熱帯マンゴー日記

2002年06月29日(土) ハイヴィジョンサスペンス

見忘れてたかなと勘違いしてたら、実は今日が放映日だったといふ。
NHKハイヴィジョンサスペンスでございます。
原作は高村薫の例の警視庁の七係シリーズっす。
雑誌に連載されただけで、単行本化してないっつう幻の作品ですねん。
今回のドラマ化は舞台を大阪に変え、役名も原作のをちょっといじってます。
感想…。
どっちが刑事かヤクザか分からんネン!それから放映時間が一時間半ぢゃ短すぎるっちゅうネン!

合田(ドラマは神沢だかに変わっておった。間違ってたらスマン)役は渡辺謙さんでした。貫禄のある合田さんでしたなぁ。でも基本的設定は原作とあんま変わってなかった。義兄は出なかったけど〜〜。
又三郎は井原剛志さん。ヒョロっと背が高くて女たらしで普段は軽口ばっか、ってな感じが原作の雰囲気に似てたような。同人に出てくる又三郎でも可(^^)。又三郎が主役かいな、ってくらいドラマの中で目立ってました。
お蘭は山本太郎。アトピーのないお蘭。健康的過ぎてお蘭って感じぢゃなかった。
十姉妹はワシの知らない俳優さんでした。小柄だったなぁ。
雪ノ丞は何と「仮面ライダーアギト」で中年ライダーを演じた菊池さんでした。原作の設定と同じゲイだった…。って、若い男と2ショットで18禁映画館から出てくる所を近所の中学生から見られるっつう場面だけだったけど。事件の絡みでその事が合田にばれると、「このことは黙っててくれ」って愛玩、ぢゃなかった、哀願してるし。情けなか〜。でも笑えた。
ペコさんは多分、NHK朝の連続小説オードリーのオヤジ(俳優名忘れ)。若しくは「ふたりっ子」のオヤジ。ペコちゃんってより、馬でしたが(爆)。
あと、原作でも名前忘れたけど、最年長の中年デカがおったけど、それが多分桂ざこばさんが演じてた役だと思います。

以上クセのある七係。ヤクザまがいの捜査やったり、結構えげつなかったのう。又三郎なんか女と寝て情報を得てたし。只、事件解決は早い早い!
他に、係長が柴国夫さんとか、管理官が升毅さんとか(これもアギト繋がりネ)、他の所轄署のデカに橋爪功さん、國村隼さんとか、クセのある俳優さんが出てました。
それにつけても、続編が見たいっす。あっという間の一時間半でした。
全く蛇足だが、やくざの情婦役で小池栄子が出てたけど、マジで大きい胸だった〜。水着シーンがあったんだけど、思わず釘付け。って、ワシはエロおやじか!?
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サッカー、トルコが勝ちましたねぇ。3位おめでとう。

それから、珍しくLPレコード(CDぢゃないよ。LPなんす。まだプレイヤーあるんす)を聞こうと思ったら、アンプが爆発したような音を立てて昇天されました。
も、もしかして、ワシが操作したからかいな!?
すぐに新しいアンプを買い直したけんど。うへぇ、また金が飛んで行く(T_T)。




2002年06月25日(火) アニメ十二国記第十一話

今回、不覚にも泣いてしまいました(チョコっとですが)(;。;)。

ハイ!第十一話は丸々尚隆と六太の蓬莱でのお話でした。
語り手である常世の住人の朱衡がどうして蓬莱での主上と台輔の過去を知っているか、って謎は置いておいて(笑)。
幼少期の六太の声は杉本を演ってる石津彩お姉さんでした。今回、杉本の出番はナシ。
衰弱した六太の元に蓬山から女怪が迎えに来るシーン。具体的なイメージって小説を読んだときはなかったけど、アニメで描かれると、ほうこんな感じか、と感心しきり。衰弱した六太の元に鳥の足が近付いて来るか、と思ったら、それは女怪で、そのまま六太を抱きしめるとこなんかは汕子と泰麒を思い出してしまって、グッと来ちゃいました。ほんとに女怪は麒麟のお母さんなんだねぇ〜〜。
蓬山での生活とか女仙との係わり合いとか、中々ホノボノしてて良かったッス。麒麟形の六太も初めて見たゾ!あの人って原作では殆ど麒麟形を見せてないでしょ?麒麟から人に変わる所もバッチリで、今回のいやーんまいっちんぐ(古)、ぢゃなかった、お脱ぎになったお方は六太でした。もしかしたらこれから毎週誰かが脱ぐのかいな?来週は楽俊が危ない(^^)。

すっかり話がそれてしまいましたが、昇山者の中に驪媚がおりました!ちょこちょこと原作のおなじみのキャラを小出しにしてんのね。あっ、ちなみに驪媚は王になるつもりはなく、とにかく荒れに荒れてる雁国を何とかして欲しいと、延麒に直訴しに来たようです。
驪媚の請願にも耳を貸さないというよりも、幼児期の応仁の乱のトラウマが酷くて「王は国を滅ぼすからいらない」って叫んで、蝕を起こして六太は倭に逃げちゃうわけですね。この辺りは原作の話を使ったのだね。昇山場面はアニメオリジナルだけど。麒麟の起こす小さい蝕の場面なども、アニメならではの場面でありました。空に亜空間みたいなのが開いて延麒が吸い込まれていくっていう風に。

さてさて場面が戦国時代の小松の国に移りますが、戦闘場面も中々迫力ありました。矢がピュンピュン飛んできて、人が倒れていく・・・。尚隆も手傷を負いながら、村上水軍と勇猛果敢に剣を振るいます。悲しい場面なんだけど、かっこよかった。あああ、不謹慎な感想でした〜〜。あれだけ修羅場を踏んでるのだもの、尚隆は十二国一の剣客のはずだわん。
ミーハーな話題は置いておいて、戦っている尚隆の前で、次々と領民達が倒れて行きます。女も老人も皆。この場面も迫力があったと思う。尚隆の叫びも聞こえたかのよう(それは空耳です)。尚隆もこれまでか、って時に六太の使令が命を救うのでありました。
叩頭の場面はほぼ原作通り。「国が欲しいか」「欲しい」ってあの場面。六太が「玉座についたら二度とここには戻れない」って問いに「これ以上亡くすものがあるか(大分適当です。すいません)」って尚隆が答える。でもって、六太が叩頭。あああ、この場面上手く書き表せない!何もない所からの始まり。二人が背負う物は重く、蓬莱で二人が辿ってきた道も暗かった。だから今の二人はあんなに抜けるように、軽やかに生きてるのかな、等と考えてしまいました。

おい、まずいぞ!本編よりも面白かったです〜〜。来週からが不安だったりして。
今日の最後の場面での尚隆のセリフ。「蓬山に行って、王座をもぎ取ろうぜ(ここも適当〜〜)」ってのがこれまたカッコヨイ。これは確か原作にもあるセリフですね。乙女はカッコヨイ殿御に弱いものなのです。ホホホホホ。

それにつけても、今回は思いばかりが先走って、殆どあらすじが書けまへんでした。ううううっ。



2002年06月18日(火) 十二国記第十話(ネタバレ)

今週の十二国記は、「陽子、延王に口説かれる、ぢゃなかった、延王に王としての心構えを説教される」です。ジャンケンポン!(サザエさんのパロディのつもりらしい…)

アニメ十二国記も早十話目でございます。
今回も前回に引き続き、ほぼ原作通りの話の運びなんで、まとまったあらすじは省かせていただきやす。延王に出会って玄英宮に行くまでって処かな。
では気付いたことをチョロチョロと…。

*最初の方で、また戦闘シーンがあったけど、陽子が凄過ぎ!何と!塀の壁を登ってしまいました。ルパン三世(カリオストロの)か未来少年コナンか、って感じ。この場合は実は冗祐が凄いのだろうが〜〜。
*塙麟、まだ生きてました。でももうすぐお亡くなりになるんだろうなぁ。使令が女怪とあのオウムのみになってしまって〜〜。可哀想です、塙麟。塙王のアホーー!
*市井で、延王は「風漢」と名乗ってるのは原作ファンならご存知ですが、アニメでも早速出て来ちゃいました<風漢。宿屋の女達が「風漢様」と呼んでおったです。
*六太の「嫁さんでも貰うのか?それともあんたの母ちゃんか?」って例のセリフ、ありました(^^)。
*「おいらには三歩だ」もありましたゼ!ダンナ(誰に言っているのだろう?)!陽子達一行から離れて、トボトボと歩く楽俊の後姿がラブリー♪
*「とら」と「たま」もさりげなく登場〜。妖魔や騎獣が動くところなんぞはアニメならではですねん。
*凌雲山の描き方もスケールの大きさが分かって良かったッス。それから雲海の描き方も〜〜。ビジュアルにするとホントに分かり易いですね。
*今週もあった陽子ちゃんの入浴シーン…。もしかして、一番そこに力を入れてませんか?<スタッフはん(^-^;。
*楽俊の人間形も登場だよ!原作のイラストの方が美形だったけど、アニメの方はもう少し素朴な感じだが悪くなかったです。声も大人の男性の声に変えたね<鈴村さん。
*先々週に猫半獣を見ていて、半獣は人間形にもなれるって気付かなかったんだろうか、陽子…。人間形の楽俊を見て、あーんなことやこーんなことをしてしまって顔を真っ赤にする陽子には笑えた。
*何と楊朱衡さんも登場。今週は何気に美味し過ぎます!色白の美青年でございました。
*王宮内では、尚隆はピンクのおリボンはやめて、ちゃんと侍風に髪をポニーテールに結ってました(安心した…)。
*お話中は物を食べるのは止めましょう<六太。って、王宮の私室で四人が話す場面はほぼ原作通りでした。原作でも六太は饅頭か何か食ってたなぁ。
*陽子達の話の間々に、壁落人先生が十二国の世界のことを杉本に説明する場面が挟まれてたけど、杉本の電波病はまだ治っておりません。さすがだ、杉本!「王にふさわしいのはこの私!中嶋さんではない」なんてまだ叫んでおります。落人先生からは「あなたは王にはふさわしくない」と冷たく反論されてたけど。もっと言ってやって下さい!<落人先生。
*色々と迷っている陽子に突然、朱衡氏が尚隆と六太の過去を話し出して、続く、だったけど、どーして二人の過去を十二国人である朱衡氏が知ってるんだ??謎だぁ。多分延主従のことを話す事で、陽子に景王としての自覚を持ってもらいたいって事だと思うっす。ああ、素人のアタクシにも先が読めちゃうよ。もっと頑張ってネ。脚本家さん!

ってことで来週は「東の海神 西の滄海」のエピソードがメインになるみたいっす。でも何かもったいないなぁ。いっそのこと、「東の海神 西の滄海」を丸々アニメ化しちゃった方が楽しいと思うですけんど…。更夜にも会いたいしねぇ。

そーいや、サッカー、日本負けちゃいましたねぇ。残念ですが、実はアタクシが試合を見ると(TVでも何でも)負けちゃうという変なジンクスがあるのです。でもだからと云って、カミソリは送らないでね(^^;;;。



2002年06月11日(火) 音楽ワラワラ+十二国記第9話(ネタバレ)

通販で注文してたパリス・マッチのCD2枚が今日届きました。
とっても聞き易いポップスだったよん。
それにつけても先週からレンタルやら中古やら通販やらで、ゲットしたCDは計7枚。
時々、無性に色んなCDやらMDを聞きたくなります。もう病気やね、治らんですバイ。
ゲットした中で変わり盤なのが、安寿ミラさんのヅカ時代のCD。海外のカバー曲からオリジナル(舞台で使ったのかな?)、果てはサザンのカバーまで!相手役の森奈みはるちゃんとのデュエットもあってお徳でっせ、奥さん(意味不明…)!実はコレ、家族の者に買いに行かせました。何故か恥ずかしいとか何とか云っておったなぁ。
今日はフレンチボサと超懐かしいカルチャー・クラブを借りてきました。さて、オカマは気まぐれでも聞くかな〜。クククク(≧m≦)。
夜からは十二国記ネタの追加が来るジョ。お楽しみに〜〜。

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今週の十二国記。遂に雁国上陸っす。
今回はほぼ原作通りの内容なんで、あらすじは省略(^_^;)。単に面倒なだけかも〜〜。陽子が雁国上陸から延王に出会うまででございます。
楽俊はすぐに出てきました。ホタホタ最高!港で再会するとこは原作とほぼ同じ運びでございます。やっぱホタホタを見ると安心するねぇ。癒し系ネズミ。ヒューヒュー♪ただねぇ、時々作画が乱れてるのか(?)陽子とのパースが狂うのよ、楽俊。楽俊が大きくなったり小さくなったり。それともアタクシの気のせい?
杉本の方もとうとう雁国に上陸だぜええ(T_T)。巧国と雁国の国力の差に五言絶句。雁国の住民にブチ当たっちゃって、言葉が通じないと判ると「こりゃ海客だ」てんで、怯える杉本を役所に連れていく親切な雁国の国民でございました。
役所で住所と電話番号と郵便番号を書くように云われるけど、係官が蓬莱の郵便番号が7桁になったのを知らないで杉本に突っかかってる最中に、何故か六太が登場!窮地を救うんだけど、六太には蓬莱の言葉が通じると判ると後をくっついて来る杉本…。おいおい〜〜┐(~ー~;)┌。
一方、壁落人の処に行く陽子と楽俊。そこで陽子が胎果であることや景王であることがはっきりと判明!陽子、突然のことでびっくり!楽俊と壁落人は水戸黄門を前にした農民状態でございました。つまり、「ははぁ、上さま〜」って感じでひれ伏すのですわん。それを見ていたアタクシの頭の中では「人生楽ありゃ苦もあるさー」ってフレーズが回っておりました(笑)。
それよりも何よりも、ちょっと奥様聞いておくんなまし!壁落人の声が田中秀行さん!たーなーかーひーでーゆーきさん、よっ!ぜえぜえ…。興奮してしまいました。失礼…。アタクシは此処に希望致します。壁落人さんのレギュラー化希望!壁さんの容姿は中々渋いおぢさまでした。あれは守備範囲よ!←深い意味はない。
話は戻って、びっくりどんどんな陽子が去った後、六太に紹介されて杉本が壁おじ様の元を訪れます。でもって、杉本が陽子と一緒に来た海客と知ると、壁おじ様は「頼るなら中嶋さんを頼った方がいい」と進言。そこで杉本は陽子が「景王」であることを知っちゃう訳ですな。怒り狂った杉本はオウムに向かって、陽子が雁国にいるとチクリ。まだ性根が治ってないわね!それでこそ杉本よ!
陽子と楽俊は、楽俊が延台輔にお手紙を出してて、宿屋で待ち合わせしてるんで、そこに向かってます。もう楽俊ったら敬語。宿屋の前まで来たんだけど、とっても立派な宿屋なんで楽俊にも着いて来てくれと陽子は頼んでるところに、妖魔が登場。切った張ったしてるとこに、真打登場ですな。尚隆登場でござんす。カッコイイ!尚隆が自分は延王だと名乗ったところで続く、であります。
うはっ、結局あらすじを書いちゃったワ。今週も怒涛ですねん。それより、杉本どうするんだろう。もう物語には必要でなくなってきた感じがするし、そのまんま壁おじ様の処で落ち着いてくれたまへ!
それから、一瞬巧国の王宮が写ったけど、寝台には塙麟の姿がなかったのだ。もう亡くなったのかも(T^T)。可哀想な塙麟。
あと、残念な事が一つ。楽俊の「おいらには三歩だ」ってセリフがなかったよう。それとも来週に出てくるのか!?
ああいう大切なセリフが削って欲しくないっす。来週はとうとう玄英宮に陽子と楽俊が居候します。前半の暗さがやっと報われる展開になって来たねぇ。



2002年06月09日(日) 皇子たちの南北朝

5月12日に「歴史のお勉強」なる記事を書きましたけんど、それ以降、やっぱり太平記関係の本を手元に置きたいと思い、古本屋で永井路子氏抄訳の「太平記」ムック本とか、全訳版「太平記」をゲットしました。
それに伴い、本棚の奥で埃をかぶっていた南北朝時代関係の本(題名の本と日本の歴史9巻〜南北朝の動乱の二冊)も引っ張り出して、ヒマな時に読書。
で、やっと「皇子たちの南北朝」(中公新書)を本日読了しました!新書なんでページ数も約250ページと薄いんだけど、結構時間がかかってしまった。と言うのも、中世史がご専門の学者さんが書いた学術書なんで、難しい言葉が多く、アタクシの少ない脳味噌を全使用して、モッタリモッタリ読んでた訳なんす…。
内容は後醍醐天皇の皇子たちの視点から見た南北朝史ってことで、父天皇の為に鎌倉幕府・室町幕府と戦った主要な7人の皇子の壮絶なお話でございました。
学術書なんで語り口は冷静淡々そのものでしたが、書いてある内容は戦、戦、又々戦の連続。戦場に借り出された宮様方は、雅にマッタリしてる暇もなく、皆皇族らしからぬ、まるで「もののふ」のように変化しちゃうんですな、これが!後醍醐天皇も罪なお人よ…。
この本と並行して、永井氏訳の「太平記」(学研)を読みましたが、この本は初心者にとってもイイです!図版がたくさんで、登場人物の人となりもそれなりに判り易く、見てるだけで楽しいです。背景となる時代風俗の資料も巻末に載っていて、これはお徳でした。
今度はこちらの本を主体的に読もうかなと思ひますです。まだ人間関係だとか、年表がグールグルで理解出来てないし、「名場面」ってやつもまだ判ってない(T^T)。例えば楠木正成とその息子正行の別れの場面とか、後醍醐天皇が京都を睨んで吉野で崩御するとことか、たくさんたくさん…。
本当に此処のところ、英国史関係の「時の娘」とか南北朝関係の本とか、それから杉本苑子氏の「竹御所鞠子」(源頼朝の孫娘の話)とか読んできましたが、歴史って面白いとしみじみ思いましたデス。
学校で習ったお飾りのような歴史の奥には人々の真の人生があり、その人々が現在の我々に繋がる歴史を作ってきた。そう思うだけで胸が熱くなるっス〜〜。
萌え〜の心も大事ですが、それ以上に萌え〜さえも飲み込んでしまう歴史上の人々の強烈な個性とか鮮烈な一生とかに圧倒されてしまったです。い、いかん…。熱にうなされているようだ〜〜。
マジで事実は小説より奇なりで、こういう読んだものなどを参照に自分が書こうとするお話に活かしたいもんです〜〜。そ、その前にスランプだけんど…。しかも何年も続く…。トホホ。

おまけ:歴史のトンデモ本などは苦手ですけんど、敗者から見た歴史ってのは好きですバイ(勝者、敗者ってミラージュぢゃないんだけど…)。何で南北朝関係の本がうちに転がってたかってえと、昔、木原敏江さんとか杉本苑子さんの世阿弥のお話(やほい有り!)でその時代に興味を持ち、買ったのです。しかし現在までまともに読むこともなく、本棚のこやしになってたという訳。情けなか〜。



2002年06月04日(火) 十二国記第八話(ネタバレ)

杉本が主役?みたいな回であった〜〜!

大分間違っているかもしれない超簡単(?)なあらすじ
幽閉を解かれ再び塙王の刺客となった杉本。賓満の手を借りて顔を変え、陽子の後を追う。塙王の命とは云え、余りにも血に穢れてしまった塙麟は失道しつつあった。
一方、黄鉄の機転で貨物用の小船で雁行きの定期船を追うことになった陽子は無事に辿り着き、名実共に雁国へと向かうのだった。だがその船には姿を変えた杉本が乗り込んでいた。
船の中で見知らぬ猫の半獣の少年と知り合う杉本。猫の半獣は自分が雁国に行く事や、塙王が道に外れているので巧国が荒れているのだと語る。
その内に陽子の姿を見つける杉本。と、その時、猫の半獣が人間達に絡まれていた。それを救う陽子と遺憾ながら救おうとする杉本。以前とは全く違う陽子の姿勢に、杉本は内心びっくりする。
で、又々蠱雕が襲って来る。人々が巻き添えを食わないようにと、陽子は小船で船から離れようとするが、杉本の手で遮られてしまう。姿の変わった杉本に驚愕する陽子であったが、止む終えず剣を交わしてしまう。
蠱雕の攻撃は激しく、人々を襲おうと飛び掛る。襲われていた男を助けようと、猫の半獣が庇ってやられてしまう。
混乱の中、海の底から大きな影が現れた。妖魔を食べる妖魔が出現したのだ。食べられちゃこりゃかなわんと、杉本に憑いていた賓満は逃げ出してしまう。雷鳴のような光が蠱雕を襲い、龍のような蛇のやうな巨大な妖魔は天空へと消えて行った。
ボロボロになった船の中で、賓満が去っていって言葉が判らなくなった杉本は混乱する。叫ぶ杉本が見たものは、男を庇って死んだ猫半獣の遺体だった。
一晩経ち、船上に出た杉本の目の前には繁栄する雁国の街が横たわっていた。
(つづく)

最初にも書いたとおり、杉本がヒロインみたいな話でございました。後、謎が解けました。今まで杉本がこちらの国の言葉が理解出来てたのは、賓満が憑いていたせいだったみたいです。
それからアニメオリキャラの黄鉄さんは「いい人」でござんした。別れ際に死んだ妹の物だった、朱旌の印の木札を陽子にあげるんです。この辺りのエピソードは中々良かったです。
さーて、今回主役を食われてしまった陽子(^_^;)ですが、杉本との戦いの最中で、やっぱり蓬莱に帰りたいと言います。ふぅ、やっと原作通りになったよん。先週は、「もう帰れないから〜」とか投げやりな態度だったんで、尚隆に会って自分が景王だと知り、王座に着くか蓬莱に帰るかって懊悩する場面はどーすんだ!と心配してたんです。でも簡単にコロコロ変えないでね。
杉本の方は猫半獣のエピソードで心境が何か変わりそうですが、あの電波な杉本がいい人になってしまったらそれも複雑な心境です〜〜。悪役のままで散ってくれたらいいんだろうけど、先が読めん。
来週は楽俊再登場!でもって、遊び人の風さん、ぢゃなかった延王と陽子が出会うみたいです。まさか、ナンパぢゃないよね(^^)?
浅野の事は杉本のセリフの中に一箇所しか出てこなかった…。もうドザエモン、だったら哀れだけど、生きていても彼が必要なエピソードってないもんねぇ。
それから、本音ですけんど、陽子にはもうちょっと苦労してもらいたかったりして〜〜。朱旌の人達が良すぎちゃって、陽子ったらヌクヌクだったもん。

さっきW杯初戦が終わったようっす。引き分けですと〜。次はロシアだっけ?ロシアも強いんだよねぇ。まあ頑張って下さい。と言いつつ、アタクシが見ていたのは遊戯王…。



2002年06月02日(日) 時の娘

やっと読み終えました。古典的歴史ミステリーです。元祖とも云う。ミラージュとかマンガとかと併読してたんで時間かかってしもた。4〜5日ほどかかりました。
以前に読んでた筈なのに、すっかり内容を忘れていた〜〜(^_^;)。
今回やっと理解出来たような気がします。忘れないようにしなくては。
で、感想とは云えん感想ですが、世間に常識的に流布してる歴史の出来事って、注意深く見極めないと誤った情報を鵜呑みにしてしまってるってことを認識しました。
世間に広まってるリチャード3世の評判も「悪役」として高名で、真実は歴史の波の底なんですねぇ。
日本の例に置き換えちゃうけど、大河ドラマとかを事実として受け取ってしまう人なども出てくるのだろうなぁ。(シェークスピアの「リチャード3世」が彼のイメージを定着してしまったように・・・)メディアって怖い。
この怖さが現代社会にも当てはまるもんですネ。新聞やテレビの報道が正しいとは限らないし、真実の形に近付く為には色んな角度から物事を見なくてはいけないって教訓のような気がいたしやしたです。
何だか堅い内容になってしまったけんど、今回コレを読んで良かったです。只、リチャード3世やその時代の英国に関する知識は無知なんで、これを機会にちょこっとかじってみようかな〜。蛇足ですが、その頃の日本は応仁の乱の頃辺りではないですか?戦国時代の始まりという。東西の歴史比較なんてのも楽しいもんです。東西の島国で王位や将軍の継承を巡っての戦乱の時代なのね。
アタクシが持ってたのは旧版だったので、表紙はリチャード3世の肖像でした。どう見たって、不具な極悪人には見えません。ちょっと神経質そうだけど、端正な顔立ちで、結構美形でした!!



2002年06月01日(土) 炎の蜃気楼34耀変黙示録V天魔の章(ネタバレ)

今日は6月1日。2002年も半分が過ぎてしまいました。は、早い!
昨日はサッカーW杯の開会式だったけど、あんまり興味なかったんで、ミュージック・ステーションを見た後、寝てしまいました〜。もしかして非国民??
まあ雑談はこれくらいにして、今日はミラージュの新刊の発売日です!丁度、母とイトーヨーカドーへ行く用事があったので、母が別の売り場にいる内に、専門店街の本屋でパパパーッと即効で買ってしまいました。あの表紙を人に見られると、ヤバイ(^^ゞ。何たって軍服と鎖の世界ですんで…。
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読みました〜。疲れた…。毎度の事ながら、展開がジェットコースターで疲れた〜。結構衝撃的かな、と思ってたけど、意外とショックは受けてない自分に一抹の不安(笑)。どっちかってーと、お茶らけて読むんで(これでもファンか?)。
今回で闇戦国の謎が解けました。まあ予想通りだったんですが、仕掛け人はやっぱし信長でした。お伊勢さんを占領して、日本中の神々を消していき、最後は自分が天照大神に取って代わるという計画らしいです。すごいよ、信長。何だかもうトンデモ本の世界ですぅぅ。
で、信長に捕らえられた高耶さんですが蘭麝香を使われて廃人みたいになって、とうとう信長のペットになっちまいました(T_T)。
「自分の臣下になれば、布都御魂を使って景虎の命を助けてやろう」と信長に云われた直江は、赤鯨衆や綾子達を裏切り、信長の臣下になって、挙句の果てには魔王の種はで植えられてしまいます(T^T)。でもそのおかげでピーは元に戻ってムクムクだけどね(爆)!ピーが戻ったはいいけど、今度は信長の臣下になったことで、高耶さんからは絶縁状をもらっちまうし、どちらにしろ、永遠の愛の為とはいえ、不器用な男です<直江。
もう今回は信長の独断場。も、もしかしてファンが増える??やっぱり第六天魔王様。あたしゃ、嫌いぢゃないよん…。でも、もう少し高耶さんには優しくしてあげてね。無理だろうけど。
心の癒し所はあちこちで頑張って戦ってる綾子姐さんや千秋や潮や清正や氏康パパや小太郎です。小太郎人間形完全復活の模様。ふう、何か脇役さん達のが一本筋が通ってる気が致します。
愛の為とはいえ、どうすんだよ?直江?まあ彼のことだから、どうにかなるだろうけど。次回は黒成田&高坂が活躍します。お楽しみに!

って、もう終わるんぢゃないんですけど〜〜。
それから、なりを潜めている現上杉軍の動向も怖そうだし…。不安よ、不安!
もう何書いているんだか判らなくなって参りました。これくらいにしておこう。


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