forget-me-not

2005年04月24日(日) now and then

明日から、一足さきにお休みをもらって
海外の親のところに行ってくる。

なーんか、ここのところ仕事もやる気が起きず、
朝も早く起きてるのに何故か遅刻してしまうという
私らしからぬ気の抜けた日々。。

同僚は次々と辞めていくし、挙句の果てには先週、

“で、菜穂香さんはいつまでなの?噂、聞いたわよ。。”

と隣の部署の人に聞かれる始末。

おい、誰が辞めるって誰が・・?


なんか、本当何がどうでもよくなってきてしまった。


まあ、何事も少し離れて距離をおいてみればその大切さがわかるというもの。
私も、今の仕事について1年と9ヶ月。とにかく全力で突っ走ってきた。

今こそ、ちょっと一休みする時期なのかな、と思い
今回、特別に休みを貰うことに。

それに、あれだけ人がいなくなるのだから今休まなかったら
当分は無理だろう。


だから、気分転換も兼ねたリハビリ。


東郷君は寂しがってくれてるけど、決めたもんは仕方がない。


彼とは、とってもうまくいっている。

もう一緒にいるのが当たり前で、一緒にいないのが不自然であるかのよう。

先週末も、誕生日を祝ってくれたのだけど、
私、人生であんな幸せだった誕生日は初めてだ。

彼と会って、付き合っていくうちに、かつて重症な共依存症だった
自分が回復の一途を辿っていっているのを肌身をもって実感する。

共依存症であったが為に、自分を決して愛してはくれない
ミスマッチな人たちばかり選んできてしまった。

過去、恋愛中はいつも辛くって、泣きすぎで眉間がいたくって
半ば病人みたいだった。

それが、今は本当に日に日に幸せ度が増してくる。

過去はあれだけ会う日も会わない日も辛く寂しく、彼は自分のことは
好きではないのだ、とのたうちまわるくらい自己嫌悪の塊だったけど、今は
会う日も幸せ、会わない日もそれ以上に幸せだ。

今の彼は、付き合ってほしい理由が

「あいしてるから」

だった。


は?


ちょうど一年前に言われたときは、一瞬その言葉が
宙に浮いたかんじだった。


付き合う前から、あいしてるんで、付き合ってください、なんて
あんまいわないよなぁ、と思いながら、前の彼の時は“あいしてる”って
いかにして言わせるかが、女の意地をかけた闘いというか、究極的な
最後の砦だったのだが、今回はしょっぱなから拍子抜けだった。

そうしたら、

あいしてますって

あんな病人みたいに血相かえて相手にせまらなくても
いってもらえる言葉なんだな、と生まれて初めて知った。

今日いい天気だね。
あいしてるよ。

あれ、こんなところに羽毛が落ちてる。
あいしてるよ。

この前、エステで眉カット頼んだら、じょりじょり眉剃られてさぁ。


・・あいしてるよ。


あいしてるよが、ほどよい潤滑油になっている。


不思議と、一番焦らなくてはならない筈の30になってからの恋愛が
一番心やすらぐ。落ち着く。自分らしくいられる。
不安症だった私が、不安のふの字もない。

あれだけ生真面目だった私が、会社に行く気になれずごくたまに
朝、遅れていったり、ごくごくごくたまにサボったりするようになった。

なんか訳もわからず部屋がちらかることが増えた。

面倒くさくてアクセサリーをつけずに会社に行くことが多くなった。

なんか右目の二重まぶたが三重になって、気持ち悪くなった。

なかなか夜、早めに就寝する癖がつかず、気が付くと
コタツのなかでTVもつけっぱなしで大の字で寝てることが増えた。

あれだけ八方美人だった私が、仕事でいけ好かない奴には必要最低限の
接し方しかしなくなった。

スカートもたくさんもってるのに、もっぱらパンツばかり
履くようになった。

多少服に皺が寄っていても朝、気合で着て出てしまうことが増えた。

お腹が好いたら、ひとりで回転寿司、牛丼、焼肉、なんでも
食べれるようになった。

週末、気が付くと、湯水のようにお金をつかって買い物を
することが増えた。生活必需品に金をけちることがなくなった。

仕事で人前で話す時も、ぶっつけでなんとかなるようになった。


どれもこれも、

30の今の私。


そしてこの年になって、

自分はその昔思っていたほどバカでも、ブスでも、不幸でも、変質者でも、
特別な才能をもっている訳でもないことに気付く。




・・なんかはじめて



自分のことが好きになってきた気がする。






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2005年04月18日(月) 小職はみた。

誕生日の今日。


出張帰りの新幹線ホームで

偶然、お目にかかってしまった。

あの方に。


・・そう。


小泉純一郎首相に。


おびただしい数のSP。


ものものしい雰囲気。


おもむろにカメラを取り出し写真を撮る隣の外国人旅行者。


なんだなんだとホームでうろうろしていたら小泉首相登場!


同じ新幹線で東京まで戻ってきたとさ。


こんな誕生日も


悪くないかも。






2005年04月17日(日) さよなら20代

なんか仕事に対するやる気が失せている今日この頃。

でも、やるべきことはやっている。

昨日まで合宿研修をこなしたし、
明日も出張にはいく。

でもなんか、すべてか馬鹿馬鹿しくくだらない。

ある部署ではうちの部署は上司以外全員辞めるという噂も流れているほど。
少なくとも、来月までには二人はいなくなる予定。

あれだけ生真面目で、いつも全力投球だった私が、
手を抜くことを覚えてしまった。

まあこれでもいいのかもしれない。
長く続けるには多少要領を掴むことも大切だ。

いっつも人に責任を押し付けてくる上司。
少しは自分の頭で考えて判断しろよ、といいたくなるようなことまで
逐一確認してくる同い年のアシスタント。

本当、真面目にばかみたいに働いてきた自分が
ばかばかしく思えてくる今日この頃。

とりあえず、来週一週間を乗り切れば、アメリカだ。

少しは気分転換にもなるだろう。

反日デモが収まる気配もない中国。

日本製品の不買運動や日系工場の閉鎖も相次いでいるらしいけど、
結果的には自分達の首を締めているだけじゃないの、と思う。

デモの被害からここまで拡大しているのに“日本はこの事態を真摯に
受け止めるべきだ”って容認してしまう政府も凄いものがあるよなぁ。
歴史問題は根深いのはわかるけど、こんなpunishmentを容認したところで
何の解決になるのかと。もっと建設的に対処できないものかと。

今日は東郷君からもう5回も電話がかかってきた。

なぜかというと、明日私の誕生日でついに大台にのるから。

今日、本当は会うはずだったのだけど、
昨日までの合宿で疲れていたのと明日の出張の準備があるから
断ったら、1時間おきくらいに電話がかかってくる。

うれしいのと。
うざったいのと。


20代最後の日なんて


こんなものなのか。






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2005年04月10日(日) 自分を大切に。

どうにか仕事のピークは越えた。

越えてしまえばなんてことないけど、本当に今回もしんどかった。

花粉症がそれに追い討ちをかけるようにきつかった。

今も、目がひくひく痙攣するくらい花粉アレルギーがひどい。

来年こそは、お金をかけて注射でも何でもやって
本気で花粉対策をするんだから。

そして、月末は米国に行ってくることにした。

GWの前に、去年は夏休みが取れなかったから、という理由で
休みを貰うことにしたのだ。

同僚も来月にごそっと辞めてしまうから、休みを取るとしたら今しかない。

ちょっと環境を変えて、気分転換して頭を冷やしてこよう。

思えば、ここ1ヶ月はまさに試練の連続だった。

研修中、夜中に何度も大量の鼻血が出て止まらないこともあった。

アホウな取引先の外国人スタッフに切れかかったこともあった。

成田空港に何度もタクシーを飛ばして往復した。

訳もなく怒られたし、喧嘩もしたし、憂鬱にもなったけど、
なんとか乗り越えた。

仕事を辞めるのは簡単だ。

続けないと意味がない。

だから、もう少しがんばることにしたのだ。

がんばることにしたいのだ。


本当は今回、東郷君も一緒に親に会いに来てくれれば、とも
思ったけど、どこかでまだ機が熟していない気がして、やめた。

確かに今月、30代という大台には乗るけど、それ以外に
私に結婚を焦る理由はあまりない。

東郷君は、れっきとした社会人だけど、
でもお子ちゃまだ。

彼にいろんな意味で大黒柱になってもらうには、
そうとう調教しないとだめだ。私が苦労するのは目に見えている。

だから、まだいい。

焦ったところでろくなことはない。

他人は他人。
自分は自分なのだから。

最近、ひとりでいるとお腹があまりすかなくて
気が付くとご飯を食べ損ねていることがよくある。

それもあってか、また痩せてきた。

このままでは、また前のときみたいに
“菜穂香さん、拒食症だったんだって?”と心配される。。

自己管理、しなくちゃ。

特に、三度の食事。

お腹が空いていなくても、なるべく何か口にするようにしないと。

なんかもう自分を常に後回しにする生活に疲れてきた。

もっと労わってあげないとな。

自分を、大事にしてあげないと

誰が大事にしてくれるというのか。







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2005年04月02日(土) がけっぷち。

研修期間のピーク。

どうにか無事に、私が担当の方の研修は終わった。

明日からは、別部門の研修に助っ人にいくのだけど、
司会をしなくてはならない。

ほんっと体がきつい。。

頼りにされるのはうれしいけど、体が本当悲鳴をあげている。

断れない自分も悪いのはわかっているのだけど。。

ここのところ、毎日毎日仕事を辞めたいと思いながら
仕事に励んでいる。

昨日、たまたま別の同僚と一緒に帰ったら、彼女ももう一人の同僚も
来月か再来月でやめる気でいることを知る。

・・・・・。

となったら、残るのはごく最近入った人たちのみだ。

異常事態だわね・・。

とりあえず私は、この仕事のピークが過ぎたら
去年の分の夏休みをとってアメリカに行こうと思っている。

充電と、気分転換。

違った空気でも吸えば、少しは精神的にも落ち着くかもしれない。

特に、上司に対する見方を変えたい。

ずるくて無神経で、ディスオルガナイズで責任をすぐに
押し付けてくる上司の厭なところしか見えない。

今の今まで誰一人として彼女についていく人はおらず、
みんな辞めていったことはある。

でも、彼女も人間なのだ。

マイナスなところもあれば、よいところもある。

よいところ。

よいところを見て、もうすこしついていきたい。

ついていきたいのだけど・・。


明日も合宿だ。

寝坊しないようにがんばらないと。



逆境はチャンスだと思え。

思え。

思うのよ。








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