|
■『Material Girl』■
2004年04月13日(火)
日 みちよライブ(表参道FAB)。言わずもがなの“JC”こと“みちよ”さん。 某氏との会場前での待ち合わせ17:30の約束を30分程遅刻。会場は表参道駅から 歩いてすぐ。17:25分にはJR原宿駅表参道口を出て17:30分過ぎには会場の手前に いたが、正確な場所を覚えておらず、会場すぐ傍で15分程行ったり来たり、ウロウロ。 地図を見間違えてた。左手に入れば良かったのか……。
みちよの“デビュー”アルバムは未聴。昨年末予約したものの、振り込み忘れて 購入出来ず。うっかり。ライブの物販で売ってると思いきや、ソールドアウト。物販は 「みちよはじめました。」なるTシャツのみ。ガック死。CDの販売流通にごっしー の知り合いが関わっているというから、そっちのルートで回してもらうか。 ハコは超満員。400で満員のスペースに450入れてる感じか? 昔見たヲタ顔が チラホラ。02年春の松浦1stツアーまではハロー!に来てたヲタさんたち。
生バンドによるみちよオリジナル曲がほとんどのライブ。ここには前日に観た後藤 ライブの圧倒的なスペクタクルはない。演出などほとんどないロックバンドの シンプルなライブ。しかしボーカルが雲泥の差。しなやかに伸び、心地よい。そう、 これは音楽を聞かせるライブなのだ。
曲間のMCも手慣れたもので、“帰還”を祝う幸福な空気がハコに広がる…… が、途中の観客からの質問コーナーで「なぜ『平家』の名を捨てたんですか?」 というシュート過ぎる質問を投げかけるチャレンジャー登場。おいおい……。 「空気を読む」「暗黙の了解」なんて陰険な日本人的アティチュードは大嫌いだが、 あのライブに行く人間なら、聴いて良い事と悪い事があるのは分かるだろうに……。 「上の名前ばっかり覚えられちゃうから」と何とか切り替えしたみちよのトークにほっと一息。 そういったアクシデント(?)は別として、全体的には充分楽しめるライブではあった。
ただ、ライブを通じて常に感じていたのは良くも悪くもつんく氏の書く曲には 強烈な“アク”があるということ。そして俺はその“アク”にこそ惹かれているのだ。 個人的には、みちよの書く過不足のない“今風”J-POPにジャンキーにはなる事は ないだろう。過剰さを感じないのだ。今後はハロー楽曲の箸休めとしてみちよの 音楽を楽しむ形になるだろう。しかし、そうした肩の力の抜けた音楽との付き合い 方というものも、アリなはず。
アンコールに演奏されたMadonnaの「Material Girl」。ハロー!からの離脱&復帰組 としては曰くつきの曲。しかし、そこで披露されたのは熱い熱いポップンロール。 以前披露されたお方とは別次元のパフォーマンス。みちよがなすべきことをしてきた 人間であることが演奏を通じてハッキリ理解できる。みちよの今後がどうなるのか、 それは全く分からないけれども、彼女の今後も見守っていきたい。そう思わせる 熱演であった。
|