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■ 開戦前日にイラク情勢を分析
米英によるイラクへの攻撃が秒読み段階に入りました。 開戦前に各国による外交努力が見られましたが無駄に終わりそうです。 アマチュア国際政治研究家(自称)の私にとって、ここしばらくは大変興味深く国際情勢を眺めております。 しかしわからないのが「なぜブッシュ大統領がイラクをつぶす必要があるのか?」である。 確かにネオコン(新保守主義者)によるイラク戦争への誘導はあるかもしれないが、リスクが大きすぎるような気がしてならない。
まず第一にクウェートから撤退させるだけの90年代の湾岸戦争と違い、大統領親衛隊を含むイラク軍精鋭部隊を撃破しなければならない点。 湾岸戦争のときは多国籍軍が攻撃を始めたときには、イラク軍の中枢はほぼ撤退を完了しており、後に残ったのはたいした攻撃力の無い軍であった。そのため多国籍軍はたやすく撃破出来たがフセイン政権には傷一つつけることが出来なかった。 今回は「フセイン政権の打倒」を目的にしているようだからおそらく米軍もたやすくは勝てるとは思えない。 「アメリカ軍のほうが技術的に上だから」という理論は通用しない。 太平洋戦争末期アメリカ軍は日本軍に硫黄島、沖縄で多くの戦死者を出した事実を忘れてはならない。
第2にフセイン政権打倒後、強大な軍事大国であるイラクが消滅するため「覇権の空白地帯」が生じるため中東情勢が極めて不安定になる。特に隣国イラン、サウディ・アラビアやシリアなどの国家間が中東内で勢力を拡大させようとするかもしれない。そのためアメリカは軍をイラク国内に駐留させなければならないだろう。ちょうど第二次世界大戦後のドイツや日本のように。しかしそのための費用は馬鹿にならない。
第3に世界先進国各国から非難を受けている中で勝利したとしても、戦後のイラク復興にアメリカ単独で、たしてその役割を担うことが出来るのであろうかである。アフガニスタンに続きイラクをも復興させるとなるとその予算は1兆ドルを越えてもおかしくない。はたして世界的な反戦の中独自に攻撃して勝利してもどれだけ他国が復興支援してくれるのだろうか?最悪な場合アメリカの威信のためアフガニスタンは見捨てられてしまうかもしれない。
その他小さいながらも多くの問題点があるが主要な点はこの3つである。
おそらく日本は戦後復興のための支援をさせられるのでしょう。 デフレ進行株安でしかも経済全体が冷え込んでいる中どこにそんなお金があるのでしょう? そうなると増税か国債増発といった手に頼るしかないのでしょうかね〜。 ますます経済が悪化すること間違いなしです。 どう考えても日本に全くメリットが無いのにアメリカに対して何も言うことが出来無いのはつらいものでしょう。
この先どうなるのでしょう。 アメリカの戦略、欧州の戦略、中東の戦略、どれも目が離せません。
2003年03月19日(水)
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