メタモルフォーゼ...葬月

甘 え - 2006年02月25日(土)

「疲れてるの?」

「元気ないよ」

ここ最近、そんな言葉ばかり聞かされる。
何があってもうまく隠してきたのに、表面に出てしまっている。
感情を隠すのには笑顔が一番の武器だと思う。
ただのリアクションと化した笑顔さえ、完全に沈黙してしまった。
「疲れた」とか「落ち込んでる」とか表面に出して、心のどこかで優しい言葉でも期待しているのだろうか。
嫌だな。こういうの。
成長してない。
最低だ。




自分の事を解決できるのは自分しかいない。
だから這いつくばってでも前へ進む。
他人に言ったって、何も変わりはしない。
「大丈夫?」と聞かれれば、「大丈夫だよ」としか答えない。
甘えるなよ。己。


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追 憶 - 2006年02月21日(火)

今日会社で、これからしばらくは忙しいと言われた。
既に毎日残業だし、CADは自分だけになってしまったので、体が限界に近づいている。
職場では周りの優しさが嬉しいけど、プライベートでやる事が溜まっているのでかなり辛い。
どうしても次を決めてから退職したいので、ジレンマに襲われる。
4月で1年になるので、どうせなら1年経ってから転職すればと友人に言われた。
その方がいいのかな・・・・・・・・・



残業をして家に帰ると、父と母も帰ったところだった。
近所の家のお婆さんが、救急車で運ばれたので病院に行ってきたとの事だった。
幼い頃、よく遊んでくれたそのお婆さんの事を思い出した。
高校の頃、金髪、ピアス、無免許運転。
警察も度々来ていた。
近所の親達からの白い目。
それでもお爺さん、お婆さん達からは可愛がられた。
コンビニの弁当を温めながら、愛してくれた亡き祖母を思い出した。
会わせる顔が無い・・・・・・・・・・・
一人夜食に近い夕飯を食べながら、これからの事を考えた。


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BGM 『DUNE』 by L'Arc-en-Ciel




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最後の恋 - 2006年02月19日(日)

週末は、サポートセンターへ行った。
ハローワークと違って、土曜日もやってるのは助かる。
色々と探してみても、溜息しか出ない。
やってみたい仕事の募集はあるけど、実務経験が必要な会社ばかり。
未経験も可って会社もあるけど、年齢が制限されていてかすりもしない。
頑張れば何とかなるとか世間では言うけれど、それは入社してからの話。
そんな事は分かっているし、自信もある。
でもこれは、それ以前の問題で応募する事すら出来ないのだ。
もう若くないし、退職金の事とかも考えなくてはならないので早く落ち着く会社に入りたいのだけれど、今のスキルに合わせると満足できる会社に入れるかどうか。
だったら正社員じゃなくてもいいから滑り込んで、何年かスキルアップをして、それから正社員で探す方がいいんじゃないかって気がする。
きっとその何年かは落ち着かなくて不安な日々になりそうだけど、仕事は好きだから何とかなるかもしれない。
何か他にも頑張れる理由が欲しいけど、そんなモノは何も無くて。
誰にも必要とされない人間は、自分のためだけに頑張るしかないのだと。



毎日仕事は一生懸命やってるつもりだけれど、達成感も充実感も無くて。
少し前にグループリーダーとの面接で、CADに関しては申し分ないと言われた。
此処にいてもこれ以上覚える事が無いのなら、ただ時間を消費しているだけだ。
どこまで出来れば満足できるのか、自分でも分からない。
難しい仕事がしたい。
仕事をしながらの情報収集はスローペースで憂鬱だ。



サポートセンターの帰りに、久しぶりにDVDをレンタルした。
映画館で見たけど、『SHINOBI』を借りた。
二回目でも面白かった。
好きな出演者が多くてキャラも個性的で、何とも切ない物語だ。
もう一本は『最後の恋のはじめ方』を借りた。
これは期待してなかったのに面白かった。
最後の恋、いつか訪れるのだろうか。
それとも、もう終わったのだろうか。


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BGM 『DUNE』 by L'Arc-en-Ciel




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酸 欠 - 2006年02月16日(木)

普段の時間に電車に乗って、今日も通勤戦争に参戦。
最初の乗り継ぎの後、人身事故があったとかで一つ目の駅で電車が停止。
結局満員の乗客のまま、窓にへばりついた蛙の様な格好で1時間半近くそのまま。
酸欠と腰痛、満身創痍で出勤。(1時間の遅刻)



それにしても、飛び込み自殺が多い。
何週間か前にも、やっぱり飛び込み自殺で遅刻した。
一人で死ぬ事もできず、仲間を募って見知らぬ人間と集団自殺する、最後まで甘ったれた人間よりはマシだけど、死ぬのならなるべく迷惑をかけないように逝ってほしい。
自分の切り身を大勢の前に陳列する気にはならないし、家族が支払う多額の賠償金も悲惨だと思う。
正常な判断が出来る状態ではないのだろうけど。



仕事の事で、頭が痛い。
真剣に、慎重に、速やかに動きたい。
調べれば調べるほど、選択肢が減っていく。
心の安らぎは遠のくけど、少し武者修行でもしてみようかと思う。
戦いはまだまだ続く。
この命尽きるまで。


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BGM 『Suicide solution』 by OZZY OSBOURNE




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ふりむけばヨコハマ - 2006年02月12日(日)

突然横浜に行く事になって、朝から出かけた。
かつて毎週の様に訪れた街。
すっかり変わっていた。


晴れてたけど風が冷たかった。
海は吸い込まれそうになるほど碧くて、行き交う船を眺めては何処に行くのかと考えていた。
自分の乗っているこの船は、何処に向かっているのだろう。
引き返せないこの船は、穴だらけの襤褸船だ。
漕いでも漕いでも地平線は見えなくて、コンパスはとっくの昔に失くしてしまった。
同じ場所を狂々と廻っているのかもしれない。



夕方には用事があったので、早々と家路に着いた。
乗りたかったな・・・・・・・・・・・観覧車

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雪に想う - 2006年02月07日(火)

残業帰りの駅のホーム
震えながら電車を待っていた
ふと見上げると、雪が舞っていた
どうりで冷えるはずだ
地元に着く頃には、本格的に降っていた
さっき窓の外を見たら、屋根も庭も真っ白だった
すごく綺麗だ
溶けなくていい
このまま真っ白で
何時までも真っ白で
溶けない雪もこの世界にはある
それはきっと、不治の傷を冷ます為に
それはきっと、漆黒の世界を照らす為に

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BGM 『Storm』 by Gackt


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灰色の公園 - 2006年02月05日(日)

久しぶりにパソの電源を入れた。
というよりは、電源を載せた。
スペックとか調べるのが面倒なので、現物を持ってショップへ行った。
そしたら、メーカーのオリジナル規格だそうで。
普通に売ってるヤツは載らないとか。
純正かよ・・・・・・・・・・・
確か諭吉が三人くらいだったろうか。
あまりのショックに電源外したまま放置プレイだった。
外してそのまま載せただけなので、相変わらず熱風放出。



今日は甥っ子に誘われて近所の公園に行った。
先月この公園の駐車場で三人死亡の練炭自殺があったので、どうかと思ったのだけれど。
甥っ子は事件を知らなかったけど、近所なので怖がると思って言わなかった。
アスレチックで遊ばせている間、一人で駐車場に行ってみた。
花とお菓子が置いてあった。
亡くなったのは二十代の女性と3歳の長男と1歳の長女。
発見者は女性の父親だった。
「子供を道連れにしなくても」
「子供だけ残っても可愛そうだから」
ニュースで流れた時、勝手な事をみんなが言っていた。
どうでもいい。
三人はもういないのだ。
最後に見た景色は、何色だったのだろうか。
きっと灰色だったんじゃないだろうか。


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