いぬの日記

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2003年08月01日(金) 7月25日の続き。エトセトラ

いきなり誕生日の話ですが。
7月25日。
続きがありました。

学校で日記を書いてから部屋に戻って、「魔女の宅急便」を見ながらカレーを食ってたら、サークルの友人から麻雀のお誘いがきました。
誕生日に麻雀・・・うーん、暇だし遊んでも良いけど、面倒だなー・・・。
断ろうかどうしようか迷ってると、お迎えの車がきました。
は?!
なんで?!
ピンポン連打という嫌がらせをしながら誘ってくれるので、まあいいかと思って連行されたのですが、お誘いに来てくれた人たちのテンションが何か変。
こりゃー会場はさぞかし盛り上がってるんだろうなーと思ったわけですよ。

会場のお部屋も何か変。
友人たちが雀卓を囲んでるのはいいのですが、部屋が真っ暗。
こえー。
ちょっと帰ろうかなと思った秋田いぬ。


破裂音。
破裂音。
破裂音。


電気がついて、誕生日おめでとうの声が周りからたくさんあがりました。
サプライズパーティーだったのですね。


うわー。びっくりでした。
しつこくおめでとうおめでとう言われてるうちにちょっと泣きそうになりました。
まじ嬉しかったです。
プレゼントは目覚し時計でした。笑
何も言われなくても意図するところはわかりますよ、すみません遅刻魔で・・・。


ケーキが出てきて、シャンメリーが出てきて、そのあとは普通に麻雀大会でした。
ちなみに私はほとんど素人の中で、半チャンやって4人中3位。
一応ルールは知ってるんですが、別に強くも何ともないです。
大負けはしないけど、半チャンで1・2回しか上がれないので勝てません。
・・・あれ?誕生日だから接待麻雀してくれるんじゃなかったの・・・?






とんでとんで。

火・水・木と、東京の祖父宅に行ってきました。
ろくにお手伝いもせずに上げ膳据え膳の、美味しいご飯と規則正しい日々。
うわーごめんなさいこんな孫で・・・.
帰りに八重洲ブックセンターに寄ってきました。
東京駅の八重洲南口の近くにある本屋です。
素晴らしいです。
大好き。
7階建て+地下1階(多分)のビルが丸々本屋で、漫画は文庫版以外置いてません。
つ@ばでなかなか見つからない本は、ここに行けば大抵揃います。
たくさん買ってしまいました。

ついでに、たまたま水木しげるの「妖怪道五十三次」という展示をやっていたので見てきました。
「東海道五十三次」を元にして、それぞれの風景に妖怪を描いた作品です。
版画も展示してありましたが、55枚の印刷?と思われる東海道の絵は見ものでした。

水木しげるは本当に絵が上手いですね。
技術的に上手いと言うのが適切がどうか知りませんが、すごい人なんだなーと思うのです。
こめられたメッセージというか、1枚の絵の情報量がすごくたくさんで、すごく興味をそそられます。
面白いんです。
1枚の絵に、ちょっとした漫画を読んでいるような面白さがあるのです。
じっくり観たくなる。
「妖怪」という存在の正体は、情報なのだと思うのです。
「妖怪」の存在は、そいつの正体とか、出現条件とか、場所とか、歴史とか、名前の由来とか、現象とか、そういうものでできていると思うのです。
そいつの姿、いる場所、行動、様子。
水木しげるの絵には「妖怪」という存在が見事に描かれてます。
・・・まあ、私の「妖怪」についてのイメージはほとんどすべて京極夏彦というフィルターからきてるので、かなり色々刷り込まれていてそうやって感じるのかもしれません。


「妖怪道五十三次」の解付きの本が1800円でした。
京極夏彦が文章を寄せてました。
・・・探して立ち読みしましたとも。
何か嬉しそうに色々書いてましたよ。
本当に崇拝者なんですね・・・。
そんな彼のファンである私はその本を買おうかどうしようか10分くらい迷いました。
・・・京極夏彦の2ページが欲しかったんじゃないです。
水木しげるの絵と、妖怪の解説がすごい面白かったからです。
でもやめた。
何か、買わなきゃならないような気がしてかなり迷ったのですが、
それは錯覚、錯覚だからと自分に言い聞かせてその場を立ち去ることに成功しました。


東京の古本屋でも買い物したし。
2日に帰郷するのに、何やってんでしょう私。
どうしよう・・・飛行機で読むにも8冊とかありえないから・・・.

古本屋で買ったのは「スパイ・ゾルゲ」と、「ヴァージニア」(倉橋由美子)と、翻訳物の推理小説(タイトル忘れた)。
最近倉橋由美子を集めています。
「大人のための残酷童話」「聖少女」が面白かった。
文章の上手さに酩酊します。
過剰じゃないのに華美な文章。


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