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2008年06月08日(日) 短く実り多く働く

仕事の成果を出すために長時間働く。
よくあることだし、短期的には仕方ない場合もある。

しかしながら、
どれだけ長時間働いても集中力が持続し、
睡眠時間を削っても思考が整理され脳がよく回転する、
という人間でない限り、
継続的な過度の長時間労働は中長期的には成果をむしろ妨げる。

時間は取り戻せないから、
その日に使える時間は仕事に使わないと不安だという気持ちが
仕事に“真面目”な人ほどあるかもしれない。

しかしそれはただの甘えや楽をしているだけとも言える。
「こんなに働いていてどこが楽だ」という声も
当事者達からは聞こえてきそうだが、
同じ仕事の成果を出すのに時間の制約がなく
一日24時間いくらでも使用して良いという方が
その場その場の短期的には余程楽だろう。

「頑張る」という言葉の意味を
「さらに労働時間を増やす」ことと誤解している人間は
時間でしか自分の仕事上の価値を維持できなくなる。
そして成果対時間の曲線はいずれ時間に対して飽和する。


sora |MAIL