熱帯マンゴー日記

2006年12月30日(土) 鹿!!

所要があって、隣県の親戚宅に行ってまいりました。
6月に蕗取りに行った家です。
そこの主人曰く、「裏山に鹿がいるよ」。
「しか!しか、と言うと猪鹿蝶の鹿!?」

そこの家は山奥にあるのですけんど、近くの山で負傷した鹿を保護したらしい。
って事で、傾斜角45度以上はある裏山の斜面を登って見に行きました。
はふ〜〜、ほんとに居たあ〜〜!
カメラ持ってかなかったので撮れなかったんだけど…。
簡易な檻が作ってあって、そこに牡の鹿が居ました。
左の後ろ足に大きな裂傷があって、それが痛々しかったです(T_T)。

野生なんで、ワシらが来ると少し怯えていた。
(「ワシ」を恐がってたんじゃないの!人慣れしてないだけなの!そこんとこ宜しく)
大きな目がウルウルして可愛かったです。
ワシが「バンビ!」と呼びかけると、同行した家人が大笑いしておった。
どうやらワシの安易な名付けがどうしようもないらしい。
鹿っつったらバンビだがや?
ちょっと動物園のようなかぐわしい香りがしたが、ご愛嬌ぢゃ。

来年は猪年だが、早く良くなって山に帰れるといいな。
ジビエにしちゃダメだぞ!(をいっ!)



2006年12月29日(金) 花屋の二階で1巻

年の瀬です〜。
買い物行くと、人がたくさんで疲れる(ーー;)〜。
本屋を覗いたら、待望の新刊(花屋の二階で)が出てたので、すぐ手にしました。
Chara文庫から出てる毎日晴天!シリーズ(菅野彰著)の漫画版っす。
やっと、やっと!
花屋の龍×次男の明信編ですぅ。
小説の頃から何故かこのカップリングが好きで、漫画版も待ってました!って感じ。

ずっと優等生で生きて来て、でも心の中ではそんな自分に違和感がある明信と、若い頃はゾクでヤリタイ放題やって、今はマジメに働いてるけど、過去をひきずってる龍の切ない恋の話です。
受の昭信が生真面目で頑固なんで、すぐにラブラブな展開にはならないけど、シリーズが進むにつれて二人の距離が近くなってるのが嬉しいです。
最新作「花屋の店番」(未文庫化)はより一層恋人らしくなってるし。

マンガの方は懐かしいあの場面この場面が、おおっこういう風にマンガ化しとるのかと楽しんで読めました。
おまけのマンガも面白かった。
龍兄ぃ、ある部分では明信の尻に敷かれてるよなあ…。
色々とせわしなくて心も体も疲れてたけど、これを読んだら元気が出ました。
ああ、ワシってどっぷり腐だよなあ。
腐のまま年を越す也。



2006年12月27日(水) 曲バトン

「翡翠回廊」の夏野さんから、曲バトンが回って来ました。
バトンは今年最後?かな?


通常着うた

古い携帯(もう4年目かな?)なので着うたじゃなくて、着メロなんすけど…。
いいっすか?
携帯を調べてみたら「華麗なる大ワルツ」でした。
J.シュトラウスだっけ??
ウィンナワルツだよな。
携帯に入ってたヤツっす。
殆どメールばっかなんで、このメロディがかかる事は滅多にない。


メール着うた

着うたでなく、音です。
カッコーの鳴き声にしてあります。
これも携帯についてたの。
オリジナルでチャルメラの音階を作ったけど、あまりにもチャチ〜ので止めた。


目覚ましうた

使ってません。
スマソm(__)m。


元気が出る曲

北島サブちゃんの「まつり」。
三波春夫先生の「ルパン音頭」。
神輿だ、神輿だ〜!
酒持ってこーい!(実はゲコ>ワシ)
次点で忍たま乱太郎の主題歌「勇気100%」。


泣ける曲

曲を聴いて泣いた事は殆どないので…。
あっ、ミュージカル「エリザベート」の精神病院の場面はいつ見ても泣ける。
ヅカネタ連発ですが、「ノバ・ボサ・ノバ」のマールが婚約者(ブリーザ)を刺し殺した後に歌う「アマール・アマール」は泣ける。


ストレス発散ソング

バトン元の夏野さんも挙げていた「FRYING IN THE SKY」。
Gガンダムの主題歌っす。
あっ、前のバトンでも書いたっけな。
「アストロ球団応援歌」もいいよ(笑)。
途中で叫ぶ「ジャコビニ流星打法!」の部分で脳味噌はちきれそうになります。
でもDAMのカラオケには入ってないんだよな>応援歌。


寝る前に聞く曲

耳に心地よいので、今週はparis matchばっかり聴いてます。
ボサノバやジャズを基調にしたポップなメロディは夜にぴったり♪


結婚式で流したい曲

ヴァーグナー「ローエングリーン」。


一番印象的な曲

クイーーーーンの「We Are The Champions」。
ラジオで初めて聴いた時の衝撃は忘れられない。
曲のクラシカルな美しさと、後に雑誌で見たヴォーカルのフレディの出っ歯のギャップに〜〜〜〜〜(アーンド奇天烈なステージ衣装)。
(すまん、フレディ!悪気はないんだ)


カラオケ定番ソング

アニソンですね。
最近のヘヴィ・ローテーションは「魔探偵ロキRAGNAROK」の主題歌とか。
菅野よう子メロディも絶対外せないっす。


次に回す方

いつも通りここで打ち止めどす。
すいませんm(__)m。



2006年12月26日(火) どーすんだよ、何もしてないよ…で、幕末

2006年も後残す所一週間を切りました。
どーすんだよ、何もやってないよ。
年賀状もまだ書いてないよ。
カーテンは洗ったけど…。
やらなきゃいかん事山積みの中、妖奇士の影響は特にないと思ふのだが、最近江戸時代萌え萌えなワシ。
図書館から大量に本を借りてくるは、金ないのに本買っちゃうわで、どこに行くのでせう?>自分。

でもよぉ、本読んでも形になんないんだよね、最近わ。
二次創作とか、そういう形に…。
でも、読む。
ここ数日は伊庭八郎の「遊撃隊」にプチ萌えで(すぐ冷めるかもしれんので『プチ萌え』)、幕末関係の本を読んでおる。
幕末はつい百数十年前の事で私的にはあんまり興味なかったのだ。
今もあまり新政府側には興味はないかも(薩長ファンや土佐ファンの方々はスマヌ!)。
滅びの方に惹かれるのは乙女の性(爆)。
時代を読めなかった敗者の側に愛惜の念を感じますです。

現在読書中の「幕末入門」(中村彰彦著/中央公論新社)って本は初心者にも分かり易くてお勧めドス。
まだ途中だけど、これ読んで思った。
会津藩が佐幕勤王なのは初代藩主保科正之の遺訓のせい、長州藩が倒幕なのは関ヶ原で負けた恨み。
全て200年以上前の先祖の思惑がまだ生きてて、幕末に至ったって所がビックリ。
人の思いって恐ろしいものです。
で、現代人の根底にもまだ幕末の影響は残ってると思うのだ。
歴史は脈々と我らに影響を与え続けとるのだな。



2006年12月23日(土) 今週も濃かった妖奇士

先週が中々オモロかったので、今週もリアルタイムで見ちゃいました。
日光編後半って感じ?
今週も濃かったよ。
ユキアツは馬と合体しちゃうし〜〜(笑)。
合体!

妙齢の美女キャラはいないし、他の女性キャラはお子様ばかりなので、今週も漢と漢と漢の話に終始してました。
切なかったのが、小笠原様と旧友加納との対決。
二人とも剣を抜き合わなければならない武士の定めって辛いですね。
最後の場面の酒を小笠原様とユキアツの二人で呑む場面は、大人の男同士って雰囲気で萌え!でした。
何だかどんどん面白くなってるね、このアニメ。

東照宮からどんどん怪異が出て来る場面は、何故か某蜃気楼の「覇者の魔境」を思い出してしもた。
考えてみたら、某蜃気楼は基本が怨霊退治で、妖奇士は妖怪退治で、やってる事はまるで同じじゃん!
夜叉衆も妖奇士も戦隊物みたいだし。
主人公のユキアツも某蜃気楼のタカヤさんも暗〜く屈折してるし(ーー;)。
じゃあ、N江の役は小笠原様!?
小笠原様の方は上司だけどね。



2006年12月19日(火) 今一バトン

「翡翠回廊」の夏野さんからバトンが回って来ました。
今回の御題は「今一」。
何となくイヤンとか冴えないって意味の「イマイチ」じゃなくて、「今一番好きな物」だそーです(^-^)。


今一バトン

あなたにとって今現在一番のものを答えてください。


ハマっている食べ物

納豆。
毎朝、大根おろしと混ぜて食べとります。
天保生まれの体のせいか(嘘やで〜)、最近めっきり胃腸が弱くなったようで、これをたべると何となくお腹がすっきりした気分になります。
駄菓子菓子、納豆嫌いな家族がいるので、匂いで顰蹙を買っている・・・(ーー;)。

めかぶとか山芋とかオクラとか、ネバネバ系が好き。
触手物は苦手だが、…って、何でそっちに話が行くのだ!?


ハマっている曲

これ一曲ってのはナイなあ。
適当にダラダラCDをかけてるので…。
カラオケの為なのか、最近はアニソンばっかりですね。

乙女ゲー「アンジェリーク」のオスカーが歌う「All Night?All Right!」がすげえ好き。
(教えてくれたのは夏野さんどす。ありがとー!)
バブリーな歌詞、低音ズンドコなベースライン、90年代初頭のかほりがするディスコなサウンドがちょっと懐かしいつうか何つうか〜。
極めつけは、オスカーがいくら炎の守護聖だからって、曲の最後に「ファイヤー!」って歌詞を三回も連呼する事はないと思ふ(笑)。
否、ワシはそのヘンな所でこの曲にはまってしまった訳だが。
聞くと元気になれるっすよ!

それからアニメ「創聖のアクエリオン」の主題歌(タイトルはアニメと同じ)。
アニメの内容とも合致した歌詞、菅野よう子さんが紡ぎだすポップだけど厚みのあるメロディ。
大好きだなあ。
菅野よう子さんの曲は大体好き。
Gガンダムの主題歌(前期)「Flying In The Sky」もいいっすね。
真っ直ぐ、って感じがします。
これも聞いてて元気になれますです。

ああああ、見事にアニソンばっかり。


ハマっている漫画

これといって特にないです。
ごめんなさい。


ハマっているお笑い芸人

TVを殆ど見ないので、特にないです。
スマン。


ハマっているアニメ

今の時期は特にないです。
そう言えば、「おおふり」が来春アニメ化だとか。
(某弐の情報なんで未確認)
絶対見ると思うけど、原作がまだまだ途中だしなあ。
どの辺りまでアニメ化するんだろう。


ハマっている本

はまってるというか、R指定(爆)以外で最近買ったのは、地元の出版社や役所が発行した地元の歴史の本。
特に仏像関係のと観音霊場巡礼の本は私的にヒットでした。
これらの本を片手に、数時間〜半日で出来るプチ旅行(散歩?)をしてみたいです。
金とまとまった時間がないんだよぅ!
そこそこ暇はあるけど。


ハマっているおかし

アップルパイとかレーズンや干し果物の入ったパン。


ハマっているスポット

歴史が感じられる場所ですねえ。
寺社でも城跡でも屋敷址でも街道でもOK。
昔は古代物萌えでしたが、最近は明治・大正・昭和な場所も萌え萌えになってまいりました。


今一番言いたい事

三人遊びも許容範囲になって来た!っつうか、三人遊び万歳!?
(真面目に引っ張って来たのに、突然何を言い出すんだ?>オレ)


次に回す人

多分これで打ち止めですが、MさんやAさんのを密かに聞きたいなあ。


今回もあんまり面白い答えじゃなかったですネ。
すいませんm(__)m。



2006年12月16日(土) 久々に妖奇士

HDDには録り溜めしてるんだけど、最近見てなかったアニメ「妖奇士」。
今日は久々にリアルタイムで見た。
2本連続で。
(うちの地方局、放送が東京よりも一週間遅れなのだ。うち、ケーブルTVなんで東京の局も見られるの。時間も30分ずれてるので、連続見られるって訳)
先週放映分から見たけど、のっけから、宰蔵の親父と若い役者が舞台で睦み合ってる〜〜〜〜。(回想シーンだけど)

衆道!!!

ゴールデンタイムですよっ。
全国的に夕飯の時間ですよっ。
あたしゃ、狂喜乱舞で平気だけど、一般のご家庭は凍りついたでせう(^^;;;〜〜〜。

で、今週分は野郎達のお風呂シーンで、小笠原様(妖奇士の隊長みたいな人)のおケツが〜〜〜〜〜〜。
主人公のユキアツとは男二人マッタリ二人旅だし、宿では同じ部屋だし。
ハハハハハハハハハハハハ。

いつの間にこんな美味しい展開になったのでせう??
何だか男同士の確執のが多い話だし、やっぱり江戸時代が舞台だから、男色はデフォ!?
小笠原様の昔のじゃなかった、学友も出て来て、何やら楽しい展開でございます。
フフフフフフフ。
妖異とか妖怪とかどうでもいいや(爆)。
別の楽しみが一杯出来たから。



2006年12月11日(月) 恋する暴君3 他

ネット通販で注文してた本がやっと届きました〜。
全部BL本っす。
ナハハヽ(´▽`;)。

*恋する暴君3巻(高永ひなこ)
凶悪な暴れ受宗一兄ィとその後輩でヘタレ攻(でもベッドで豹変)森永の話の第3弾。
今回は何と!お外で二人が致してる(っつてもペッティング)のを、磯貝(宗一兄の弟・巴くんの恋人・黒川の友人)に見られちゃって一波乱。
っつっても前巻と比べて、ギャグでしたが・・・。
宗一兄、文句言いながらも森永にほだされてますです。
もう一押しで完全に落ちそうな気がする。
こりゃ森永の粘り勝ちだな。

*嘘つきはだれだ(ユキムラ)
高校時代に仲違いした幼馴染同士が、お互いの気持に気付くまでの心の軌跡の話。
題材はよくあるっちゅうか、日常の普通な生活の中の話なんだけど、切なさ満載で一気に読ませるものがありました。
ユキムラさん、やっぱ話の作り方が上手いな、と思った。
時々出て来る主人公(受)の祖父さんが良い味出してました。

*君にもわかるISO(烏城あきら)
化学工場が舞台のガテン系BL第5弾。
主人公カップルの仲も熱々なんだけど、工場がISOを取得する為テンヤワンヤ、前原(攻)の父親が宏(受)との交際を反対するなど、周りの状況は前途多難。
何とか終わりは纏まるけど、二人の仲にもう一つ山が出来たようで、ちょっとこの先に暗雲もあるかな、ってな感じに読めたけど考え過ぎだろうか?
書き下ろしの短編がとってもエロかったです。



2006年12月08日(金) 花舞う長安/ロマンチカ宝塚'04

宝塚歌劇のビデオを全部DVDに一本化する為、12月1日からVHSビデオの在庫一掃セールが始まりました(子会社の宝塚クリエイティブアーツの通販のみね。店売りは知らん)。
全部半額〜〜!、って事で、前から欲しかった表題のビデオを注文して今日届きました。
目当ては若手演出家のホープ荻田浩一作のショー「ロマンチカ宝塚'04」っす。
(荻田氏の愛称はオギー。勿論ファンの間でのみ)

5年前にオギーが演出した雪組のレヴュー「パッサージュ」がとっても気に入ってしまい、これを録画したビデオは一時期ヘビーローテーションでした。
幻想のパリを舞台にした、光と影と地獄が交じり合う耽美な世界!
オリジナル音楽も良し、既成の音楽の使い方も自分的にツボだったのですた。
当時のトップスター轟悠の無機質で氷のような美貌が、又このレビューの雰囲気にぴったりだった。
レヴューのキーポイントになる少年(現在トップの朝海ひかる。もうすぐ退団だけど)と少女(紺野まひる)のダンスも軽やかで、専科からは絵麻緒ゆう、湖月わたるのスターが特出してて、人材的にも豪華だったし。

って事でオギーの作り出す雰囲気が好きだったので、NHKBSでは放映しなかったこのショーが見たかったわけです。
(スカイ・ステージやWowowには入ってないんで・・・。トホホ)
今回の舞台はイタリア。
黄昏のベネツィアからショーが始まるんだけど、もうのっけからオギー節展開でございました。
ゴンドラに乗って現れる悪魔(?)(安蘭けい)が世界を支配してるって感じだった。
オリジナル主題歌がこれ又クセモノで、素直にメロディが上がっていかず、半音上がったり転調っぽくなったりで、闇から忍び出ている旋律って感じだった。

場面展開が上手くスピーディであれよあれよと言ってる間にフィナーレだった!
オギーの作品って何度か見ないと分からない場面もあるので、又見てみます。
っつうか、一回ではその場面の意味とか難しくて分からん場面もあるのよ。
印象的なのは青の洞窟。
青の洞窟の場面は、とにかく青の色彩が美しかったれす。
黄昏の闇の世界ばっかりだと思ってたけど、船の上のラインダンスは明るく楽しかった。
エンターテイメントになって来たつう事は、オギーも大人になったって事か!?
・・・既に大人ですけどね。

もう一つの「花舞う長安」は玄宗と楊貴妃の話。
いまいち良い評判は聞いてなかったけど、そんなに悪くなかったと思ふ。
月組時代の中国公演で「楊貴妃」と賞された檀れいちゃんが楊貴妃役なんだけど、傾国の美貌といい、男を惑わす視線といい、はまり役だった。
玄宗役の湖月わたるくんはとにかく包容力あふれる漢!って感じだった。
現実の玄宗はオヤジな年だけど、ヅカのスターに熟年オヤジをやらせる訳にもいかないので、大分若作りの玄宗だった。
まあファンタジーだと思って目をつぶれば〜〜。

蛇足ですけんど、皇帝の執務の時の衣装がまるで十二国記の王の正装と同じで、関係ない所で萌えてしまひましたヨ。
尚隆や驍宗サマが着てた衣装と同じ!とか♪
ヅカで十二国記をミュージカル化、なんて無理だよな。



2006年12月05日(火) マージナル(ネタバレあり)

注文してた本が届いたので一気に読みました。
萩尾さんの話は複雑なんで、そう簡単に説明出来ないので、ダラダラと書く。

西暦2999年、700年程前に流行った謎のウィルスのせいで子供が生まれなくなり(そのウィルスに感染した女性は不妊になる)、「マザ」と呼ばれる聖母と男だけが住む
不毛の地球が舞台のSF。

男しかいないので、女性の代用品として、少年達が「色子」と呼ばれて大人の男の相手をしていて、特定の相手がいれば「念者」と呼ばれている。
風俗は、舞台になってるドーム都市「モノドール」がユーフラテス川流域にあるせいなのか、何となくアラブ風。
一般住民はまるで中世的な世界観で暮らしてるけど、都市を管理するセンター側はコンピューター有り飛行機有りの機械物質文明。


月や火星など、地球以外に移民した人達は現在我々と大して変わらない社会制度の中で生活している。勿論、女性も普通にいて、結婚して子供も産んでる。
作中では人類の文化の中心はそちらに行っていて、マージナル(=辺境という意味)な地球とのギャップがはまりまへん・・・。

男だらけの地球に夢の子供「キラ」が現れて、ぶっちゃけて言うと地球を破滅から救うって話なんだけど、色んな人の思惑が絡まって話が進行してく。
その中に恋情も含まれているのは、さすがに少女マンガだった(殆どは男同士だけど)。

「キラ」の正体だけど、火星から来た科学者イワンが、妻の卵子とエゼキェラ因子を使って作った超能力者で両性体の4つ子。
(エゼキェラ因子ってのは超能力要素を持った遺伝子。それと同時に色んな病気も発病するらしい。諸刃の剣みたいなもんですな)
人の思考に反応する能力を持つ。
イワンを殺して、都市へと逃げる。

で、そのエゼキェラ因子の提供者(っても、知らん内に採られてたらしいが)が、マージナルプロジェクトの責任者(?)で地球の長官のメイナード。
初めて読んだ時は悪役だと思ってたけど、今回読み直してみたら、裏主人公ではないか〜。
幼馴染のナースタース(♀)を愛していたけど、病気持ちの体ゆえ、思いを伝える子となく死んでいく。
一番切ないキャラクターでした。普段は偉そうだったけど・・・。

キラに絡む二人の土着民の男、グリンジャとアシジン。
最初にキラを拾ったのがグリンジャで、色子として買ったのがアシジン。
キラはグリンジャにラヴって感じだった。
キラは後にグリンジャの子を孕む。

でも、オイラ的に好きだったのはアシジンどす。
中々の美形で黒髪長髪。性格は前向きで単純明快。体力有り。
グリンジャは21歳には見えないくらい渋くて、暗めな性格。
最終的にはこの二人がキラを共有するみたいな感じになります。
最初に出てきたキラは地球を救う為に死んで、生き残ってたもう一人のキラが二人の元に現れてエンド。
三角関係が今マイブームなんで、ちと萌え〜。

とにかく、話がモザイクのように絡み合っていて、久々にSFマンガを読んだって気分になりました。
力不足な感想になってもーた。スマソ。





2006年12月01日(金) マンガ買い

今週は新刊が続々と出たので、久々に本屋をはしごしました。

・「鋼の錬金術師」15巻
過去話。イシュヴァールの内戦の真実です。何だかより一層内容が重かった。
読者の子供達はついて行けるのだろうか?なんて心配もしてしまった。
大人でも読み応えあり過ぎ〜。
本編が辛いので、おまけの四コマで爆笑してしまった。
それから、ホークアイの父が無能の○○だった事が判明。
(愛人ではない(爆))

・「大奥」2巻
男女逆転大奥。これも過去話。時代は遡り、三代将軍家光の頃の話。
後に側室になるお万(♂)が美形でした。
武家社会の残酷な場面も描写されていて、読み応えありました。
早く続きが出ないかな〜。
男色描写を必ず入れちゃう所はさすがよしながクオリティ(笑)。

・「落第忍者乱太郎」40巻
祝連載20周年本っす。↑二冊が重い内容だったので、いつものアホなノリに心が癒された〜〜。
女装した利吉さんが美しかったです。
密かに萌えた箇所は、しんべヱを甲斐甲斐しく世話する6年生の善法寺伊作先輩どえした。

「大奥」のネットでの書評を読んでいたら、「よしなが版マージナル」と評す人が複数いて、急に本家の方も読みたくなってしまったのでアマゾンに注文しちゃいました。
「マージナル」って萩尾望都さん作のSF。
ウィルスによって女性がいなくなった男性ばかりの未来の地球が舞台っす。
男性ばかりなので、勿論モーホはあります。
昔読んだ事があったけど、まだあんまり腐ってなかった(^^;ので、一度読んだきりで忘れてました。
女性は殆ど出て来ない(地球外なら本物の女性はいる)ので、今読めばウハウハだったんだろうけどねえ・・・。
他にも、BL本を注文してしまった。
♂♂ばっかり。


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