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HELEN&HEAVEN
Helen
MAIL

2003年03月20日(木)
絡む視線

いつもの朝、いつもの駅、いつものホーム…
定刻に電車が滑り込んでくる…。

ホームで待つ位置はだいたい決まっていて、なるべく昇降の少なそうな場所が定位置になる。

電車内で乗り込む場所を間違えると悲惨な目に遭う。
一度、太った二人のヲッサンの背中同士でサンドイッチされて、圧死するかと思った。(;´Д⊂)

いつも乗る電車は少し早めの時間帯なので、比較的空いている。

ゆるり流れる車内をチラリ眺めると、彼が居た!

この表日記 ■ 2002年04月01日(月) ■ に既出の…
〜 昔好きだった人 <The person who loved once> 〜

彼の瞳は大きく力強く印象的である。
花粉症ゆえ大きいマスクで顔の殆どを隠された私の瞳を見て取った。

「見られたっ!(@Д@; アセアセ・・・」

私の心臓から、一瞬のあいだに、はらはら毛が抜け落ちた。

普段なら彼の居るあたりのつり革を持つ私だが、思わず距離をとってしまった。
お互いの立ち位置は推量でしか測れない程度。

彼はそのうち乗換駅で降りて行った。

明日もあの車両に乗り込むんだろうか…
明後日も…

10年以上のブランクの開いた2002年4月に言葉も交わせないまま再会して、それから約1年後の今日、やはり言葉がないまま相手だけを認識した。

「どうしよう…どうしよう…」どうにもならないけれど「どうしよう…」と心臓が打っていた…。



2003年03月13日(木)
緊張する電話

今日は、会社帰り京都駅に行った。
京都駅は、家とは反対方向なので、出かける回数は少ないが、たまに出かけると様相が変わっていて楽しい。
懸念だった配送をすませて、ちょっぴり肩の荷が降りる。

テナントビルの中をうろうろしていると、ファンシーショップでレトロなアルミ製のごみ箱を見つける。
アメリカの洗剤模様もあるし、昔のアメリカの漫画模様もあるよ。
だいぶん悩んだけれど、今月はすでに金欠なのであきらめた。(アッサリ)

1F中央のフリースペースに行くと、古書の市がやっていた。
ここではいろんな催し物をやっていて、以前は元XJAPANのトシがアコースティックギターを抱えて一人歌っていたな。
あれだけの美声なのに、勿体ない…。

さて、古書の山々をほじくり返し、歯医者のジィちゃん先生に頼まれている本を探してみる。
新書の古書があったりするから、保存状態も良いかも知れない。

おととい、歯医者のジィちゃん先生は、電話してきて言った。

「あのな〜、ん〜、この人なんて言うねやー、おお〜おお〜…なんとか。ほら苦労して弁護士にならはった。。。」

私:「大平光代さんね?有名やな。」

ジィちゃん先生:「うん、その人のな、本をまえに人に薦められててん。ここに説明書いたのが引き出しから出てきたわ…“あきらめたら、あかん!”て書いてあるでぇ…。」

私:「('ε') フーン わかった。探してみるわ。」

大平さんが、そのような題目の新書を出したら、もっともっと目立っていいもんだけどな…聞いたことないな…。
疑問に思いつつも探したけれどみつからなかった。

代わりに、ジィちゃん先生の好きな『マネ』が載っている世界の絵画の本と、私の興味の持つエジプトとギリシャの本を買う。

教育研修25年のプロが教える『文章力がメキメキつく本』の新書が半額で売っていた。グー! (゚Д゚)g 

まだ、導入部しか詠んでないが、この本は、なかなか手厳しく面白い…。

抜粋

人の知性や教育は、どこに表れるか。その人の話すことや、書いたものに出る。

人間は考える力を、宇宙から授かっている。考える力を鍛え、磨くことにより、人間の生活は精神的にも物質的にも豊かになっていく。文化、文明、学問、芸術などの進歩は、すべて人間の思考力のたまものである。

思考力の源泉は何か。それが言葉であり、文章である。人は言葉を捜し、言葉を選び、言葉を組み合わせて文章にすることで、自分の考えを作っていく。言葉と文章がなければ、ものを考えることはできない。

『言葉は知力である。文章は知力である。』言葉を知らない、文章が書けないというのは、恐ろしいことである。この人は考えることが幼稚になる。子供みたいな考えしかできなくなる。子供が幼稚なのは、からだが小さいからではない。持っている言葉が少なく、自分の考えを文章で組立てることができないからである。

ポイントとして…

★一ヶ月に最低3冊は本を読むこと。
★良い文章を音読すること。(古文など韻をふんでいて音として耳に残りやすい。→語呂が増える。)
★毎日、一千文字、文章を書く。

…等、あげられている。

経理兄が本を読んだという話しは、私が見聞きしている限り、3,4年に1度だな。
それも、読んでも読まなくてもよいような本。
彼のデスクの足下には、マガジンだのヤングジャンプだの漫画本が積み上げられているし、引き出しには、チケット・ピアが常備されているんだよね。

漫画を全否定する気は毛頭ない。
私自身も好きなジャンルの漫画家は居るし、女性週刊誌だって読む…。

だけど、漫画誌ONLYに偏るのはいかがなもんかと…。^^;
いや、別に個人の趣味ですがね…。あまりとやかく言うことはないんですけど、ニュースを滑舌の悪い聞こえにくい発声でボソボソ言われても…

「(´・∀・`)ヘー」としか答えようがない…。

表面上は「へー」で済ませているが、内面は忸怩たる思いがある。
「ニュースは自分で取得します。」
…なんて言ったら、彼と私の1日の会話のネタがほぼ無くなる。(笑)

単なる知識の受け売りではなくて、自分の頭の中で考えた、自分なりの意見を述べてみたまえよ、ほら。

余談になりました。

もちょっとうろつく予定だったのだが、美術書が重たかったので、断念。
早々に、電車に揺られて帰宅した。

帰宅後、ネットで検索してみたら。。。
やはり、大平さんのそのような本は無かった。
なんとなく勘が働いて、一番メジャーな『だからあなたも生きぬいて』の本の帯をネット上で拡大してみたら、
“あきらめたら、あかん!”としっかり書いてあった。ヾ(@゚▽゚@)ハハハ

その本なら私も持っているけれど、以前、ジィちゃん先生の診察室でも見たよ。
おそらく、もう、東京へ送ってしまったのだろう。

納得行く説明をせねば…と、プリントアウトしておく。
一仕事おわり…。

やれやれ携帯を充電しようとふとみたら…
不在着信のおしるしが…

登録してない番号だったのだが、どうも会社の近辺の電話番号だわ。
誰か、仕事の連絡かしら?

かけ直してみると、テル子チャン!
つい最近まで、会長をしていた先代社長の嫁。
先代社長が祇園のホステスをしていたテル子ちゃんを後妻にしてから数年後、残して逝ってしまってから、血の繋がらない現社長以下兄弟と骨肉の争いを繰り広げている。

どうしても、私のことをスパイにしたいテルちゃんが、私の自宅電話番号を渇望するものだから、携帯の方だけ教えておいたんだ、半年ほど前。

いったい、何の用かすぃら…。(;´Д⊂)

…つづく



2003年03月10日(月)
最後の診療

先週半ば…
歯医者のジィちゃん先生から電話があった。

先生:「あんたの歯の模型を今見てたんだけど…、犬歯がだいぶチビって来てるし、足しといた方がええナーぁ。」

…ということで、金曜日に継ぎ足しに行ってきた。

犬歯と言ってバカにしてはいけませぬよ。
犬歯は我々の歯の上下の咬合運動のストッパー的な役割をしていて、これがちびると奥歯に負担がかかるのです。

奥歯に負担がかかると、奥歯がちびてきて、ちびている間は良いのですが、それが進むと、顎関節がやられる。

顎関節の手術はオオゴトで(歯を抜いてするから)あまりしない方が良いらしいです。
皆さんも、鏡で犬歯の有無を確認してね、上下の歯の接する部分が前歯のようにフラットになっていたら、すり減っている証拠で要注意です。

さて、ほんとは、下の犬歯を継ぎ足すのが理にかなっているらしいが、下の犬歯は上の犬歯より削るのが痛いらすぃ…。
......\( ><)シぎょぇぇぇ 痛いのイヤ。。。

よって従来通り上の犬歯を継ぎ足すことにする。
まずは、左から…。

私:「先生、麻酔してねっねっねっねっねっ!!」

先生:「あんたは、おおげさやなー。(^▽^笑)だいじょうぶやって、敏感やねんなー。」

私:「先生、この前、犬歯削ってから継ぎ足した時も非常に痛かった。おおげさでもなんでもなく、痛いもんは(ノ≧ロ)ノ<痛痛痛痛痛痛痛痛痛…。」

先生:「ほぉかぁ〜?しゃあないな、ちょっと(麻酔)打っとこうかぁ?」

私:涙目になりながら、「(○ `人´ ○) タノンマスー!」

先生:「せやけどなー、鈍感な人もいるんやでぇ…。その人はおばあさんやけどなー、いっぱい削ってもけろっとしてはったでええ。」

私:「(" ̄д ̄)けっ! 神経ないんとちがうー?私は痛いネン、痛いネン、痛いネン。。。」←しつこい・笑

まずは、左上犬歯のはぐきに、ピチッと麻酔の針を打つ。これがつねられるように痛い。待つこと5分。鼻の左側の感覚が無くなって来た。
再度、麻酔液を入れる…5分後、左の顔面がしびれてくる。そっと手で触れても、他人の顔みたい…、殴られたみたいにジンジンしてる。

それから、犬歯をちょっと削って調整する。
プラスチックだか陶器だかの粉をねりねりして犬歯を盛り上がらせて行く…。
ここまでが先週の治療。

昨日は、右の犬歯をした。

治療前に、近隣にある内科のチコツ先生の話題をしてさんざん笑う。ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ
※チコツ先生 地元で風邪以外はヤブで有名。以前、Helenがお腹を壊したとき、触診のついでに恥骨まで触ったので、以来あだなが“チコツ”になった。

チコツ先生と、歯医者のジィちゃん先生は、昔おなじPTAの役員をしてたんだそうな。

「あいつ(チコツ先生)、僕んとこ来てな、あの早口でワーッと喋りよるねんけど、“何言うてるかわかれへん!”って言うたこと有るわ。」

そう、チコツ先生は、早口で何をいうてるのか良くわからない。
聞き返すと怒られるので、(´_ゝ`)ハイハイ・・と適度に相づちを打っておく…。
字も細かい字でチマチマと「あれは、性格が現れているね。」とジィちゃん先生と結論を出した。(笑)

そんな話しをして大笑いをしたあと、診察台に登ると、ジィちゃん先生は、奥さんの話題を持ち出した。

「うちとこの家内も、わーわーうるさいけどね、家には一人くらいウルサイのがいてないと物事がはかどらないね。」

私:「奥さんは、いつも怒ってはるねぇ…。ヾ(´ε`;)ゝ 」

診療所と自宅は隣の町内同士で離れているのだが、時々、奥さんが寄られる。
奥さんは、琉球王朝の末裔だってさ。小顔のべっぺんさんだが、少し癇性のところがある。
いっつもイキナリ来て、ジィちゃん先生にガーッ!と怒っている。
ジィちゃん先生はニヤニヤしているだけ…。

いつぞや、ニヤニヤしつつも毒を吐きだし、夫婦喧嘩みたくなって、ヒヤヒヤした。

奥さんは、私に向かって「この人がどんなに不誠実か、お宅は知ってるの?!」と怒る。

少しは知ってますよ、若い頃は浮気性だったんでしょ?とも言えず、黙ったままで居ると…どんなに奥さんに冷たいかをなおもまくし立てるのです。

亭主族ってそんなもんでしょ?
外面が不誠実だったら患者さんは来なくなるし、診療所が儲からないと、奥さんもおまんま食い上げですよ…。とも言えずに、黙っていた。

そんな話しを思い出していると、ジィちゃん先生は、

「えっとどっちの歯やったっけ?(*゚・゚)ンッ?」反対側の歯茎に麻酔を刺そうとする。

私:「Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) 先生、先生、先生、今日は、右!右!!左はもう終わったの!」

先生:「そやったっけ?ヾ(@^▽^@)ノわはは〜♪僕みたなボーッとしてるのもかなんやろ?」

笑けるねぇ…。

昨日は合間に東京のご子息から電話がひっきりなしだった。

ジィちゃん先生は男の子3人いるのだが、「家計費の大半を教育費につぎ込んだ。」そうで、今は全員、歯科医でして東京の別々の地域で開業していらっしゃいます。

最近、同居予定の三男坊が開業している地域の別の歯科医が流行らなくなってきたもんで、因縁をつけてきているらしい。

私:「生きているといろいろ大変なことがあるねんなぁ…。」ひとりごちていると、

先生はこの言葉を覚えておきなさいと言った。

『 While there is life,there is hope. 』

生活(人生)には、希望がある。

つまりは、生きている間には希望がある。

先生:「人生には、辛いこともあるけれど、面白いこともあるねんで。」

ジィちゃん先生は、3歳の時に母親が亡くなって祖父母に育てられた。
下に妹がいる一人息子の長男だったので、戦争に取られぬよう祖父母が医師の道を薦めたらしい。

「ほんまは、医者なんてイヤやってん。」というから、私が「じゃ、何になりたかったの?」と尋ねると、しばらく考えたあと…

「そうやなー、祖父の缶詰工場を継いでもっと商売を広げていたやろうなぁ…。科学的な近代的な設備の工場にするねん。じぃさんと商売のことを話していたとき、僕は“まず、土地を買うこと。広い土地を買って工場をひろげるねん。”そう言ったら恐ろしい子やて言われてん。κ(`・´)κケケケケ♪」

そら、子供が土地のこと言うたら大人はびっくりしますがな。^^;
ジィちゃん先生は昔から変わっていたのだな。(笑)

「僕なんかね、だから何の後ろ盾も無かったよ。天涯孤独だしね。昔のコトだし、もっとイジメはきつかったよ。だけど、負けなかったね。ジィッと話しを聞いていると、矛盾点が見えてくるの。そこをネチネチついていくから嫌がられるんだ。(^∇^)アハハハハ!最近の子供は(電話を頻々とかけてくる三男坊)あかんね!すぐに人に頼ろうとする…。ε=(・ρ・*) フゥ」


継ぎ足して厚みが出てきた犬歯にあわせてマウスガードも削り直して貰ったし、最後の治療になった。
来月、東京に移転するらしいが、東京の水が合わなくて、早く帰ってくればな…と思う。




2003年03月07日(金)
一息に…


今年の春一番は、私の頭上に夕べ吹いた。(…と勝手に思っている。)

強烈な風雨が電線を玩んでいた。

夜半、何度も目を覚まし…
いろんなことを考えると、なんとなく、憂鬱になる。

憂鬱は、雨が流し去ってくれるわけでもなく…

コップに溜まった澱のように、心の襞にゆるりゆるり染み入る。

振り払う代わりに、情念を容れよう…。

記憶の中のあなたを再現。

薄いけれども確かな稜線を辿ると意志の強い顎が現れる。

どんなしっかりした顔つきの女性だって、男性の骨格とは違う。
土台が違う。

顴骨から顎にかけてのラインが、一番オトコを感じるところ…。

そっとクチビル滑らすから…
野生の牙剥きだして、私の頭のてっぺんからつま先までかみ砕いて欲しい…。

スッカリ同化シタイ二人…。








2003年03月04日(火)
ファ○マさんと携帯メール

3月1日の土曜日は、ファ○マさんのところへ行ってきた。

携帯電話の買い換えのお手伝いです。

雨だけど、『雨だから』とか『女の子の日だから』と言うのは、断る理由にならないし、σ(・・*)あまり苦にならない…。

幸いに最寄りの駅に、これから購入するJ○ォンも、解約する○ーカーもありました。

今回、ファ○マさんと亡き旦那さんの2台分の○ーカーを解約する。
○ーカーは、国際電話を受けられるけれど、日本側からかけられる契約にしていないらしい…。
メール機能も使用せず、ほんの少しの通話のみ…。
ほとんど新しいままの携帯でした、さようなら…。

J○ォンにしたのは、ボー○フォンと合併したからと、私が使い慣れている携帯だからです。^^;
ファ○マさんの「電話代は高いけど、メールなら安いから。」という希望も加味する。
ファ○マさんの娘さんや弟さんが住む島々に、普通の家電話を引くには大がかりな工事が要り、インドネシアの分散した離島の殆どの住人は、携帯電話を使用しているらしい。
娘さんからは、携帯電話で連絡が来るけれど、ファ○マさんは、海外の携帯電話へ日本の家電話からかけるので、べらぼうな電話料金になるんだな。

私の希望で、J○ォンの同じ機種にして貰った。
これで、バッチシ♪(何が?笑)
ファ○マさんも何年も同じ機種を持ち続ける人なので、一番新しい機種にしとけば無難でしょう。

私と同じ機種にして貰ったのは、もう一つ理由があって、それは、もし、ファ○マさんがメールに精通できなくても、携帯のモバイル機能だけでも使いこなすことができたら、元気な姿だけを写メールで故郷のインドネシアに送ることも可能かと思ったから。

日曜日、J○ォンで手続きの時間を待つあいだ、○ーカーへ行って二台とも解約の手続きをした。
ファ○マさんの身分証明書を見せてあっという間の出来事だった。

○ーカーの店のお兄ちゃんからは、「この2台を解約して、次の機種を何かお考えですか?」と予想通りのセールストークがふってきた。

私:「もう、国へ帰りますから。(´ι _` )」  

したり顔でお兄ぃちゃんは、うなづいた。 うっそぴょん♪

約1時間後、ファ○マさんの団地へ戻って、早速メールの特訓だ。

なにせ、日本語はひらがなしか読めないし、口語でだって2/3くらいしか理解できない。
こちらの頭の毛が抜けそうだ。

簡単な取り説をつくることにした。
ノートにへたくそな絵柄と漢字を記入し、それに、ひらがなでルビをふる。

私とファ○マさんの携帯で、しばらくテスト。

夕方、なんとか型がついたので、解放してもらった。(;´Д`A ```

駅のホームで電車を待つ間、メールしてみると、電話で返事が来た。
「読めることは読めて、書けることは書けるが、最後の送信がいまいちわかんない…┐('〜`;)┌」らしい…。

携帯メールは日本人だってつかいこなすのは、難しいと思う。
PCに慣れた人間なら、階層の階層の…って入っていける理屈はわかるが、初めての人間には、フラットな理解力しかない。

私:「最初の画面で、Fを押して、次ぎの○○という画面でまた、Fを押して…」という説明が続く。
だいたい、ファンクションを押していたら、なんとかなるもんだけれど、携帯画面の漢字にはルビはふっていないしな。

今日は、もう、無理かも…。(;´Д⊂)また、今度、教えに行かねば…。

そう思っていると帰宅後メールが来た。

※注)○○は私の名字です。原文まま

3/1(土) ○○ちあんきようはありかとうね


・・・濁点の出し方を教え忘れてました。m(o・ω・o)mゴメンヨ・・・


3/1(土) ○○ちあんきようはあめのなかおつかれさまてした

3/2(日) ○○ちあんおはようこさいますきのはありかとうこさいました

3/3(月) いまはめるをよめるようになりました。


・・・↓濁点の出し方を電話しました。(⌒^⌒)v・・・

3/3(月) きのおみやげありがとさそくつかいました。おかげさはで、すこしはやくなりました。ひらがなときりかえことがまだできていない。かたがなはだすことができる切り替えできないけどたのしです。ありがと。

・・・↑たまに、何かの拍子で漢字がでます。(笑)木製の土瓶敷お土産。・・・


↓・・・「知らない電話番号に(ワン切り)かけてはいけません。」とメール。・・・

3/3(月) ○○ちあん、ありがとう。いまのとこは、ではなかった。これから、しっかりみます。しんぱいかけてごめんね、きよぅは、いちにち、めーるで、へんきよぅして、とっても、たのしぃ。きのきてくれて、はんとぅに、ぁりがとぅ。すごくうれしぃ。それでは、おやすみなさぃ。


ファ○マさんは、日本語を知らないうちに日本へお嫁に来た。

親子ほども歳の離れた気むずかしい亡き旦那さんは、2度同じ話しを聞き返すと、怒りだしたらしい…。
そのせいか、ものすごく、勘が発達している。

↓・・・○の伏せ字以外は原文ままです。先ほど、来たメール♪・・・

3/4(火) ファ○マです、くんばは、おつかれさまです、いちにちゆきがふりますね、○○ちやん、ありがとぅ、メールのひらがなとカタガナでました。わたし、こどもみたぃ、すこしおぼえたら、うれしです。それでは、おやすみくださぃ。


ファ○マさん、48歳、性格がすこぶる可愛い…。
携帯メールの特訓をしたその夜、神経が高ぶって深夜になってもねられずに、だんだんとお腹がすいてきたので、「暖かいうどんを食べたら、すこぅし眠くなって来たので、それから寝ました。」そう、電話で言っていた。

可愛い。









2003年03月03日(月)
いくつになってもひなまつり


今日、体重3桁の親会社の友達と、経理兄と私と3人でのんべんだらりと事務所でくっちゃべっていると…

突然、ガラリと戸が開いて…

突然、A課長が顔を出した?

彼はのたまった…「何?」

我々3人の、思考回路は一瞬止まった。

「何っ?て言われたって…。(; ̄ー ̄)...こちらが何?」

A課長は「事務所に寄るように階下で、作業場のおばちゃんに言われた。」そうな。

作業場のおばちゃんは0戸ちゃんだ。0戸ちゃんはスグにパニックになって主語や述語が欠落してしまう傾向にある。

私:「Σ(・o・;) ハッ! 伝票を持って帰ってもらうことになってます。」

0戸ちゃんの作業場で仕上がった製品に対応する伝票を私が発行する。

でも、今日はA課長が来るなんて予定は聞いてなかったんだよね。
聞いていたら、もっと熱心にお化粧するんだがね…。
雨の日のだるさから結構手抜き…の化粧なの。(;´Д⊂)

伝票を手渡しする時、一瞬爽やかなフルーツ系の香りがした。
車の芳香剤かな?

約半年ぶりにみたA課長は…白髪が出てた。
真っ黒の髪の毛だったのに!
ロマンスグレーの渋い男になるんだろうか…。
少し、痩せたのかな?
体重3桁を見過ぎたせいか…。

経理兄も…
体重3桁も…

邪魔だ、邪魔!チッ(・д・)

せっかくのチャンスなのに、邪魔が2人も居た。
次のチャンスを下さい、神さま。T0T)//†アーメン~(泣)






2003年03月02日(日)
うまし国 あきつしま大和


万葉集 二番目の歌

大和には 群山あれど とりよろふ 天の香具山 
登り立ち 国見をすれば 国原は 煙立ち立つ 海原は 鴎立ち立つ
うまし国ぞ 蜻蛉島(あきづしま) 大和の国は

ここ大和にはたくさんの山が寄り集まっているけれど、なかでもとりわけ立派なのが香具山。
その香具山の頂に立って領土を見渡せば、広々とした人の住む平国原には煙が立ちのぼり、海原にはかもめが飛びまわっている。豊かなよい国だよ,蜻蛉島と呼ばれる、大和の国は。

天の香具山 奈良県橿原市・桜井市

天上界にあった山が落ちて来て、その片割れが天の香具山になり、もう片方は伊予の国の「天山(あめやま)」になったそうな。この「天山」は、愛媛県に今も地名が残っていて、温泉郡石井村にある孤立丘がその山らしいです。

【単語】

★とりよろふ 未詳。《とりわけすぐれている》《拠り所とする》など諸説ある。
☆国見 高所から国を見渡すこと。元来、支配者が春などにおこなう儀礼の一つであったそうな。
★煙 水蒸気、陽炎、人家において料理する煙など。
☆海原 奈良盆地は洪積世末期から沖積世にかけて、
海湾→海水湖→淡水湖→盆地と変化した。舒明天皇の頃(西暦七世紀)、大和郡山あたりまではまだ湿地帯であったので、これを海原と言った(樋口清之説)。埴安の池など、天の香具山周辺の池を言ったという説もある。

※ この歌は、舒明天皇 じょめいてんのう ?〜舒明一三(641) が、詠んだと言われています。
天の香具山は、奈良のではなかったという説もありますが、地形変動があったとすれば、やはり奈良説が有力では?と思います。

私が、明日香村を思い出すときは、この歌もセットです。
昔の建物だから、縦穴式住居でしょうか…草原の、そこかしこから料理をする煙が立つ風景が目に浮かぶようです。


今日は、春の麗らかな天気に誘われて、突然、明日香巡りを思い立ちました。
以前訪れた時は、5年ほど前でしたか…。
その時も、レンタサイクルしましたが、今回もしました。
レンタサイクルは1日かりて¥1,000。結構よい値段がしますな。
(高松塚古墳等、ガレージが無料だったので余計と対比されちゃったんだね。)

ずっと懸念だった「亀石」。最初に訪れた、その数年後…
心ない人にいたずらされて、消化器で真っ白になっていた亀石。
この目で、キレイになった亀石を確認できて良かった。

以前、見た高松塚古墳などはパスして、小さな古墳…、猿石や鬼のお手洗いを見てまわった…。

花粉をいっぱい吸い込んだようで、帰宅後の夜、えらいめにあった。
それでも、心地よい疲れでございました。