forget-me-not

2005年11月26日(土) 全ては◎

お祝いメールが今もよく届く。

今日は、元彼N君より、短いメール。

「結婚おめでとう。月日の流れを実感します。末永くお幸せに」

だって。


なんか、

ちょっと泣けた。

初めてできた彼。

この人さえ私に冷たくしてこなければ、元の優しい彼でい続けてくれたら、
別れることも他の人とも付き合うこともなかったのに。

私は彼氏なんて一人で充分だったのに。


まあご縁がないってそんなものか。


あと、留学中に友達になったジェイムスからもお祝いメール。

そして聞けば、彼も長年付き合ってきた日本人のJちゃんと
結婚することにしたそう。

本当おめでたい限りなんだけど、
ちょっと私の胸中は複雑だ。

Jちゃんが日本に戻って遠距離になっていた間、彼のアプローチは露骨だった。

寂しかったのはわかるけど、たぶん、日本人の女の子なら誰でも
良かったのだろう。

私にはJちゃんとは別れたとも言っていた。

私が一線を守ってしっかり線を引いてきたから良かったようなものの
一歩間違えればどうなっていたかと思うと本当に怖い。

本当、男なんて信用できない。

気持ち悪い。


でもよかった。

本当によかった。

人生なんてなるようになっているのだ。


この前、某バラエティ番組でも、片山さつき先生がおっしゃっていた。
若かりし頃、エリート官僚として歩みだした彼女には、留学を機に遠距離に
なったものの、自然消滅をした元恋人がいた。

帰国後、お見合いでマスゾエ氏と結婚するもすぐに破局。

離婚調停を乗り越えて傷ついた彼女。
その後、仕事の会合で元恋人に再会し、それが今の旦那さんだとういうのだ。

「僕達は、結婚する運命になっていたんだよ」

という旦那さんの言葉にどれだけ救われたことか、、と片山先生は
おっしゃっていた。

それって本当に、的を射ていると思う。

無駄なことなんてひとつもないんだ。

いっぱい傷ついて、

いっぱい悲しんで、

いっぱい悩んだけど、

どれもこれも起きるべくして起こり、見えない力により
人は皆しかるべき道に導かれているのだと思う。

私には、M氏という大きな存在もいた。

今も思い出すと傷が疼くこともある。

でも、この人とも縁がなくて本当に良かったのだ。

彼は、私に大きなレッスンを与えてくれた。

そして、人生には近道なんてないことを教えてくれた。

それだけでも、充分だ。

私が幸せを掴んだことで、

今まで傷ついたり冷たくされたり、気分一つで振り回されたことも
全てチャラ。リセット。プラマイ0。

みんな、起こるべくした起きたんだと思えば、

全ては

◎(二重丸)なのだ。






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2005年11月23日(水) ミセスT

昨日、「いい夫婦の日」に無事に入籍した。

これで晴れて「ミセスT」である。

彼の妻として書類を受理してもらった時、なんとなく
違和感があったけど、まあ最初なんてこんなものだろう。

まだ一緒に住み始めるのは少し先になるし、職場でも旧姓で
通すつもりだからこれといって特に変化はない。。。

かと思っていたけど、今朝目覚めた時のなんともいえない
ほっこりした充足感は、これまで感じたことのない感覚だった。

もともと朝が苦手な上に、これまで目覚めるとなんとなく
いつも不安な感覚が入り混じっていたから。

自分でも自覚している以上に、ほっとしているのだろう。

最近、ちょっと自分でも気になっているのが自分のぐーたらぶり。

なんか休みになると疲れてぐったりして、するべきことがたくさんあるのに
ぐーたら、だらだらしてしまう。なんか面倒くさい。

もちろん、部屋の掃除や皿洗いくらいはする。
東郷君ちに行くときは、ちゃんと料理だってする。

でも、家でひとりでいると家の大掃除や着ない服の処分など、「やらなきゃ」
と思えば思うほど、先延ばしにしてしまう。

ある時は、毎週末ジム通いしたりしていたのに、
今はそんなエネルギーもない。

人生の節目を迎えたことと、この自分の中では病的な面倒くささは
何か関連があるのだろうか。


・・軽く鬱なのかしら。


ここ数日、色んな人からおめでとう、おめでとうとメールや電話が
ひっきりなしに来る。

ありがとう、ありがとうというたびに、

なんか他人事みたいな感覚が否めないのは何故だろう。


まあはじめなんて


みんなこんなものか。






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2005年11月20日(日) 負け犬の年貢。

入籍日のイブイブ。

まるで実感ゼロ。

おまけに先週はずっと体調不良で、医者に行ったら
「肺炎になりかけている」と言われた。

どうりで市販の風邪薬が効かないはずだ。

先週は這うようにして会社に行ったけど、それでも二日も休んでしまった。

体を壊した時ほど、誰も頼れる人がいないつらさを感じる時はない。

でも、私は絶対に負けない。

絶対に。


入籍日を目前に控えて、改めて親に感謝をしたい。

当人達の前ではとてもいえないから、ここで改めて感謝。

お金をかけて、充分すぎるくらい充分な教育を授けてくれたことへの感謝。

離婚もせずに、大切に育ててきてくれたことへの感謝。

自立心と向上心と人への思いやりを教えてくれたことへの感謝。

健康、かつ五体満足で産んでくれたことへの感謝。

生まれてから今まで、色んな国で生活し、
多くの貴重な体験を授けてくれたことへの感謝。

家族のために、我慢に我慢を重ねてこつこつ真面目に働きつづけて
くれたことへの感謝。

私はあなたたちがいたから、ここまでくることができました。

ありがとう。


本当に本当に辛く苦しい時期もあったけど、


あなたたちの娘に生まれて


本当によかったです。






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2005年11月13日(日) もう少しの我慢。

おひさしぶり。

最近、また忙しくしている。

結婚式の日にちも会場も決まり、昨日はようやく招待状の
手配をしたところ。

仕事も、次長とアシスタントがいなくなって、それまで
3人でやっていた仕事を一人でやっている状態。

すなわち、回っていない。

仕事をしているといろいろ厭なことや落ち込むこともあるんだけど、
やることがとにかく溢れ返っていて、落ち込んでいる暇すらない。

一つのことをやっていても、次から次へと問題がふってわいて
きて、優先順位をつけたくてもどれも大事で、かといって仕事をふれる
人もいなくて、行き当たりばったりで効率悪く仕事をしている。
人を入れてくれ、と頼んでもなかなか入る気配もない。

こんな状態ではとても結婚式も無理なので、ひとまず
フルタイムでの仕事は来年の1月一杯まで、と上司に頼んだ。

でなければ、この状態はいつまでたっても変わらないから。
上司はアルバイトで残ってくれ、といってるけど、
2月は式も新婚旅行もあるから少し時間を空けようと思う。

でなければ、また私に仕事が集中するのは目に見えているから。

最近、私の人生が、音を立てて動き出そうとしている。


ところで近頃、涙腺がやたら弱くなっているのか、
昨日も結婚式の打ち合わせで某ホテルに行ったらロビーウェディングを
やっていて、もらい泣きをしてしまった。

どうみても私より若い、あどけなさの残る新郎新婦。

それを見守る白髪まじりの父親。

永遠の愛を誓いますか。

永遠の愛。

永遠ねぇ・・。

来年の2月には自分もあの場にいるのかと思うとちょっと
不思議な気もした。

今回の縁談で心底喜んでいる私の父。

「売れたー!売れた−−−−−!(娘が)」と
東郷君の両親に会った後に喜びのあまり絶叫していた。
結婚式のネクタイとハンカチを早々に購入し、大事そうに棚にしまっていた。


なんかまだ私の中では中2で時間が止まっている東郷君。

結婚式でも何でも、基本的に何でも物事を決めるのは、私。


・・彼がいてもいなくても生きていける。


でも、いいのよ。

そんなことはいいの。

この人がいないと生きていけない人生はそれはそれで
しんどいもの。

最近まで、結婚式には出ないといっていた母が案の定
気が変わって出ることになった。

本当にいくつになってもお騒がせな人だ。

もう少しの我慢だ。

もう少しの我慢。

私が幸せになるまでの、

もう少しの我慢。






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