ふすまのおく
細々、ぼそぼそ書いてます。

2016年02月28日(日)

夜中に実家について、一日だけ用事を済ませて帰ってきた。

両親と顔を合わせる時間があまりなかったけれど、
母が「奥の部屋を見てきて」と言うので見てきたら、
雛人形が飾ってあった。

姉も私も不在の実家に、家にある雛人形を全て飾ってくれていた。
「ケースのお雛様が多いので飾り終わったら少し処分しようと思う」
と言ったので少し寂しいとは思ったが、
それより、どんな気持ちで、母が娘のいない家に雛人形を飾ったのかと思うと、
帰りの車の中で少し泣いた。

親不孝でごめんなさい、この雛人形を継ぐことができなくてごめんなさい、
あと、遠くに離れていても忘れないで飾ってくれてありがとう、
と、面と向かって言うことができなかった。

私が子を残すことはほぼないだろうから、してもらった恩を子供に返すこと、
それができなくて申し訳ない。

実家に帰りたい、今の不毛な生活をすべて返上したい、と頭の隅で思うが、
気になる人もいるし、仕事以外にやりたいと思うこともある。
でも、忙殺されてそれが叶わなくなったら今の場所にいる意味なんて何もない。
帰りたい。



2016年02月15日(月)

いろいろ書くのも小姑みたいで嫌だけど、彼女の言動を見ていると、
ああはなりたくない、精神的オバサンにはなりたくない、と強く思う。

静まり返った会社の事務所で下品な言葉を大声でどうして言えるのか。
みんな集中して仕事している場所でどうしてそんな言葉を口にできるのか。

下品な言葉に同意を求められてすごく困ったんだけど。
空気読んでほしかったわ。
他人が空気読めないのをあれこれ言うくせに、自分の事は正視できないのか。

朱に交われば何とかみたいなことではないだろうけれど、
一人一人はちゃんとしているようにも見えるのに、
集団になるとどうしてこう下衆になるんだろう。


その下品な一言でどっと疲れが出たので、今日は早く帰ることにした。



2016年02月01日(月)

普段見られたくない所を、見たくない人たちに見られた。
まだ顔を合わせたわけではないが、顔を合わせてしまったら、
「こないだ出くわしたのはお互いに内密に」って言ってしまうと思う。

私もあんなところ見られたくなかったし、彼らも堂々とできないだろうし、
もうなんていうか、絶対会わないであろう日に、絶対に行かないだろう場所で、
顔を合わせてしまった時の気まずさと言ったらない。

私のほうはやましくないので「友人だから付き合ってないし」で済む話だけど、
向こうは追及されるとまずい話ではあると思う。

楽しいはずのデート?にそんな落とし穴があろうとは…
会社の人に言える話ではないので、「王様の耳はロバの耳」と言えるここでしか、
書くことができない。


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襖 [MAIL]