HITORIGOTO
+ moonshine +




 

涙なんて見せたくないのに。

真夜中の寝室。
疲れて眠る彼の顔を見ていたらふいに涙がこみ上げてきた。

なんで?
悲しいことなんてないのに。


私を見て。

話を聞いて。


悲しいわけじゃない。
ただ、自分の感情が制御できないだけ。


言葉にならない想いが滴となってこぼれおちただけ。



2006年11月15日(水)



 待ちぼうけ


「もしもしぃ?なんか、寝てたみたい」

昨夜の電話で「ご飯作って待ってるね」と言っていたはずの恋人は、私が帰宅してもなお、自宅で惰眠をむさぼっていたらしい。疲れているのはわかってる。でも、待っててくれる、って言ったじゃない。1時間前にも電話をして「あと1時間で帰るからね」って話したのに。

明かりが灯っていると思っていた自室の窓を見上げて悲しくなった。

私が帰宅して30分。やっとかかってきた電話には一言のごめんもなくて。

ねぇ、どんな思いで待っていたか知ってるの?
すごく、楽しみにしていたの。
待っててくれてると思ったから出来る限り早くに帰ってきたのに。


約束の時間をゆうに1時間半過ぎて現れた彼は、やっぱり「ごめん」とは言わなかった。


相変わらずのマイペースで。すねた私の態度なんか気にもしない雰囲気で。それに腹が立つのに、会えたことが嬉しくて。
怒るタイミングを逃してしまった。

きっと彼は全然気にしていないんだ。
私ばっかり気にして、いらいらして。

やっぱり怒っておけば良かった!



2006年11月07日(火)
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