懊悩煩悩
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2005年01月22日(土) カンフーハッスル!

 というわけで見てきましたよカンフーハッスル。決定的なネタバレは書きませんがちょっとでもネタバレされたくないという方はスルーでお願いします。

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 少林サッカーから3年、やってくれましたよチャウ・シンチーが!事前にほとんど情報を入れずに見に行ったのは大正解でした。(カンフーが主題であること、シンチーの出番が主演という割に少ないらしい、という情報のみ)なんといっても冒頭からいきなりヴァイオレーンス!香港映画にはつきものらしいヴァイオレンスっぷりにやられつつ、斧頭会のダンスでもう胸鷲掴み。くだらないギャグや名作のパロディシーンもたっぷり。巷で言われている「シンチーの出番が少ないんじゃない?」というのは私はそんなには感じなかったなあ。勿論、美味しいトコはちゃんとシンチーがもっていくわけですが(なんたって監督・脚本・演出・主演なわけで)

 というよりも、この映画は誰が主役とかそういうことじゃなく、純粋にカンフーアクションを楽しんでほしいというのがシンチーの狙いかな、と。往年のアクションスター達が繰り広げる、本物のアクション+CGの嵐、嵐、嵐。出てくるキャラが皆個性的で濃くて、インパクトが大きい。特に大家夫妻はかなり好きだなぁ。舞台となる豚小屋砦のビジュアルも非常に好みで、住んでみたいと思わせるものがあります。(まあ、水は月・水・金しか出なかったりするわけで実際住むとなると大変だろうけど)あと赤パンツの仕立て屋さんがなんだかかわいらしくて好きだ。

 シンチー映画(といってもまだ2本しか見てないのですが)のいいところは、非常にわかりやすいところ。「悪いやつ」ってのがもう冒頭からバッチリわかって、いい意味でヒネらない。単純明快で何も考えずに見られるところがとても良い。あのシーンにはどんな意味があるんだろうとか、暴力的シーンが多くてちょっと…とかウダウダ考えてる暇があったら、とにかく楽しめ!そんな感じ。カンフー映画を知ってたらニヤリとするシーンが沢山ちりばめられてるらしいけど、よく知らなくても楽しめるので無問題。

 あと個人的には今回オッサンが沢山出てたのもポイント高い。特に火雲邪神(ブルース・リャン)なんてあの見事なハゲ散らかしっぷりが萌え〜あの便所スリッパは反則すぎる。もちろんシンチーが一番萌えですが、二番目は火雲邪神ですね。シンチーは小汚い格好もビシッとした格好もよく似合う…ブルース・リャンは今回初めて悪役をしたらしく、昔は主役で色々出てた名優とのことなので、今度ビデオを借りようかなと思います。あと「食神」と「喜劇王」を早く見ないと…。
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 見終わったあとはお約束のパンフ購入。記念(?)に携帯ストラップも買っておきました。会社の仕入担当の人からせしめたジレットのキャンペーン品のストラップと共に早速付けてます。さらに別冊映画秘宝の「カンフーハッスル インサイダー」を買ってしまうほどでした。物足りない感いっぱいのパンフより、こっちの方が断然おすすめ。シンチーのインタビューだけでなく、少林サッカーから引き続き出ている俳優3人のインタビューまで載ってます。っつーかもうティン・カイマンってこんなにキュートな顔立ちだったの?というぐらいに可愛らしいんですけど!(注:彼は40過ぎのおっちゃんです)少林サッカーの時は疲れたオッサンという感じで、カンフーハッスルでもいまいち頼りにならない相談役なのに。なのに。なんで素がこんなに可愛いの〜

 大阪の方では昨日で上映終了のところが多くて残念。もう一回見に行きたいなあ。今度は字幕で。吹き替え版はシンチーが山ちゃんでかなりいい感じでしたが、やっぱり役者の声が入ってるほうも見たい。大家のおばちゃんは一体どんな声をしてるのか興味あるし…とりあえず、今週のレディースデーはMr.インクレディブルを見に行ってきます。来週はハウルの予定。再来週はオペラ座の怪人もしくはアレキサンダーかはたまたボーン・スプレマシーか。きみに読む物語もちょっと気になりつつ。最近いきなり異常にマット・デイモンに萌えだしているのでオーシャンズ12も見に行ってしまうかも。


2005年01月15日(土) 五人の侍リターンズ

 えらく遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年も何卒よろしゅうにお願いします。HP改装という名のサボリで日記へのリンクも切ってしまってる状況ですが、それでも来ていただいている方がいるようで。有難い限りです。なんとか今月中にはリニューアルオープン出来れば良いのですが、来月になってしまいそうな悪寒も。

 で、いきなりまた久々にゴスペラーズラブ熱が復活してしまって大変大変変態。きっかけはベストアルバム「G10」を買うついでに大分前に出てたアルバム「Dressed up to the Nines」をようやく手に取ったこと。初めて「Dressed〜」を聞いた時はちょっとなぁ…と思ったんですが、何度も何度もアホみたいにリピートして聞いているうちにガンガンハマってきて、気が付けばじわじわじわじわとゴス熱が自分の中に再燃していることを感じました。そんな中、追い打ちをかけるように(?)WOWOWでゴスの昨年のライブが放送されまして。気持ち良さそうに楽しくはしゃぎ回りつつ歌う彼らを見て、あーやっぱり大好きだちくしょう!となったわけです。前作のアルバム「アカペラ」ツアーは行ったんですが今回はアルバムが出てたことすらつい最近まで知らなかったというくらい音楽(というか邦楽)から離れていて、今回ばかりはただひたすらにWOWOWに感謝。「Dressed〜」のレビューは是非書きたいなぁと思います。ホントにいいアルバムだ。

 年末に自分の時間を作るとか言っておきながら、相も変わらず仕事に忙殺される毎日です。先日も営業の無理すぎる依頼を受けてしまい遅くまで残業する羽目に…それは良いんですが、無茶なスケジュールで押しつけといて一言の礼もないってのはどうかと。あんなに一生懸命やった自分が馬鹿らしくて涙が出らあ。まあいいや、今後一切そういった無理は聞かないってことで自分の中では一応ケリをつけました。ってまた私のことだからことあるごとにグチリと言ってしまうかもしれませんが。そういう最低限の礼儀も守れない人には最低限のこともしてやらんだけのことです。時々、自分のやっていることは何なのだろうと空しくなることがあります。仕事なんてのは、常にエキサイティングなものじゃなく、どんな仕事でもやっぱり惰性に感じることはあるのだろうと思います。でも、自分の時間も作れないで、一体何のためにここに居るのかと。給料もらうためだけじゃあなかろう?つきつめればもらった金で自分の好きなように遣って生きていくためなのだけれど、それだけじゃなく…何かあるはず、と思いながら本当に空しくなる一瞬があります。家に帰ったら疲れて眠るだけ、休みの日だって溜まった疲労を回復するためだけのものになって、PCに触る暇と根性もない程に。それでも構わない人は中にはいるだろうけど、私はそれは嫌だ。趣味の時間がこれ程までにガリガリと削り取られていることには耐えられない。何故入社一年目の私がこんなにも残業してまでやらなければならないのか?小説も書きたい、絵も描きたい、HPの更新もしたい。本もじっくり色々読みたい、そんな欲求を十分に満たせないまま、時間だけが過ぎていく…ああ、馬鹿馬鹿しい。そう思うことが結構あります。でも、でも、…それでも前に進むしかないんじゃなかろかとも思うのです。先日、副社長が風邪でダウンして休んだ日がありました。数日後、お加減はいかがですかと聞いたらまだ点滴をしに通院しながら会社に来ているとのことで。単純な人間だと笑ってくれて結構ですが、こんなに無理している人がいるのだから、私もグチグチ言ってる場合じゃないなあと思ったのです。トップに立つ人間と一介の新入社員を一緒にしちゃいかんだろというツッコミはさておき、上手く仕事と付き合いながらコントロールしていければなあ、と前向きな気持ちになったのでした。ダラダラ書いといてこれがオチですかい。

 とまあ今年もしょっぱなからなにやら重いような軽いような内容ですが、どうぞよしなにお願いします。


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