forget-me-not

2005年03月27日(日) 春の受難

3月・4月は例年のごとく受難の時期。

とにかくじっと耐えて耐えて耐えるしかない。

とにもかくにも花粉症がつらい。。

寝ても覚めても眼球と目の周りがかゆくてかゆくてたまらなくて、
これも絶対、普段のイライラや出社したくない病に関係しているはず。

鼻炎カプセルも漢方薬も毎日欠かさず飲んでいるのだけど、
やっぱり花粉症対策はなる前からやらないとあまり意味がないことを知る。

来年こそは、ばっちりお金と時間をかけて対策しよう。

そして、仕事。

就任したばかりの次長とさっそく喧嘩。

去年私がやったことをそのまま今年も繰り返しても意味がないから、
少しはアイディアを出して欲しい、と私が言ったら、口論になった。

私だって、去年、訳もわからず、何もないところからない知恵を
絞ってやったんだから、お前も同じ思いをしろって暗にいいたかったの
だろうか。>自分。

東郷君にもさんざん、菜穂香は新しい次長と絶対にもめる、と
言われていたら、案の定彼の予言どおりになってしまった。

・・やっぱり私がおかしいんだろうか。

でも、去年私がやったことと今年全く同じことをしても、
結局、私一人がやるのとなんら変わりなくなっちゃうじゃない。

だったら、新しいアイディアを出してもらって、良いところを
取り入れて・・と思っただけなのだけど。

でも、口論になった後、ずっと自己嫌悪。

なんか私、周りばっかりいつも楽して欲しいもの得ようとして、
自分ばっかり損な役回りばかりしている気がしててさ。
不公平、ずるいっ!っていううっぷんがああいう形になって
出てしまったのかも。


反省。


・・大反省。


来週は仕事のピークでもあるから、なおさら回りにはやさしくしないとな。

もう回りは当てにしないで、自分でやるべきことをやり抜こう。

それしかない。


東郷君とは相変わらずうまくいっている。

いつまでもこんな時期が続くとも思えないけど、
でも今はささやかな春を満喫中。

春の小川を、矢切の渡しでゆらゆらと渡っているような感じ。

ドラマチックな刺激もないけど、かといって猜疑心や不安の塊に
なることもない。

疲れて、生まれて初めて出社拒否したくなるくらい仕事が辛くて
ストレスの塊でも、彼に会うとほっと一息つける。

安心するがあまり、彼の部屋に行くととにかく眠くなって

“人んちでよくそこまで寝られるね”

と彼が首を振ってあきれ果てるくらい、ぐうぐう寝込んでしまう。


適度に距離をおき、適度に依存しながら、


もうじき彼と付き合って1年が過ぎようとしている。






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2005年03月17日(木) 他人にやさしく

風邪を引いた。

昨日から、熱がボムっと上がって、今日は起き上がれないくらい
足元がふらついたので、会社を休んだ。

どの道、今週末も仕事だ。

花粉症から風邪になるのって、
みぞれが雪に変わる感じに似てるな。

ビタミン不足なのか、口内炎もひどい。。
顔にも赤い発疹が出ている。インフルエンザだったら厭だなぁ。

はぁ〜。

やっぱり、無理な働き方をすると体に出てしまう。

ストレスに睡眠不足に、不規則な食生活。

・・なんとかしないとな。

でも、今さらながら、会社なんて一社員が体調を崩したといっても
なーんにもしてくれないことに気づく。熱が何度あろうが、病院に何度
行こうが、どうでもいいこと。ただ、仕事に穴さえあけなければいいのだ。

時々、自分は女サイボ−グかと思うこともある。

感情を抑え、自分の時間もなく、人の何倍以上もの仕事を
ただもくもくとこなし、不平不満をいっさい封印・・・


なんかいいことないかなぁ・・。


あと私、仕事ができなくて、頼りにならない、気の小さな
男性に寛容になれないのが悩み。

なんでだろう。こう、いらいらいらいらしてしまうから、
向こうも私のことが往々にして苦手みたいだ。

“あんた、ばかじゃないの。少しは頭つかえよ”

と喉まででかかってぐっと飲み込む。

自分だって人のこといえないのにな。

たぶん、自分のなかで“男はこうあるべき”という理想像ができあがっていて、
それを無意識のうちに相手に押し付けてしまっているのかもしれない。

あとは、こんな奴に負けてたまるか、という変なライバル心があったり。

未だに依存欲求が強い証拠かもしれないな。

またもしくは、自分自身のきらいな部分を男性に投影させて、
スケープゴートのごとく忌み嫌っているだけなのかもしれない。

でも、基本的に大半の男性社員とはうまくやっているつもりだし、
何も全ての人に好かれる必要もないかな、とも思っている。

それに、できない人って気がつくと辞めてたりするし。


ここ一年、これでも周りからはずいぶん角が取れて丸くなったと
言われるようになった。

はじめて自分を大切にしてくれる彼氏もできて、
少し余裕が出てきたのかも、と思っていたが。。

他人を許すことが、自分を許すことにもなるのか。


・・まだまだ私には

乗り越えるべき課題がたくさんあるようだ。







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2005年03月13日(日) 解毒の効果

最近のマイブーム。

・・解毒。

今日は朝から仕事で新幹線に乗って地方へ。

鼻が

目が

顔が

むずむずむずむず・・

へえええぶっしょいっ!


やっぱりどこに行っても花粉症。

私はそれはひどい花粉症だ。
夜中も、あまりの喉のかゆみで目が覚めるほどのひどさ。

先週は、あんまりに症状がひどいのでついにマスクデビューをした。

そうしたら、楽。

思いのほか、楽になった。

恥を捨てたら、また楽になった。
やっぱり、全然違うわ。

そして、花粉症対策第二弾。

・・ずばり、漢方薬。

なんでも、解毒効果のある薬草もたんまり入ってるんだとか。

解毒。

解毒・・。


ああ〜なんていい響き。(うっとり。)

というわけで、高かったのにとりあえず一週間分の花粉症用
漢方薬を購入。

さっき、一袋飲んだけどもう不味いのなんの・・。(うえっ)
さすが、良薬に苦し。
これで一週間くらいで効果出てくるといいんだけど。


昨日は、東郷君と解毒デート。

・・もとい、都内のジムに行ってきた。

無料の利用券が当たったので、彼を誘ったのだが。。

なんか張り合いのない人だ。

性格そのまんま。

ルームランナーで一緒に走っていても、一人で一気にスピードアップ
してどたばた一人で盛り上がって、気が付いたらふいっと消えて
休憩。

ウェイトトレーニングしている時も、周りの客も巻き込んで散々
盛り上がっていたと思いきやふと見ると
休憩。


我慢に弱い。

飽きっぽい。。

なんか小学生の息子と一緒に来た気分。

この人、確か中学の時は指折りの俊足で、さわやかサッカー少年
だったはずのなのに・・。

15年の年月って人を変えるのね、と思いながら
とくとくと汗をかいてたんたんと走っていた私。


まあジムに来るなら一人で来るに限るわね。

そして今日、感動のドキュメンタリーを見ながらぽたぽた涙を流した。

ぽたぽたぽた。

ぽた。


・・ああすっきり。


そして今日、仕事が終わった後に、ある女性営業マンと話をしていた。

彼女も、仕事で大きな悩みを抱えており、
毎日毎日辛い、辞めたいと考えながら仕事をしているという。

実は私も・・と話し出すととまらないとまらない。

嗚呼辞めたい。

つらい。

理不尽すぎる。

嗚呼九層〜〜〜!



はぁ。ちょっとすっきり。

なんか、全然休めなかったけど、
明日からもがんばろうかな、と。






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2005年03月06日(日) 毒素が抜けた日

・・毒素って体内に溜まるものなんだなぁ。

本当に。

今年に入ってから、仕事が忙しいこともあって、とにかく
運動不足だった。

そうしたら、毒素(たぶん老廃物)が足に溜まっていたみいで、
すっごい汚い話だけど、妙に足が、臭い。

おまけに、やたら靴下に穴があきやすい。

たしかこれ、前にテレビでも言っていたわね。
足から毒素がにじみでて悪臭がして、靴下の穴があきやすくなるって。。

そしてこの前、家にいたときにたまたまグレーの靴下を履いていたのだけど、
見てしまったのだ・・。自分の靴下の先が黒く湿っていることに。

・・ど、毒素が溜まってるんだわ!

というわけで、危機意識もあって今日はひさしぶりに近所のジムに
行って走った。走った。走った・・!

ひさびさにあちこちの筋肉をつかったから少し筋肉痛がしてきたけど、
でも汗が体内から出るにつれ、体はもちろん、気分がとってもすっきり
していくのがわかった。

ああこれだ・・。

アメリカにいた頃は、週3回はジムに通ってストレスを発散させていたっけ。

ヘタなエステやマッサージに行くよりも、よっぽど
ストレス解消に効果がある。

嗚呼、すっきりしたーー。

お風呂から出てさっぱりして、もう寝るばかりなのだけど、
とにかくよく寝られそうだ。

やっぱり定期的に運動して毒素を体から出さないとな。


・・昨日は仕事帰りに行きつけのカフェ(夜は居酒屋)
に寄って、全然知らない人たちと飲んで盛り上がって仲良くなった。

最初、若い男と話してたんだけど、あんまり馬鹿っぽくて疲れてきたので
反対側に座っていた若い女性と40代くらいの女性(みんな一人で来ていた)
と話をはじめ、お店の女オーナーも交えて世間話をして盛り上がった・・。

夜8:30には店を出ようと思ったのに、気が付いたら11:00過ぎ。

一人で美味しいお酒を飲みに来る女性も意外と多いことがわかって
なんとなく親近感が沸いた。

私もたまに夜、来ちゃおうかな。(いつも来るのは週末の昼間だから。)

なんか、世代も職業も何もかも違うのに、妙に心を許しあえる、
その場だから何でも話せてしまう不思議な空気がそこにはあった。

たまにはいいかも。こういうのも。

なんか、軽く毒素が抜けたような気分。

気分転換にもなるし、違う世界がのぞける。
普段、自宅と会社の往復だけじゃ会えない人たちと情報交換ができる。

女一人の居酒屋通い、軽くはまりそうだわ。


また話し戻るけど、今晩、ジム帰りにどうしてもお腹が空いて
近所のらーめん屋に一人ではいってラーメンと餃子を食す。

よりによって、今日は日曜日で、ふと気が付くと回りは
わかーい家族連れや中年夫婦ばかり。

3、4歳くらいの子供連れの親って、もう見るからに私より若そう・・。

と視線を感じてふと顔を上げたら、若い子供連れの家族の
奥さんとしばし目が合った。

清水ミチコを若くしたような、ちょっと生活に疲れた感じの奥さん。。


・・向こうは向こうで、日曜の夜に一人でトレーナー姿で
らーめんを啜ってる女(私)なんてさぞかし奇異に写ったに違いない。


まあ人の幸せの形なんて

千差万別よね。


とにかく今日は


ひさしぶりによく寝られそうだ。






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2005年03月04日(金) 鬱と鬱と私

今朝、目が覚めたら一面の雪景色だった。

そして幸いにも今日は代休を取っていた私。
(明日どうせ土曜出勤だし。)

この業務のピークの時に私が代休を取ったから、さぞかし上司は
胃がきりきりしていたことだろう。

でも、文句なんて絶対に言わせないもんね。

普段あれだけ平日も週末も仕事づくしなんだから。

今日、代休を取っていたそもそも理由は母が一時帰国する予定だったから。
結局どたきゃんになったんだけど。

いつものパターン。

さんざん周りを振り回して、最後、急に気が変わってドタキャン。

この気の変わりやすさも彼女の病気の一種だって
学んだのはうんと大人になってからだ。

・・今回の一時帰国も、目的は父方の親戚の住む県におしのびで行って
役所の戸籍謄本を貰い、果たして父方が中国系かどうか確認する為。


狂ってる。。


中国系だったらなんだっていうのって聞いたら別にどうってことは
ないけど、、だって。

昔もたまに、彼女の頭がおかしくなった時に「あんたは中国系なんだから
無理して米を食うな。パンを食べなさい。パンを。」といって茶碗を
取り上げられたことがあったな。。

「中国系だったとしても米は食うだろ、この気○○い」といいたいのを
ぐっとこらえて、涙を溜めてご飯を食べたのを思い出す。

あーあ。

“どんなに頭が悪くても、料理がヘタでもいいから、
正気の母親が欲しかった。。”

子供の頃から何万回も繰り返してきた心のつぶやき。
父が悲しむから絶対口には出せないけど。


大人になったある時、ふと母が物心ついたときから飲んでいた薬の
パッケージを目にしたときの静かな衝撃。

彼女はかなり重度の抗鬱剤をいくつも服用していたのだ。。

・・でも、うすうす私もわかっていたはずだ。

なぜなら、鬱は昔から怖い存在ではなく、いつも身近な存在だったから。

気が付けば、ふだんブックマークに入れている日記サイトも
多くが鬱を患っている人のものばかり。
過去に好きになる人も、みんな今思えば鬱傾向にあったような
神経質な人ばかりだった。。

何故か知らないけど、親近感というか安心感が沸くからかもしれない。

カウンセリングインターンをしていた時も、
仕事で留学生のカウンセリングをしている時も、鬱気味の人の思考、
ムードスイング、わけもなく襲ってくる焦燥感がよく理解できる。。

たぶん、私にとって鬱は切っても切れない存在なんだろう。


時々、私の中の鬱の因子が、私を襲ってくることもある。

特に、忙しくなって仕事やプライベートで自己管理ができなくなってくると
その因子はますます暴れだそうとする。

でも、忙しくないと私は死んでしまう。。

ただその因子は、仕事や勉強に支障をきたすほどでも、人間関係に陰を
落とすものでもない。

だからこの29年間、私は医師の診察を受けることも薬に頼ることもなかった。

アメリカの大学院で学んだ知識や経験が、幾度となく支えになっている。

私の中の鬱の因子は、間違いなく母譲りのもので、
一生消えることはないだろう。

でも、生きていかねば。

あの母と、この因子と。


・・一生背負っていかねば。


今週末、海外出張の東郷君。

鬱とは無縁の、ぼんぼんに服を着せたようなおっとりした育ちのいい彼。

昨日寝る前と、今日の昼間、そして空港から一回ずつ電話があった。

「行ってくるから。おみやげたくさん買ってくるから」

もう何回も聞いた同じ台詞。


帰ってきてくれる人がいるしあわせを


ふとかみしめてみる。






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