ふすまのおく
細々、ぼそぼそ書いてます。

2004年11月02日(火) 笑い話にでもしないと辛いです

少し前、用事があって出掛けようと支度していた私に電話がかかってきた。自宅の電話に私宛に電話がかかってくる事はほとんどない。何だろうと思って電話を代わってもらったら、かけてきた相手は結婚相談所の職員だった。要は、結婚相談所に登録してみないか?という話だったのだが、話を黙って聞いていると、なんだか会話がかみ合わない。会話がかみ合わない時点で電話をさっさと切ってしまえばよかったが、ついつい結婚相談所のおばちゃんに問いただしてしまった。

私「すみません、あの、(結婚相談所だというのに)私の年齢も知らないで電話をかけてきてるんですか?」
結婚相談所「え、えぇーっと、あの、失礼ですが…、35歳ぐらいですよね…」
私「…(電話を切ろうとする)」
結婚相談所「や、あの、ちょっと待ってください、で、あのですね、38歳の人がこないだうちに登録なさって、すぐにいい相手が見つかったんですよ。あなたもね、40の声を聞く前に、是非に、と思ってですね」
私「40の声を聞くまでにはまだあと10年ありますし。これから出掛けますので失礼します」

電話をうっかり取り次いでしまった父親にはこのあとかなり八つ当たりをしてしまった。

それでも、結婚したくないというわけではないんだけどな。


こないだ新聞の書評を読んでいたら、パラサイトの独身女性について書いた本の書評が載っていた。それによると、結婚しないでパラサイトしている人はおおまかに二つに分かれるというのだ。ひとつは優雅なパラサイト、もうひとつは不良債権化したパラサイトだという。

私は確かにパラサイトだ。(給料はちゃんと入れてますが)
でも、パラサイトだからといって優雅な生活を送っているわけではない。海外旅行に行ったこともないし、ブランド物には最初から興味はない。趣味は音楽を聴くこと・ライブを見ることなので、確かに贅沢な趣味かもしれないが、田舎暮らしなので本当に見たいものしか見ない。ささやかなものだと自分では思う。
一方、「不良債権」というのは、要はずるずると結婚をさきのばすうちに、両親は歳をとり自由が利かなくなり、かといって金もなくなって、家から出られなくなり、条件も悪くなるので結婚しようにもできなくなってしまう…ということらしい。
優雅なパラサイトではないので、どちらかというと不良債権のほうに私はあてはまるのかもしれないが、勝手に人を不良債権呼ばわりされると腹が立つ。

どいつもこいつも負け犬だの不良債権だの、勝手なことばっかり言いやがって。


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襖 [MAIL]