ステップママ繁盛記



 卒業写真・・・

子供が生まれたり、結婚、クリスマス、卒業、なにかと家族写真をとる機会の多いアメリカ。アメリカのおうちにお邪魔すれば、必ずといっていいほど、おうちの中には家族写真や個人写真が飾られている。
当然、お財布の中には愛妻や子供、親戚、両親はたまたペットなどの写真を持っている人が多いだろう。

一番上の子が高校を卒業するにあたって、スタジオに行って写真をとるというのを聞いたのが、去年の夏。卒業写真に載せるのといっしょに、写真やがいくつかポーズをとって大きさや枚数によって数百ドルの写真を売るという商売。当初、夫は近くの写真やで卒業のときにとればいいといっていたのだが、それでは気に入らないのか自分でいくつかポーズをとってきたようだ。
卒業式のときに着るガウンを着てポーズしたものと、最近ストレートパーマをかけてとった最近のもの、合計12ポーズから三枚を引き伸ばしたりするものにしたらしい。

どれがいいかなあ?と聞かれる。

相当悩んでいるらしく、12ポーズから3ポーズを選ぶのはなかなか難しいらしい。
結局、かっちりしたものを家族用、親戚用にして、カジュアル服でとってあるものをひとつ選んだらしい。

ちょっとぶきみなのは、卒業式のガウンをきているものは選びたくないという理由に、卒業式にはまたとるから・・・みたいなニュアンスを発言。
え?また(普通にとるのではなく)写真やにいってとる気?











2004年04月28日(水)



 妊婦のおなか・・・

一人で夕食を食べていると、一番上の子がプロム用のドレスを持って帰ってきた。

淡い黄色で胸のあたりにビーズが施されているもの。ショールつき。
オーガンジーでできているので、とてもかわいい。
彼女は「美女と野獣」をひらめいて、他のドレスを試着せずこれにしたそうだ。


でも、プロムにいっしょにいく野獣はみつかったのだろうかあ? 笑
(どうやら、ガールズでわいわいといくらしいが)

夫の友達でその人は日本人の奥さんがいて、二人の子供がいる。
日本語もぺらぺら。
結婚する前に彼のことを聞いていたけれど、その後少し前に彼が作ったホームページを見せてもらった。
トップページには、奥さんがぶらんこにお子さんを胸におんぶしているところが写っている。動く物体をうまくとらえていて、とてもきれいだった。そして奥さんと子供が向かいあって楽しそうに笑うその姿が今でも焼きついている。
そして、こんなところを捕らえるだんなさんはさぞかし愛しているのだろうなあと思った。と同時にいいなーこういうのって思った。

つい最近、その彼とコンタクトをとることになり、また新しいURLがはいってきた。

またうらめしく思うのかなあと思ったけど、URLをクリックすれば、新しいベイビーまで誕生していて、旅行の写真、いろんな写真がつらねている。
男の子が犬の銅像にカキ氷をあげているところ。イチゴ狩りの写真でお父さんとったよーっと見せているところ。屋台の前でとった浴衣姿の二人。きれいな紅葉。自分たちの影を映したところ。そして、ハワイでとられた水着姿の奥さんのぽっこりでたおなかだけをとった写真になんとなく涙がでてきた。彼のとるすべての写真は
なんというか私の欲する理想の形なんだよなーと。一枚一枚、うったえるものがある写真たちになんだか涙がとまりませんでした。まあ、彼らの家族もいろいろあるみたいだけど。

でもいいよなあー。







2004年04月20日(火)



 またあ?・・・

何気にわかっていたけれど、はっきりといわれた覚えはないので、そのままにしていたら・・・

夫は来月の半ばに帰ってくる予定だが、そのあと2ヶ月したら、またいってしまうという。

がーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!

あの、聞いてません。
というか、一番上の子が先日、「またお父さん行っちゃうとかいってたけど。だからすべての夏休みを前奥の妹夫妻のところで過ごすのはちょっと・・・といわれたんだよね」となんのきなしにいったのが思い浮かぶ。

いったいわないを繰り返した後に、でてきたのは、またかよおおおおおおおおおおお?また子供たちと私だけの生活がはじまる。それに加え、夏休みじゃーん。
なんだかどっと昨日は暗くなりました。
私だけじゃなく、夫も、子供たちもそして彼のまわりの家族や親戚もいやなニュースだが。
それにしても、はーーーーーーーーーーーー。
夫が7月のなかばにいったとしても、学校がはじまるまでゆうに一ヶ月はある。

なんとか楽しくいらいらが少なくなるような生活にしなくては、身がもちません。





2004年04月16日(金)



 うその発覚・・・

先週、急遽夫の母親のお姉さんがなくなったのと、お母さんが週末に入院してしまったので、ヘルパーとして、飛行機に飛び乗ることになった。

お母さんは、お姉さんのお葬式等があるので病院は抜け出てきたらしいが、まだ検査が今週に残っている。

数日しかいれなかったけど、少しでもヘルプにでもなればということででかけた。
お母さんはいつもながら、笑顔で応対してくれて自分の家のようにくつろいでほしいという。ちょっと元気がなかったのと少し痛みをともなっていたので、手と足になり動いたつ・も・り。私の滞在中に他のお姉さんも見えて、彼女の部屋は大奥の館になってしまった。苦笑。

人が集まると、お母さんの手作りが披露される。従い、歩くのが痛そうだけど、私が見に行くといって聞かないので、運転とカーとをひっぱるかかりでいっしょにつきそうことにした。「これ、前から、○○(夫の名前)が好きなのよー」といってそんな料理の材料をカーとへほおり込む。家に帰ってからは、とりあえず見て覚えて、あとでノートに書きこむという方法で、二つ新しいママさんのレシピが増えた。お葬式はあいにく私の経つ次の日だったので、ママさんがどうしても遺体を見てほしいとのことで、お葬式の会場に出向きなくなったお姉さんを拝むことになった。他のお姉さんがたは泣きくずれる間、ママさんだけは「もう痛い思いをしなくてもいい」といって勇敢にさえ見えた。

家に帰ってきて、冗談半分で「いい子にしていた?」と一番したの子(悪さを数ヶ月前にしたので彼女はテレビも見れなければ、ゲームやその他の楽しいことは今はできない、読書のみ)にきけば「500%いい子にしていた」という。何の本を読んだのかと聞けば本の後ろからとってつけたような内容で、深く聞くと口ごもる。笑

そして、あくる日、兄弟げんかの末、とうとう一番したの子が、悪さをしたらしいことが判明。本当にしたのかどうか二人を呼んで問いただすと、やっぱりしたという。じゃ、あの500%はいったいなんだったんだろう?
ま、いつものことだし、あんまり期待もしなかった分そうそう頭から煙がたつわけではないが、半分以上あきらめ気分です。どうして、うそばかりつくのだろう?
どうしてこっそりと悪さをするのだろう?まあ、体裁を保ってこれ以上トラブルにならないようにするためなのはよくわかっているのだが。

「もう、今回でこりたよ」「やってない(半泣きべそ)」

あーーーーーーばからしい。
心の奥底で彼女をまだ信じている自分が本当に馬鹿らしくなる。
くせは習慣へ、習慣は性格へ。
最初にあったときからそうだった。結局これは治らないと思う。





2004年04月15日(木)



 コントロールの権限は私にあり・・・

日曜日は、決まって子供たちは各部屋や自分たちの風呂場を掃除して、リビングおよびキッチンのフロアと一階のトイレを掃除するのがルールである。

当然掃除をすれば、ごみがでるわけで。二番目の子は日曜日に限らずごみ係で大きなゴミ箱がいっぱいになったら捨てる仕事もある。

昼頃には、ゴミ箱がごみであふれだしていたので、「ゴミ箱をきれいにして」といったら「今はできない、まだシャワーも浴びてないし、着替えてないから外に出られない」という。誰もみるわけじゃないし、外のゴミ回収場所には50歩もかからない場所。夫が同じようにごみを捨てろ!といったら、すーっと何もいわずするのに、私だとまいどのことながら言い訳が先にたつ。

ちょうど、夫から電話がはいったので、その旨を伝える。彼は私がいつもいうように、夫の前でと私での子供たちの態度が違うことを目の当たりにしていないので、
半信半疑を装うが、今回はかなり私のラインに触れたので、説教してもらうことにした。その前に、「自分でいわないとどんなところが態度が違うのかわからせないと」というので、二番目の子に説明をしたら、突拍子もないいいがかりをつけられ余計に頭にきた。これ以上はいってもだめだと思ったので、お父さんにバトンタッチ。しばらくしぼられていたようだが、私のところに戻ってきて、謝罪した。

お父さんに見つかると怖いのはよくわかるが、これじゃおとうさんがいなければなんでも自分たちでルールを勝手に作り変えてもOKというのは、おかしい。
そして、自分が彼らにコントロール権をとられないよう、気をつけないとと思った。コントロールするのは私であり、子供たちではない。




2004年04月03日(土)
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