-殻-

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2005年07月21日(木) 躊躇

あのときも感じたためらいが、また頭を擡げる。
僕の選んだ道が、晒されて試される。

考えることはない。
正しさも間違いもない。

どちらかしかないのだから、選ぶしかない。
進んでいることだけが意味を持つのだ。

そう自分に言い聞かせている。


2005年07月05日(火) 号泣

なんとかいう映画のCMで、
ぼろぼろ泣いてる観客の姿ばっかり映してるのがあったけど。

えーと、この映画は何が売りなの?
泣けることが売りなの?

泣くかどうかは結果だし、
感動するっていうのは必ずしも泣くことじゃないし、
じゃあどうして泣けることを売りにするのかな。

みんな、泣きたいのかな。
きっかけはどうあれ、ただ泣きたいのかな。
そんなにみんな、疲れてるのかな?

泣けなくてもいい映画はたくさんあるし、
中身がなくても泣けるだけの映画もたくさんあるよ。
自分が何を選ぶかを、「泣く」ことに頼るのはどうかなあ。

ちなみに僕は「ミリオンダラー・ベイビー」では泣かなかった。
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」でも泣かなかった。
「いまを生きる」では泣いた。「晩秋」も泣いた。
「北の国から」では泣かないけど、「優しい時間」でべろべろに泣いた。

ここには書かないけど、めちゃくちゃに泣いたけどさっぱり覚えていないのもある。

奇妙な感じだな。
いい映画だから泣けるわけじゃない。
泣けることを売りにしても、それはいい映画の保証にはならないのにね。
むしろ、かえって敬遠する観客がいることも知って欲しいな。

それはさておき。

何度見ても泣けないけど、「ガープの世界」は全く素晴らしい。




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