■『DEF.DIVAをはじめて』■
2005年10月15日(土)
見た (@「音楽戦士」〔051015〕)。
曲調はレイト80'Sテイストな哀愁系ユーロ。絶え間ないクラップハンズが既視感を増幅する。 間奏のシンセの奏でるメロディーのバカさ加減が脳死を招くザッツユーロな官能性でよろしい。 各人の歌唱はどんなもんだろうか。こうした曲調は後藤の金属的な声が似合うかな。
いずれにせよ、ショートだったのでなんとも確定的な事は言えず。 トータルではそれなりの出来ではあったとは感ずる。
DEF.DIVAというグループとしてのたたずまいに「事情」しか感じなかったのはちと残念。 それは「後浦なつみ」以上に事情の塊でしかないのだろう。
話は変わる。俺は鈴木亜美なんて好きでもなんでもなく、CDはリリースの3ヵ月後に レンタル落ちでゲットする程度のライトーユーザでしかないが、 彼女の作品を聴いたり、メディア露出上での発言、たたずまいを見ていると、 音楽的必然性とまでは言わないにしても、執念というのか怨念というのか、 やはりエンタメに対する彼女の内面的な意思を間違いなく感じる。 DEF.DIVAはそうしたものとは対照的な世界の出来事なように感じる部分も無きにしもあらず。
作品をハロヲタ的愛のまなざしで補完する前に、作品そのものがガツンと 外部の、未知の衝撃を与えてくれる事、そしてタレントが°泥臭い実存をかけて 芸事に取り組む姿を見せる事は、ハロー!の領域においては当分期待出来ないのかもしれない。
|