久々に長時間ＰＣの前に座ってダラダラ色んなサイト見て回ってます。やっぱり早朝に起きなくていい日は清々しいことこの上もないですよ。頭すっきり。メールを書く気力も湧いてくるというものです。他の人はどうかわからないですけど、メールを書くのにはそれがどういう人に宛ててのものにせよ、気力を相当使うもんです。特に一回集中して書き出すとテキストだけで１０ｋｂ越えるようなメールを書いてしまいます。書いたあとはぐったり。掲示板と違って、メールは少し敷居が高くなるというか、よっぽどじゃないと腰を上げる気になれない不精者です。というか掲示板でさえ面倒でほとんど書き込みにもいかない体たらく。なのでサイトの更新も頻繁、余所にもマメに顔を出しあまつさえメールもバシバシ書きまくる、なんて人はただひたすら尊敬…ネットを通しての人と人との繋がりっつーのは楽しい反面面倒になる瞬間もあったり。見ず知らずの方と共通の趣味で盛り上がれるのはネットの長所だと思いますよ。お互い顔が見えないからこその不透明性がかえって面白いというか。逆に実際会ってみるとこれまた良い方でますます交流が深まることもありますけどね。好きジャンルが変わっても交流が続いている方々がいたりします。一緒に飲みに行ったりとかもしますし。今のところ、ネットをやっててイヤな目には遭ったことがないのはホントに幸いなことだと思います。ま、基本的にサイトヒッキーなので事件も起こりようがないんですけど。サイトも放置状態だし（それ禁句）

　カーンにハマり、ブンデスにハマってから実に色々なサイトを漂流してますがバイエルンの嫌われっぷりの凄さに改めて「日本で言うところの巨人」であることを認識する次第ですよ。それはもう「大ッ嫌い」という最強にネガティブな言葉でもって断じているところからソフトに拒絶してるところまで色々と。本来なら私も巨人タイプのチームは好かんハズなんですがなんででしょうねえ。カーンがいるから、だけでは言い切れないものがある気がしますがとにかくバイエルンというチームが好きです。まあ節操ナシなんで他のチームも好きなんですけどね。ちなみに私の偏ったネットサーフィンで色々言うのもナンですが、某チーム好きの人はちょいと必死さを漂わせすぎな気が。チーム状態が状態なだけに気持ちはわかるけど余裕なさすぎな人が多いというか。昇らない朝日は決してないんだから、もうちょっと気を楽にもってもいいのでは、と。見てて痛々しさすら感じますよ、なんて言ってる自分もＣＬ１次リーグでバイエルンがボロボロだった時はめちゃめちゃ荒んでたくせにってカンジですか。

　ここ二日で試合のビデオ３本見たんでさすがにへばりました。バイエルンvsシャルケ戦とバイエルンvsブレーメン戦、ブレーメンvsヘルタ・ベルリン戦。バイエルンvsブレーメン戦はカーンが怪我をおして出場、チーム状態もボロボロの最低な試合だと聞いていましたけどホントにズタズタでした。私のようなトーシロが見てもわかるひどさ。ディフェンスラインがガタガタすぎて見ちゃおれん。先にシャルケ戦を見たので（こっちはドローゲームでしたがバイエルンが復調してきた試合）余計にダメダメさが際立ったような。つくづくサッカーは11人でするゲームなんだと、チームワークが重要なのだと気付かされました。しかしまだＣＬの試合は恐くて見られないヘタレです。

　最近見るＴＶといえばサッカーとのんびり旅行レポな番組、時代劇のみ。今日はスカパーでエンヤの曲に合わせて流れるレッジョカラブリアの蒼い海の映像をぼんやりと眺めている始末。もしかして既に枯れてますか私。疲れてるのかなんだかわかりませんが温泉旅行とかのどかな場所への旅とかそんなことばっかり考えてます。あーあー人間こうなるとダメだという典型ですな。ちょっと充電が必要かも。

　まあそんなことを言ってるうちに就職のことがイヤでものしかかってくるわけですが…ＡＥＲＡがたまたま就活ミニ特集をやってたのでちらっと立ち読みしましたが色々考えさせられますなあ。私のような別にどこでもいいや的考えじゃダメだということだけは確かです。「御社で、じゃなくて御社がいいんです」の一言で採用を決めた、という企業の面接官の話が載ってましたがそんなこと言えるような会社って思い浮かばないのが現状。ＮＴＴとかＳＯＮＹに行けたらいいなあ、とぼんやり思ってしまうのは給料や待遇が良さそうだからであり、そこで何かを成し遂げたいわけではないですから。もうそろそろ動き出さなければ、と思いながらも鉛のように重い腰はなかなか上がりません。いかん。

　ちょっと前にウチのバイト先に入ってきた昼勤の人が素晴らしいほどに社会不適合者で泣けることこの上もなく。連絡もなしで平気で仕事ブッチ、反省の色もなくまた同じ事を繰り返す日々。これが同じ早朝勤だったりしたらそれはもう完膚無きまでにボコボコにヘコまして二度とそんなこと考えもしないくらいの恐怖を味わわせてやるところなんですが、あいにく自分とは関係ない時間帯、迷惑を被ったこともないので放置してますけどね。ただ店長には「あんな人がいたら困ります」と暗にクビちょんぱを煽っておきましたが。なんつーか稀に見るダメ人間ぶりに思わず観察したいくらいですよ。と思ってたらやっとさよーならだそうで。よかったよかった、と思ってたらちゃっかり給料だけは給料日かっきりに取りに来て昼勤さん大激怒。おいくつの人だか知りませんがあれじゃ社会人なんてやってけないと思うんですけどねえ。

　で、ウィンターブレイク明けのブンデスリーガ、バイエルンは順当に3-0で勝利。ハーグリーブスが今季初ゴール、エウベルが久々ゴール、ツィックラーがゴール。着々とマイスターシャーレを掲げる日が近付いておりますようふふふふ。こういう試合こそ見たいんですがなんとかなりませんかＷＯＷＯＷさん。もうＷＯＷＯＷ加入は確定ですが今スカパーをどうしようか真剣に考え中…月5000円は痛いですやはり。しかし今日ちらりと見始めたセリエＡのウディネーゼｖｓＡＣミラン戦がなかなか面白くて見入ってしまいました。ウディネの動きが面白くて見てて楽しかった。ジョン・カビラのような顔をしたピサーロが良い。今までセリエは食わず嫌いしてたので認識を改めなくてはいかんようです。試合は見たいが時間がない現実、そうなると金が勿体ない、となると…うーん。

　なにやらどーにもこーにもやる気が減退中でいけません。部屋の掃除も遅々として進まず。この間ちら読みした「海馬」に載ってましたが、やる気がない時でも無理矢理始めてしまえばなんだかんだでやり遂げてしまうらしいですけど。そうこうしてるうちにやらなきゃいかんことは確実に迫ってくるわけで…今日は後期試験だったわけで…でも頭の中はテスト後に買うサッカー雑誌のことでいっぱいだったわけで…んで試験後キオスクへ行ったら売り切れだったわけで…慌ててネットで通販申し込みしたわけで…

　数日前にあまりの頭痛にちょっくら寝込んだ時、病床で狂おしいほどに絵を描きたいと思ってたのに治った途端そんな考えは吹き飛んでしまいましたよ。あーあダメ人間。机の上に山と積まれた諸々の雑多なモノたちもやる気を削ぐ片棒を担いではいるとは思うんですけどね。アレを一つ一つ片付けていかねばならんと思うだけで今すぐにでも鬱病になれそうな勢いですよ。ま、こんなことを言ってても仕方ないので気合でなんとか片付けてとりあえず動き始めたいとは思ってます。２月に入ったら有料のところのＷｅｂスペースでも借りて自分の首締めてみます。

　それにしても今回の掃除は大々的におっきい本やらコミックスやらを手放してしまおうとしてるのでものすごい量の本本本。月日が経てば好みも変わるもので、その時熱中してたものでも今となってはあの熱狂ぶりが我ながらさっぱり理解出来ないものもあり…今集めてる本も数年後には手放してたりするんでしょうかねえ。しかし何年経っても手元に置いておきたい本があることもまた事実。基本的にはヲタですから、集めるのを目的として買ってるわけですしね。って来月発売のコミックスチェックしたらどっさりだった罠。今月から本格的にドイツ旅行資金を貯めにかかるのでなるべく節制したいとは思うんだけども…うーむ。

　一日一度はアセレヘを踊るのが日課になっておりますが、皆様いかがおすごしでしょうか。（アセレヘをご存知ない方へ：スペインの三人姉妹グループ、LAS KETCHUP（ラス・ケチャップ）の歌です）カーン目当てで録っておいたＦＩＦＡ授賞式で、彼女たちの踊りを見て以来頭からこの歌が離れなくて困っとります。きっかけはラツィオの選手がゴール後のパフォーマンスとしてやってる動画を見たことなんですが。（しかも１９ＭＢもあるのについ落としてしまいましたーよ。あまりにプリチーだったもんで）覚えやすい踊りなので誰にでも出来ますですよ。皆様もレッツトラーイ。

　ここしばらくまたサボりがちですいません。
　何をやってるかと言うとですね、掃除です掃除。あと睡眠ですね。ここんとこ出来なかったことをやってますです。毎日ホコリにまみれながらちょっとずつちょっとずつキレイにしております。おっきい本やらコミックスやらの整理をするとつい読み耽ってしまって瞬く間に時間が経ってしまってあらららら。完全に整理整頓された部屋になるにはあと一週間以上の歳月を要しそうですがまあぼちぼちやります…

　最近読みたい本とか。
　知人に頼まれてＦＰ技能士の本を探しに行ったついでに久々に新書コーナーをぶらり。サブカル系の棚をひやかしてたら「引きこもりマニュアル」なる本が。サブカルと言えば太田出版、と勝手に思ってる私ですが違う出版社でした。あとはちょっと前に出た「自殺のコスト」ですかね。これは「完全自殺マニュアル」を出した太田出版から。「完全自殺〜」は持ってますが（更に言うと「完全失踪マニュアル」も持ってたり）これは一度読むだけでいいかな、という感じ？それと糸井重里と池谷裕二の対談「海馬／脳は疲れない」、パラパラと流し読みしてみた限りでは面白そう。ま、糸井氏にはこんなモン書いてるヒマあったら開発中止したマザー３を開発しろと言いたくなるわけですが…この間ＴＶでどせいさんのイラストちょろっと描いてたしなぁ。なんか久々にマザー２がやりたくなってきました。

　ちょっと友人の日記に反応してみたり。
　ダウナー系っつーのはたしかにありますねえ。手っ取り早いたとえで言うと麻薬とか。アッパー系の麻薬ってのはたしかに用途としてあると思うんですが、ダウナー系の麻薬って使い道あるんですかねえ。となんかの本を読んでて思った次第。あと、やらなきゃどうしようもないってのはめちゃくちゃ同意ですよ。何事もそうだと思うんですが、とにかくグダグダ言ってるヒマがあったらまず一歩を踏み出せと。絵にしろ文にしろ、１００％納得のいく出来のモノってなかなか出来ないんですよね（ま、私がヘタレなだけですけど）でもかといって完璧なモノが出来るまでこねくり回しすぎるのもダメというか、作品を完成させること自体が大事というか。私も掃除のメドがついたら動きだしますですよ！お互いがんばろーね、といったところでお開き。ブンデスリーガ再開は目の前に迫ってますねえ…ドキドキ。そうそう、二月あたりＷＯＷＯＷに加入しようかと思ってるんで、二月からでよかったらキングゲイナーの録画請け負ってもいいですよ〜と私信まみれにしてみる今日の日記。

　ここしばらくほとんどネットに触れない日々が続いておりました。色々と放置状態ですみません。あぷろーだーもウィンターブレイク中って感じですな。ＰＣに関しては特に顕著な傾向なんですが、私は一旦そのモノにハマりだすとそれはもう延々とひとつのことに執着しまくるんですが、ひとたびそこから離れるとそれまでの熱中ぶりがウソのように手をつけなくなるというタチなんですわ。このところ溜まりに溜まった疲れやらレポートやら何やらでＰＣに向かってメール書いたり日記書いたりする気力もなく、ちょちょいと必要な情報だけ集めて回線を切る、という生活が続いてました。今日やっとこさ全レポートを提出し終わり、晴れて自由の身といきたいところですがまだ後期試験が残っておるのでもう一踏ん張りっつーところですかね。とはいえど、持ち込み可の試験ではもうもらったも同然、これから遊びまくりますですよ。うへへへへ。というのはウソですごめんなさい。まず部屋の掃除です。何はなくとも掃除です。積み上げた本や雑誌や諸々のモノがグラグラと揺れるたび戦々兢々の毎日はもう嫌でございます。というか既にもう何度か崩れて泣く泣く応急処置→また崩れるのくり返しです。勘弁してください。実は年賀状まだ書いてません。方々に謝り倒してます。それもこれも自業自得。

　つくづく思うことですが気の置けない友人同士集まってたらんこたらんこ喋るのは良い。こういう時にやっぱり自分は曲がりなりにも女なのだなと実感しますけど、しゃべるのが大好きです。（最近は多弁な殿方も大勢いらっさるんでしょうがやはり汲めども汲めども話すネタが尽きないのは女性の特権かと）語ります。熱く。と言っても勿論相手がきちんと受け入れてくれるとわかった上で、ってことですけどね。いくら燃え萌えネタをパッションこめて話しまくろうが何だろうが受け止めてくれる両手があるというのは有難いことだと思います。言いたいことを言えるってのも。

　しばらくウダウダしてる間にとりあえず借りておいたＨＰの管理者が遁走したので（という言い方は正しくないんですがあれじゃ遁走も同然っスよ…）また新しくどっかのスペース借り直さないといかんようです。とりあえずそれまでココで何かイロイロとアップするかもしれませんが程良い距離でもって見守っていただけると有難いです。日本国憲法に反さない程度でやりますんでってどんなんだよ。いや、フツーに翻訳とか絵とかアップするだけですが…どっか安くていいサーバーないかのう。ちなみに絵が描けなくなったとか前の日記で言ってましたがタラタラと描いてるうちに治ってきました。蹴躓いたときは自分の好きなモノを描くに限りますな。

　私の秘やかな楽しみのひとつに、自分と同じ大学・専攻学科も同じ人のサイトをごくたまにコッソリ覗き見するというものがありまして。といってもわざわざ探しに行くヒマは持ち合わせておらんので、たまたまレポート作成の際に検索した国語学関連のキーワードが級友（と言うのでしょーかね）の日記に引っ掛かったりするわけですよ。んでまあだいたいそこからトップページへ辿れるわけで、プロフィールにうっかり色々晒してたりする情報からコイツはあの人だな、とアタリをつけつつ掲示板をのぞいてその生ぬるーい交流とか見てほくそ笑むという何とも悪趣味なモノです。学校ではわりと取り澄ましているような人がネットではハジケてたりして、その人のサイトを見たあとだと大学でその人を見る目が変わってしまったり。というわけでですね、某大学の文学部の某学科のサイト持ちの皆さん、うっかり受講してる講義名とか教授の名前とか課題の名前とか書いちゃうとこんな意地の悪い人間がウォッチに来ますので気をつけられたし。って私も人のこと言えなかったりするのかしら。

　さすがにレポート３つと本屋で一時間じっくりサッカー雑誌と漫画雑誌立ち読みはハードワークでありました。帰ってしばらくしたらぐがーと眠りこんでしまい気がつけばメールの返事はしてないわまだ年賀状書いてないわ部屋は相変わらず汚いわで人間としての尊厳が保てそうにありません。っつーか年賀状…もう鏡開きだというのにまだ書いてないのか自分。ま、でも一部の友人からはまだ来てなかったりするので同じ穴のムジナだわーいと妙に安心してたり（おい）溜めまくっておる諸方面への不義理はあと２つ残ってるレポートが片づいたらなんとかしたいと思います。なのに今日はこれからバイトの新年会へ行き、明日は友人と新年会か。レポート締切間近だっつーのにおめでてーな自分。

　本当は今日図書館へ行ってレポートをやるつもりだったんですがうっかりサッカービデオの整理をしてたら色々見てしまい、行けなくなってしまった…それでもまだ見てない試合がいっぱいありますからねえ。それにしても溜まりすぎですけど。

時間がなくて見てないビデオ
・バイエルンＶＳヘルタ・ベルリン
・バイエルンＶＳシュトゥットガルト
・ヘルタ・ベルリンＶＳブレーメン
・バイエルンＶＳレバークーゼン
・ドルトムントＶＳブレーメン（後半から）
・Ｗ杯／セネガルＶＳトルコ
・Ｗ杯／韓国ＶＳトルコ

時間がない上に低迷期の負け試合なので辛くて見られないビデオ
・バイエルンＶＳミラン（ホーム／アウェイ）
・バイエルンＶＳデポルディポ
・バイエルンＶＳブレーメン

　あと二週間ほどでウィンターブレイクも明け、ブンデスリーガ再開ですし今のうちに消化しておかないといかんですねえ。とはいっても、もう選手たちは合宿に行ってトレーニングや練習試合をやってますが。わたくしてっきりウィンターブレイク明け直前まで選手たちは休暇を楽しむと思ってたので驚きですよ。バイエルンはスペインで合宿、ガラタサライと練習試合（でサンタクルスが古傷をやってしまい、６〜８週間ｏｕｔというオーマイガーなことが）、レバークーゼンはフロリダで合宿、地元民との親善試合で１１−０で勝利（…ノイビルがハットトリックを決めたらしい）らしいですよ。

　なんだか唐突に絵が描けなくなってしまったのでしばらく放置しておこうかと。描けないというか描いても描いても納得いかんという。またやる気になるまで字書きの方をやります、と言ってる暇があったらレポートをやれ自分。

　京都国立博物館でやってる大レンブラント展を見に行ってきました。前々から行きたいと思いつつ、師走の慌ただしさに取り紛れていましたがまあようやくちょっと落ち着いたことだし、レポート提出二日前も何のその、気にせず七条までぶらりと。平日の昼下がりにもかかわらず沢山の人出で、若干入場規制がかかるほど。ヒマなじじばばが多いのう、と心中で悪態つきつつ入館。ごったがえす人の中で、自分の好きなようにポジション取りしつつじっくりゆっくり二時間近くいました。まあなんというかですね、私はあつかましい人間というか面の皮が厚くなるときは３０ｃｍほど顔に乗っかる人間ですんで、気に入った絵なら何分でも絵の前に陣取ってしまうわけです。というかですね、遠慮してたら何も見られないんですよ。ギャーギャーうるさい子供とか、知ったかの薄っぺらい知識をご披露してらっさるご高齢の方々とか、何しに来てんだかわからんよーなカップルとか、そういうのに気を取られてたら折角の芸術作品が不味くなりますものね。ちょっと今意地悪な（というか底意地の悪い）書き方してますが事実そうですしね。これはもう美術展における宿命というか毎度のことなんで半分諦め入ってますが。

　そんなことはさておき、作品ですが４０数点の展示ということで、やや物足りない印象を受けました。あと、レンブラントは肖像画の依頼の多い画家なので展示されている画も肖像画がかなりのパーセンテージを占めていて、正直飽きてくるという…特に自分は風景画、もしくは風景＋人物画が好きなもので余計に見ててダレるものがありました。とはいえ、顔の陰影の表現の素晴らしさは例えようもなく、じっと見入って目が離せませんでした。顔だけでなく、衣服の表現も非常に好みでした。柔らかな巻き毛のふんわりとしたさま、ほんのりと赤く染まった頬の絶妙なリアルさ…肖像画以外では、宗教画がちらほらと。レンブラントはあまり熱心な信者ではなかったようですがそれでも秀逸な宗教画を遺しており、「目を潰されるサムソン」は大きいキャンバスに余すことなくその一場面を切り取った絵が描かれていました。その潰されている目の痛ましさといったらありません。後ろで勝ち誇ったように切り取ったサムソンの髪を掴んで走り去ろうとするデリラ、サムソンを羽交い締めにする兵士、押さえつける兵士、鎖で手首を縛る兵士、ナイフで目を潰す兵士、そのどれもが存在感を持ってこちらに訴えかけてきます。他には「ヨアン・デイマン博士の解剖学講義」の解剖されている人物の剥き出しの脳が印象的でした。この絵は火事で大部分が消失してしまったというなんとも惜しい作品で、素描から復元したＣＧ絵も横に添えられていて、全体像が見られないのが本当に惜しい作品。あとは「宦官の洗礼」の洗礼を受ける宦官の身に纏ったものの質感がツボでした。そして最後に飾ってあり、今回の大レンブラント展のポスターにもなっている「ユノー」。美しさと優雅さと力強さを持った女神Ｊｕｎｏの絵で、おねいちゃんの絵、しかも女神とかそういうのに弱い私としてはもうノックアウトなわけですよ。ふくよかな身体に厳かさと雅さをたたえた眼差し、右手には瀟洒な杖を、左手はゆったりと握られていて、端には孔雀。特に胸のあたりのボリューム感がたまりませんでした、などと書くとなんか変態みたいだのう。

　めぼしいポストカードは買いましたがうっかり図録を買い忘れた…京博に連絡したら通販も出来るようなのでどうしようか迷い中。ネットをさらってると図録はまあまあ良い感じのようなので（図録にはほとんど目を通さず帰ってきてしまったアホ）買ったほうがいいのかしら。うーむ。

　大変遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

　とまあ二週間弱ネット落ちしてたんですけど（実際は一週間ほど、というかＰＣに触っても一瞬だったりしたのでまあ二週間ってことで）いつもならネット出来ないとかなりフラストレーションが溜まるんですけどもうそんなこと言ってられないくらいに慌ただしく年の瀬と年明けが過ぎていってしまいました。今日やっとこさちょっとゆっくり出来たのでもうウン時間もネットしてる始末。

　おかげさまでほとんど風邪はひかぬまま無事配達の仕事も終え、イベントも終わりました。（ここからちょっと同人話に入るのでイヤンな方はスルーで）何と言いますかはっきり言って配達と早朝かけもちしながらの原稿は激しく無謀だということが痛いほどわかった年始でありましたよ。結局、ギリギリのギリギリ、崖っぷちの崖っぷちの状態でペラッペラの本は出来たんですが色々失敗やら何やらやらかしまくりで。まず原稿が終わりきらずコンビニのコピー機の上でベタぬりetcをこなし、店員のお兄ちゃんにＡ３の紙が切れたと言って出動させ、あまつさえコピーが待ち合わせの時間に終わらず＆電車に乗り遅れで大遅刻で友人に大迷惑をかけ、電車に乗る前に立ち寄った化粧室でメガネを忘れ、会場で製本するクセにホッチキスの針を忘れて友人に買ってきてもらい、製本を友人に手伝わせ売り子をさせて自分は買い物（しかしメガネがないので何も見えない。ちなみに裸眼の視力は0.05ぐらいな有様）という人間の風下にすら置けぬ所業の数々。この日ほど人間やめたほうがいいのかもと思ったこともありません。そんな状態にもかかわらず買って行ってくださった方々、本当にありがとうございます。夏に出した本を買ってくださったという方、アナタは神です。有難いです。冊数もそこそこ出て、スペース代弱ぐらいの売り上げにはなりましたし…（ま、あくまで売り上げなんですが）夏に作った本の在庫が捌けたのはホントに助かりました。自分の作った本ってあんまり手元に持っておきたくないタチなもので。

　自分のことはさておき、今回も友人には本当にお世話になりまくりでした。ありがとう、ありがとう…！！もう友人の住んでる地域に足向けて寝られません。この御恩はいつか身体で（いらんってば）

　それにしてもですね、今回ほど自分の能力のなさを痛感したこともないですね。時間なくてやめたネタや描きかけでやめたネタ、とにかく自分の力が至らずにやむなくボツにしたもの、それら全てを思うと切ないです。全部自分のせいなので。妹に叱咤激励されながら納得のいくレベルまで持っていけなかったのが悔しい。（「向上心のない者は、ばかだ」なんて夏目大先生の小説の科白まで引用して私をヘコませてくれてありがとう妹よ）口先だけじゃなくもっと頑張らないといかんですよ。このまま燃えと萌えが持続したら夏もやってみようと思ってるんですが、それには根本的に改善しなくちゃならん点が多すぎる。まず、絵を変えてみようかと。今のままだと先が見えてる気がして仕方ないんですよ。もう一度、今までのモノをバラバラにしてやり直す必要があるんじゃないかと。なんかもう歯痒くてですね、たまらないんですわ。苦しくて苦しくて、ノドを掻きむしっても満たされることがないというか。辛いことですが、向上心がなくなるよりかはマシだと思うので無理しない範囲でやっていきます。あんまり気負いすぎると後がしんどいですし。といったところでワケのわからんままに新年一発目の日記は終了。皆々様、本年もどうぞよろしくおつきあいくださいまし。

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