『たけぐせの随・弐』

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2002年04月30日(火) 「気もそぞろ」

デザインフェスタの準備しなきゃならんのに
どうしても他のコトしたくなる。
妙に他のコトに対して冴えてたりするから余計いかん。
フェスタに対しては「ギリ」なのに。

部屋の片付けしなきゃならんのに
アルバムに見入ってしまうようなものか!?

フェスタまで、あと10日。
気もそぞろでございます。


2002年04月29日(月) 「危ういものだ」

「米を買う金がないから金を貸してもらいたい、といってくる弟子を、父は破門にしていた。酒をのむ金がないから金を貸してもらいたい、と言ってくる弟子には、父は快く金をあたえていた。こうした男は、生活の苦労をいつも自分の精神の外側に押しやっていたのである。吝嗇(りんしょく)と精神のまずしさは絵の敵である。」
                         ー立原正秋『鵙(もず)』より抜粋



金がない、なんて言って友達と遊ぶのを断るコトはあまりしたくはない。
かと言って、遊びの金を借りなきゃならんほどハチャメチャもしません。
でも、これまた、だからといって、
「今月の給料がこーだから、これだけ遊べる」なんて計算もしませんがね。

事実、金はない(笑)
金がないのは働きが少ないからだ。
働きが少ないのは「時間」を得るためだ。
「時間」を最大限につかうとき、ここに必要な金があればいい。
もちろん、活動ばかりでなく、遊びに際しても。

金がないなら、
というか、
金が欲しいなら、働けっつーの。

話、ずれてるな(笑)

『生活の苦労をいつも自分の精神の外側に押しやっていたのである』
ここでは、
こうすることを出来る者が絵の道にふさわしいように書いてある。
ついつい、思わず自分に当てはめたくなる。

ーーー

自分を庇うような言葉が
他人から活字となって記されていると
そこに慰めをみて、安心しがちである。
危ういものだ。

常にその言葉が自分の裡からのものであるなら良いが、
芯のない行動・思考をその言葉によって肯定するようにすがるのであれば、
それは危ういものだ。
 
ーーー

『吝嗇(りんしょく)と精神のまずしさは絵の敵である。』
で、これも「絵」に限らず、ではないでしょうかね。 




〜駄文にて失礼します。
 これこそ、危ういものだな。


2002年04月28日(日) 『愚痴ればいいのに。』

愚痴ればいいのに。


愚痴吐くこともままならず。
主張することもままならす。
モヤモヤを溜めてるばかり。

いずれ爆発するのでしょう。
どうせ爆発するのでしょう。

溜めてるあなたが辛いばかりか?

いずれ爆発するならば、
どうせ爆発するならば、
ハナからあなたの腹を割れ。


そう、
愚痴ればいいのに。


2002年04月27日(土) 『蛙』

蛙1「井戸の中にも俺たちの仲間がいるらしいな」

蛙2「らいしね」

蛙1「あんな狭いトコで苦しくはないのだろうかね?」

蛙2「さあね、わからんね。」

蛙1「俺たちがいる、この広い世界を見たいとは思わんのだろうかね?」

蛙2「さあね、わからんね。だが、深い世界を知っているのかもしれんね」

蛙1「では、君は井戸に入ってみたいと思うのかね?」

蛙2「そういうわけではない。だが、俺たちも空の世界はわからんだろう」

蛙1「それもそうだな」

蛙2「それにこの世界のこともよくわからんしな」

蛙1「それもそうだな」

蛙2「では、俺はもう少しそのへんを散歩してみるよ」

蛙1「そうか。では」

蛙2「では」


2002年04月26日(金) 「宣伝」

ホームページ更新作業に手惑いまして、
遅れました、「one word」。

たまには、ついでに、宣伝しときましょうかね(笑)

5月11日・12日にデザインフェスタというイベントに出展します。
それに伴い、ホームページもいじっておこうと思い、
「閲覧者巻き込み型HPへの道♪」その2、試行です。
その名も『たけぐせの音(ね)』。

基本的に常に更新するののはやはり「one word」なので、
ここが中心になりがちかと思います。
これって、どうしてもみなさんは受け身なわけで。

そこで、みなさんが参加、ときには主体となれるよう、
『たけぐせの音(ね)』設置です。
みんなでわいわいできるようになっていったら、と目論んでいるのですがね。

デザインフェスタともども、
くわしくは、ホームーページ見てくださいね。

贅沢言えば、ネットのみでも終わらないようにはしていきたいですね。
まぁ、それは成りゆきを見てみないとどうともできませんが。

ではでは、どうぞ、よろしゅうに。



2002年04月25日(木) 『雨』

濡れることを嫌わなければ

雨に佇むこともよい。

そこにあるものすべてが

洗い流されるものならば。

       20010605.


2002年04月24日(水) 「守宮雑話」

昨年の夏頃の話。



俺の住む部屋は二階建てのアパート。
階段をのぼってすぐ右に折れ、
その右手に部屋のドアがある。
そんなつくり。

夜、帰宅して、
階段をのぼりきると
ちょうど目線あたりの壁に
なにやら動くものがいた。

「守宮(ヤモリ)」

奴は薄汚れた白壁に同化してした。

夜、外出するときなど、
玄関を出て、左手の階段に差し掛かると
奴はやはり俺の目線の位置にいた。

それ以降、何度となく奴はそこにいた。
見かける時は必ず俺の目線の、そこにいた。

「ヤモリ」

「家守」と書くように、
「家を守って」くれるのであれば好ましい存在だ。
って、そんなこと本気で思ってはいないが、
そうではなくとも、
見かければ必ずそこにいる、奴は微笑ましかった。



それから数カ月、
いつの間にやら見かけなくなった。
きっと死んでしまったのだろう、と思った。
そして、もう、忘れていた。




ーーーーー



今日の話。



いつものように階段をのぼり、
のぼりきった所、
その俺の目線の壁にもちろんやつの姿はない。
右に折れ、
右手のドアに鍵を差し込む。
いつもどおり。

ドアに向き階段側にはインターホンがついている。
そんなつくり。
その上の、その壁の俺の目線。



奴は薄汚れた白壁に同化してした。



頭を下にして
四肢を踏ん張り、
じっと、
俺の目線のそこにいた。






どうやら元気にしていたようで。


2002年04月23日(火) 『それなりに』

「それなりに」こなしていれば

「それなりに」おわってしまう。

「それなりに」やるのはヤバい。

「自分なりに」やるのはどうだ?


2002年04月22日(月) 『やさしみ』

ほんとうの「やさしさ」は

いつも

他のものに隠れて

在る。


2002年04月21日(日) 「踏み出す足があればいい。」

何か細々に、そこかしこに散らばっていた塊が
一挙に集合し、
そして、瞬時に砕け散ったような感覚。

視界は拓けた。

あとは、
踏み出す足があればいい。



踏み出す足があればいい。


2002年04月20日(土) 『小さく大きく』

放っておけば
あたりまえのように流されてしまいがちな、
そんなささやかな心遣い。

小さくはあるが、
大きく在る。

小さく大きく大切なもの。


2002年04月19日(金) 『たどるのか』

どこまでか。
境界線はアヤフヤだ。

過ぎてしまうか。
届かぬか。

過ぎてしまうも、
届かぬも、
境界線はアヤフヤだ。

過ぎてしまうも、
届かぬも、
どこまでだろうとたどるのだ。

きっと、たどるのだ。




   ー飛騨高山にて、携帯より


2002年04月18日(木) 『音(ね)』

うぐいすの

宵居に消えぬ

あるべき音


2002年04月17日(水) 「がんばる」

がんばる人がいる。

ならば、俺もがんばろう。

そんな単純でもいいだろうよ。

なぁ?


2002年04月16日(火) 「順風に帆」

昨年11月12日に30歳を迎えた。
この時、一番に浮かんだ言葉は「順風満帆」だった。

世間体で見ればフラフラしている俺が、
世間体でいえば区切りとされる年の俺が、
「順風満帆」という言葉を浮かべることが出来たのは幸せだろう。

今もさしてマワリのいい立場ではないし、
日々悶々としていることもあるし、
時には切ない出来事もあるし、
でも、
それらをひっくるめても今だ「順風」を感じている。

そう、厳密に言えば、
30歳を迎えて感じたのは「順風」だった。

今思えば、
「順風」のうちにいて、
俺に必要なものは見えていたのかも知れない。

俺が掴むべきもの。
俺に足りないもの。
そして、
幸せの中に居てこそ手に入れる努力をする必要があるもの。

それはきっと「帆」なのだろう。


2002年04月15日(月) 「エンジン始動」

エンジンさえ
かかっちまえばこっちのもの。
整備に携わるの日々。
運転はお手のもの。

ではでは、いかせてもらいます。


2002年04月14日(日) 「live and let live」

忘れかけていたもの。
覚えていないから忘れかけたのではない。
いつも心にあったから忘れかけていた。

いろんなものを覚えていって、
どんどんそれは押しやられ、
必要無いと、あえて押しやられ、
忘れかけていた。

忘れてはいなかった。
そして、それを覚えた時にくわえ、
忘れかけたものの中に新しいものを知った。

忘れかけたもの。
知ってゆくもの。
心掛かるもの。
大切なもの。

活かすのは俺。
活かされるのは俺。


2002年04月13日(土) 「なんだっけ?」

♪「明日吹く風に流されたとしても〜」

小田和正の曲だっけ?
今、頭の中でこのフレーズが流れてるんだけど、
エンドレスリピートで、先に進まん。
しかも曲名も思い出せん。
なんだっけ?

わかった人はメールしてください(笑)


2002年04月12日(金) 「有言実行」

「ゆったりと時間をつかう」
以前にも書きましたが、これ、今年の目標。

昔、活動を始めた頃、
「人生一度きりなんだ」
「時間がもったいない」
と思って、かなり急ぎ足でいたように思う。
或るきっかけが後押しとなってそうなった所もあったし。

やがて、その「急ぎ足」のペースに慣れ、
その惰性で乗り切れた年もあった。
止まることが怖かったのかもしれない。
詰まる所、「勢い」が先に来ていたことだろう。
詰め込み過ぎていた感が残る。

2000年に思うようにマワらなくなり、
2001年に道に戻り、
今年、「急ぎ足」では視えなかった所が見えそうでいる。
発表の回数が減れば、
「勢い」がなくなったように思われるかも知れないが、
そうではない。

「勢い」を共に抱え、「歩く」ということ。

「急ぎ足」でいた、詰め込み過ぎていたころの、
いろんなモノをゆったりとした時間の中に置く。

きっと何かが視えてくることだろう。

正直、まだ「歩く」ことには不馴れで、
ともすれば、すぐ急ごうとしてしまう。
自分でもここに書いたコトが言い訳にさえ感じることがあるが、
きっと視たいものは「歩く」ことでしか視ることはできないだろう。

「ゆったりと時間をつかう」
一つの掛かり事に使う時間が増えるということは、
それに対しての余計も増えようが、
その「質」も変わってくることだろう。

これは俺の決意であり、
「one word」の場を借りて自分に言い聞かせまして、
または、自分の首を絞めさせて頂きまして、
皆様方には「個展」でお見せしましょう。


2002年04月11日(木) 「うたた寝」

知らぬ間に入(い)る。

知らぬ間に。

知らぬ間に。

知らぬ間に入る気持ちがある。


        ーいわきにて、携帯より


2002年04月10日(水) 「ビジネスホテル」

部屋中の照明をすべてつけてみる。

とりあえず、

部屋中の照明をすべてつけてみる。


意味はあるのか、ないのんか。

     
     ーいわきにて、携帯より


2002年04月09日(火) 「徹夜あけでも」

掛かるモノには適わない。


2002年04月08日(月) 「うた」

深夜。
音楽をやっている友達と「うた」を一曲つくった。
俺、作詞。
彼、作曲。
言葉や曲が少しづつ引き出されていく様は新鮮だった。

彼には自主映画の音楽のすべてを担ってもらったことがある。
実はこの時にも俺は作詞した。
そして彼の手直しがはいり、曲がつき、主題曲となった。
が、歌い手おらず、「うた」にはならなかった。

今度のは「うた」だ。


2002年04月07日(日) 「おやすみなさいまし」

ー何を書こうにもまとまらない日もあるものですなー

ということを記しまして、「one word」に代えさせて頂きます。

おやすみなさいまし。


2002年04月06日(土) 「行きくれて」

ある価値のために自己否定した、というのであれば、
行きくれてそれほど困るわけはないだろう

          ー立原正秋『紬の里』より抜粋


その価値に感化される自分があるということは、
この自己否定は、その変化した自分の肯定となるのだろうか。
その価値がすっきりと浸透しないかぎりは
否定の観念はずっと消えずに行きくれることだろう。

事実、
自己否定をしてしまうほどに
惹かれる価値というものはあることでしょう。

そしてそのとき、
行きくれることの方を選択することもあるのでしょう。

ないものねだりか、
成長か。

価値以前に芯があればいいのか。
ならば、やわらかく在れば、
困ることはない。


2002年04月05日(金) 『ゆくえありき』

が じ ゃ ま で す ぎ
と き に ゆ き す ぎ
ま い か ぜ が ふ き
ほ ん り ゅ う ゆ き
じ ん ら い を き き
た つ せ な き な き
と わ る る り ん き 


2002年04月04日(木) 「一分」

たとえ一分たりの中にでさえ、
学べるモノは詰まってる。

一生に、その一分は幾許あるのか。

一分に学べ。


2002年04月03日(水) 「制限時間」

一生。

転じて、無し。


2002年04月02日(火) 「春眠」

心地よく寝てますか?


2002年04月01日(月) 『暁降』

何か伝えようとすれば時間は足りない。

踏み出してさえしまえば、ゆける。

いつかは暁を迎えてしまう。

否応なき暁も希望としよう。




(暁降→「あかときくだち」)


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