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間、空きすぎ…。
仕事がハードなのと慢性寝不足で頭あまり働いてません。 こんなだから年賀状もまた暮れも押し迫りすぎてからになっちゃうんだろうなぁ…。
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羊さんが某所でどこぞの超々高層住宅について 「まさにハイ-ライズ」みたいな事書いてはって、 実はハイ-ライズは未読で、それで読んでみましたよ。 かなーり前になっちゃったけど。
意外だと言われましたが、J.G.バラードは結晶世界しか読んだことありません。 それも、まだ中学か高校の頃図書館で借りた、 世界SF全集みたいなのの1冊に偶然入ってたから、というのが実態で。
そんな昔の作品なはずなんだけど、今読んでも全然古くさい感じがしないですよ。 そして近似する高層マンションだけでなく、 (ある程度近代的な)人間社会のある種の縮図を描いているなぁ、というのが一番の感想かも。
ひとつの共同体の中で、序列の上位に上がるために、絶妙な地位に安住するために、 客観的に見れば完全に破綻の極みにあるその中を決して気取られないように取り繕い、 他者からの干渉を徹底的に拒絶する。 物語の核心は破綻の過程と様相とその進行なんだろうけれど、 破綻そのものよりその対外的な有り様の方にどうしても目が行ってしまうのは、 周囲にそれをそのまま体現しているような実態が山ほどあるせい?
羊さんはクソッタレだと言ってたけど、リアルはもっとクソッタレだよな。
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最近全然書けてませんでしたけど、 ちょこちょこ本も読んでます。 新聞の書評欄に載ってたヤツとかチェックしたりしてるんですが、 当たりもあればハズレもある、という事で、 思いの外当たりだったのが万城目学の
「鴨川ホルモー」と「鹿男あをによし 」
「鴨川ホルモー」は図書館に予約するときどうにも書名が憶えられなくて、 「鴨川ホルモン」とか「鴨川ホンモー」とかかなり悩んだんですが、 (だいたいどっちにしても意味わかんないからっ!) 一読したらもうずぇっっっっったいに忘れられませんぜ。 (やっぱり意味わかんないけど…)
京都や奈良には常人には決して感知できないもの達が跳梁跋扈している… とか言うと夢枕か?菊池か?みたくて如何にもな感じになりそうだけど、 ごく普通〜のごくありふれた風景の中で妙に違和感なく存在してそうな そんな雰囲気がなにより新鮮だったかと。 高校生とか学生さんとか、なんともいえず初々しい。
それと、
「ピクトさんの本」(内海 慶一 ビー・エヌ・エヌ新社)
ピクトさんてのは自ら滑ったり挟まれたり落っこちたりして 我々に注意を喚起してくれる大変な任務を負った人々(?)。
これ読んでからは街歩いててもTV見ててもピクトさんに目が行っちゃうよ。
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こないだの日曜日は「へあすぷれー」観てきましたよ〜。 ハズレるのも覚悟してたけど思いっきり楽しかった〜!!
明るいし、楽しいし、キュートだし、ノリノリだし。 気がつくと歌! 気がつくとダンス! 最初から最後までセリフより音楽の方が多いよ!
もっとノリだけのお馬鹿映画かと思って行ったけど、全然認識不足でした。 シンデレラストーリーだけどちゃんと闘ってるし、決して甘くない。 もいっかい観たいかも。 スカッとしたよ。 サントラ、買います。
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