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2002年03月31日(日) |
confront 対決する |
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ひとこと・コメントなどは: iwashere@kentoyama.comへ。
このあいだ映画『地獄の黙示録 完全版』をやっと見た。
20年ほど前に見た“不完全”版は、"Apocalypse Now"(黙示録 今)という原題。今度のは、"Apocalypse Now Redux"で、reduxは「帰ってきた」というラテン語、「黙示録 今 帰還」か。原作はコンラッドの小説"Heart of Darkness"。「闇の奥」の定訳があるが、heartには「芯」のほかに「心」もあるはずで、翻訳のハードルをついでに感じてみよう。
久しぶりに見る映画は楽しみで怖い。過去の自分に向かい合う感じがある。大げさにいえばひとつのconfrontation (対峙、対決)です。
完全版というタイトルに乗じて言うわけではないけれど、Nowの印象は、mind-boggling(ぶっとぶようにすごい的やや古い言葉 当時は新しかったと思う)とtoo fast(速すぎる、要するによくわからんところがある)。
主人公が急いで川を上る印象強し。そうしながら不条理で凄惨な戦争という化け物のスライスに次々と遭遇。上りつめると、兵士たちが終わりなき終盤戦を展開するサミュエル・ベケット風滑稽地獄のような場面(セルジオ・レオ―ネの南北戦争映画『良い奴・悪い奴・汚い奴』の後半の橋の場面を思い起こさせる)。ここでは Who's the commanding officere here?(ここの指揮官は誰だ?)/Ain't you?(あんたじゃないのか?)というやり取りなどが秀逸だけれど、このあたりですっかり不条理の図式のようなものに圧倒され・・・脳が酸素を欲するというか・・・で、目的のカーツの基地へ着く場面ではやっと宿舎に辿りついたような気分さえ・・・その「宿舎」が大変で、もうひと山あるのだけれど。
50分くらい長くなったものを4時間かけて見て、また宿舎でゆったりしてしまったら、これはもう最後にM・ブランドのつぶやくthe horror(あの底なしの恐怖)だ。野暮用もあり、決心から10日もぐずぐずしてしまい、見るぞとメールで宣言した米国在住の昔の教え子からは、もう見ましたかという質問が来るし。この状況を、
Apocalypse When?
という。ただし、これは僕のしゃれではな(いのが残念だが)く、Nowの完成が遅れに遅れたためにハリウッドが監督とクルーを笑いものにした悪いジョークだ。
とにかく劇場に駆けつけてReduxを見た。印象はtotally awesome(まるまる感動)。今回は、地獄巡りの旅が徐々に進む。エピソードが次第に重なり合い意味が深まる。
the desire to confront Colonel Kurts(カーツ大佐と対決・対峙したい欲望)
を主人公は禁じえず、その緊張感が持続されたまま暗いジャングルの奥まで到達。カーツ大佐がおかしいのか、彼の暗殺を指令した軍部がおかしいのか。指令を受けた主人公の迷いは深まり、あせりはつのるが・・・。
このconfrontという行為は、アメリカ文化の中核をなすものだ。
親との対決。学校との対決。コーチとの対決。いじめとの対決。他国との対決。恋人との対決。配偶者との対決。神との対決。エイリアンとの対決。吸血鬼との対決。ごきぶりとの対決。染み・汚れとの対決。
ハリウッド映画から長尺のインフォマーシャル(あの長いCM。僕はなぜかどうにもかなり好きなのですが)まで、アメリカは対決の過程を、克明かつざっくばらんに描く。それも並大抵の克明さではないし、日本の上下志向文化では考えられないようなざっくばらんな物言いがある。科学ベースのがまの油売りというか。派手でデータに満ちているのは、ディベートの中核ともいえようか。
ティーン・エイジャー同士が、
You keep putting off confronting your parents and you'll be a loser.
これは父母を暗殺せよ!ということではなく、「親に対峙し自分の正当性を主張する」ことで、そういう対決を避けるのはloser(負け犬)だという。confrontという言葉自体が日常的なものであり、またこのloser、そしてwinnerという言葉が実に頻用されるのも米国英会話だ。
That's the winner.(それはいい、それで決まり)
など、物にまで使う。勝敗の国。皆水平平等なのだから、遠慮せず、それぞれ好きな分野に秀でて差をつける自由も平等!という精神。 confrontational(対峙的)な志向が水平平等主義を擁護する。日本の上下垂直志向文化から見ればやりすぎの印象。
ただ日本では、水平平等を「形」に表すため、学芸会や運動会からスターや一等賞が消えつつある。「学芸」という派手で奥深い言葉が消え、「教育」に名が変えられた学校もある。学芸会で日本語や英語に目覚めさせられた僕など、とても残念な気がしている。
さて、どこかアメリカ的でない映画というのは、多分、confrontationalでない映画ではないか。たとえば85年のSF喜劇超大作『バック・トゥー・ザ・フューチャー』などは、アメリカ式の極太の対決の図式にひねりを加えたところが面白い。主人公とその家族全員がまるで対決ができない人々だからだ。母は酒びたり。兄は、
The last thing you want is headaches.(悩むことだけはごめんだ)
というのんき。父は、高校時代のbully(いじめをする者)に今だにこづきまわされている。息子がなじると、 I'm not good at confrontations....
と答え、息子もその気持ちがよくわかってしまう。ま、最後は胸のすくようなパンチのある場面が用意されているのですが。
で、Reduxはというと、悪に対決する正義の戦いを旗印にする米国文化の奥底から、その旗に反旗を翻して巨大な映画が出現、というイメージがある。アメリカの数ある戦争のひとつを取り上げた作品だけれど、ホモサピエンスの究極の情熱と恥部である戦争というものとconfrontする名作だ。
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SES Shirogane-dai English Salonが4月よりスタートします。3〜5人のクラスが中心。個人レッスンやホームステイ直前コーチなどもあります。仕事の話、趣味の話、生活の話など、まず自分のことを話す姿勢、I(アイ)モード使用を促進します。living roomというナチュラルな環境でナチュラルな英語に近づけます。経験豊富な講師の指導のもと、間違いを越えて話す元気と会話力をつけていきましょう。詳細・お問い合わせはSESのページへ。
2002年03月20日(水) |
faithfully つきっきりで |
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アメリカからin-lawsがやって来て、コンビニから100円ショップ、そして早咲きの桜まで、手当たり次第に家中で案内している。日曜は湘南の古都へ行ってきた。
I'll try anything once.(何でも一度はトライするわ)
という母(家内の弟の妻)とその娘さんの旅人たちは、大仏を見たあと、昼飯は長谷駅の近くのフラメンコショーなどをやるらしいパスタ料理店で、Spanish spaghetti(!?)まで付き合ってくれた。Al dente!(アルデンテ! 硬めで良い!)
ま、イタリアの冒険家がスペインの王女と組んだのがきっかけでできたのが米国だから、歴史的な食事だったかもしれない。ま、
It's something to talk about.(話のタネになる)
寺は長谷寺と円覚寺。後者の三門をほぼ無感動に抜けた娘さんは、舎利殿にあるBuddha’s tooth(仏陀の歯)がお目当てだったが、門前でお仕舞い。がっかりしていた。
時宗さんを奉る廟の庭には葉書の語源という木があり、その硬い葉に鉄筆で禅僧らは写経したという。だから葉書。と説明しても、知らなかったなあと一番感動しているのはガイドの僕。
抹茶を飲みながら引いたおみくじを、短歌込みで訳してあげると、ガイドの人気急騰。しかし、「相場」のところでStocks: Buy, buy, buy them all.などと勢いこむと、株のことまで書いてあるのねと、くったくなく笑いながらもびっくりしている旅の母。ガイドは深く考えこむ。
I-try-anything-oncers(?)は、大仏の帰り道、江ノ電鎌倉駅の売店であんこのサンプルを試食した。まず母親が楊枝の先の和菓子を口に入れると、
Hmmmmm,
と長い。そして、How was it?と尋ねられて、
Interesting...
だけだ。娘は母の犯した過ちは犯さない表情である。
どうしてなのだろう。アメリカ人であんこの好きな人に会ったことがない僕は、人脈がないのだろうか。(かも知れないが)なんでだめなのだろう。アンコンフォタブル(uncomfortable・居心地の悪い)の語源ではないのか? と考えてしまうほどだ。its texture(その歯ざわり)か。誰か説明を!
家に帰ると、カミサンが写真をメールで送り始める。コメントがついているので見ると、
...Ken was a faithful guide...
とある。faithは「信仰」という意味合いの強い言葉。ただ、faithfulと形容詞になると、信仰心の篤い、という意味はややうすれ、「忠実な、正確な、誠実な」といった意味が強くなるが、なかなか使いにくい。
まあ、名刹を回ったからfaithと掛けたのかもしれないが、faithful guideとは、「“お客さん”にしっかりついた」といった意味合いかなあ。
ハチ公のようなfaithful dog(忠犬)がいるし、faithful wife/husband/friendなどもある。離れないというか、つきっきり、忠実というか、誠実というか。誠実に旅人たちを捨てないガイドだったのです、僕は。
ところでfaithful catという言い方はあまりしないかな、と思ってそのまま書いて検索すると、にゃんとヒットの多いこと。そういえば我が家の猫も結構まとわりつくし、寝てる主人に背を向けて見張りでもしているような深夜の孤独な後ろ姿は、ピラミッドに眠るファラオを守るスフインクスのようでもある。
http://www.funone.com/2001/01/cat/
になかなかよいジョークがあった。オススメ。PUNCH LINE(落ち)の解説が必要なときは最後のP.S.にあります。
で、faithfullyと副詞になれば、
Setsuo faithfully took care of his sick wife.
などと、「懸命に、誠実に、献身的に、つきっきりで」といった意味がありそうだ。「心」のレベルでしょうか。しかしまた、
Our replica faithfully captures the original grandeur of the castle.(我が社のこの複製は本物の城の豪華さを忠実にとらえております)
などと、「忠実に」でも今度は「正確さの度合い」を表す。
手紙のようになってしまったので、最後はいっそ英語の「敬具」で終わらせましょう。ちょっと堅苦しいけれど、
Faithfully yours,
Ken
P.S. I’d like to replace him for you.には1)「別の猫に替えて差し上げたい」2)「猫の替わりをしたい」の2つの解釈が(無理をすれば)できる。最後のOld Womanの言葉は、2)を元にしたもの。彼女の理路の混乱というより、最愛の猫をひき殺した人物への揶揄がある。それと、なんともあっけらかんの終わりで参りました! ということも言える。よく出来た、明るいブラックジョーク。
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2002年03月14日(木) |
challenging やりがいのある |
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challengeは「挑(いど)む」という意味がメーンで、単純そうで格好いい言葉です。ただ、実際には、影の部分もあり、複雑な機能を持っています。
挑戦する、といえば、昔、仕事仲間と(英語で)時間つぶしにやったトランプ遊びを思い出します。ACEから順にface down(伏せて)で出していくゲームで、たとえば本人はthree fives(5が3枚)と宣言しているけど、インチキだ、と思ったら、
I challenge you.
と言うのです。
すると言われたプレイヤーは、turn over the cards(カードをひっくり返す)する。言ったものと同じカードが出たら、challengerの負けで、それまで中央に積まれたカードを引き取る。
逆に、ハッタリ(bluff)なら、fibber(軽度のうそつき)が引き取る。で、手持ちのカードが一番早くなくなったものが勝ち(the winner)となります。これは、
bluff
という名で呼んでいたなあ。
僕は「なんだ、ダウトだ」と思ってやっていましたが。
子供の頃に家庭でやったゲームの「ダウト」。
ただ、I challenge you.のかわりに、日本式にDoubt!と言うのは英語的にはまずいかも。かもじゃなくまずい。
Doubt!(そうじゃないぞと疑え!)
と、相手に指示しているわけですから。現実は、自分が疑うのですから、お門違いというか、変です。
別の仲間が、I challenge you.のかわりに、
I doubt it.
と言っている。「そうじゃないと思う」と言っている。このitはカードが複数でもitで、つまりカードでなく、そのhand(手)がダメということ。あるいは言ったことを指す。
さらに、このゲームは、別名I doubt it.だそうで、たぶん、日本の「ダウト」は、ここから来たもののようだ。
それにしても、このpoker faceのトレーニングみたいな遊びが楽しかったのは、子供が嘘をついてもいい、唯一の時間だったからかもしれませんね。
あの、米国初代大統領の、 I cannot tell a lie. (嘘はつけません)というセリフは呪縛力がある。フー・キルd・マイ・ビューティフー・チェリー・トゥリー?と父が言う。父からもらったhatchet(小さな斧)で切った(killedと英文の父は言っている、切るの過去形ではなく、殺したということ。ただこれは木にはよく使いますが)のは僕ジョージです、というあの建国の父、一ドル札の偉人、ワシントンの話は、伝記を書いた男の創作であったということです!
あれがbluffなら、ダウトのbluffなど罪はない。
閑話休題。challengeですが、これは相手にそうじゃないんじゃないかと挑むような意味があるのです。
The studies challenges the common belief that an apple a day keeps the doctor away.(その研究は「リンゴ一日一個で医者いらず」という俗信に異議を申し立てるものである)
と、まあ「挑戦状を叩きつける」といったところでしょうか。
<challenge 誰々 to 何々>
という形でもよく使われます。
I challenge you to a duel. (あなたに決闘を申し込む)
これ、穏やかではありませんが、ビデオゲームやプロレスなどの常用表現ではあります。
ある仕事とか課題とかに関し、
It’s a challenge.
といえば、「それはなかなか手ごわい、難しい」といった気持ち。ただ、「でもやってみるぞ」という気持ちもあります。形容詞を使い、
It’s challenging.
といっても同じような意味です。「それは挑んでいるようだ」ということは、人間にとって「やりがいがある」という感じです。
challenged(挑まれていて)
という語になると、これは副詞と一緒なって、<ナニナニ的に挑まれていて>というパターンとなり、 politically correct terms(政治的に正しい用語)のもととして使われています。たとえば、physically challenged(身体的に挑まれて)は、これまでのphysically handicapped(身体的にハンディーのある)を過去のものにしています。
どこか否定的で、でも頑張ろうという、ネガティブ・ポジティブな用法です。
最近のテクノロジーにどこか置き去りにされたように感じている僕などは、
I’m technologically challenged.
といえます。I know nothing about modern technology.(最新のテクノロジーに関しては何もしらない)と正直に言うより、この「テクノロジー的に挑戦を受けている」という方が、表現面での技術は上という感じです。
ただ、挑まれている、というのも被害者的な感じが強く、どこかしっくりきません。visually challenged(目が不自由な)とかhorizontally challenged(横幅が広い人)などとも、使われますが、本人が、別にこれでいいんだよ、ということもあり、これらの言葉を使う人がchallengeされることもあるのです。
aquatically challenged(水的に挑まれている)は「溺れている」という笑えない用語まであります。
Too much is as good as too little.(過ぎたるは)
ということでしょう。最後にすこし笑えるジョークを。
知恵くらべ、とでもいうのか、a battle of witsというフレーズがあり、よくあるものに、
A: I challenge you to a battle of wits! B: I don’t fight with an unarmed man.(Laughter.)
AがBに知恵くらべの挑戦をするといって意気を荒げる。すると、Bが静かに、俺は武器を持っていない男とは戦わない、という(笑)。
その昔、日本に米国から輸入されたTVウエスタンでは「丸腰の男は撃たねえ」というセリフがあり、毎日違う番組でよく耳にしたものですが、俺にはwitの武器があるが、お前にはない、だから闘わないということで、なかなかchallengingでした。(笑)知で知を笑うジョークでしょうか。(静寂)
お知らせ: SES Shirogane-dai English Salonが4月よりスタートします。英会話コース、SATやTOEFLなどの準備コース、小論文指導、ホームステイ直前コーチなど。リラックスした環境と、経験豊富な講師の指導のもとで、間違いを越えて話す元気と会話力をつけていきましょう。遠山もときどき教えます。詳細・お問い合わせは:
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2002年03月04日(月) |
Like attracts like. 似た者同士は引かれ合う |
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前回は「正反対の性格同士は・・・」ということわざでした。その逆が、上のもの。
Likeは同じような人という意味で、これもどの国にもありそうなことわざです。
これが結婚に発展すれば、
Like marries like.
ということわざが使えます。
そして子供が生まれれば、
Like breeds like.
と、likeはlikeを呼ぶもののようです。
会話例 似た者同士のカップルの噂が聞こえてきました。 A: Marvin likes fast cars. B: So does Mary. She just bought a Ferrai. A: Did you know thaty’re seeing each other? B: I’m not surprised. Like attracts like.
A:マーヴィンは速い車が好きだな。 B:メアリーもよ。フェラーリを買ったばかりよ。 A:二人がつきあってるの知ってた? B:当然かも。似た者は引かれ合うと言うから。
see each other 「付き合う」 I’m not surprised. 「(それを聞いて)当然と思う」
抜粋: CDブック『遠山顕の英会話・150のスパイス』(講談社インターナショナル パワーイングリッシュシリーズ)より スパイスNo. 54 ♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤
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2002年03月03日(日) |
Opposites attract. 正反対は引き合う |
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さて前回、「人生は40歳から」を掲載したところ、女性の方から、3月3日の誕生日で40歳になるけれど、あの決り文句で元気が出た、というメールが寄せられました。 Happy Birthday! ことわざも、元気が出るものにこしたことはありませんね。さて、今回は、雛祭りにちなみ、男女の相性について以下拙著よりの抜粋です。ではご一考を。
どの国にもありそうなことわざです。Oppositesは正反対のものという意味で、 Opposites attract each other.(逆は互いを引き合う) Opposites are attracted to each other.(逆は互いに引かれ合う)
とも言います。もっとエスカレートした、 Extremes meet.(両極端は合う)
はパスカルの言葉です。この逆もまた真かどうかは次項(次回)で。
会話例 男女が、あるカップルの話をしています。 A: Uchida-san is really a shy guy, isn’t he? B: He sure is, and his wife is so outgoing. A: It doesn’t seem like they have much in common. B: Opposites attract.
A: 内田さんは本当にシャイな人よね。 B: そうだね、そして奥さんが外向的。 A: 共通点があまりないようだけど。 B: 正反対同士は引き合うんだな。
注: shy guy 「人見知りする男性」 not have much in common 「あまり共通点がない」
抜粋: CDブック『遠山顕の英会話・150のスパイス』(講談社インターナショナル パワーイングリッシュシリーズ)より スパイスNo.53 ♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤♡❤
こうした簡単な形で、かつごく普通(なのです)のことわざや決まり文句を知るだけで、いっきょに英語が身近に感じられませんか? 会話の巾も出てきます。是非練習し身につけてください。 文中のパスカルの有名な言葉「逆もまた真なり」は、The opposite principles are also true.(その反対の原理もまた真なり)と英訳されたものが普通です。会話や文章では、The opposite is also true.がよく使われます。
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