forget-me-not

2011年10月28日(金) どく

こちび、生後3ヶ月+13日。

大きく元気に育っている。レッグウォーマーからのぞく、
小さい女子プロレスラーのようなむちむちとしたかわいい足。
意志を持ってがっつり私の手を握るかわいい手。
どれもこれも忘れないよう、しっかり頭に焼き付けておかなくては。

今日もママ友二人とお茶して1日が暮れた。

楽っちゃ楽なんだけど、この生活は一生はできないな、と思ってしまう。

辛くても、しんどくてもやっぱり社会復帰しなくては。

・・昨日も母がおかしくなって電話口で荒れていた。

理由は、着信を残したのに私が半日、折り返し電話をかけなかったから。

子供にも用事があるっていう発想には至らないのだろうか。

母が、本当にダメ。

反吐が出るくらい受け付けられない。

自分に子供ができたらまた考えが変わるだろうと思っていたけど、
子供ができたからこそ、なんでこんないたいけな子供にあんな毒を吐き
続け、人格を無視し、自尊心を踏みにじる行為を続けたのか、考えれば
考えるほど許せない。

早朝に、預金通帳と印鑑を投げつけて布団ごと何度も蹴飛ばし「出て行け」と怒鳴ったのか、勝手に私の部屋に入り込み、異性の匂いのする手紙、
写真をビリビリに破き捨てたのか、いつも私の友達と私を比べ、いかに
私がダメで不良で劣っているか言われ続けたか、当時、小学生の弟にすら、
お前は頭がおかしいといい、傷つけたのか。

今でもうっすら記憶にある、母が父の足を刃物で刺した
時のベッドカバーの赤いしみ。

人間関係という人間関係を全て破壊し、友達もおらず、
祖母をうつ病にさせ、最後の砦だった父をも自死に追い込んだ女。

すぐ折り返し電話をしてこない娘がそんなに憎いなら、
電話なんてかけてこなければいいのに。

親子の縁なんて切ればいいのに。

言ってもわからない貴女には、もう何も言いません。
深入りもしません。

どうぞ一生、袋小路でさまよい続けてください。



2011年10月17日(月) 混沌

最近、産後ブルー気味。

せっかくの期間限定専業主婦生活なのに、

なんだか楽しめていない。

それなりに子供はかわいいし、
ママ友とランチしたり、メールしたり、好きなことして
煩わしい仕事のストレスも人間関係の苦労もなく楽しい筈なのに、
楽しくない。

楽しめない。

今のストレスの種。

1.毎日毎日毎日連絡をしてくる実母。
父が生前はほとんど電話がくることもなかったのに。
私のため、といいつつ、いつも自分のためのくせに。本当にずるい。
いっつも楽な方、甘えさせてくれる人に依存しようとして、
いい年して自立しようとしない人。子供を未だに自分の所有物だと
思っているかわいそうな人。

2.誰からも期待されない毎日。
嫌いな人と付き合わなくてはならないストレスもないかわりに、
褒められることもない。期待されることもない。世間が自分に用が
あるときは、何かのセールスのみ。毎日テレビをつければ流れる
通販ショッピング。働いていないのに、収入がないのにショッピングが
楽しめる人ってどんな人?

3.お金。
何をどこまで節約をすれば将来が安泰になるのかかがわからない。
ファイナンシャルプランニングをしなくてはならないのに、
その気力がわかない。だからこそ、買うもの買うもの全てに罪悪感。
お金は多少なりともあるのに、いつもお金がない気がして、
散財しているような気がして仕方ない。

4.夫。
出産して母になってから(母になる前も)生理的にダメになった。
ちょっと触れるだけでもゾゾゾ。足がちょっと触れるだけでも
ゾクゾクゾクっ。母乳が出ている間はやはり本能的に
母親になっているため、夫に対してそう感じることはよくあるそうだけど、
私の場合はちょっと極端な気も。彼は何も悪くないのに可哀相。

仕事復帰して、この煮詰まった生活から抜け出したら少しは感じ方も
変わるだろうか。今はとにかく暇暇暇で心が不安定になっている気がする。

いろいろとやらなくてはならないのに、
全てが億劫に感じられてしまう。

前頭葉が退化していることにも関係しているのだろうか。

たぶん、一番のストレスは自分らしくいられないこと。

生き生きと働いていた自分が、社会との接点をほぼ絶たれて
息を潜めるようにして育児と家事だけに専念しないとならない今の環境。

今はいい社会勉強だと思って割り切らないといけないのに、

時々途方もなく疲れてしまうのはなぜだろう。

腹の底からまた楽しく笑える日は

またくるのだろうか。



2011年10月09日(日) 晴れ、ときどき胃薬。

こちびは順調に大きくなっている。
最近、声を立てて笑ってくれるようにもなった。

首もほとんど坐ってきた。

もう間もなく3ヶ月。
まだたったの3ヶ月。

育休生活はだいぶ慣れてきたとはいえ、
ここ最近は度々原因不明の胃痛に悩まされ、胃薬が手放せない。。

妊すぐ、赤すぐで読むハッピー子育て中心生活と
なんだか微妙に違う現実。

まあでも、現実なんてこんなものか。

先日、育休手当てが振り込まれてだいぶ金銭面でのストレスは
軽減されたように思う。

自分に稼ぎがないと、ショッピングに行ってもカフェに行っても
本当に味気なくてつまらない。根っからの貧乏性だからか。

専業主婦の友達はなんで毎日あんなに楽しそうなんだろう。

夫の稼いだお金で洋服や友達とランチなんて、
想像しただけで胃痛がしてくる。。。

なんで私は楽しめないの?

なんかの病気なんだろうか。

夫に甘えられない。甘えたくない。
自分の食い扶持は自分で稼ぎたい。

専業主婦は本当に性に合わない上に、性に合ったふりをすると
私の場合、体調を崩すことがわかっただけでも収穫か。

・・実母との関係も相変わらず。

うちはお姑さんが恐ろしく器用で卒のない人なので、お姑さんと
関われば関わるほど実母がいかに不器用で、でも不器用ながら
今まで私を一生懸命育ててきてくれたかが理解ができた気がする。

例えば、お姑さんはいつも我が家に来るときは健康を気遣って
新鮮な野菜、果物、手作りの煮物やたけのこご飯等、山のように
こさえてきてくれるのに、うちの母はなぜか持ってくるのは
産褥期でもハンバーガーのテイクアウトや、実家でいつも倉庫に
転がってるうどんのダシの箱や、即席赤飯のパック等。。。

比べても仕方ないのだけど、何をとっても
お姑さんに軍配があがってしまう。

父が亡くなって間もなく、ということもあるんだろうけど、
それ以前の問題だろう。

父が亡くなってから母も一気に老けてきた。
特に悲しくなるほど首に年齢が出始めた。

今日も実家に行ったら、ソファの隣に聖書と老眼鏡が。
ベッドルームの棚にも宗教関係の本がずらり。

・・母も答えを日々探しているのだろう。

今日は夕方、父の仏壇に挨拶をしてから帰ろうとして夫とこちびと
実家のドアを出た途端、それまで晴れていたのに突然、大粒の通り
雨が降り始め、再びリビングに戻って雨宿りを余儀なくされた。

実はこれ、2回目。

孫の誕生を楽しみにしていた父が、もう少しゆっくりしていけば、と
言っているような気がして仕方なかった。

痛みもない、苦しみもない世界で
父は心穏やかに暮らせているのだろうか。

貧しい大家族の家で育ち、精神を病み、人の気持ちを汲むのが苦手で
友達もおらず、社会からも遠ざかり、夫にも先立たれ、実の娘からは
毒親呼ばわりされる母。

少し前まで、いつも明るく元気で父にわがまま言い放題だった
末っ子タイプの母が、孤独でさびしい老女になってしまった。

親孝行しなくては、と考えるたびに、しくしくと胃が痛む。

まだまだ今年も試練が続くのか。


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