forget-me-not

2005年07月31日(日) 親との対面

海外出張から無事に帰還。

つかれた。。

心配していた東郷君と両親との顔合わせは事のほかうまくいった。

うちの母は、今ではすっかり東郷君のファンだ。

写真より実物の方がかわいい〜(もうちと背が高ければよかったけど)、
とのこと。

東郷君は相変わらずマイペースで、到着二日後、父と私と3人で
アウトレットモールに出かけた後、いったん両親の家に戻ってから
「昼寝の時間はないのか」というので部屋を貸すと、・・なかなか出てこない。

1時間。
2時間。。

3時間。。。


いい加減、夕食の準備も済んで、おそるおそるドアを開けると大口あけて
眠りこけている。「おういっ」と声をかけると、「ひやあっうっ」と訳の
わからない奇声をあげてベッドの上で飛び起き、一瞬、自分がどこにいるのか
ひとしきり頭をめぐらせた後、「なんですぐ起こしてくれなかったのぉ!」
と寝癖頭でわめく彼。

私が「はぁ〜」と頭をかかえると、

母「まあまあ、疲れてるんだから」
父「マイペースでいいじゃないか」

と笑顔の両親。

神経質なわが家系に、おっとりしてやさしいぼんくらぼんぼんの
東郷くんは意外とうまくブレンドしていた。

フライトの関係で、東郷君を一人、両親のもとに残して半日はやく
州を離れたのだけど、私のいない半日もステーキハウスに行ったり、
モールで母に白いシャツをプレゼントしてもらったり、うまくやっていたらしい。

母が自分の病気の話、父方は中国系が8分の1入っている(根拠なし)といった
いつもの話をはじめても、「はい」とにこにこ、おっとりとかわいらしい笑顔で
東郷君が応えるので、さすがの母も拍子ぬけしてしまったようで、それ以上
その話題には触れることはなかった。

母としては、彼が

・酒、タバコをやらない
・○×大学卒
・幼馴染で、似たような家族構成の似たような家系
・母の好物をたんまり買ってきてくれた
・かわいい

ことですっかり気に入ったようだった。

日本の美味しいキャットフードをお土産にもらった猫もすっかり、
彼になついていた。


とにかく、疲れたけどうまくいってなによりだった。


これでいよいよ後には引けない。

もう、進むしかない。

やさしいぼんぼんの彼と

前に進むのだ。






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2005年07月23日(土) 幼馴染

海外出張が気が付いたら明日になった。

早い。早すぎる・・。

まだトランクのふた開けっ放しで、おみやげや食料品を
つめたまんまの状態。。

じゅ、準備しなきゃ。

がんばらなきゃ。

東郷君、無事に途中で合流できるんだろうか。

母との会話に太刀打ち出切るんだろうか。。

しっかりしろよ、東郷。


先週末は東郷君の弟と母親と会った。

なんかだいぶ打ち解けたかも。

ちなみに、東郷君の弟と私の弟は小学生時代お友達だったようだ。

ぼんくらぼんぼんの東郷君をヒップホップ系にしたような弟。

うちの弟とどんな顔して会えばいいんだろうって
今から悩んでいた。

ちなみにうちの父と彼の父は昔同じビルで仕事をしていた。

ちなみに、彼の母とうちの母には直接的接点はなかったけど、
共通の友人がわんさかいる。


ああ幼馴染って


てっとりばやい。







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2005年07月13日(水) こぼれたミルク

しょぼぼーん。

今日はやっちゃった。失敗。

それで、尊敬する次長の信頼を失ってしまった。

はあ。がっくり。

我ながら、自己嫌悪。

まぁ、こんな日もあるよね。

最近、ずっと調子良かったと思ったらこれだ。

しかも、私が100%悪い。

私の過失。

なんか、つかれちった。。

起きてしまったことは仕方がないから、過失から学んで
次に活かすしかないかな。

早く、出張に行きたい。

親戚や私の友達は、本当私は海外とよく縁があるねー、とうらやましがる。

それはそれで結構大変なこともあるけど、
確かにいいこともある。

気分転換。

現実逃避・・。

もちろん、やることはやってこないとならないけど、
しばらくはトラブル地獄から抜け出せる。
 
がんばらなきゃ。。

・・しかし、人の信頼失うのって一瞬だよなぁ。

信頼を得るのは時間と労力があれだけかかるのに。。

仕事、辞めたくない。

やめたくない。

やめたくないいいいいいい!!!!


ってことは、やっぱりがんばるしかないな。。。


さて、明日もガンバろ。






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2005年07月10日(日) 渡航のしおり

彼が、私の親に会うために飛行機の切符を押さえてくれた。

私が4月に渡米した時払った金額の倍を払わなくてはならず、
先月の引越し関連の出費もあってお金がすっからかんのはずだ。

なんか仕方がないとはいえ、可哀相になってきてしまう。。

・・とりあえず、丸々二日間向こうでのんびりできる時間ができた。

私は数日前から現地入りし、仕事が終わったら親のところに
行って彼と合流する予定。

母も、東郷君はどんな人なの、食べ物の好き嫌いは?と
いろいろ気にしてくれている。

おかしなことを言い出したら、父がフォローして
私が東郷君を外に連れ出すしかない。

父もいろいろ観光プランを練ってくれているみたいで、
とても楽しみにしてくれている様子が伝わってくる。

東郷君、人見知りが激しいけど大丈夫かな。心配。

まぁ、あれでも一応営業8年もやってるんだから、割り切って
乗り切ってもらうしかないよな。

目的が親への挨拶とはいえ、今回がはじめての渡米の東郷君。

なんと冗談交じりで(半分本気で)、私に「しおり」をつくれ、とのたまう。


・・修学旅行の時みたいな、
しおり。



し、しおりィィィィィィ???


例えば、行程表、入国審査での手続きや問答のケーススタディ、
現地でのチップのこと、危機管理など・・・。
「おやつはいくらまでとかぁ、、」ってあんた、小学校2年生で
時間止まってるよ・・。

さすがぼんくらボンボンの彼らしくて、爆笑したわ。

自分で調べればいいじゃないってカツ入れておいたけど。

一応、父に「東郷君からしおりをつくれっていわれた」といったら
「よし、まかせておけ」との返事。メールで打つから、と。
さすが頼もしき父・・。

本当にきっちりしたしおりを送ってきそうだわ。。

しかし、いざというときはちゃんとしてくれるからいいけど、
東郷君のこのボンボンっぷりは時々国宝級じゃないかと思う。

私が屋外の雑草系なら、彼はまさに温室内の観葉植物みたいだ。

昨日、一緒にトム・クルーズの新作映画「宇宙戦争」を見てたんだけど、
なんどもなんども「宇宙人っ。宇宙人っ」とびくびく声に出す彼。

映画が終わった後の感想は、

「仕事もあって、食事もとれて、帰る家があるって、
しあわせだなぁ、ワシ。」

としみじみ。平和に生活できることのありがたさを改めて実感し、
感謝していた。

「菜穂香がいなくなったら、ワシ、生きてても意味がないしなぁ」とも。

なんか、頼りないヘタレ君だなぁとよく思うけど、
素直でかわいいところもある。


とりあえず、今月末の親との顔合わせ、うまくいくことを願おう。

その前に、東郷君が無事に飛行機で向こうにつけますように・・・。






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2005年07月06日(水) 愛のみかん箱

刻々と時間は流れている。

こんな調子だとあっという間に出張の日を迎えそうだ。

明日は某学校に怒られにいかなくては。

憂鬱だけど仕方がない。

私が怒られてことが済むならお安い御用だ。

なんか、今クールのドラマって、正直つまらん。

なにあの、映画版のドラマ化のオンパレード。

つっまらーん。セカチュウからよね。あの傾向。

一回当たると同じストーリーをありとあらゆる俳優をつかって
何度も何度もやるの。

映画にドラマに舞台に。。
そんな何度もこれでもかってほど同じ話を見たいものかね。

私にはわからん。

この前までやっていたドラマは、主役がほとんど負け犬独身女性
ぞろいで、しかもみんな判を押したように不倫経験があった。

なんか、30をすぎた独身の女主人公は夢さえも見させて
もらえないのかしら。。不倫しかいきつくとこがないってことか。。

なんか身につまされるわよね。

でもなんとなくどれも似たり寄ったりで、途中で誰がどのドラマに
出ているのかもわからなくなりこんがらがったのはきっと
私だけではあるまい。。

ところで、東郷君の新居は少しずつ居心地が良くなってきた。

食卓テーブルは今週末に届くので、今はみかん箱を
下に引いてお食事をとっている。

最近、お金に羽がついたようになくなっていくので、なるべく自炊を
心がけている。

昨日も、冷蔵庫にある材料を全部使って、チャーハンとジャーマンポテトと
ウィンナーソーセージを焼いてみかん箱の上に並べたら、東郷君がうまい
うまいとぱくぱく食べてくれた。

ああ幸せ、とぽつりと彼がつぶやいたのを聞いた時、
なんかほっこり幸せを感じた。

人が幸せなのを肌で感じると、
何で自分も幸せに感じるんだろう。

なんかこれまで、本当オールアバウトミーで、自分がいかに
幸せになるか、ということしか考えてこなかった。

他人の幸せなんて興味がなかった。

でも今は、

幸せだ。

理想とはかけ離れた彼だけど、

彼が幸せなのを見ると

なぜか不思議と

これまでにない幸せを感じる。






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2005年07月03日(日) 一歩一歩

よたよたと動きだした東郷君と私の船。

どうやら、順調に大海原に出られそうだ。

なんか、ここぞということに悪運の強さを発揮する私。

先月、無事に新居への引越しを終えた彼。
早めに彼を海外の両親に紹介しなくては、と思っていた矢先、
私が今月、仕事で両親のいる米国に出張することに。

おまけに、出張する町は、父が同じ週に出張する場所のすぐ隣町。
あんな広大なアメリカで、こんな偶然ってあるんだろうか。

というわけで、出張ついでに3日ほど休みをもらって、仕事が終わった
時点で東郷君を呼び寄せ親に合わせてから帰国することに。

公私混同もはなはだしいくらいの荒業だけど、
上司も理解を示してくれているし、このチャンスを生かさない手はない。

両親もこれにはびっくりしてたけど、まあいい機会だからと
歓迎してくれている。

頑張って生きていると、こんなこともあるんだな。
理屈で説明できないくらいの偶然。
まるで神様が背中を後押ししてくれているようなかんじ。

M氏にも、結婚することを報告したところ、
とてもよろこんでくれた。

彼のレスポンスは異様に早かった。

本当、彼とのくるしかった一時があったからこそ
今が幸せ。

本当に幸せ。

同じジェニファーでも、自分と顔も性格もなにもかもよくにた
ジェニファー・ガーナーと年貢を納めたベン・アフレック並に幸せ。

くだらない喧嘩もよくするし、
何かといったら「次やったら破談よ」と口走ってしまう私だけど、
居心地がいい。普段着でいられる。M氏との時は、気を使って息をひそめて
肩から背中からがちがちに緊張してちぢこまっていたけど、東郷君の前では
大の字で口開けて昼寝ができるくらいリラックスできる。

新居にキッチンマットやお鍋やCDコンポやダイニングテーブルなど、
ひとつひとつ新しい生活用品が収まっていくのを二人で見ているのが今は楽しい。

くっだらない喧嘩で、20代、10代の頃だったら許せないって意地を
張ってしまいそうなことも30代だからこそ、まぁいっかと寛容になれる。

大人は大変、子供はいいなぁっていう人もいるけど、
私はある種、今より子供の頃の方がよっぽどきつくてしんどかった。
辛くて、しょっちゅう死んだからどんなに楽か、と考えていた。

こつこつ真面目に生きていれば、

いいこともあるんだ。


生きてて良かったと


思えることもあるんだ。






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菜穂香 [MAIL] [profile]

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