■映画の感想です。映画館で観たもの中心。普通にネタバレしてるのでお気をつけください。
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2002年05月31日(金) アメリカン・パイ

ポスト・キアヌ・リーブスという肩書き(<違うよ)を引っ提げて颯爽と現れ、そしてキアヌマニア(危)なわたくしの心を掻き乱してやまない罪深き若者、クリス・クライン。いやー先日の「ローラーボール」以来、気になって気になって仕方ないんですよー。で、とりあえず「アメリカン・パイ」。

数週間後に迫った高校卒業までに女の子との初体験を済ませようと奮闘するオトコノコ達の青春コメディ。かなり笑っちゃいました。特に主演のジェイソン・ビッグス君最高! 妙な踊りとか情けないところとか(あと“アメリカン・パイ”のシーンとか)、彼には随分笑わせてもらったなあ。彼のお父さんがまたいい味出してる。二人で会話してる場面はどれもほんとに面白かった。
早く経験したい!と、とにかく始めから終わりまで内容はソレばっかりなんだけど、でもこういうテーマにしては意外と爽やかな印象、…だった気がするんですが、どうでしょう。ラストも下品にならずに上手くまとまってると思いません?

クリス・クライン君は、やっぱ彼は彼でカッコイイじゃん。つくづく私はこういうタイプが好きなんだと再認識。なかなかイイとこ取りの役でしたね。最後なんてロマンチックですらありますよ! 相手役の女の子がまたすっごく可愛いし。二人お似合いです。なんかいいなあ。高校生の頃に戻りたいなあ(絶っ・対・無理)。
この映画ではそれほどキアヌに見えなかったです。でも相変わらず声が。声が若い時のキアヌに似てる(時がある)のでたまにどきどき。そしてクリス君は歌が上手いのね…。が、頑張れキアヌ…。



しかし、パイは食べるものだからね少年!




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アメリカン・パイ 【AMERICAN PIE】

1999年アメリカ / 日本公開:2000年
監督:ポール・ウェイツ
出演:ジェイソン・ビッグス、クリス・クライン
トーマス・イアン・ニコラス、エディ・ケイ・トーマス
(ビデオ鑑賞)


2002年05月23日(木) アトランティスのこころ

スティーブン・キング原作ということもあるかも知れませんが、なんとなく「スタンド・バイ・ミー」を思い出してしまいました。よく考えたら(よく考えなくても)全然違う話なんですけど。

思い出の品ととともに幼なじみの訃報が届き、葬儀のために故郷に戻った50歳の主人公が回顧する少年時代のお話。11歳の頃、下宿人として現れた謎の老人(アンソニー・ホプキンス)、不思議な力を持つ彼と共に過ごした一時期が描かれます。
仲の良い友達、年長のいじめっ子、自己中心的で不器用な母親…、など、何気ない日常の中で話が進み、特に大きな見せ場があるわけでもないので、全体的に地味な感じ。でも(子役も含めて)キャストの方々の演技が素晴らしくて、地味ながらもしっかりした映画だという印象を受けました。

アンソニー・ホプキンスの正体やコトの真相が明確に説明されていない点が(いちおう辻褄が合うように示唆されてはいます)観終わった直後は少々疑問だったのですが、記憶の中の少年時代というお話である以上、これはこれでいいのかも(と、今は思います)。大人になってから振り返る子供時代って、イメージが先行してしまう部分があるじゃないですか。そこがノスタルジックで、得難い。
あと、写真を手渡すというモチーフ二度繰り返されているところが好きです。思い出はああして世代から世代へと引き継がれていくのだなあ、と。…なにやら本日はガラにもなく感傷的なわたくしでございますが。風邪で弱ってる所為です、多分。いやあ昨日から熱が下がらないんですよ〜。関節が痛いし鼻はつまるし。参りました。


しかし主役の少年は上手かった。子役にありがちなわざとらしさが全然ないです。それと、ガールフレンド役の女の子も魅力的でした。この二人は公開中の「スパイダー」でも共演してるらしくて、なんだかこっちも観たくなってしまった。
そうそう、もう一人の子役、主人公の友達の男の子がまた将来有望なカッコ良さでしたわよ。リバー・フェニックスにエドワード・ファーロングをミックスさせたような顔立ちで。髪型服装含めて、在りし日の若き日のリバー・フェニックスを彷彿とさせます。…はっ。だから「スタンド・バイ・ミー」を思い出したのか。…私って単純…。




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アトランティスのこころ 【HEARTS IN ATLANTIS】

2001年アメリカ / 日本公開:2002年
監督:スコット・ヒックス
出演:アンソニー・ホプキンス、アントン・イェルチン
ホープ・デイビス、ミカ・ブーレム、デイビッド・モース
(劇場鑑賞)


2002年05月17日(金) ローラーボール/クリス・クラインvsキアヌ・リーブス比較報告

どうでもいい話なんですが、人気のあるロードショー作品の感想をアップするとやはりカウンタがいつもより回るんだなあ、と、前回の「スパイダーマン」を書いた後に思いました。「ロード・オブ・ザ・リング」の時もそうだったような。
私はキーワード検索にひっかからないようにしてるので本館サイト及び『エンピツ』内からしかお客様は来ないのですが、人気作の感想の時は「映画ジャンル新作50」からお越し下さる方がいつもより若干増えます。いや、いつもよりっつっても「いつも」が恐ろしく少ないんですけど。そしてそんな寂れたこのページをMy登録して下さってる方々、本当にありがとうございます!嬉しいです!ひとり遊び独擅場日記ですみませんです。今日もやりたい放題です。

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さて「ローラーボール」。
これ、リメイクなんですってね。知らなかった。'75年の同名映画が元になってるそうです。

舞台は近未来、「ローラーボール」という、ローラースケートとオートバイでチームを組んで鉄球を使ってプレイする命がけのスポーツ(?)の話、…なんだけど、う〜ん、なんだかなあ〜。全体的に中途半端な印象でした。ジャン・レノ扮する悪徳チーム・オーナーの陰謀も陳腐でわざとらしいし、死闘繰り広げられてる試合の様子も迫力いまひとつ。それと、下手に恋愛要素を入れなくてもよかったんじゃないかと。あ、そうそう、途中で世界各国に試合の様子が実況中継されてるシーンがあるんですが、そこで一瞬だけ出てきた日本の実況アナウンサーがまともな日本語を喋っていて、それが意外で珍しかったです。外国の映画に出てくる日本人って大抵すごく不自然な日本語話すじゃないですか。外見だけ日本人で。
あとはあんまり印象に残ってないなあ。ていうかあんまり気合い入れてストーリー追ってなかったので。えっじゃあ何を追ってたの?何を観に行ったの?って、それはアナタ、


主演のクリス・クラインを!


何を隠そう、わたくしをこの作品へと駆り立てたのはチラシにあった「主演は“ポスト・キアヌ・リーブス”新鋭クリス・クライン」の文字。 ポスト・キアヌ・リーブス! 嗚呼! なんと魅惑的かつ挑発的な誘い文句でございましょう! わたくし長きにわたりキアヌに懸想する身でございますゆえ、かような若人が存在するとあってはその確認にやぶさかではありません。

というわけで。






クリス・クラインとキアヌ・リーブス比較レポート ←別窓開きます
(「ローラーボール」の話はありませんし、完全自己満足ネタなので無理にお付き合い下さる必要はないですよ〜、ほんと)



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ローラーボール 【ROLLERBALL】

2002年アメリカ / 日本公開:2002年
監督:ジョン・マクティアナン
出演:クリス・クライン、ジャン・レノ
LLクールJ、レベッカ・ローミン=ステイモス
(劇場鑑賞)


2002年05月15日(水) スパイダーマン / (&100の質問改訂)

楽しかったです。こういう、あまり深く考えず一気に観られてあー面白かった!って終われる映画が、私はかなり好きなのです。それと、映画館で観て正解だと思いました。ビルの谷間を飛び移るシーンなんかが大画面だと非常に爽快。いやあトビー君めっちゃ飛んでましたよ。ビューンて。糸出しまくり。ビューンて。

スパイダーマン、昔、日本でもテレビでやってましたよね? アニメではなく実写版。お若い方々はご存じないと思いますが、私見てた記憶があります。でも主人公がスパイダーマンになるいきさつや彼の性格や人間関係などはこの映画で初めて知りました。その辺の導入部分からきちんと始めてくれたのが個人的には嬉しかった。

トビー・マグワイア良かったです。普段は冴えない高校生役がぴったり。目がくりっと大きくて笑うとカワイイしこういう人好きだなあ。一途で、ある種ストイックなところ(それは別にトビー君の性格ではなくて役柄上の設定なんだけど)が、当節世知辛い世の中で荒んだわたくしのハートをぐぐっと鷲掴みで御座います。ああ見えて実は20代も後半にさしかかってるってところがまた素敵よトビー! マイケル.J.フォックスだって30近くで高校生演じてたんだから大丈夫大丈夫。

対照的に、キルスティン・ダンストは実年齢より随分上に見えましたが。私は「若草物語」以来彼女を見てなくて、…あ、いや、一度「ER」に出てたのをチラッと見たけど、とにかく、成長過程を知らなかったのでちょっとびっくりでした。体型も若いし肌も綺麗なのに、やはり顔立ちの所為でしょうか。視線がすごく冷静なんですよね。「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」で少女のままヴァンパイアにされて外見は子供なのに中身は大人になってゆく、という役をそれは見事に演じたのだけど、その時から既に落ち着いた眼差しを持っていた。今の彼女を見て振り返ればあれはまさに適役だったなあ。でもこういう若い時から年齢より上に見られる人は30になっても40になっても雰囲気が変わらなさそうで、長期的には案外お得なんじゃないかと思います。

何か年齢の話に終始してしまって申し訳ない。いや、ほんと気軽に楽しめる良い映画でしたよ。続編もあるらしいので期待してます。



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「映画好きに100の質問」、質問ご提供サイト様にて質問内容が一部改訂されたようなので回答しなおしました。改訂部分以外も今の気分に合わせてちょこっと変更してます。


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スパイダーマン 【SPIDER-MAN】

2002年アメリカ / 日本公開:2002年
監督:サム・ライミ
出演:トビー・マグワイア、ウィレム・デフォー
キルスティン・ダンスト
(劇場鑑賞)


2002年05月02日(木) コラテラル・ダメージ

国際テロで妻子の命を奪われた主人公が、単身でテロリストに立ち向かうお話。“コラテラル・ダメージ(=目的の為の犠牲)”の原則のため国家は犯人を追おうとせず、ごく普通の消防士であるシュワちゃんがたった一人で敵陣に乗り込みテロリストを追いつめる。いや、今更あらすじを説明する必要もないと思いますが、一応。

冒頭のテロのシーンがね、(そこに至るまでも含め)日常の幸せが理不尽に壊されるさまが非常に克明に描かれていて、ああこれはやっぱり公開延期だろうなあと思いました。その後の展開は完全に映画的だけれども、この爆破シーンは、あの実際の事件の直後では洒落にならない。
アクションはさすが、見応えありました。でもシュワちゃんの映画にしては、結構苦戦している感じが珍しかったです。単なる一消防士という設定なので当たり前ですが。
うーんと、あとは何だろう。実は見たのが一週間前(しかも「アザーズ」と同じ日)なのであんまり憶えてないのですよ〜。サボらず観てすぐに書けばよかった。



あっそうだ! 本編が始まる前に、「ウインドトーカーズ」 の予告編がやってたのですごく嬉しかったです! ニコラス・ケイジ大好きです。「コレリ大尉」は行きそびれてしまったのでスクリーンで見るの久しぶり。そしてクリスチャン・スレーターも好きなんですよー。彼も久しぶりだなあ。最近あまりぱっとしない感じだったけど元気でやってるかい? とりあえずニコラスと一緒にいれば間違いないから頑張れ! 二人が共演、そして監督がジョン・ウーってとこも興味あります。あー楽しみ! …全然「コラテラル・ダメージ」の感想じゃなくなってるよオイ。すっすみません。




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コラテラル・ダメージ 【COLLATERAL DAMAGE】

2001年アメリカ / 日本公開:2002年
監督:アンドリュー・デイビス
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、イライアス・コーティアス
フランチェスカ・ネリー、クリフ・カーティス
(劇場鑑賞)


2002年05月01日(水) アザーズ

人、人、人。
もしもここを読んで下さってる方の中に、5/1(水)に東京・有楽町の丸の内プラゼールでこの映画を観た方がいらしたらおわかりかと思いますけれども、映画館、ものすごい混雑でございました。ゴールデンウィークまっただ中&映画の日だったから当然と言えば当然? ていうか、おすぎ宣伝しすぎだっつーの。面白い! 怖い! ああ結末を言いたい! でも言えない! おすぎです!


とても古典的なホラー、…と言って差し支えないだろうか。あ、「ゴシックホラー」っていうんですか。とにかくCG駆使して驚かせるような作りではないです。ホラー映画苦手な人でも多分大丈夫。逆に刺激的な恐怖を期待してる人にはちょっと物足りないかも。

あと、おすぎの宣伝だといかにも驚愕の結末!みたいに聞こえますが、あまりそっちの、謎解きばかりに意識を集中する必要はないと思います。結末を気にするよりもこの映画の雰囲気にどっぷり浸り、一緒に館の中にいるような気分で観た方が絶対楽しめる。古い館、怪しげな使用人、光の差さない部屋、不審な物音。舞台設定とそれによって醸し出される空気が、抜群。

ニコール・キッドマン熱演です。そして美しい。ただ美しいだけじゃなく、この役をモノにしてる、っていう印象を非常に強く受けました。この前の「ムーラン・ルージュ」の時もそう感じたなあ。今まで綺麗だけれどどこか無機質な女優さんというイメージを勝手に抱いてたので、今後改めます。これからの活躍が楽しみ。


それから公式サイトがなかなかおすすめですよー。サイト全体に映画の雰囲気が上手く再現されてて、観てからだとより楽しめるんじゃないでしょうか(観てなくても大丈夫)。ゲームもあります。ちょっと初期のバイ○ハザードっぽい感じで面白かったです。 →こちら。




しかしほんとにすごい人混みだった。上映が終わって映画館出たら既に次の回のお客さんがずらーっと列なしてるんですよ。延々と。
そして一方で、「陽だまりのグラウンド」のチケット売り場は何だかいっそ清々しいほどに閑散としていて、その見るからに人が入ってなさげな様子にわたくし大変胸が痛んだのでした。キアヌのことも応援してあげてよ、おすぎさん。(<もう遅いって)



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アザーズ 【THE OTHERS】

2001年アメリカ・スペイン・フランス合作 / 日本公開:2002年
監督:アレハンドロ・アメナーバル
出演:ニコール・キッドマン、フィオヌラ・フラナガン
(劇場鑑賞)


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