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「槞梛俚庵(るなりあむ)


時折綴

2002年02月17日(日) 春のいろ

白いはな

一輪

雪の季節が遠ざかる

白いゆめに

春が色を差しに来る




2002年02月14日(木) バレンタイン・デーの本当の意味

バレンタインデーは、チョコレートを贈る日だって思ってる人が多いけれど、
それはチョコレートメーカーが考え出したことなんですね。

謂れとしてはいろいろだけれども、「バレンタイン・デー」とは、
「Saint Valentine’s Day」、聖バレンタインの日という意味。
バレンタインさんという人の名前なのです。
この人は、西暦3世紀のローマに生きていたキリスト教の司祭さまです。
時の皇帝が、若者たちが戦争に行きたがらないのは、愛するものたちを残して
去りたくないからだと信じ、結婚を禁止してしまいました。
それを哀れに思ったバレンタイン司祭は、愛し合う二人を内密に結婚させていました。
それが皇帝の耳に入って逆鱗にふれることとなり、当時のローマは、
キリスト教が迫害されていたこともあり、皇帝はバレンタイン司祭に罪を認めさせ
改宗させようとしたんです。
でもバレンタイン司祭は頑なに拒否したため、投獄され、
西暦270年2月14日に処刑されてしまいました。

それから200年後、この時季にローマで行われていた豊穣のお祭りがあって、
その守護聖人として、殉教したバレンタイン司祭が祭られました。
そうして次第にこの日に、恋人や友達、家族など、お互い愛するもの同志が、
カードや贈り物を交換するようになっていったというわけです。
(「Ensyclopidia」で調べました(^_^;))

今年も中学2年の娘と二人、チョコレートを手作りしながら
「バレンタイン・デーって、本当は何の日か知ってる?」って聞いてみたら、
「知ってるよ。
 バレンタイン司祭が処刑された日だよ。
 ほんとは悲しい日なんだよね。」
しっかりした答えが返って来ました。
ちょっと、嬉しかったりしました。

昨年は生チョコを、今年はトリュフを作りました。
まだ柔らかいチョコを、まぁるくこねながら、
優しい気持ちになりました。

娘が小学2年の頃からずっと好きだった男の子のところに
そのチョコを届けたのは、もう20:00は回ってました。
とってもシャイな彼と、奥手な娘のカワイイ恋です。
彼のお母さんと二人で、温かく見守っています。



2002年02月05日(火) 「いけふくろう」のマフラー

仕事の合間に行くお気に入りのカフェが、池袋にある。
この日もひとつ、仕事が一段落したのでカフェに寄ることにした。
幾つかあるケーキの中で、チョコレートケーキがわたしのお気に入りだ。
ふんわり優しい甘さと、ビターなチョコの香りがとても美味しいケーキだ。

カフェまでの道の途中に、フクロウが棲んでいる所がある。
知る人ぞ知る、待ち合わせの場所。
知らない人には、なに冗談言ってんの?って必ず聞かれる、
その名も「いけふくろう」。
石でできたフクロウさんだ。

「あれ?」
通りかかると、いつものフクロウと違うことに気がついた。

マフラーをしてる!

「彼」は、白とベージュのチェック模様のマフラーを、首に巻いていた。
誰かが編んで、巻いてあげたのかな?
それとも誰かが落としたマフラーを、その人が戻ってきた時に解るように
他の誰かが、フクロウに巻いたのかな?

どちらにしても、北風の吹く中、ふんわりマフラーに包まれた
石のフクロウは、いつになく、微笑んでるように見えて
わたしの心もふんわりした。



2002年02月04日(月) 立春

節分が過ぎると、立春。

暦の上では春なのだけれど、2月は一番寒さが厳しい時季。
それでも梅の蕾は日を追うごとに膨らんでいる。
植物は誰に教えられなくても、春を知っている。

少し不安で
少し寂しい

そんな春の幕開け。



2002年02月01日(金) ハーフムーン

雨に洗われた空は

まぶしい碧色

ぽっかり浮かぶ白い雲は

南からの暖かい風に吹かれ

気ままに旅をする

白いハーフムーンを連れて

地球の果てまでの旅




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冰月まひな [MAIL] [HOMEPAGE]