2004年10月31日(日)


たかが愛
                  中島みゆき

間違いだけを数えていても
人の心をなぞれはしない
教えておくれ止まない雨よ
本当は誰を探しているの

ああ この果てない空の下で
何ひとつ間違わない人がいるだろうか

何故にたかが愛に迷い
そしてたかが愛に立ち止まらされても
捨ててしまえないものがまだあるの
僕はたかが愛に迷い
そしてたかが愛に立ち止まらされても
捨ててしまえないたかが愛

傷つきあったさよならだけが
形に残るものだとしても
確かにあったあのときめきが
いつか二人を癒してくれる

ああ この果てない空の下で
独りでも寂しくない人がいるだろうか

何故にたかが愛に迷い
そしてたかが愛に立ち止まらされても
捨ててしまえないものがまだあるの
僕はたかが愛に迷い
そしてたかが愛に立ち止まらされても
捨ててしまえないたかが愛

ああ たかが愛に迷い
そしてたかが愛に立ち止まらされても
捨ててしまえないたかが愛



2004年10月30日(土)


御機嫌如何
                  中島みゆき

もしも離れ離れになっても変わらないと
あれほど誓った言葉が風に溶けてゆく
情けないものですね あなたを忘れました
女は意外と 立ち直れるものなのでしょう

※ 御機嫌如何ですか
   私はあいかわらずです
   泣いてる日もあります 笑う日だってあります
   氷の女発の手紙をしたためます
あなたも私をもう気遣わないでいいわ

そうよ日々の暮らしは心とは別に行く
泣きすぎて血を吐いて喉でそれでも水を飲む
人形たちのようなヒロインじゃあるまいし
嘆いていないわ うぬぼれないでほしいのよ

※ くりかえし
あなたも私をもう気遣わないでいいわ

※ くりかえし
涙で濡らした切手を最後に貼ります



2004年10月29日(金)


最後の女神
                  中島みゆき

いちばん最後に見た夢だけを 人は覚えているのだろう
幼い日に見た夢を 思い出してみないか

ああ あれは壊れたオモチャ いつもいつも好きだったのに
僕にはなおせなかった 夢の中で今も 泣いてる

言葉にならないSOSの波
受けとめてくれる人がいるだろうか

ああ あれは最後の女神 まぎれもなく 君を待ってる
ああ たとえ最後のロケットが 君を残し 地球を捨てても

まだ見ぬ陸を信じて 何故に鳥は海をゆけるの

約束を載せた紙は風の中 受けとめてくれる人がいるだろうか

ああ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても
ああ あれは最後の女神 まぎれもなく 君を待ってる

心は変わる
誰もが変わる
変わりゆけ変わりゆけ
もっと好きになれ

いちばん最後に見た夢だけを 人は覚えているのだろう
幼い日に見た夢を 思い出してみない…

ああ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても

ああ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても

ああ あれは最後の女神 天使たちが歌いやめても



2004年10月28日(木)


空港日誌
                  中島みゆき

あなたの心が疲れた頃へ
もう一度呼び出す 広島空港
風が強くて YSは降りない
気の毒顔で ゲートが閉まる

「今夜の乗客は9人 乳飲み児が1人
 女性が2人 あとは常連客
 尋ねられた名前はありません」

あの日にあなたが博多にいたという
愛のアリバイを壊してあげたい
写真ひとつで幸せはたじろぐ
安い女と嘲笑うがいいわ

もう一度 むくわれぬ季節があなたにくれば
迷いに抱かれて戻ってくるかと…
今日も風は 飛行機を追い返す

ドアから吹き込む12月の風が
グランドスチュワーデス スカーフを揺らす
ふっと秘密を話したくなるから
冷たい声で 事実を告げて

「今夜の乗客は9人 乳飲み児が1人
 女性が2人 あとは常連客
 尋ねられた名前はありません」

羽田へと向かう道にさえ乗っていない
そんなこと百もわかりきってるけど でも



2004年10月27日(水)


ジェラシー・ジェラシー
                  中島みゆき

ジェラシー ジェラシー
ジェラシー ジェラシー

誰の目にも見せないようにすればするほど
ひどくなってゆくのがジェラシー
目線ひとつバレずにクールに見せてるほど
降り積もってゆくのがジェラシー

ジェラシー ジェラシー
ジェラシー 嫌われたくないのね
あの人からも あの人の側にいる人みんなから
良く思われたいのよね
バカじゃないかしら

会えないのと会いたくないのは別ものだと
わかりきっているのにジェラシー
「縛られないで済むのが賢い」と男たち
猫みたいに言うからジェラシー

ジェラシー ジェラシー
ジェラシー 誰もが疑わしい
男だろうと 女ならもっと
あの人に妙に近づきすぎる気がするの
バカじゃないかしら

ジェラシー ジェラシー
ジェラシー 誰もが疑わしい
ジェラシー ジェラシー
ジェラシー 誰もが疑わしい

ジェラシー ジェラシー
ジェラシー ジェラシー



2004年10月26日(火)


シュガー
                  中島みゆき

スパンコールと羽根飾りをつけて
今夜もあたしの出番が来る
ありえないような お伽の駅から
今夜も男たち 旅立ってゆく

二文字砕けた呼び込みのネオンは
おかげで故郷のつづりと似てしまった
霧の深い夜は 大好きよ5m先
あの日の夢たちが映画みたいに映る

※ WowWow… 夢は57セント
   WowWow… 一度足を上げる値段
   夢から夢へ綱渡り
   SUGAR SUGAR 砂糖菓子

A.M.3時までには 迎えに行かなきゃね
あの児の夜泣きする声が聞こえて来る
預けっぱなしでなつかない瞳が
あいつとそっくりに あたしをさげすむわ

※ くりかえし

欲しかったものは手に入れたわ 何もかもさ
ほらこんなに光ってる 靴もネックレスも
人生は2番目の夢だけが叶うものなのよ
ほら だってあの人は あたしに残らない

隣の店から 風に乗って流されて来る
油の匂いで 胸やけがするわ
スポンジのようなパンを水で喉に押し込んで
今夜も極楽へ踊りだしてゆく

※ くりかえし

※ くりかえし



2004年10月25日(月)


木曜の夜
                  中島みゆき

木曜の夜11時半
まだ早すぎる何もないとあきらめるには
もしかしたらまだもしかしたらまだ
あなたが私をみつけてくれるかもしれないから
少しだけ目立ちそうな服を着ている
何回も振り返っては立ちどまっている
偶然なんてそんなにうまく起きないってことわかってるけど

※ こんなにこんなに人はいるのに どこにもどこにもあなたはいない
   こんなにこんなに人はいるのに どこにもどこにもあなたはいない

次の角まで次の角まで
歩くほど遠ざかっているのかもしれない
でも早く歩いてしまう
あなたの他の誰かに誘いの声をかけられたくなんかないから
もしあなたの声だったらすぐにわかるよ 
どんなに人と音楽が道にあふれても
どうしてるかな今ごろあなた 
私のことは思ってないね

※ くりかえし

帰りたくない帰りたくない
混みあって歩きづらい街を歩いてる
帰りたくない帰りたくない
みんな会いたい人に会えてよかったね

※ くりかえし



2004年10月24日(日)


愛情物語
                  中島みゆき

よりそいあって暮らすことが
あなたのためにはならないこともある
しでかしてきた過ぎた日々が
私を許しはしないらしい

今日までの愛情に報いて
出来ることはただひとつ
突然の裏切りと見えるしかなくても
もう逢わない もう呼ばない あなたと他人になるわ

※ たとえ離れても心は変わらない
   せつなさに疲れて息がとまっても

誰でもいい側にいてと
迷いにまかせたひと頃があった
忘れ捨ててほしいならと
忍び寄ってくるあの頃の気配

狙うのは私だけでいい
おびき寄せて遠ざかるわ
あなたには何者も触れさせはしないから
あなたには裏切りと憎まれてもいいから

※ くりかえし

狙うのは私だけでいい
おびき寄せて遠ざかるわ
あなたには何者も触れさせはしないから
あなたには裏切りと憎まれてもいいから

※ くりかえし



2004年10月23日(土)


蒼い時代
                  中島みゆき

蒼い時代のことやから 忘れてやってくださいと
あなたの親に謝られても 何のことかわからないわ
蒼い時代のただなかで 私たちは互いに
過去も未来もないことにして 固く抱きあったね

※ 正しくても間違いでも かまわなかった
   あなたといることだけしか 思わなかった

蒼い時代のことやから 忘れてやってくださいと
あなたの親が頭を下げる 私は陽だまりを見る

あんな昔の 約束をあなたが覚えていたなんて
驚きました 私はとうに今の暮らしに変わっています
あなたと同じ目元が うるんだように安らぐ
ガラスの中に私は見てる 遠い陽だまりの日々

※ くりかえし

蒼い時代のことなんか 幻でした 約束は
信じてなんかいませんでした これで良かったのよね



2004年10月22日(金)


二隻の舟
                  中島みゆき

時は全てを連れてゆくものらしい
なのにどうして寂しさを置き忘れてゆくの
いくつになれば人懐かしさを
うまく捨てられるようになるの

難しいこと望んじゃいない
有り得ないこと望んじゃいない
時よ最後に残してくれるなら
寂しさの分だけ愚かさをください

おまえとわたしは たとえば二隻の舟
暗い海を渡ってゆくひとつひとつの舟
互いの姿は波に隔てられても
同じ歌を歌いながらゆく二隻の舟

※ 時流を泳ぐ海鳥たちは
   むごい摂理をささやくばかり
   いつかちぎれる絆 見たさに
   高く高く高く

敢えなくわたしが波に砕ける日には
どこかでおまえの舟がかすかにきしむだろう
それだけのことでわたしは海をゆけるよ
たとえ舫い綱は切れて嵐に飲まれても

※ くりかえし

おまえの悲鳴が胸に聞こえてくるよ
越えてゆけと叫ぶ声が ゆくてを照らすよ
きこえてくるよ どんな時も

おまえの悲鳴が胸に聞こえてくるよ
越えてゆけと叫ぶ声が ゆくてを照らす

難しいこと望んじゃいない
有り得ないこと望んじゃいないのに

風は強く波は高く 闇は深く星も見えない
風は強く波は高く 暗い海は果てるともなく
風の中で波の中で たかが愛は木の葉のように

わたしたちは二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの
わたしたちは二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの
わたしたちは二隻の舟 ひとつずつの そしてひとつの
      ・
      ・
      ・



2004年10月21日(木)


誕生
                  中島みゆき

ひとりでも私は生きられるけど
でもだれかとならば 人生ははるかに違う
強気で強気で生きてる人ほど
些細な寂しさで つまづくものよ

呼んでも呼んでも とどかぬ恋でも
むなしい恋なんて ある筈がないと言ってよ
待っても待っても 戻らぬ恋でも
無駄な月日なんて ないと言ってよ

めぐり来る季節を かぞえながら
めぐり逢う命を かぞえながら
畏れながら 憎みながら
いつか愛を知ってゆく
泣きながら生まれる 子供のように
もいちど生きるため 泣いて来たのね

Remember 生まれた時
だれでも言われた筈
耳をすまして 思い出して
最初に聞いた Welcome

※ Remember 生まれたこと
   Remember 出逢ったこと
   Remember 一緒に生きてたこと
   そして覚えていること

ふりかえるひまもなく 時は流れて
帰りたい場所が またひとつずつ消えてゆく
すがりたいだれかを失うたびに
だれかを守りたい 私になるの

わかれゆく季節を かぞえながら
わかれゆく命を かぞえながら
祈りながら 嘆きながら
とうに愛を知っている
忘れない言葉はだれでもひとつ
たとえサヨナラでも 愛している意味

Remember 生まれた時
だれでも言われた筈
耳をすまして 思い出して
最初に聞いた Welcome

Remember けれどもしも
思い出せないなら
わたしいつでも あなたに言う
生まれてくれて Welcome

※ くりかえし



2004年10月20日(水)


EAST ASIA
                  中島みゆき

降りしきる雨は霞み 地平は空まで
旅人ひとり歩いてゆく 星をたずねて

どこにでも住む鳩のように 地を這いながら
誰とでもきっと 合わせて生きてゆくことができる

でも心は誰のもの 心はあの人のもの
大きな力にいつも従わされても
私の心は笑っている
こんな力だけで 心まで縛れはしない

※ くにの名はEAST ASIA 黒い瞳のくに
   むずかしくは知らない ただEAST ASIA

※ くりかえし

モンスーンに抱かれて 柳は揺れる
その枝を編んだゆりかごで 悲しみ揺らそう

どこにでもゆく柳絮に姿を変えて
どんな大地でも きっと生きてゆくことができる

でも心は帰りゆく 心はあの人のもの
山より高い壁が築きあげられても
柔らかな風は 笑って越えてゆく
力だけで 心まで縛れはしない

※ くりかえし

※ くりかえし

世界の場所を教える地図は
誰でも 自分が真ん中だと言い張る
私のくにをどこかに乗せて 地球は
くすくす笑いながら 回ってゆく

※ くりかえし



2004年10月19日(火)


笑ってよエンジェル
                  中島みゆき

愛しさ余れば憎さがつのる
あれはうそっぱち愛しさ足らず
たとえ労いひとつ返されなくても
嘆くようじゃ まだまだハンパな恋さ

だから
応えられなくてごめん
そんなふうに悩まないで
遙か離れてしまっても 泣き顔よりはいい
ほんとさ

※ 笑ってよエンジェル 夢の中エンジェル
   君の笑顔消えてくれるな
   それだけが願いさ

※ くりかえし

さよなら三角また来て四角
こんど会う時はなおさら深く
君を打つ冬風の風上に立ち
やすらかに暮らせと祈り続けよう

だから
思い出せなくてごめん
そんなふうに悩まないで
遙か離れてしまっても 恋しさは育つよ
ほんとさ

※ くりかえし

※ くりかえし

さよなら三角また来て四角
こんど会う時はなおさら深く
さよなら三角また来て四角



2004年10月18日(月)


あした
                  中島みゆき

イヤリングを外して 綺麗じゃなくなっても
まだ私のことを見失ってしまわないでね
フリルのシャツを脱いで やせっぽちになっても
まだ私のことを見失ってしまわないでね
カーラジオが嵐を告げている
2人は黙りこんでいる
形のないものに 誰が
愛なんてつけたのだろう 教えてよ

※ もしも明日 私たちがなにもかもを失くして
   ただの心しか持たないやせた猫になっても
   もしも明日 あなたのため何の得もなくても
   言えるならその時 愛を聞かせて

抱きしめれば2人は なお遠くなるみたい
許し合えば2人は なおわからなくなるみたいだ
ガラスならあなたの手の中で壊れたい
ナイフならあなたを傷つけながら折れてしまいたい
何もかも愛を追い越してく
どしゃ降りの1車線の人生
凍えながら2人共が
2人分傷ついている 教えてよ

※ くりかえし

何もかも愛を追い越してく
どしゃ降りの1車線の人生
凍えながら2人共が
2人分傷ついている 教えてよ

※ くりかえし



2004年10月17日(日)


春なのに
                 中島みゆき

卒業だけが 理由でしょうか
会えなくなるねと 右手を出して
さみしくなるよ それだけですか
むこうで友だち 呼んでますね

※ 流れる季節たちを 微笑みで
  送りたいけれど
  春なのに お別れですか
  春なのに 涙がこぼれます
  春なのに 春なのに
  ため息 またひとつ

卒業しても 白い喫茶店
今までどおりに 会えますねと
君の話は なんだったのと
きかれるまでは 言う気でした

※ くりかえし

※ くりかえし



2004年10月16日(土)


やまねこ
                 作詞・作曲・歌 中島みゆき

女に生まれて 喜んでくれたのは
菓子屋とドレス屋と女衒と女たらし
嵐あけの如月 壁の割れた産室
生まれ落ちて最初に 聞いた声は 落胆の溜息だった

※1 傷つけるための爪だけが
   抜けない棘のように光る
   空からもらった贈り物が
   この爪だけなんて この爪だけなんて

傷つけ合うのが わかりきっているのに
離れて暮らせない 残酷な恋心
ためにならぬあばずれ 危険すぎるやまねこ
一秒油断しただけで
さみしがって 他へ走る薄情な女(やつ)

※2 手なずけるゲームが流行ってる
   つめたいゲームが流行ってる
   よそを向かないで 抱きしめて
   瞳をそらしたら きっと傷つけてしまう

あぁ 誰を探して さまよってきたの
あぁ めぐり逢えても
傷つけずに愛せなくて 愛したくて
怯えている夜

※1 くりかえし
※2 くりかえし



2004年10月15日(金)


見返り美人
                 作詞・作曲・中島みゆき

窓から見おろす 真冬の海が
愛は終わりと 教えてくれる
壊れたての波にしぶきが
風に追われて 胸までせまる

とめてくれるかと 背中待ってたわ
靴を拾いながら 少し待ったわ
自由 自由 ひどい言葉ね
冷めた女に 男が恵む

※ アヴェ・マリアでも 呟きながら
   私 別人 変わってあげる
   見まごうばかり 変わってあげる

   だって さみしくて 見返りの美人
   泣き濡れて 八方美人
   だって さみしくて 見返りの美人
   泣き濡れて 八方美人

ひと晩泣いたら 女は美人
生まれ変わって 薄情美人
通る他人に しなだれついて
鏡に映る あいつを見るの

聞いてくれるかと 噂流したり
気にしてくれるかと わざと荒れたり
いいの いいの 誰でもいいの
あいつでなけりゃ 心は砂漠

※ くりかえし

※ くりかえし



2004年10月14日(木)


歌姫
                  作詞・作曲・歌 中島みゆき

淋しいなんて 口に出したら
誰もみんな うとましくて
逃げだしてゆく

淋しくなんか ないと笑えば
淋しい荷物 肩の上で
なお重くなる

せめてお前の歌を 安酒で飲みほせば
遠ざかる船のデッキに 立つ自分が見える

※ 歌姫 スカートの裾を
   歌姫 潮風になげて
   夢も 哀しみも 欲望も
   歌い流してくれ

南へ帰る 船に遅れた
やせた水夫 ハーモニカを
吹き鳴らしてる

砂にまみれた 錆びた玩具に
やせた蝶々 蜜をさがし
舞いおりてくる

握りこぶしの中に あるように見せた夢を
遠ざかる誰のために ふりかざせばいい

※ くりかえし

男はいつも 嘘がうまいね
女よりも 子供よりも
嘘がうまいね

女はいつも 嘘が好きだね
昨日よりも 明日よりも
嘘が好きだね

せめてお前の歌を 安酒で飲みほせば
遠ざかる船のデッキに たたずむ気がする

※ くりかえし

握りこぶしの中に あるように見せた夢を
もう二年 もう十年 忘れすてるまで

※ くりかえし



2004年10月13日(水)


わかれうた
                 作詞・作曲・歌 中島みゆき

途に倒れて だれかの名を
呼び続けたことが ありますか
人ごとに言うほど たそがれは
優しい人好じゃ ありません

別れの気分に 味を占めて
あなたは 私の戸を叩いた
私は別れを 忘れたくて
あなたの眼を見ずに 戸を開けた

※ 別れはいつもついてくる
   幸せのうしろをついてくる
   それが私のクセなのか
   いつも目覚めれば独り

あなたは愁いを身につけて
うかれ街あたりで 名をあげる
眠れない私は つれづれに
わかれうた 今夜も 口ずさむ

だれが名付けたか 私には
わかれうた唄いの 影がある
好きで別れ唄う 筈もない
他に知らないから 口ずさむ

恋の終わりは いつもいつも
立ち去る者だけが 美しい
残されて 戸惑う者たちは
追いかけて焦がれて 泣き狂う

※ くりかえし

あなたは愁いを身につけて
うかれ街あたりで 名をあげる
眠れない私は つれづれに
わかれうた 今夜も 口ずさむ



2004年10月12日(火)


彼女の生き方
              作詞・作曲・歌 中島みゆき

酒とくすりで 体はズタズタ
忘れたいことが 多すぎる
別れを告げてきた中にゃ
いい奴だって 居たからね

死んでいった男たち
呼んでるような 気がする
生きている奴らの
言うことなんか 聞かないが

彼女の人生 いつでも晴れ

そうさあたしは タンポポの花
風に吹かれて 飛んでゆく
行きたい町へ 行きたい空へ
落ちると思えば 飛び上がる

浮気女と 呼ばれても
嫌いな奴には 笑えない
おかみさんたちよ あんたらの方が
あこぎな真似を してるじゃないか

彼女の人生 いつでも晴れ

思い通りには 動かない
世の中なんて 何もかも
だけど あたしだって 世の中の
思い通りなんか 動かない

彼女の人生 いつでも晴れ

ああ今日もまた 裏街は
うわさ話の 花盛り
浮気な風を追い払え
裏切り者を 叩き出せ

そうさあたしは タンポポの花
風に吹かれて 飛んでゆく
行きたい町へ 行きたい空へ
落ちると思えば 飛び上がる

彼女の人生 いつでも晴れ



2004年10月11日(月)


with
             作詞・作曲・歌 中島みゆき

僕の言葉は 意味を成さない
まるで遠い砂漠を旅してるみたいだね
ドアの開かない ガラスの城で
みんな戦争の支度を続けてる
旅をすること自体 おりようとは思わない
手帳にはいつも旅立ちとメモしてある けれど

※ with そのあとへ君の名を綴っていいか
   with 淋しさと虚しさと疑いとのかわりに
   with そのあとへ君の名を綴っていいか
   with 淋しさと虚しさと疑いのかわりに
   with…

生まれる前に 僕は夢見た
誰が僕と寒さを分かちあってゆくだろう
時の流れは 僕に教えた
みんな自分のことで忙しいと
誰だって旅くらい ひとりでもできるさ
でも ひとりきり泣けても
ひとりきり笑うことはできない

※ くりかえし

僕の言葉は意味を成さない
まるで遠い砂漠を旅してるみたいだね けれど

※ くりかえし

※ くりかえし



2004年10月10日(日)


Maybe
                作詞・作曲・歌 中島みゆき

※ Maybe 夢見れば Maybe 人生は
   Maybe つらい思いが多くなるけれど
   Maybe 夢見ずに Maybe いられない
   Maybe もしかしたら

雲の流れは西から東 四つの季節をつないでゆく
今日も地上に吹きつける風は 左から右 右から左
一秒毎に気が変わる 予測のつかない癇癪持ち
一つのビルの角を曲がる度に 意外な向きで拭きつけてくる

私は唇かみしめて 胸をそらして歩いてゆく

なんでもないわ 私は大丈夫 どこにも隙がない
なんでもないわ 私は大丈夫 なんでもないわ どこにも隙がない

※ くりかえし

弱気になった人たちは 強いビル風に飛ばされる
私は髪をきつく結い上げて 大きなバッグを持ち直す
思い出なんか何ひとつ 私を助けちゃくれないわ
私をいつも守ってくれるのは パウダールームの自己暗示

感情的な顔にならないで 誰にも弱みを知られないで

なんでもないわ 私は大丈夫 私は傷つかない
なんでもないわ 私は大丈夫 なんでもないわ 私は傷つかない

※ くりかえし

なんでもないわ 私は大丈夫 なんでもないわ 私は傷つかない

※ くりかえし



2004年10月09日(土)


うう…日記変える。
誰だよ?誰なんだよ?ここ見てんのー(T_T)
知り合いだったらちゃんと言って下さいー。
オフラインだとクマたんだけしかきてないよね?ね?
毎度毎度アク解のリンク先見て一喜一憂してんだから。
ハンドルで検索ワード引っかかるわけねーし…
なのにエンピツの登録Noから来てるし…。
たまたま適当に来た人であって欲しいよ(´Д`)
ホント他の人に見られたらたまったもんじゃねーよー。



昨日 明日 初日 最新 目次 MAIL HP