日勤の仕事を終えた後 今日は研修があった。 そのかたずけが終って 疲れ果て、手術室の更衣室で へたっていたら 帰ったと思ったナースが一人戻ってきた。
どうしたん…?!
「コッヘルが一本ないって留守電入っていて戻ってきたんです(T_T)」
へっ?数えんかったの?!
「は…い……、じつは…」
うそ、手術室に残っている廃棄物の缶の中は見た?
「は…い……、ないんです」
ということは うえええええ〜〜〜〜!!! 地下のゴミ処理場まで行ってあさらなくちゃいけないじゃん!
その手術は大腿骨の手術で、レントゲンも撮っているし 体内に残ることは断じてない。 ということは、 シーツを止めていた鉗子がそのままくっついて捨てられたということなのだ。
ほっておくわけにもいかず 一緒に探しに行くことにした。
薄ぐら〜い地下なんて絶対一人で行けない。
ましてや、なんだか分からないゴミあさりをするなんて…。 サ・イ・ア・ク…なのだ。
みつかるかなあ???
手袋片手に地下まで降りて いくつか残っている廃棄物の缶をあさりはじめた。 この中に入っていなかったら もうすでにスクラップされてしまっている。 そうなれば探しようはない。
ところが… ねらいを定めてひらいた一つ目の缶から 見つかった。 それも、二本。
おいおい… 行方不明になったのは一本じゃなかったのか?
これは完ぺきに 気の緩みがあったのだろう。
本人もそれは自覚しているようだった。
よく体内遺存のミスがニュースにもなっている。 今日の場合、鉗子が体内に残ることはまずないのだけれど それでも、こんなミスが大きな事故につながりかねない。
一瞬の気の緩みも許されることではない。 誰も、許してくれないだろう。
でも、 何か無くなった場合 それが顕微鏡でないと見えない針であろうと たとえゴミ収集車をひっくり返そうと 見つかるまで探し続ける。
そんなナースたちがいることを、知って欲しいと思う。
| 2002年11月17日(日) |
大奥‘手術室’のわがままなお殿様達のお相手 |
手術室でのドクターは 信じられないくらい本性をむきだす。
失敗を許されない仕事をしているのだから 仕方ないとは思うけれど それにしても わがままなお殿様が多くなり、 理不尽な八つ当たりもしょっちゅうなのだ。
みのむしは そんなお殿様達も患者さんだと思うことにしている。 大きなプレッシャーを抱えた患者さんだと思えば 何とか相手もできる。
でも、それは自分に余裕がないとできない。
たまに、みのむしも他に八つ当たりしたくなってしまう。
そんなだから
仕事の日以外は、絶対に病院には近づきたくない。
昨日は、飲み過ぎた。 眠たい…。
今日は、3ヶ月に一度のゴキブリ退治の日…。 午前中は、手術室は閉鎖される。 スタッフは、外の部屋に避難。
ついでにカンファレンスをする。 今日は麻酔科の先生に講義を頼んでいた。 スタッフを指名して質問しながら講義はすすめられていった。
うまく答えられないスタッフの様子を見て みのむしは落ち込んだ。 みのむしもしらないこと多いけれど それにしても手術室にいてこんなことも知らなかったのか…ってことが多くって みのむしの責任でもあるのかもしれない。 はあ… いろいろ考えさせられたよ。
そして、今日は拘束。 たいしたこともできないんで 一人でぶらぶらしようって考えていた。 けど…
携帯忘れた…(T_T)
仕方ないからポケベル借りて 少し買い物して 早々に帰宅することになった。
無事、明日になりますように…。
| 2002年11月15日(金) |
今日は楽勝だったんだけど |
今日は、ひっさしぶりの手洗い介助。 三つの手術をこなす。 けど、ストレスの少ない手術。 それに、やっぱり手洗いの方が動かなくていいから やっぱラクチン…分かるかなあ(^O^)
けど、そうは甘くなかった。 やっぱり金曜日。 次々予定外の手術が…。
最終的には、予定の手術の二倍の予定外手術で埋まっていた。
そして、みのむしの所に割り込んできた頚部骨折の手術。 ちょっと時間がかかって 次の手術までの時間が詰まってしまった。 結局ご飯だけ食べて、休憩終り。
おまけにね、感染症あり。 そういうときに限って、血液がMy靴下に…。
ちなみに、うちの病院は靴下は配給されない。 したがって、みのむしは片方捨ててもほかのと組みあわせられるよう いつも同じ3足980円の靴下を一週間分準備している。
勤務時間が終わる17時になっても、 まだまだ日勤並にやっていた。 おまけに、昨日ゴタゴタ言っていた角膜移植も控えている。 きっと、今日の当直さんは明日になっても休めないだろう…(+_+)
そして、みのむしは 仕事終って後輩と飲みに出かけたのであった。
ごめんね、anちゃんm(__)m
| 2002年11月14日(木) |
大奥‘手術室’のわがままなお殿様達 其の壱 |
本日は、一日中眼科の手術。 白内障の手術は短時間で終わるので 今日は9名の患者さんが入れ替わり立ち替わり…。 みのむしも何度も何度も同じことを繰り返していくのだ。
いつも遅刻してくるのが当たり前(?)の術者のドクター、 今日は珍しく時間どうりではないが 比較的早く手術室へ到着。 手洗い済ませて現われた。
みのむし「おはようございます」と、とりあえず御挨拶。
そのドクターは 「ン…、この前ある人が手術室の御局さまがって言ってて みのむしのことを言われたのかと思ったよ…」
…と、小さな声で第一声。
どうやらそれはみのむしのことではなくてよかったという意味合いらしい。 でも、みのむしももう10年以上いるわけだから 御局さま的立場であることは間違いない(^_^;)
みのむし 「まあ、ここはわがままなお殿様が多いし、それに仕えて大奥のようなものですよねえ」 と、返しておいた。
そんなやりとりをしながらきょうのお仕事始め! 一人目の患者さんはとどこおりなく終了。 その間角膜の提供があったらしく ドクターは移植者の調整もしなくてはならなくなっていた。
手術すすめながら、患者さんの入れ替わりの間に あちこち電話をかけていた。 たぶん一つに集中できなくてイライラしてくるだろうなあということは 予測がつく。 今日は少し優しく見守っていこう…なんて 密かにみのむしはそのドクターの看護計画(?)をたてていた。
二人目の患者さんのレンズを挿入するころ 3人目の患者さんに出棟してもらうように連絡をした。 ところが、戻ってみると様子が変…。
一旦挿入したレンズが破損したらしい。 その破損したレンズをとりだし 再度新しいレンズを挿入するために 手術時間は延長してしまった。
次の患者さんの手術室にやって来たものの そのまま1時間近く待たされることになってしまった。 みのむしは手術の経過を見ながら 待っている患者さんにも声をかけていた。
トラブったものの手術は無事終了した。
患者さんが入れ替わっている間、 だま〜って顕微鏡を調整しているドクター。 やっば〜い雰囲気だ。 そんなところに、間が悪く 「先生、手が空いたら外来に連絡してください〜」という声が…。 あらら…これは………。 案の定、帰ってきた言葉は、 「そんなの、しらん。向こうからかけててくればいい!」
まあね、たしかにそんな伝言頼むより 用件を伝えて欲しいよね…普通。
どうしましょ〜とたたずんでいる伝言したナース。 とりあえず外来に連絡してつないであげてもらうことにした。
電話がつながって、ドクターのもとに持っていくと なんと!何も言わないままいきなり、ブチって切ってしまった。
他のことをしながらその様子を見ていたみのむし。 いつもならきれるところだ。 でも今日は、ドクターがイラつく気持ちも分からないではなかった。 だから少しトーンを落として…
「今のはないんじゃないんですか…」 今ごろ電話の向こうの外来ナースは怒っているだろう。 みのむしも内心は怒りまくっていた。 それでも、穏やかな口調で…(^_^;)
………………の、つもりで…。
ドクターは、口の中で何か言ってたけれど 聞き取れなかった。
待たせた患者さんの手術がはじまるころ みのむしは休憩に入ることになった。
その間に、またまた事件発生! 手洗いしているドクターに 角膜移植の器械の準備のことを器械係がたずねたら 突然、なんだか手洗いやめて出ていったらしい。
でたーっ! お殿様の御乱心!!!
それを聞いてしまったって思った。 器械係に言っとけばよかった。 今は声かけないほうがいいって…。
手術する気にならないってことで 突然の術者交代劇。 (とは言っても絶対そのドクターがしなくてはならないっていう患者さんではなかったので……念のため) 交代するドクターが準備するのに その患者さんはさらに1時間待たされた。
休憩おわって手術室に戻ったとき その患者さんの手術はまだやっていて 終了したときにはただただ平謝りだった。 それでも、苦笑いしながら許してくれたその患者さんの懐の大きさにただただ感謝。
その後、5人目の患者さんの手術には戻ってきたドクター。 少し落ち着いた様子だったが まだ何がきっかけで乱心するかは分からない。 みのむしは普通に接した。
この日記を読んだ人の中には
手術を放棄するなんて許せない医者だとお怒りの方もおられるかもしれない。
…みのむしもそう思う。
それでもそのうらでいろんなことが起きている。 本当に伝えきれないほどのいろんな現象が…。
手術を放棄したくなってしまうドクターを一概に責めることができない状況もあることも…。
みのむしたちはそれを知ることができるから むちゃくちゃなお殿様達が無事手術をしてくれるように いろいろ調整したりしなくてはならない。
それが、患者さんの利益になると思っているから…。
そうでないとやってらんない……… 大奥でのお殿様達のお世話。
今日は、有休をとらされて 看護学校で事例検討の発表を聴かせてもらった。 学生さんは未熟ながらも一生懸命自分の関わりを振り返り いろんなことを学んできたことがしっかりと伝わってきた。 中には涙を流しながら発表している学生さんもいて きっとすっごく苦労したんだろうなということがうかがえた。 みのむしにもいろいろと勉強になった一日だった。
そのあと、病院に戻って リスクマネージメント委員会。 担当の看護師長さんが少し遅れてこられて 資料も配れず 朝、管理室に寄ったときに預かればよかったと後悔した。 委員長だというのにどうも配慮不足でいつも自己嫌悪。
おまけに次回の委員会の打ち合わせの日を決めるとき もう一人の担当師長さんに都合を聞きそびれていることに 帰り道、自転車をこぎこぎ思い出した。
ホント長年手術室の中にどっぷり浸かっていたせいか 何かがぬけている。
委員長を引き受けたときにはどうなることかと思ったけど でも、みのむしにとってはいろんな意味で勉強になっている。 この機会を与えてもらえたことに感謝。
もし、来年もリスクマネージメント委員を引き受けることになって 許されるならもう1年委員長をさせてもらいたい…と ちょっとだけ思う。 自分から言い出せるかどうかは分からないけれど(^o^)
数日前から大騒動になっていた。 年末年始の勤務をどうするかについて…。
12月29日から1月3日は予定の手術はない。 緊急手術はすべて各日の当直者と拘束がこなす。 つまりその6日間毎日二人勤務者がいる。 その希望を10日までに出さなくてはいけなかったのだが みのむしが休みの間にみんな希望を出していて 埋まってしまっていた。 内心長期の連休でうれしい気持ちはあった。
だけど、それで終るわけがなかった。 休み明けにでたら早速後輩から 「年末年始の勤務のことでまた荒れているんですよお」と報告あり! 何のこと…と事情を聞くと ある大先輩が拘束を希望しようとした日に 別の若い子が希望をしてしまったことから騒動が起きたらしい。 自分が希望の日に拘束をしたいがために(?)なんだか分からない理由を付けて 無理矢理変らせたというのだ。 それを自分で個人交渉すればまだよかったのに 他の子を使って動かしたようで みんなのひんしゅくをかっているようだった。
なんだかね〜(+_+) 聞いているのも嫌になった。 年末年始勤務したくないんだったら その時点ではまだみのむしも決まっていなかったわけだし 話してくれたらみのむしがその先輩がしなくてはならないところを とることもできたかかもしれない。 やり方が間違っていたのよね。
みんなからのブーイングが激しかったもので 師長が二人で話をしたらしい。 その話しがどんな内容かはよく知らない。 でもこれがまた、 その師長が日頃から先輩看護師のことをよく思っていないものだから ここぞとばかりに言ったのは想像がつく。 考えただけで恐ろしい。
まあ、そんなこんないろんなやりとりがあった中 みのむしは29日拘束をすることになっていた。 やっぱり6日連休は夢だったよ。
そして… みのむしは思う。 こんな人たちのようにはならないようにしようって。
わたしが働いている病院の整形は 三つのグループに分かれている。 外傷グループ・ジョイントグループ・スパイングループ。 手術件数は圧倒的にジョイントグループが多い。 ジョイントグループは、スポーツ外傷を専門にしていて 患者さんは本格的にスポーツをしている人が多い。 年齢的にもやっぱり若い人が多いのだ。
今日の担当の手術は そのジョイントグループの前十字靭帯再建術。 若い患者さんだと思っていた…。 というか、何も気にしていなかった。 ところが予定表を見ると58歳。 珍しい…正直そう思った。 きっと仕事バリバリしている人なんだろうなあ。
迎えた患者さんは感じのいい紳士だった。 自己紹介をして申し送りを聞いた。 再建術前におこなう関節鏡の検査は11月1日にしてあった。 今日は11月11日。 おまけにプレメディの時間も11時だった。 なんか1づくしで楽しくなった。 思わず患者さんに1づくしですね〜なんて言ってしまった。 患者さん、きょとんとしてた。 そしてその後苦笑い…。
手術室でこんな声かけてるなんてね…。 確かに変かも(+_+) でも、手術の介助は抜かりなかったよ。
そう、今日は11月11日。 ポッキー・プリッツの日なのだ。
昨日は、しんどかった。 ストレスが多い手術3連発。 こんなはずじゃなかったって感じ。 日勤帯はまだいい。
16時に入室した、皮殻部出血の患者さん。 開頭手術がはじまったころ 外来に外傷の患者さんが運ばれているとの情報が伝わってきた。 何やらわけありらしい。 高所から転落したため大腿骨の開放性骨折とのこと。 緊急で必要な器械を業者に持ってきてもらい準備が進められる。 急いで手術をはじめたいらしいが すでにはじまっている予定の手術が終らないことには 入室を受けられない状況だった。
脳外科の介助をしながら これは…今日は帰れないなあと覚悟を決めた。 そんなとき 後輩が「長くなりそうだから少し休んでください」と うれしいことをいってくれた。
他の部所の人たちは知らない人も多い。 私たちは日勤であっても 手術の状況によっては 12時間労働なんてざらにある。 もちろん24時間労働だって…。 日勤・凖夜・深夜を立ちっぱなしでこなすこともあるんだ。
それを知ってか知らずか 「当直って夜寝られるんでしょ、楽でいいね」 と、平然といわれる方もいる。 寝れる分けないじゃん! 日勤帯の手術のかたずけをして いろんな記録まとめて 掃除して 朝は早くからその日の手術の準備して 手術がなくてもみんなほとんど寝ていない。 それに当直といっても日勤をした後の当直。 しんどいんだよ(T_T)
まあそんなわけで 昨日、私は拘束だったんで ずっと居残らなければならない羽目になっていたのだ。 昼休憩の後は休む間もなくぶっ通しで手術につかなくてはいけなかった。 だから「休んできて」といってくれたことは ホントにうれしかった。
15分ほど座って現場にでた。 そうこうしていたら、手術室中に響き渡る悲鳴が聞こえてきた。 外傷の患者さんが入室してきた。 脳外科は落ち着いていたので 勉強のために一緒についていた後輩を残し 手伝いにいった。 中学生らしい。小柄な少年が苦痛に顔をゆがめていた。 医師が牽引している足からは、大量の出血。 皮膚が大きくめくれているのが目に入った。 シャーカッセンにかかっているレントゲン写真を見ても 整復が難しそうなことが一目瞭然。
麻酔がかかって術前準備が少し落ち着いたところで 取り合えずもとの持ち場に戻った。
脳外科が終っても、外傷の手術はまだやっていた。 かたずけをしながら外傷の手伝いをして 何とか無事その手術も終り その中学生はサブICUへ退出していった。 ふと、この子はこの後どんな人生を送るんだろうと思った。
そんな気持ちになったのもつかの間 現実は… 見事に散乱し荒れ果てた手術室。 どこからどう片づけていいのか もう疲れ果て血液だらけの床を無言のまま黙々と拭いた。 他のスタッフも同じ。 とりあえずすべてのかたずけを終えたときは へたってしまった。
帰るとき、凖夜の人たちと一緒になった。 タクシーで帰る彼女達を横目に さむーい中、自転車をこいで家にむかった。
ということで 昨日のハードな仕事がたたっているのか 今日は体が痛い。 なんか、年を感じる今日この頃…(+_+)
いつもどうりに目が覚めた。 今日は久しぶりに平日休み。 ふと東側の窓から市役所の駐車場を見ると 赤や黄色に色づいた木々の間を 肩をすくめて出勤する人・人・人。 みんな働いているんだなあなんて思いながら ベッドの上でごそごそ。
1時間くらいテレビ眺めながら ボーッとして 暖かい日差しが部屋の中にさしこんだころ パソコンをひらいてみた。 そこでもいろんな人ががんばっているのを見ることができた。
自分の日記ひらいてみた。 久しぶりに…。 また一ヶ月以上さぼっていたのね(^_^;)
しばらく研究手伝っていてエネルギー切れだった。 でも最近ちょっとパワー回復…。 自分取り戻せたかなあって思える。 昨日も、学生のころから行っている喫茶店に寄って いろんな話しをしていたら 自分の譲れない砦を守るためもっともっと努力しようって思えた。 自分の表情が素直にだせた。 職場でもこんなふうにしていたいんだけど 立場とか周りの評価とか気になって なかなかうまくいかない。
数日前、突然同僚が退職した。 いろいろすったもんだの末 「明日から来なくてもいい」と言うことになったらしい。 詳しいことはしらないけれど こんな世の中看護師だっていつリストラにあうかなんて分からない。 あらためて、自分の売りは何なのか考えさせられる。
なんか、これ読んでいたらくらーい気分になってるみたい? でもね、そんなことないんだ。 ガラス越しの日だまりの中で ほんわかした気分。 いい気分なんだ(^o^)♪♪♪
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