日日雑記
emi



 人がいると集中して書けない;

多くの方はそうだと思うんですが、あたしも密室(?)でないと作業ができない人間です。マンガの場合は下描きまで、小説の場合はほぼ全て…ひとりでないと集中できません。
ストーリーを練っているときは、TVはもちろんラジオも聴きません。日本語の歌は思考を引っぱられることがあるので、厳選したオリジナルMDを流しながら閉塞します(ヲイ;)。
以前マンガ家の大島弓子さんも「顔の表情が描けないので、ペン入れまではアシさんのいない自室で描く」とおっしゃってました。

マンガだとキャラと同じ表情をしながら描いている(しかも本人気づいてない;)姿を他人に見られるのが恥ずかしいってーのがあります。もう百面相状態ですからねー(^_^;)。
小説も再稿に躓くと気に入ったフレーズが浮かぶまで唸りながらモニターを睨んでたりするので、やっぱり人に見られたくありません;

…今、春休みなんですよね。
必然的に子供が常駐してて、ご飯だ何だと出入りが激しいのですよ。お昼でぶった切られるのはなかなかしんどいです。通常ならお洗濯や掃除を早目に済ませ、子供が学校から帰宅するまで6〜7時間は確保できるんです。昼食を摂らない人間なので、充分集中できます。
それが、できない。しかも今年になってずーーーっとそんな状態が続いてるんですね。

創作を仕事にしてるワケじゃないから、いつやる気の神様がおいでになるか分かりません。いざおいでになってもこちらの態勢が整ってないと、機会を逸してしまうこともしばしば。特に小説の場合、ほとんど何も考えずにキーボードを打ち始め気が付くと終わってる(しかも辻褄合ってる;)憑依系ライターなため、マンガより条件厳しいかもです。

絵の方もね、イラストばっかりだと飽きてくるの。つかもう飽き飽きなんですわ。まとめてなんか描きたい〜〜〜ッ!!!
やっぱマンガ向けなんだよな、自分の絵って…敢えて描けないとつくづくそう思います。

2004年03月31日(水)



 ナンタルチア、サンタルチア(またかよ#)

1日遅れでWJ読んだら手塚部長がお出ましになってるじゃあないですか!左利きコンテンツ掲げているサイトにあるまじき失策でした、くうう…(>_<)!(←ま、この点はどなたも期待してらっしゃらないとは思うのですが;)

ああそうですか、勝敗に執着がないのね、不二センパイ。だから相手のレベルに合わせて一歩リードしたくらいで試合を収めちゃうワケだ。底が見えないのはそのせいだったのね。

 キミもそうだと思ってた
…部長がソレじゃ困るんです。そんなこと、インテリジェンスなアナタはとっくに分かってたハズでしょうに。
 メンバーからはずしてくれていいよ
意外と…気が小さかったりします?勝敗が問題じゃないなら、真実の自分と対峙するのが億劫ってことだもんね?もしかして無様な自分を知るのは嫌だもんね?
うはー、ここへ来ていい意味で裏切られたわ、ありがとう!やっぱりアナタは王子様だわ、うん!

執着が多いほど人は野暮ったくなるものです。
少なければスタイリッシュ。でも生きる指針もない。
部長やリョーマが土壇場で見せる粘り強さは、なんと揶揄されようが勝ちを取りに行こうとする執念。
だからふたりは王子様よりむしろ戦士なのです。

これから不二さんも、アーサー王の如く戦士の剣を手にするのでしょうか。


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5月10日発売のWJ24号で、ヒカ碁最新情報が発表されるそうです!なんだろう、楽しみvvv


2004年03月30日(火)



 あとは粗大ゴミだな

ベランダに置きっぱなしの粗大ゴミを処分しちゃえば、気分もスッキリするのですが。業者に電話したり郵便局で支払いしたりが面倒でなかなか進みません。
残っているのは壊れた電気ストーブ(割と小さい)組み立て式のハンガーラック、デスクランプ、灯油タンク(2個)。頼んじゃえばすぐ済むんですけどねー、段階踏むのって厄介ですねー(^_^;)。


不必要な物が増えないように、買うものと借りる(&二次的に購入する)ものを区別するようにしています。とりあえず読みたい聴きたい場合はレンタルか古書店へ行きます。一度の出会いで充分なときも少なくないし、処分するのも後腐れないし。

その代わり、作家さんの収入に貢献したい場合は新品を買います。
芸術には赤貧が必要だなんて時代はとっくに終わりました。質の高い作品を生み出すためには、生活の基盤がしっかりしなくてはいけません。清潔な部屋、正しい食生活、できるだけの睡眠…それらを確保するためにはまずお金でしょう。

面白いもの読みたいし、美しい音が聴きたい。
そのために受け手ができることしたいんです。

2004年03月29日(月)



 60000HIT致しました(^.^)。

鋼でプンスカ怒ってるうちに、カウンターが60000HIT致しました。
毎度起伏の激しい管理人にもめげずお運びくださった皆々さま、まことにありがとう存じました!

怒涛の年度末(苦笑)もそろそろ終わり。
新年度に向けまたひとムチいれて頑張りマス!(…ってハルウララかい;)

2004年03月28日(日)



 バイオリンケースの中には…

もしかしてお人形が入っているのかもしれません。

昨日の夕刊にスーパードルフィーに関する記事が載っていました。
「好みのパーツを選びメークを施し、ドレスを纏わせれば世界でただひとつの自分の人形の出来上がり」を謳い文句に、1999年の発売以来熱狂的なファンを生み出しているそうです。

販売元が京都嵯峨野にある画家の旧別邸と記念館を買い取り、ファンの交流の場としてプレオープンしたイベントには「愛娘」「愛息子」をバイオリンケースに収めたオーナーらが全国からつめかけたそうです。
先日新宿のSRでもバイオリンケースがディスプレイされていて、雰囲気作りのためかと思ったら一種の「リカちゃんハウス」だと分かりビックリいたしました。

同じ記事に評論家種村季弘氏の意見もあり「人形ブームは病理学的な現象と結びつけられやすいが、それを批判したくはない」と語っています。
人形を抱くことで「永遠の少年少女」で在り続けたいと思うのは、テクノロジーの発達で若者でも簡単に欲望が叶ってしまうから。経験や鍛錬を重ねた末に理想を掴み取る大人にならずとも、欲しいモノはおカネで手に入れ自分は今のままでいたい…そんな心理的背景が潜んでいるようです。

ちなみにドールとフィギュアの違いは「布製の服を着せ替え櫛でとかせる髪を持つのがドール」「すべて硬いプラスチック素材でできてるのがフィギュア」だそうです。持ち主とのコミュニケーションを楽しむ点では、ただ飾って楽しむだけのフィギュアよりドールの方が奥深いとも言われるとか。

もう20年以上連れ添っているビスクドールは、なんだか瞳に魂が宿っているようで、あたしが死んだら一緒に焼いてもらおうと思ってます。だって置いていけないもの。こんな風に思ってしまうところがすでに、病理的なのかもしれませんね。

2004年03月27日(土)



 虎は死して皮を残すと申しますが

あたしなんかの場合、残しちゃたいへんなモノが多すぎ;
自他ともに認める捨て魔の優先順位第一位は「明日不慮の事故でおっ死んだとして、形見分けで大笑いになるようなヤバイもの」でございます。

我が家は最近お片づけがブーム(笑)。つか、捨てないと新しいものが収まらないのです、@特に子供部屋。
子供も管理人の「過去は振り返らない性格」が色濃く遺伝してしまい、まァお見事な捨てっぷり。思い出より何より「今使うかどうか」だけが判断基準のようです。

筋金入りのBL好き友人から「自分が死んだらまずコレを処分して」と遺言されたダンボール箱には、初期JUNEやら関係書(?)が大量に保管されてるらしいです(そんなのどーやって処分すりゃいいんだよ#)。確かに死後これらを発見したご家族のとまどいは大きいかもしれません(^_^;)。
あたしはそのテは大丈夫なんだけど、日記とか書きかけのメモやネーム、イタズラ描きの多くは絶対他人の目に触れてほしくありません。でもネタ帳はいつ必要になるか分からないので、処分のタイミングが難しいところ。
気紛れで買ったマンガや文庫、ハードカバーなんかは余程でない限り再読しないので、思い立ったらまとめて処分してしまいます。CDやビデオも同様。住まいは空間を確保するのが何よりの贅沢なのですよ。

ところが同居人はせっかく分別したものも「えーコレ捨てちゃうの?もったいない」と文句タラタラで元に戻しちゃう。かくて何年も前の雑誌や新聞が山のように積み上げられていくのです。
「掃除すんのあたしなんだから捨てて」と言っても、いっこうに改善される様子ナシ。う〜〜捨てたい!

2004年03月26日(金)



 鋼のロシア歌曲タイトルは「兄弟たち」(まんまやんけ;)

えー、昨日購入の鋼サントラに収録されたロシア語歌曲ですが、同居人が本日休暇なのをいいことに翻訳を依頼しました(^_^;)。

「БРАТЪЯ(ブラーチャ)」は「兄弟たち」という意味だそうです。訳してる最中「兄弟は何人?」「戦争中なの?」「何か罪を犯した?」「薬学の勉強してる?」などの質問が続出、大体のストーリーを説明しました。
そして出来上がった直訳は、まるでワーグナーのオペラみたいに仰々しい内容; 
「詩歌を訳すのって難しいんだよね」
確かに。内容はおそろしく哲学的なのに、言葉は叙情的。
つーことで以下、管理人がストーリーを踏まえ大意から外れないよう意訳してみました。


  「兄弟たち」

  アル
  オレが必ず元にもどしてやる
  悪いのはオレだ オマエじゃない
  すべてをとりもどし この手につかみとろう
  こたえを探し求めても 誰も助けてくれやしない
  オレは とりかえしのつかない過ちを犯した
  命を救うすべなんかない

  やさしかった母さん
  大好きだった母さん
  もう二度と あの頃にもどれないけれど
  なつかしいあの場所へ かえりたい
  アル
  すべての罪は オレにあるんだ

  兄さん
  ひとりで泣かないで 悲しまないで
  兄さんだけの罪じゃない
  ふたりで償おう
  責めてなんかいないよ
  怒ってなんかいないよ
  ふたりで償う そのための力が欲しい

  どうすればいいのか
  悲しみを忘れられるのか
  今は わからないけれど
  すべてをとりもどし この手につかみとろう


…ぐぁんばれ、エルリック兄弟!って感じですね(^.^)。

2004年03月25日(木)



 鋼のサントラが来ました。

おおお、演奏がモスコー・シンフォニックじゃあないか!
ロシア語の歌も収録されてるぞ。これはコナン劇場版以来、久々に同居人の出番か?(笑)
アニメ化にあたり世界観を確立するためロシアへロケに行ったとききましたが、もしかして録音のついでだったのでしょーか;

チルチル大島さん(コラ;)の作品を初めてちゃんと聴きました。作品数が多いし有名なのばかりで逆に手が出せずにいたんです。それが今回大好きな鋼で初体験、なんとなくご縁を感じておりますの(大島さん迷惑だろうなあ;)。
監督さんから「クラシックでヨーロピアン調」との依頼を受け、イメージを広げたという音楽群。音監さんは「傷の残らない痛み」を重視しつつ選曲に奔走してるそうです。

あらためて「鋼の錬金術師」という字ヅラを眺めてみると、なんともネオゴシックロマン然としていてどんより重たくなるのもむべなるかな、な雰囲気ですねえ。
全33曲中、楽しい気分になるのは3曲くらい。あとは心の深淵を覗き込んだ挙句、奈落の底へまっつぁかさまなものばかりです。

聴いているうち、エドたちと真に敵対するものは国軍であり、引いては国家、そしてその冠を戴いた「国家錬金術師」というシステムそのものなんじゃ…という気がしてきます。この国の軍は、いったい何から国民を守ろうとしているんでしょうか。それとも軍事政権が幅を利かせているのか…原作を読んでいないので詳細が今ひとつ分からないですが、たいへんキナ臭いものを感じてしまいます。

CDジャケットは、真っ白のバック中央に背を合わせて睨みを利かすエドとアルがモノクロームで描かれています。ロゴとパッケージ内側は金色。
えらく挑発的じゃないの。
色は聴いたオマエがつけてみろってことね。
さて皆さん、エドたちの挑戦受けますか?

2004年03月24日(水)



 耳をすませば

先日TVで初めて観ました、ジブリの「耳をすませば」。
京王線「聖蹟桜ヶ丘」が舞台で、バイオリン職人志望の男の子と女の子の淡い初恋物語…それくらいの知識しかありませんでした。

ジブリ作品は意外な人を声優に据えるので、声を聞き分けるのも楽しみのひとつです。今回は立花隆と小林圭樹、露口茂にビックリ!でした。
馴染みの街並みがたくさん出てきて、作品世界に入りやすかったのも嬉しかったです。多摩丘陵はホント坂道だらけで、住んでる人たちは日々の生活たいへんだろうと思います。景色は抜群ですけどね。

中学生くらいの恋愛感情ってこんな感じかなあと、観ていてほのぼのしてしまいました。神社で杉村くんに告白されるとことか、ひとり黙々と作業に没頭する天沢くんの後姿に惹きつけられるとことか…。
TV放送後、いくつかのサイトをまわって感想を読んだのですが、興味深かったのは雫が初めての物語を書き上げたその努力を誉める内容が多かったことです。

あたしは単にストーリーが微笑ましくてよかった程度かなと思っていました。ところが雫世代の子供たちは約束したことを最後までやり遂げた雫に惜しみないエールを送っていて、この年頃の子たちがもつ憧憬や挫折をあらためて認識した次第です。

夢見る頃を過ぎてしまった自分と、これから夢を叶える子たちとの違い…言ってみればそれまでですが、同じ作品を観てもつ想いのいろいろに気づけてよかったです。
ついでに柊さんの原作を読んでみようと思い立ち、続編と合わせて在庫の問い合わせ中。うまく見つかるといいのですが。

「耳をすませば」のサポート情報を知りたい方はこちらをどうぞ。舞台になった場所の写真を掲載してるサイト紹介もあります。

2004年03月23日(火)



 読書は続くよ

シリーズ3冊目に入りました。またもや悪酔いしそうな内容で、ここにきてやっと作者と自分は生理的に合わない部分が多いと分かりました。でも買っちゃったからなー、未読でオシャカはあんまりな気もするしー(-_-;)。

先日の夕刊に、今ジュニア文庫が面白いという記事が載っていました。「十二国記」「デルフィニア戦記」など、ジュニアから昇格して一般文庫に収録される作品もあるといった概ね好意的なものでした。
ただ前々から言われているようにジュニア文庫の場合、イラストを誰が担当するかで売れ行きが決まるのも抗えない事実。「表紙だけでも買い」なんて笑えない紹介文の書店もあるそうです。

今読んでいるシリーズ(一応一般向けです)の表紙は抽象的なビジュアルで、本文にはイラストがありません。結果読者は現実に知る画像を想像するため、陰惨なシーンがやけにリアルになってしまうのです。読み進むのが辛いのは、破天荒な設定を現実的なビジュアルで補完しなければならないギャップのせいだと思います。キャラクターの外見描写が少なく、ステレオタイプを配置せざるを得ないこともネックのひとつかも。
たとえば西尾維新の戯言シリーズに添えられるイラストは、生のリアル感ゼロなCG。でもだからこそ、メチャクチャな設定をメチャクチャで済ませられる不思議な一体感があるんです。清涼院流水の一連の作品もマンガによってキャラが固定化され、ゲロゲロシーンもある程度相殺される効果があるようです。

以前日記で、子供向けの小説では想像力を高めるため最小限の挿絵数に抑えた方がいいと書きました。特にキャラクターを固定化するのは余計なお世話と思っていました。しかし、小説の内容によっては衝撃に対する緩衝材としての役割があるのかもしれない、そんな風にちょっと考え直しています。

2004年03月22日(月)



 もうやめようよと思うんだけど

止まらない読書ってありませんこと?
つまらないでもなくヤバイでもなく、読み進むのが辛い。なのに止まらない。
これをちゃんと読んでしまわないと、次を開く権利とゆーか資格がないような気がして。切迫逼迫脅迫的感覚。
しかもその本、やたら長い(T-T)。

気温の高低に体がついていけず、元々壊れ気味の思考も木の芽時のあおりをくらってコントロールききません。
イノセンス観てから心が酔っ払ってしまったみたい。

光瀬龍「百億の昼と千億の夜」の中で、ゼン・ゼン・シティーの市民が電脳チップになって永遠の夢を貪るイメージ…中学生には強烈でした。
ギブソンの革命以降、マトリクスの世界は自分の中に完全に定着。なにかのきっかけであちらに引っ張られると、しばらく現実に馴染めなくなるのです。

身体はここにあるのに、頭があちらにいってる状態は結構キツくて。おまけに読もうとしている物語は全て境界がらみ。
まずいまずいまずい;
こうなると囲碁もテニスも鋼も役に立ちません。
今のあたしを洗脳するのは、赤子の手をひねるより容易いでしょう。

2004年03月19日(金)



 アニプリ感想…つか不二さんとトーク(滝汗)

をアップ致しました。やはり青学レギュラーで一番おっそろしいのは不二センパイですね。
真田さんが無理なフォローしてたけど、アレはミラーリベンジでしょう!その方がいっそ小気味いいですわよ、ええ。
そして観月のセリフが何故あんなに多いのか、フェンスに寄りかかってたワケでもないのに何故橘は引っくり返るのか、朋香はいつの間に不二「さま」付けになったのか、神尾の前髪は遠近感狂わないのか…様々な疑惑(疑惑かよ)未消化のまま、次回リョーマさまの登場です♪

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教科書と小説とそれぞれに、身内関連の名前が出ていてあらあらでした(^_^;)。教科書もザッと眺めてみたものの、内容難しいですねー。自分もこんなの習ってたのかしらと、特に理数系は思います。最初の中間試験結果なんか、あまりに無惨過ぎて忘れられません(T-T)。

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今読んでるエンタメ・ミステリに、カニバリズム少女が登場します。人肉しか受け付けない少女が殺戮と解体を繰り返し、鉄板焼きやミンチにするってな話。新井素子の「ひとめ、あなたに…」では新妻がダンナを解体してビーフシチュー風に料理していく手順がこと細かに描写されるんですが、書き手の違いで同じ食人料理も随分印象が変わるなあと思いました。要はキッチンか飯盒炊爨かって感じですね(笑)。

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狙ったワケでもないのに、人形・オルゴールとイノセンスに繋がるような要素を最近よく検索しておりました。ときどきアンテナ感度がよくなって、こちらが知らない内にあちこち関連付けている場合があります。いわゆるイモヅル式ってヤツなんですが(笑)。人間って疲れている方が感度が研ぎ澄まされるそうですね。疲労→死への怖れが自分に必要な情報を取り込む条件になるとか。

それほど自覚はないですが身体は正直なようで、今週はもの凄くだるいです。やることないんだから寝てりゃあいいのに、そういう時に限ってイントロやエピソードがポツポツ浮かんでくるし、プロットも妙にうまく繋がったりするんですねー。もったいないのでのろのろとメモに書き留めております…でもサイト用には全然使えないな(T-T)。



2004年03月18日(木)



 イノセンスを観てきました

土曜日相方とデートだったので、急遽新宿コマ前の映画館に突撃。思ったほど込んでなく、ゆっくり座って観られました。マトリックスがあれだけ人気あるのに、やっぱり実写でなくアニメだと意識から脱落するのかしらん。それにしても圧倒的に男性の観客が多かったですねー(^_^;)。

内容は…ご覧になってない方のために伏せるとして、押井ワールド爆裂でした(笑)。彼の好む要素は以下の通りです。
1.群れ飛ぶ鳥&水槽の魚
2.派手な突入
3.閉所に押し寄せるメカ
4.水路とアーチ
5.くどいほどの引用
あと劇場版パトレイバー1で香貫花のセリフだった「だから避けた、可能な限り」を今回バトーが言ってて嬉しくなりました♪

主要モチーフのひとつである巨大オルゴールですが、先週の旅行で偶然「オルゴール館」に行ってたんですよー(スタッフが見学した伊豆とは場所違いですけど)。とにかくデカい仕掛けで、案内のお姉さんの「かなり大きい音なので心の準備をなさってください」という言葉通り、耳がつぶれそうな爆音でした。
テーマソングを歌ってるのが伊藤君子というのもびっくり。彼女のCD何枚か持っていますが、「Follow Me」は知らなかったです。随分前のアルバムから引っ張ってきたみたい。それにしても日本人はアランフェスが好きね(笑)。コーラスは最近流行りの「宗教系」、早速サントラ買って堪能しております。

映画のあとはアルタ上にあるスーパードルフィーのお店に行き、「なんだかイメージかぶるねえ」と苦笑しながら見てまわりました。
土曜の午後、ごった返す人波の中でお茶しながらイベントの打ち合わせ。帰りに書店でいろいろひやかしてきました。言語体系が共通する友人はありがたいものです。

2004年03月16日(火)



 卒業式でした

粛々とした、いいお式でした。
退場の花道でブラスバンド部の「卒業写真」が演奏されたら、こらえきれなくて涙が出ました。

義務教育が終わり、親として最低限の責務が果たせました。
なにより、子供が大きなケガも病気もなく大きくなってくれたことに感謝しています。

新しいところでも、みんな元気で頑張ってね。

2004年03月11日(木)



 少女向け小説

日本では1970年代の「赤毛のアン」「大草原の小さな家」「ローラ・アシュレイ」三位一体で、アーリー・アメリカン・カントリーへの憧れが決定付けられたように思う。今流行りのシルバニアなんとやらのコンセプトも、この傾向を引きずった母親世代(事実上の購買層)を射程範囲に入れてのことだろう。
かわいい柄のコットンファブリック、レースをあしらった清楚なファッション、田舎暮らしの日常を彩る様々な雑貨、ゆっくり流れる時間、素朴で愛溢れる人々…カントリーの内包するイメージは明治大正におけるお嬢さま的情緒と共通する部分も多いように感じる。

海外発少女向け小説の筆頭と言えばやはり「赤毛のアン」になるだろうか。面白いことに「赤毛のアンシリーズが私のバイブル」と言ってた友人は皆、20代前半で結婚し家庭に収まって良妻賢母している。
他にも「若草物語」「あしながおじさん」「小公子」「小公女」「秘密の花園」など少女の夢をかきたてる作品は多い。ちなみに管理人の名前も、若草物語四姉妹の末娘にあやかってつけられたそーである(母のシュミ)。

最近話題の「マリア様が見てる」シリーズは、昔で言う女学校のエスっぽさが残る作品であるらしい。この筋の大御所といえば吉屋信子、川端康成が挙げられるだろう。女学校卒業と同時に親の決めた縁談での結婚が待っている女性に与えられたごく短い「少女」という幻の猶予期間に、当時考えられる限界ぎりぎりまで想像をはばたかせた作品は少女たちの熱狂をもって迎えられた。

海外・国内の作品を比較してみると、主人公の少女たちはどちらも厳格なモラルに縛られてはいるが、心理的解放の先にあるのが海外では「社会的自立や男性との恋愛」であるのに対し、日本では「同級生あるいは憧れのお姉さまとの心の交流」であることが興味深い。
それぞれの社会を支配する思想・宗教の違いもあるだろうし、一般の女流作家はこぞってフェミニズム的作品を書いてもいる。しかし日本の少女向け小説は何故か男女の恋愛を忌避する傾向があるように思う。自分の女性性に対する嫌悪感がそうさせるのだという説は、大人でも子供でもない無色透明な少女の心理をそれなりに表しているのかもしれない。

あたしは、自分が少女であること以上に少女的なものを求める行為を浅ましいと思うようなヘソ曲がりであった。自分の少女的部分を中和・相殺してしまうものばかり欲していたように思う。それが少女的なものへの憧れの裏返しだと大人になってから気付いたが、もう少女の時間は取り戻せない。
そんな、硬質で冷たいフィルタに覆われた不発弾のような情熱を抱えたまま、今日も仮想世界を徘徊するのだ。

2004年03月10日(水)



 ついに「鋼の」が来てしまった;

実は子供が単行本買ってきちゃいまして(^_^;)。
帰宅早々読み始めるので何買ってきたんだろうと手に取ると
「あーソレお母さん読まないほうがイイ」
「げっ鋼じゃないのー!なんで〜〜!?」
「だってガマンできなかったんだもん!ヒカ碁はいっぱいあったけど、鋼はまだ少ないし」
…だから自力で買えるってワケね。たしかに4月から高校生になる人の買い物まで束縛できないわ。でも部屋の掃除してると机の上に散乱した単行本からアンテナ立ってるような気がしてしょーがないの(号泣)。

鋼関連で自分で買ったのは特装版6と公式ガイド、アニメの公式ガイド、荒川センセのイラスト集、今年用のカレンダー、OPCDが3枚。今月はサントラ盤と特装版7がネット通販で届く予定です。
予めストーリーが分かってしまうとアニメ観るのが面倒くさくなってしまうし、お初のインパクトがなくなるのがイヤで終了まで原作は読みません。6巻付録の「焔の錬金術師」も未読。今は大佐ファンの間を巡回してる模様です(笑)。

ウチに遊びに来て下さる原作派のお客さま、いつも不自由な思い(苦笑)をさせてしまい申し訳ありません。ヒカ碁のとき同様、原作を知らずドタバタする管理人の一喜一憂をお楽しみいただけたらと存じますm(__)m

2004年03月09日(火)



 河口湖に行ってきました。

子供をはじめ、家族みんなご苦労さん会ってことで温泉行ってきました。
冠雪富士の夕暮れ日の出を味わい、夜は湖の真上にぽっかり満月。初めて頬を刺す寒風の中の露天風呂を体験しました。石塚クンの苦労がよく分かったわ(^_^;)。
いや〜日本人に生まれてよかったと思うのは、アニメマンガ大国だからだけじゃありませんことよ!夕飯は展望レストランで15品目も並びましたのよ!しかも窓の外はほとんど笹倉鉄平状態(笑)なんですわ、オクサン!!(←ヲイ#)

天気がちょっと心配だったんですが、幸い寒い以外は快適でした。特に道路混雑に巻き込まれなかったのがよかったです。
もう何度も宿泊してる場所なので地図いらずですいすい行けるのもラク。箱根や伊豆、熱海に比べると全国的な知名度が低いせいか、都心から行ける穴場的温泉なのです。とにかく目の前が富士山でー、あんまり近くて認識しづらいくらいなんですねー。

帰り山中湖もまわり、小雪がちらつく中、今冬最初で多分最後の積雪を見ました。
途中「いがらしゆみこ美術館」なんてものがありビックリ。入り口でキャンディがニッカリ笑ってんですが、マンガもアニメも知らないのでさっさとスルー(^^ゞ。一方道路脇に「東京大学山中演習林」なる看板を見つけ「演習って何?」と車内がかなり盛り上がりました。どなたか演習内容をご存知でしたら教えてくださいませ。

2004年03月08日(月)



 つーことでラルクを買ってみた。

「Ready Steady Go」と今日発売の「瞳の住人」の2枚です。鋼のOPが替わったとき「Melissaの方がいい〜!」なんて言ってたそこのアナタ、いい若いもんがそんな保守的じゃいけませんことよ。新手が登場したらとりあえず黙って三回遣り過ごす、それから決断を下すように。
え、そう言うオマエはどうだったって?あたしゃ過去を振り返らないオンナなので、最初っからOKでしたよ(^.^)。

えーと「Ready Steady Go」はオリジナル以外にメンバーがひとりずつ欠けてる(コーラスや担当楽器の音が消えてる)バージョンが収録されてます。更に新曲「瞳の住人」はオリジナル&カラオケと共にhyde以外のメンバーがボーカルをとっている「Ready Steady Go」各バージョンが収録されています。…要するに2枚続けて聴くと全10曲中、都合8回バージョン違いの「Ready Steady Go」が流れるというワケ。イヤでも覚えますよー(^_^;)。

「Ready Steady Go」は歌ってみると全部地声でオッケーでした。hydeという人は声質は低いですが声域は高い。女性のアルトに対応する域ですね。今回はアニメのテーマソング(基本的に視聴者たる子供が歌えるのが前提)を多少考慮してるのか、音域も狭いです。歌詞もちゃんと鋼の内容と呼応してるんですよね。「Melissa」もそうだったけど、作品を読んでから書くのかしらねえ。それとも漠然と汎用のテーマをイメージすんのかしら。
アニメ専門誌でも、そういうところを突っ込んでインタビューしてくれると面白いんだけどなあ。

2004年03月05日(金)



 大蛇丸もサスケも我愛羅も好き(順不同)ですが

今週のNARUTOにおけるワタクシの喜びは、油女シノくんと共にあるのです(はーと)。
何が好き?虫が好き!!(うおお;)

その瞳はメガネに隠れ、口元はスタンドカラーに隠れ、表情ほとんど読み取れないにもかかわらずゾワゾワさせる殺気がカッコイイの!自分の体の中に違う何かをすまわせてるっていうの、普通は生理的嫌悪をもよおすんだけど、何故かシノくんはそれすらもすでにクールでイカしてるんだわねー(恋は盲目とはよく言ったもんだよ)。操る虫がビジュアル的にリアルでないってのも助かってると思います。

カカシ先生同伴(笑)で復活してから、サスケくん目当てでずーっと録画してました。二丁目横綱小ぃママの出番も楽しみでした。だがしかし、贔屓の度合いはシノくんがいちばん高いらしいことを、しみじみと思い知った今週。いけーいけーあたしの虫使い!!

そいでもってカンクロウ曰く「真の恐怖を知らんとみえる」発言ですが、
アレは真の恐怖というよりむしろ、真に引くではないかと。

……ああまた石田さんファンを敵にまわしてしまったような気がする(-_-;)。

2004年03月04日(木)



 ひな祭り

我が家はお雛様がない家でした。
毎年ひな祭りが近くなると、お友達のおウチで七段飾りだのなんだのと賑々しくお人形が飾られるのが羨ましかったものです。そういえば弟にも五月人形とか鯉のぼり、なかったですねえ。

親の言い分は「引越しが多いからなるべく荷物は増やさない」でした。でも父の趣味の模型や書物、その他の玩具は増える一方だったのであんまり説得力ありません。多分出したりしまったりが面倒くさかったんじゃないかなーと睨んでいます(^_^;)。

あたしは母方の祖父母にとって初孫だったためいろいろ手をかけたがりましたが、母も譲らない性格で主義を通したようです。とにかく雛人形はナシとなった段階で祖母は孫娘の写真を握りしめ人形店に乗り込み、「この子とそっくりの姫人形を制作せよ」と職人さんにねじ込んだのでした。

かくしてガラスケースに収まった二対の人形(ひとつは藤娘仕様、もうひとつは町娘)が床の間に常設されたものの、「かく美しく育て」という祖母の願いは全く反映されず大きくなってしまいました。
お陰さまで節目節目の行事や催事に興味がなく、成人式も家でごろごろしていました。和裁上手だった祖母のお手作りの着物(何着あるのかも知らない)は、ほとんど袖を通すことなく実家の天袋に眠っています。

2004年03月03日(水)



 例の京都の卵が

厚木で茹でられてコンビニで販売されてたそーです; 結構なロケーションがあるんだなあと驚く一方、口に入るものなんだからもう少し神経遣っていただきたいですわ。ご自分は平気なのかしらん。まさか実情を知ってて食べないとかだったら困ったものですね。

昔、知り合いが仕出屋さんのパートをしてたとき「必ず火を通して食べてくださいね」とこっそり教えてくれました。喫茶店でアルバイトしてた子は「もうコーラ以外絶対注文しない」と言ってました。なかなか内情は凄まじいのでしょうか(-_-;)。

台所を預かる身として、食中毒だけは避けたいと思っています。あまり神経質になる必要もないでしょうが、調理器具の熱湯消毒や食材の賞味期限には気を遣います。あと指先をケガしてるときとかも。
手洗いが不十分なのもよくないそうですね。女性の場合、長い爪やはめっぱなしの結婚指輪周辺が不潔になりがちとか。面倒でも調理時ははずした方がいいんですって。爪も長すぎると普段の生活に不便だし、第一楽器弾けませんし(^_^;)。

2004年03月02日(火)



 V、V、Vッ!(^o^)丿

すいません、本日はマジ私信です。
第一志望突破しました!
ご心配いただいた皆さま、ありがとうござました〜!!

あー昨日から気もそぞろだったんだよねー。
長い一年、マラソンでした。
終わり良ければ全て良し。
今夜は祝杯ですvv

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ほっとしてTVつけたら、NHKBSで大江千ちゃんがピアノの弾き語りを!
くうううう〜今日はまた、別の感慨があるような(T-T)。

ちゃんと合格通知持って帰ってきました、入学金振込用紙付きで(^_^;)。

2004年03月01日(月)
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