだり新聞記事を収集したりほとんど信奉者状態。しかし彼が出会った時のジェシーは既に逃亡生活に疲れ、精神的にも追いつめられていた。このへんのフォードの複雑な感情、ジェシーに対する憧れや畏怖や当惑や葛藤がごちゃまぜになって繰り返し押し寄せる感じ(?)がとてもよく伝わってきて、殺害に至る過程に説得力がありました。「お前は俺に憧れてるのか?それとも俺になりたいのか?」とジェシーに問われるシーンがあったけど、これは鋭い指摘だと思います。答えはきっとフォード自身にもわかっていない。たぶん両方なんじゃないかな?こっそりジェシーのクローゼットを開けたりジェシーのベッドに寝てみたりする描写がすごく印象的だった。
ジェシーを演じたブラピもハマリ役。神経すり減らしておかしくなってる雰囲気を上手く醸し出してました。かつて人々を魅了したカリスマ性が今はねじれて周囲を威圧している、そういうオーラ。見るからにこの人はヤバイぞ、っていう。無表情のブラピは美しいけれど怖いです。(そしてやっぱりとってもカッコイイのだ…!)

わかりやすい演出や派手な見せ場はないものの、二人の演技の絡み合いによって序盤から漂っていた冷たい緊張感がじわじわと高まってゆく。だから繰り返しになるけど、殺害シーンに説得力があってそこはすごく納得できた。これ、前半でフォードがジェシーのいとこを撃つエピソードも上手く効いてると思います。もともと反射的にああいうことをしちゃう人なんだよね。ジェシーを撃った時も、綿密な計画があったわけでもない、怒りとか憎しみとか激しい衝動があったわけでもない。形式的には懸賞金目当てという動機もあるけれど、どちらかというとただ撃った、反射的に撃ってしまった、という印象を強く受けました。
それにしてもこういうのを「暗殺」と言うのだろうか?あの状況でわざわざ銃を手放してその上背中を見せるなんて、どう考えても挑発だよね…。まわりくどい自殺だったと言っても差し支えない気がします。

主演の二人以外ではフォードの兄を演じたサム・ロックウェルが良かったです。この人久々に見たなあ。ヘラヘラしながら常に瞳の奥で怯えてる感じが上手かった。
あと内容とは関係ないんだけど、サム・シェパードがブラピの兄というキャストは年齢的に少々無理がありませんか(笑)…父親かと思ったよ! あるいは歳が離れた兄弟なのかと思って改めてパンフ読んだらジェシーとは4歳しか違わないそうで、そんな、ますますありえないだろ!とツッコミ入れたくなりました。

それから私が観たとき映画館があまりにガラガラでびっくりでした(笑)。800席ある大劇場で15人くらいしか人いないんですよ!公開第一週のレディースデイだったのに!ブラピの新作なのに!みんな興味ないのー???



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ジェシー・ジェームズの暗殺
【THE ASSASSINATION OF JESSE JAMES BY THE COWARD ROBERT FORD】

2007年 アメリカ / 日本公開:2008年
監督:アンドリュー・ドミニク
出演:ブラッド・ピット、ケイシー・アフレック、サム・ロックウェル、
ポール・シュナイダー、メアリー=ルイーズ・パーカー
(劇場鑑賞)


2008年01月09日(水) 「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」

「リンカーン暗殺者の日記」などと副題がついてるくせに全然日記の話じゃないじゃんコレ!うそつき!(笑) リンカーン暗殺の真実にせまるアドベンチャーかと思っていたらそうではなくて、やってることは結局やっぱり宝探しなのでした。今回のゲイツは売られたケンカを買った形で先祖の名誉を挽回すべく頑張ります。パリに飛んだりバッキンガム宮殿に不法侵入したり大統領を誘拐したり…前作から思ってたけど結構強引ですよねこの一家。目的のためなら手段を問わない典型だな。

全体的に少年向けの冒険小説を読んでるみたいな印象というか、やっぱディズニーってことで対象年齢低めなのかしら。話のスケールは大きいんだけどとにかくご都合展開の連続でツッコミどころも満載。あまりにお人好しすぎる大統領とか(あんな無防備じゃマズイだろ!)。あとエド・ハリス扮する悪役もゲイツに最後まで謎を解かせるつもりかと思いきや突然カーチェイスを仕掛けてきたり殊勝に協力したかと思えば今度は脅迫を始めたりして、頭が良いのか悪いのかいい人なのか悪い人なのかよくわかりません(笑)。そして黄金の都市を目指すラストダンジョンはまるでグーニーズのようだった…!(探検してるのは皆いい大人ですが) 仕掛けられたギミック、特にぐらぐら動いてみんなでバランス取る床などは「風雲!たけし城」のアトラクションみたいでちょっと面白かったです。そういえばこの黄金都市は入り口から辿り着くのに相当大変な道のりでしたが出口はびっくりするくらいあっけなかったですよね。逆から入った方が早かったんじゃないでしょうか?(笑)

などとツッコミ入れつつも時折挿入されるアクションは見応えあるし暗号解読なども割とサクサク進むので退屈はしなかった。コメディっぽい部分のやりとりも面白いし。娯楽!と割り切ってしまえば楽しめるのではないかな?私は楽しかったです。何よりキャストが超豪華、ジョン・ヴォイトをはじめエド・ハリスやらヘレン・ミレンやら特にシルバー世代にアカデミー級の顔ぶれが揃っているのでストーリーがちょっとくらいアレでも落ち着いて見てられる安定感がありました。あ、もちろん主演のニコラス・ケイジ&ダイアン・クルーガーも熱演でございます。大ベテラン陣に囲まれているとこの二人がピチピチの若者に見えます(笑)。

ていうか!
47ページには何が書いてあったの〜〜〜?!気になる!(笑)
(もしやこれが次回作への伏線なのか…?)




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ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記
【NATIONAL TREASURE: BOOK OF SECRETS】

2007年 アメリカ / 日本公開:2007年
監督:ジョン・タートルトーブ
出演:ニコラス・ケイジ、ジョン・ヴォイト、ハーヴェイ・カイテル、
エド・ハリス、ダイアン・クルーガー、ヘレン・ミレン
(劇場鑑賞)



2008年01月05日(土) 2007年一括感想/秋〜冬編(やっと終わり!)

ということで年末から続けて参りました2007年感想書いてなかった作品一括コメント、これにてやっと終了です。秋から冬にかけては割と真面目に感想書いてたので(当社比)今回そんなに数はないですが、しかし一年分振り返るのは長い道のりだった(自業自得)…これを教訓に今年はなるべく感想溜めず、観たら書く!すぐに書く!をモットーに頑張りたいと思います(笑)。2008年も楽しい映画にたくさん出会えますように!

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■パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
えーと前作までの話をすっかり忘れての鑑賞だったので特別な感慨はないのですが…。普通に面白かったと思います。とりあえずオーリー君かっこよかったし。それでオッケー私は満足。
あとキース・リチャーズの迫力がすごかったです。
チョウ・ユンファは何のために出てきたのかわからない。


■トランスフォーマー
有名シェフが手間ヒマかけてお子様ランチを作ったような映画だったよ。映像とか迫力満点でこりゃお金かかってるな〜って感じなのに、ストーリーが笑っちゃうくらい子供向け。ちょっと童心に返りすぎではないですかスピルバーグ(&マイケル・ベイ)!(笑)
でもこれははじめからそういうコンセプトで作られた映画だと思うので悪くないです。むしろ途中からは何かがふっきれて(笑)楽しかった。とりあえず超大作であることは間違いないし。こういう映画って男の人が好きなんじゃないかな?


■ベクシル 2077日本鎖国
近未来、ハイテク鎖国をしてしまった日本をアメリカからの視点で描く…という図式はなかなか面白いと思いました。が、蓋を開けてみれば企業独裁、荒廃した大地、ワームの暴走などいずれも特に目新しい要素ではなく、話としてはあまり魅力的ではなかったです。極端にノスタルジック&ステレオタイプなあの日本描写もあんまりだし(笑)。
ていうか、これはロボットとか戦闘スーツとかを楽しむ映画なのかも。映像のすごさとか。だとしたら見当違いな感想ですみません。
あ、音楽は超良かった!ポール・オークンフォールドかっこいー!


■魔笛
オペラ映画。ほとんど歌で話が進む。オペラってまったくわからないんですが特に抵抗なく観てられました。舞台は敷居が高いなと敬遠してる人でも大丈夫だと思います。音楽映画そのものが苦手だとちょっと退屈かもしれないけど。
ところでこれ監督がケネス・ブラナーと聞いて(※本人は出演してません)、ああなるほど!となんだか納得しちゃったよ。クラシックをわかりやすく紹介してくれる人、というイメージを昔から勝手に抱いております。(「から騒ぎ」とかその他シェイクスピアシリーズ色々)


■プロヴァンスの贈りもの
もうね、一体どうしちゃったんだリドリー・スコット!っていう(笑)
だって超ゆるゆる〜(´ ▽`).。なラブストーリーなんですよ!しかもヌルい!ロンドンの敏腕トレーダーがプロヴァンスで美女と恋に落ちてスローライフに目覚めるという、なんかもう気が抜けるくらいのありがち展開。これが「グラディエーター」や「ハンニバル」と同じ監督の作品なのか?どこかにこのゆるゆる〜(´ ▽`).。な雰囲気を一掃する大どんでん返しが仕掛けられてるんじゃないかと無駄に警戒してしまったじゃないか…(笑)。結局最後までゆるゆる〜(´ ▽`).。なままでしたが。
主人公がヒロインに恋した理由もよくわからなかったし、なんかいろんな意味で消化不良というか、中途半端な印象だったなあ。普通の恋愛モノとして観ても。
しかしリドリー・スコット+ラッセル・クロウのコンビでこんな映画ができるとは…(しつこい)。ほんとそれが一番驚き。今度の「アメリカン・ギャングスター」は大丈夫よね?(笑)


■ラッシュアワー3
私ブレット・ラトナー監督とは相性がいいです。どれ観てもだいたい楽しめる。このシリーズ実は1も2も観てないんだけど、でも十分面白かった。
ジャッキー・チェンがもっと暴れまくるのかと思っていたら意外と大人しかった(もう歳だものね…)。そのぶんクリス・タッカーがウザイけど(笑)。もーペラペラペラペラ喋りすぎ! あと真田広之がなかなかかっこよくて、「サンシャイン2057」より私は断然こっちの方が好きだなー。真田広之は悪役の方が好き。なんかセクシー。「陰陽師」とか。
あと工藤夕貴も出てます。上映時間も短いし、ストレスなくサクッと楽しめた一品。


■キングダム/見えざる敵
社会派ドラマ。テロの話です。サウジアラビアで起きた自爆テロで仲間を失ったアメリカFBI捜査官達が半ば強引に現地に乗り込んで事件を捜査する。フィクションなんだけどドキュメンタリー風な描かれ方で、爆弾や銃撃の迫力もすごかった。
物語のラストシーンで明かされるひとつのセリフが非常に衝撃的で、他のこの手の映画と一線を画すところ。つまりは憎しみの連鎖なのだ。だからテロはなくならない。
ただし、アメリカが現地に乗り込んでアメリカが現地の警察を説き伏せてアメリカが捜査の指揮をとってそれによって事件が解決(しかもアメリカ側には死人が出ない)という、「アメリカ=世界の警察」的な図式はやっぱり一種のハリウッドエンターテイメントと言わざるを得ないです。


■ディスタービア
「トランスフォーマー」以降(米では)人気急上昇中(らしい)シャイア・ラブーフ君主演。予備知識ゼロだった所為か途中まではなかなか雰囲気がつかめず、「これは青春もの?サイコもの?それともミステリ?はっきりしてえ〜!」とイライラ気味だったのですが(笑)、終わってみればサスペンスでした。つっこみどころは多いんだけど後半結構ハラハラしたし、まあまあ楽しかった。デヴィッド・モースがいかにも!な役で出演しております(笑)。キャリー=アン・モスも出てるよ。お母さん役。
それにしても主人公が足につけてた機械、あれすごいね(笑)。


■ボーン・アルティメイタム
おもしろかった!やっぱ同じCIAでも「グッド・シェパード」より断然こっちがお似合いだマット・デイモン。普通にかっこよく見える。
アクションも迫力あって見どころなんだけど、私は前半の新聞記者を誘導するシーンがお気に入り。緊張感たっぷりでスパイっぽい。007ばりに世界を股にかけるワールドワイドっぷりも見ていて飽きないし、ジェイソン・ボーンの隠された過去がいよいよ明らかに…というストーリーも興味深いし、全体的にバランス良くエンターテイメントしていたなーという印象。続編ができるとつまらなくなるシリーズが多いけど、これはきちんと水準を保ってると思います。…あ、でもグラグラ揺れすぎるカメラワークはちょっと見づらかったです。酔った(笑)。
ボーンとパメラの関係がいいね。基本的には対立してるんだけど今回ばかりは協力し合うというシチュエーション。こういうのたまらなく好きです。


■アイ・アム・レジェンド
こういう映画だったのか!
このタイトルでウィル・スミス主演、そして「地球最後の男」というコピーに騙されてすっかりヒーロー映画か何かだと思いこんでおりました。まさかゾンビ映画だったとは。でも前半部分はとても面白かった。どういう経緯でこうなったのか順を追って説明するのではなく、フラッシュバックで少しずつ過去を回想する手法が特にGOOD!誰一人いなくなったマンハッタンの風景も見事だったなあ。どうやったんだあれ?CG?すごいな。内容的に「水や電気はどこから供給されてるんだ?」とか「野生の動物たちには感染しないのか?」とか細かい疑問点は色々あれど、これらは“生活に必要なものはとりあえず大丈夫だとして、そのうえで一人きりでいることの精神的切迫感”を表現するための演出だと思うので、別に良いと思います。
しかし後半がいけません(笑)。犬が死んでからの展開にはテンションがた落ち。とってつけたような結末もなんだかな〜という感じだし。途中までおもしろかったのに勿体ない…!
とりあえず犬のサムに助演女優賞をあげたいです。素晴らしかった!
あと冒頭にTV画面で喋ってたドクター、あれエマ・トンプソンだよね?最近ハリポタでしかお目にかかってなかったので、まともな姿を久々に見ました(笑)。




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パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
【PIRATES OF THE CARIBBEAN: AT WORLD'S END】

2007年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:ゴア・ヴァービンスキー
出演:ジョニー・デップ 、オーランド・ブルーム 、キーラ・ナイトレイ
(劇場鑑賞)


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トランスフォーマー 【TRANSFORMERS】

2007年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:マイケル・ベイ
出演:シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス 、ジョン・タートゥーロ
(劇場鑑賞)


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ベクシル 2077日本鎖国 ※アニメ

2007年 日本
監督:曽利文彦
声の出演:黒木メイサ、谷原章介、松雪泰子
(劇場鑑賞)


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魔笛 【THE MAGIC FLUTE】

2006年 イギリス / 日本公開 2007年
監督:ケネス・ブラナー
出演:ジョセフ・カイザー、エイミー・カーソン、リューボフ・ペトロヴァ
(劇場鑑賞)


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プロヴァンスの贈りもの 【A GOOD YEAR】

2006年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:リドリー・スコット
出演:ラッセル・クロウ、アルバート・フィニー、マリオン・コティヤール
(劇場鑑賞)


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ラッシュアワー3 【RUSH HOUR 3】

2007年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:ブレット・ラトナー
出演:ジャッキー・チェン、クリス・タッカー、
真田広之、工藤夕貴、マックス・フォン・シドー
(劇場鑑賞)


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キングダム/見えざる敵
【THE KINGDOM】

2007年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:ピーター・バーグ
出演:ジェイミー・フォックス、クリス・クーパー、ジェニファー・ガーナー
(劇場鑑賞)


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ディスタービア 【DISTURBIA】

2007年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:D・J・カルーソー
出演:シャイア・ラブーフ、キャリー=アン・モス、デヴィッド・モース
(劇場鑑賞)


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ボーン・アルティメイタム
【THE BOURNE ULTIMATUM】

2007年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン、ジュリア・スタイルズ、スコット・グレン
(劇場鑑賞)


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アイ・アム・レジェンド 【I AM LEGEND】

2007年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:フランシス・ローレンス
出演:ウィル・スミス
(劇場鑑賞)






2008年01月02日(水) 2007年一括感想/春〜夏編(2)

あまりに長いので分けましたよ。ひとつ下の日記↓から続いております。
2007年中期に観た映画の一括コメントその2。

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■秘密結社鷹の爪 THE MOVIE〜総統は二度死ぬ〜
監督はもちろん脚本・キャデザ・編集・ボイス、全て一人でこなしてしまうミスターFROGMAN。まるでフラッシュアニメ界の新海誠です。
いや私TOHOシネマズで上映前に流れるマナームービーが大好きでねえ(笑)。あの鷹の爪団が映画になる!と聞いて喜んで観に行ったんですが、期待通りのバカバカしさ(※褒めてます)でたいへん素晴らしかった。告白タイムがあったりスクリーンの右側に予算ゲージがあったり。「イノセンス」風の豪勢なオープニングでしょっぱなからゲージがぐぐ〜んと急降下したのには笑ったよ。いきなりピンチじゃん!そしてお金が厳しくなったら今度は広告入れるという(笑)。ああなるほど…!
でもねーバカバカしい中にちょっぴりホロリとさせる部分もあるのよ!いやほんとにちょびっとですが!(笑) キャラではやっぱ大家さんが最強だなあ。デラックスファイターは正義の味方なのに相変わらずウザイし!(笑) あと各国の要人を多数出演させてしまってやりたい放題でいいのかあんなの!と思いました。
同時上映で古墳ギャルのコフィーちゃん。こちらも面白かったです。


■劇場版名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)
お祭り騒ぎだった前作と比べるとやや失速気味かな?まあ去年は10周年記念で特別だったし仕方がないと思います。ここ数年コナンの劇場版は純然たる推理モノではなくなってしまってますが(笑)、今回もミステリというよりアドベンチャー。宝探しのお話でした。
アン・ボニー&メアリ・リードという伝説の女海賊になぞらえて蘭と園子の友情が強調されており、どっちかというとコナンの活躍よりそっちがメイン。あと回想シーンで得意気に見え透いた嘘をつく工藤新一君が見ていてすごく恥ずかしかったです!ばか!(そこしか出番がないのに!)
次回作(今年の4月公開)は結構面白そうだと踏んでるんですが。予告とか公式HPを見る限り硬派ミステリが期待できそう。なんか原点回帰の匂いがするんだな。根拠はないけど。とりあえず新一の出番をもう少し増やしてくださいお願いします。


■スパイダーマン3
普通に楽しかった。ヒーローがダークサイドに堕ちかけるというストーリーも面白いし摩天楼をびゅんびゅん飛び移る迫力映像も健在だし、全体的にバランス良くエンターテイメントしているので「ああ映画を観た〜!」って気分になれる。
そして今回私の中で株急上昇だったのがジェームズ・フランコ君。なんかすごいいい奴だったよ!感動した!
結局あの黒いスライムみたいなのが何なのか説明はなかったけど、あれは単に象徴なんですよね、きっと。ほんのちょっとしたきっかけで人間誰でも道を間違えてしまう可能性がある、と。スパイダーマンはヒーローなのに迷ったり悩んだり等身大で、そこが魅力だと思います。


■300(スリー・ハンドレッド)
筋肉映画。殿方の肉体美をとっくりとご堪能いただけます。
だってみんなほとんど裸なんだよ。「トロイ」のブラピより露出度高いよ。あんな格好で戦えるものなのか…(笑)。主演は元オペラ座の怪人ジェラルド・バトラー、トレーニングしたのかものすごい変貌ぶりでした。
そしてさらに凄かったのがペルシア王を演じたロドリゴ・サントロです。“肉体美”っていうのとはベクトルが違うんだけど、とにかくあの奇天烈ぶりは凄い。一見の価値あり。
フランク・ミラー作品なのでそれなりにグロめです。現実感はあまりないけど、血とかぴゅーぴゅー飛んじゃうよ。「シン・シティ」あたりがダメだった人はお気を付けあそばせ。


■ザ・シューター 極大射程
けっこう面白かった。
マーク・ウォールバーグなのにかっこよかった。(失礼な)
でも犬が可哀想でした。


■プレステージ
ベール王子の方のトリックは見ててなんとなくわかったんだけど、ヒュー・ジャックマンの方は…うむむそうくるかー!って感じでした。でも最後まで見終えると、はじめからきちんと伏線が張られてたことに気づく。ああクリストファー・ノーランだなあと思った。
スカーレット・ヨハンソンが珍しく出張ってないというか(笑)、あまり重要な役ではなかったよね。あくまで男二人の対決映画になっててそのあたりも潔い。
あといきなりデビッド・ボウイが出ていた。びっくりした。
ところでこの映画、当初のキャスティングはガイ・ピアースとジュード・ロウって言われてませんでした?そっちも見てみたかったな。


■秒速5センチメートル
監督の舞台挨拶付きで見ました。制作過程のいろんな話が聞けて楽しかったです。新海監督の声好きだな〜。やさしい感じ。
山崎まさよしの『One more time, One more night』がフィーチャーされていて、この曲あってのこの映画。全体で三部に分かれてる作品なんだけど、最後の章で曲が挿入される部分、ここでこう、ぶわっと一気に。来る(笑)。そこからラストまでがすごく好きです。青臭いと言われようと非現実的と言われようと、ああわかるよその切なさ、って思う。基本的に新海誠は好きですが今まで見た中で私はこれが一番好きかも。
あと主人公が作中で使ってた携帯がウィルコムの京ぽん2だったのが地味に嬉しかったです(笑)。もしかして監督ウィルコムユーザーですか。




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秘密結社鷹の爪 THE MOVIE 〜総統は二度死ぬ〜 ※アニメ

2007年 日本
監督:FROGMAN
声の出演:FROGMAN
(劇場鑑賞)


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劇場版名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー) ※アニメ

2007年 日本
監督:山本泰一郎
声の出演:高山みなみ、山崎和佳奈、
神谷明、山口勝平
(劇場鑑賞)


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スパイダーマン3
【SPIDER-MAN 3】

2007年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:サム・ライミ
出演:トビー・マグワイア、キルステン・ダンスト、ジェームズ・フランコ、
トーマス・ヘイデン・チャーチ、トファー・グレイス
(劇場鑑賞)


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300<スリー・ハンドレッド> 【300】

2007年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:ザック・スナイダー
出演:ジェラルド・バトラー、レナ・ヘディ、
デヴィッド・ウェンハム、 ロドリゴ・サントロ
(劇場鑑賞)


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ザ・シューター/極大射程
【SHOOTER】

2007年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:アントワーン・フークア
出演:マーク・ウォールバーグ、マイケル・ペーニャ、ダニー・グローヴァー
(劇場鑑賞)


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プレステージ 【THE PRESTIGE】

2006年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:クリストファー・ノーラン
出演:ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベイル、
マイケル・ケイン、スカーレット・ヨハンソン
(劇場鑑賞)


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秒速5センチメートル ※アニメ

2007年 日本
監督:新海誠
出演:水橋研二、近藤好美、尾上綾華、花村怜美
(劇場鑑賞)




2008年01月01日(火) 2007年一括感想/春〜夏編(1)

ども!あけましておめでとうございますー。
ここ見て下さってる皆様お声をかけて下さった皆様遊んで下さった皆様旧年中は色々お世話になりました!2008年もマイペースに映画を愛でつつ美青年発掘に頑張りたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。今年はもっとサボらずに感想書けるといいな…
ということで2007年一括感想の続き。だいたい春〜夏くらいに観た作品です。ダダッといくよ。

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■ゴーストライダー
うん私好きよこういう映画!(笑) 愛すべきB級だな。
理屈抜きで突っ走るストーリーがいっそ清々しいです。ホラーテイストなのにどこか微笑ましいし。敵弱すぎだし!つーか変身するたびどこもかしこも炎だらけで大丈夫なのかと…ってそういうツッコミは野暮ですね。細かいことは考えちゃいけねえ。理屈は抜きでバイクとドクロに尽きる映画。それでいいじゃないか。ニコラス・ケイジも満足そうだし!
それはそうとピーター・フォンダが出演していたのはあれですか、やはりライダーとしての先輩だからですか?ボーントゥビィーワーアーーアイ!


■D・O・A
ナイスバディなガールズたちが薄着でファイティングしちゃう映画だぜ〜(ルー語風)。原作ゲームはプレイしたことないんですが、ゲームを知らなくても大丈夫でした。格闘モノっつーことでお色気満載なんだけど露出度高い割に生々しくないというか、一種作り物めいた色気なのでそこがいい意味でゲームっぽい。楽しかったよ。
デヴォン青木ってなんか好きだな。かわいい。ケイン・コスギとかも出てます。
しかしアメリカ人は忍者が好きですね(笑)。


■パリ・ジュテーム
パリ18区を舞台に18人の監督が撮影した短編オムニバス。面白かったです。ガス・ヴァン・サント編にゲイの青年役で主演していたのがわたくしのお気に入りギャスパー・ウリエル君で、それまでの彼ってどちらかというと儚くお綺麗なイメージだったんだけどここではもっと生身の男臭さみたいのが感じられてとても印象的でした。すごくガス・ヴァン・サントらしい作品だと思った。ほんと短い掌編なのに。
らしいと言えばトム・ティクヴァ監督の一編も彼らしかったです。それからコーエン兄弟。あ、あとヴィンチェンゾ・ナタリも撮ってた!最近新作お目にかかってないので珍しいですよね。「サイドウェイ」のアレクサンダー・ペインの作品もあって、やっぱりその手の路線なのでああこれは私みたいな者には痛い話だなー…と思いながら観ておりました(笑)。
ある作品の監督が別の一編にはキャストとして出演したりしていて、そのあたりも面白いです。監督だけじゃなく俳優さんも豪華な顔ぶれだし。もう一回じっくり観たい感じ。


■ナイト・ミュージアム
ベン・スティラーなのでもっとはちゃめちゃに笑わせてくれるかと思っていたら、意外にまっとうな映画だった。ファミリー向けかな。CGで恐竜が動いたりするし、特に男の子がいらっしゃるご家庭におすすめかと思います。
オーエン・ウィルソンはノークレジットで出演。あれだけばっちり存在感あったのにね。


■デジャヴ
え!こういう映画だったのか!っていう。普通のサスペンスだと思っていたらSFだったので、その点が一番驚きでした。これは理論的にどうなんだろう?成り立つのかな?よくわかりませんが、でも私はこういうの嫌いじゃないです。予備知識がなかった分楽しめたし。
ブラッカイマー映画です。監督はトニー・スコット。


■ハッピーフィート
わたくし的に2007年期待を裏切られた作品ナンバー1です。予告ではものすごく楽しそうな映画だと思ったのに!いや楽しくなくはなかったんだけど、期待していたものと大分違ったというか…
余計なメッセージ性を持たせず、かわゆいペンギンがダンスで自分を表現していく楽しいエンターテイメントじゃダメだったんだろうか?なんか話が進むほどにテンションがどんどん下がっていってしまったよ…(笑)。それに主人公のペンギン(の見た目)が可愛くない!これは致命的だよ!子ペンギン時代はいいんだけど、成長してからが中途半端すぎる!
あ、挿入される歌の数々はよかったです。パパ役のヒュー・ジャックマンは声がすごくセクシーでした。


■今宵、フィッツジェラルド劇場で
ロバート・アルトマンの遺作。得意とする群像劇で自らの監督人生に幕を引くこととなりました。これが遺作であることを思うと、今宵終わりを迎えるラジオショーの一夜を描くという内容がどこかもの悲しく感じられます。
特に派手な事件が起こるわけでもなく、物語は淡々と進んでいくのですが。人々の間をすいすい流れるカメラワークが心地よい。メリル・ストリープがこんなに歌ってる姿初めて見たなあ。


■ステップ・アップ
青春ダンス映画。不良高校生が芸術学校で奉仕活動をしてたら才能を見いだされ、そんで彼自身も本格的にダンスに目覚めて可愛いヒロインと恋に落ちつつコンテストに向けて頑張っちゃう映画。とてもわかりやすいネ!
登場人物はイマドキの若者だけど思いのほか健全な印象。スタンダードな青春ものって感じ。なかなか楽しかった。


■オール・ザ・キングスメン
「ホリデイ」とほぼ同時期に公開されていたんですが、こっちのジュードはシリアスに苦悩してました。理想に燃え実直で熱血だった男が権力を手にして悪の道に堕ちてゆく姿を描いた政治ドラマ。あ、悪の道に堕ちるのはジュードではなくて、主役のショーン・ペンです。ジュードはそれを見守る新聞記者の役。いやもうずっしり重たい話だったよ…それでもジュードは美しかったけど!
ちなみにケイト・ウィンスレットも出てます。「ホリデイ」ではジュードと兄妹でしたがこっちでは元恋人(初恋の人かな?)という役どころ。二人ともまったく印象が違って(あたりまえだけど)さすがだな〜と思いました。


■サンシャイン2057
ダニー・ボイル監督・キリアン・マーフィ君主演ということで、「28日後...」とまったく同じ匂いがしました(笑)。内容は違うんだけど、こう、雰囲気が。似てない? そしてなぜか真田広之も出ているよ。
ジャンル的にはSFっていうより、ホラーになるのかなあ…こういう映画は嫌いじゃないです。地球側はどういう状態なのか、どれだけ切迫した状況なのか、少しでも説明があるとよかったかも。




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ゴーストライダー 【GHOST RIDER 】

2007年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン
出演:ニコラス・ケイジ、エヴァ・メンデス
(劇場鑑賞)


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DOA/デッド・オア・アライブ
【DOA: DEAD OR ALIVE】

2006年 アメリカ・ドイツ・イギリス / 日本公開 2007年
監督:コリー・ユン
出演:ジェイミー・プレスリー、ホリー・ヴァランス、サラ・カーター、
ナターシャ・マルテ、デヴォン青木
(劇場鑑賞)


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パリ・ジュテーム 【PARIS, JE T'AIME】

2006年 フランス・ドイツ・リヒテンシュタイン・スイス / 日本公開 2007年
監督:ブリュノ・ポダリデスとかコーエン兄弟とか諏訪敦彦とか
出演:スティーヴ・ブシェミとかファニー・アルダンとかナタリー・ポートマンとかジュリエット・ビノシュとかイライジャ・ウッドとか
(劇場鑑賞)


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ナイト・ミュージアム
【NIGHT AT THE MUSEUM】

2006年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:ショーン・レヴィ
出演:ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ、カーラ・グギーノ
(劇場鑑賞)


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デジャヴ 【DEJA VU】

2006年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン、ポーラ・パットン、
ヴァル・キルマー、ジム・カヴィーゼル
(劇場鑑賞)


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ハッピーフィート ※アニメ
【HAPPY FEET】

2006年 オーストラリア・アメリカ / 日本公開 2007年
監督:ジョージ・ミラー
声の出演:イライジャ・ウッド、ブリタニー・マーフィ、
ヒュー・ジャックマン、ニコール・キッドマン
(劇場鑑賞)


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今宵、フィッツジェラルド劇場で
【A PRAIRIE HOME COMPANION】

2006年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:ロバート・アルトマン
出演:メリル・ストリープ、リリー・トムリン 、ギャリソン・キーラー、
ケヴィン・クライン、リンジー・ローハン
(劇場鑑賞)


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ステップ・アップ 【STEP UP】

2006年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:アン・フレッチャー
出演:チャニング・テイタム、ジェナ・ディーワン
(劇場鑑賞)


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オール・ザ・キングスメン
【ALL THE KING'S MEN】

2006年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:スティーヴン・ザイリアン
出演:ショーン・ペン、ジュード・ロウ、
アンソニー・ホプキンス、ケイト・ウィンスレット
(劇場鑑賞)


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サンシャイン2057 【SUNSHINE】

2006年 アメリカ / 日本公開 2007年
監督:ダニー・ボイル
出演:キリアン・マーフィ、真田広之、
ミシェル・ヨー、クリス・エヴァンス
(劇場鑑賞)


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