forget-me-not

2003年12月31日(水) 今年もありがとう。

大晦日。

コタツに入りながら、紅白を見ている。

こんな当たり前のような大晦日も、実に久しぶりだったりする。

今年は、帰省中の弟と二人。

弟は明日には帰ってしまうのだけど、
やっぱりいいなぁ。家族との大晦日は。

さっき、なめこを入れた年越しソバをつくったんだけど、
かなり美味しくって、味にうるさい弟にも好評だった。

たぶん、美味しく感じたのはなめこのせいだけではないと思うけど。

今年も、怪我もなく病気もせず無事に終えられて本当によかった。

やれ出会いがないだのなんだのぐちぐちいっていたけど、
院も卒業できたし、自分に合った職にもつけたし、
ニュージーにも行けたし、いいこともたくさんあった。

何より、大勢の素晴らしい人たちに出会えた。

そういえば、人生初のホームステイを経験して以来、最近
やたらいろんな家庭にホームステイをする夢を見るようになった。

おとといは、シングルマザーの家だったし。

私って単純だよな、と思いながら、
それぞれ楽しんでいるのが我ながら受ける・・。



・・たぶん、道は間違っていないんだ。


来年も、もっともっと可能性を広げていければなぁと思う。

未知との遭遇、初めての体験、なんでもウェルカムよ。


というわけで神様、皆様、


今年もありがとう。


本当に、


本当に、


お世話になりました。






↑エンピツ投票ボタン

My追加



2003年12月28日(日) 人にやさしく。

いよいよ明日で仕事納め。

やっとここまでこぎつけた。

今年は環境の変化で怒涛の一年だったけど、過ぎてしまえばあっという間だ。

でも、最後まで気を抜かないようにしなくちゃね。


・・昨日は、N嬢と例の私のお気に入りのニューオリンズレストランへ。

本当はトーマスも来るはずだったのだけど、突然の気温の変化で大風邪を
引いてしまい、ドタキャンに。

まあまだしばらく日本にいるっていうから、また機会はあるでしょう。

それにしても、トーマス、日本人の彼女のJちゃんと相変わらず
何事もなく続いているみたい。

本当に私からしてみれば、しらじらしいわよね。

向こうにいた時、Jちゃんとは終わった、向こうには向こうの人生がある、
って言わなかったとは言わせないわよ。

相手が私だから何事も無くすんだけど、私は小さな声を大にしていいたい!

日本人女性好きの異国の男性には要注意よ要注意っ!
(注:ごめんなさい。人によります。)

油断も隙もないったらないわね。

まあ彼はいい人だけど、彼女がいようがいまいが付き合うことはないけどね。


そう。


それから、胸のうちに溜めてると体に悪いから、ついでに書いちゃうけど、
最近、どうなのって思ったこと。

子どもを産んだばかりの友達と、彼女の旦那の
親友夫妻の話になった時。

この親友夫妻、いわゆるできちゃった結婚がきっかけで結婚したのだけど、
なんとその後、奥さんが流産してしまったのだとか。

私の友人は、旦那さん同士は親友だけど、この奥さんとは全然気が合わないと
前から言っていた。でも、さすがに流産は気の毒ね・・、と私が言ったら
彼女、


“でもよかったー。うちの子と同級生にさせたくなかったもん。”








・・耳を疑ったよ。



流産なんだから理由が何であれいいことはねぇだろう


と、もう少しで言葉が飛び出そうになったけど、ぐっと飲み込んだよ。


・・女は怖い。


怖いよ。


だってその友達、その一言以外は素晴らしい人だもん。


私も永い付き合いだけど、なんだかはじめて別の人格を見たような気がした。


そして、“こんな女でも結婚できるなら私もできるわね”と
無意識のうちに考えてしまう私はもっと怖い。


人間なんて完璧な人はいない。


でもね。


最近、厭でも気づいたの。


人生なんて幸せになったもの勝ちだってことに。


何言ったって、幸せな人には勝てないもの。


幸せな人だけには・・。


まあ明日はわが身。

最近、ええちょっとどうなのさ、という他人の言動を見ても、反面教師にするか、
わが身を振り返るようにはしている。

だって、人なんて違っていて当たり前。

他人の言動の方がよくもわるくも気になるのは仕方がない。

それなら、せっかくだからそこから自分で学べば良いのだ。


・・前にも書いたけど、私は常にチャレンジするものがないと、枯れてしまう。

常に猛突進のおひつじ座の宿命なのか。

どんな小さなことでもいいから、挑むことがないと鬱になる。

楽な生活は、2日で飽きる。

自分でもどうしたらいいのかしら、と一時期は悩んだけど、
仕方がない。

もうこういう性分なんだもの。

彼氏もそう。

チャレンジングな人でないと、食指が全く動かないのだ。

ぴくりとも。

どうしてこう面倒くさいのかしら、と思うけど、
これもこういう性分なのだ。

というか、それならそれで、そういう人達がいるところに行かなくちゃ。

活動範囲を、広げなきゃ。

いつも楽して簡単に幸福を得ようとするからひとりなのよ。

来年こそは、出会えるだろうか。チャレンジングな人。

いい意味で、刺激を貰える人。

お互いに刺激しあえる人。


そしてね、それ以上に来年は、

もっと人にやさしくなりたい。


人への批判や不満は

もうたくさんだ。


結局、不平や不満は、言っている本人から派生しているものに過ぎないのだから。


仕返しからは何も生まれないし、後々後味の悪さが残るだけ。


それなら、やさしくすればいい。


相手にやさしくなれれば、


いつかその内、


・・自分にもやさしくなれるはずだから。






↑エンピツ投票ボタン

My追加



2003年12月23日(火) 家庭のあじ

クリスマスケーキ、おすそ分けしてきた。

ご近所の、いつもお世話になっている初老のご夫婦に。

そう。例のくじ引きで当たったガトウショコラのホール。

案外大きくて立派でびっくり。

でもやっぱりひとりじゃとてもじゃないけど食えん。

ただおすそ分けしてすぐ帰ろうと思っていたのに、

“まあまあコーヒーでも”と誘われ、断りきれずにお茶をご馳走になる私。

ああ私ってなんでいつもこうなの・・。涙

・・と思いきや、案外楽しかった。

なんか、ひさびさに家庭の温もりを思い出した。

私が家にあがると、ご夫婦の30代の長男がご飯をかっこんでいた。

今、私の故障した車を見てもらっている会社の若社長だ。

こんな遅くに、クリスマスケーキを持って訪ねてくる
妙齢の女にどう接していいかわからなかったのだろう。

言葉少なに、ご飯を食べたらさっさと2階にあがってしまった。

で、結局1時間くらいご夫婦と日本経済から近所の噂話までいろんな
話をして、クリスマスケーキ四分の一と、手作りのてんぷらと
たらこの切り身をいただいて失礼する。

いいなあ、家庭の味。
家庭の雰囲気。

・・やっぱ冬のひとり身にはしみるなぁ。


関係ないけど、近所に住んでいたダウン症の男の子、
Nちゃんが最近27歳で亡くなったことを聞いた。

27歳で他界・・。お気の毒に。

地元では知るひとぞ知るアーティストだった彼。

今、母親が自宅の一部を展示会にして、一般公開をしているんだとか。

年末、休みになったら行ってみようかな。

人の人生なんて、

あまりにも儚すぎる。


今日は、ケーキを受け取りに行ったついでに、遅ればせながら
年賀状のセットやカードを購入した。

明日、あさっての夜は、年賀状書きだな。

さて、がんばろう。


でも最近、本当言うとがんばるのに疲れてきちゃった。

そういえば、Jさんのメールにも

“とても真っ直ぐで活き活きしているという印象が変わらなかった”

ってあったけど、

本当は真っ直ぐでもないのよ。

いつも活き活きしているわけでもないの。

でも、気が付くといつもそんなふりをしちゃうんだけど、


本当は


本当は


・・そんなこともないのに。


きれいなお姉さんもいいけど、


仕事バリバリのキャリアウーマンもいいけど、


来年こそは、


もっと肩の力を抜いた自然体な女性を目指したい。






↑エンピツ投票ボタン

My追加



2003年12月22日(月) ある冬の日の告白

さむい・・。

さむーーい。

着込んでも寒い。暖房つけても寒い。

一体なんだってこんなに寒いの?

今年もひとり身のクリスマスを迎えるから?

ひさびさの日本での年越しだから??

さむいったらさむいのよぉぉぉ。


というわけで、何書こうとしたんだっけ・・。

そうだ。今年もひとりってこと。

ああもう。なんでなんだろうなぁ。

結婚願望強いくせに、男嫌いなんだもんなぁ。

だって、気持ち悪いんだもん。

特に深夜の電車の中なんて、時々意識が遠のきそうになる。

数日前もじろじろ見てくるおっさんがいて、本当悲鳴あげそうになった。

・・男嫌い=極度の男性不信、なんだけどね。

カウンセリング受けるか、自分で直すしかないかな。

でもね。ひとりは、厭だ。

本当に厭。

その理由の一つに、独身を貫いているハイミスの女性にあまり
いいイメージがないから。

特にうちの叔母。
特に、隣の吉田さん。(50代)

吉田さん、おとといも夜に不意に電話をかけてきた。

“あ、菜穂香さん?最近、どう?”
“どうって?”
“どうよ?”
“・・・・・。”

“月曜〜金曜までいつもみても家にいないわよねー”
“仕事で朝が早くて夜が遅いんです”

“いえね。掃除当番のノート、まわってきてるかなーと思って。”
“いえ、来てないですけど。”
“ああそう。わかったわ。それだけだから”

と嬉々として電話を切る吉田さん。

・・そして、今晩うちにかえってきたら、郵便ポストにすっぽりと
収まっていた掃除当番ノート。

一週間おきに、毎日ゴミ集客場の清掃管理を交代でやるんだけど、
帰国してから約5ヶ月。私は平日いないこともあって、多めに見てもらって
いたのに、やっぱり入っていた掃除当番ノート。

いいわよ、やるわよ。義務だもん。
平日は無理にせよ、土日はやるわよ。

でもさ、何であんなにまわりくどいの。
何であんなに奥歯にもののはさまったいいかたするの。

この人は、いつもこう。

そして、うちの叔母も何かといっては文句ばかりいうものだから、
今や腫れ物扱いで、誰も怖くて滅多なことがないと連絡を
とらなくなってしまった。

・・なんかこう、いいイメージがもてない。

独身のハイミス。

いっつも不満が絶えなくて、

とっつきにくくて、かわいげがない。

申し訳ないけど、ああこうはなりたくないって思いながらも、
私もいつかはこうなるんだろうなって容易に想像がつく。

というか、もろにネガティブプロジェクション。

あの欲求不満で、いっつも不満だらけで、
とっつきにくくて、かわいげのない腫れ物は、私。


・・ひとりはいや。
ひとりはこわい。

でも、その前に、私には乗り越えなきゃならない壁がたくさんある。

乗り越えなきゃ。
変わらなきゃ。

でもどうやって?

一体どうやって・・・?


この前、試合を観にいったJさんからメールが来た。

相変わらず綺麗ですね、だって。

ぎゃー。ぎゃー。

あーだめ。私こういうの。

だめーっていいつつ、こういうのをさらりとかわさないとならないのよね。

でも、やっぱだめ。

うれしい以上に、本当やめてほしい。

もうこの辺から拒絶反応・・。

何の目的があるのかしらって、長いメールに最後まで目を通したが、
何もなかった。

物の見事に、何も。

“お互い、らしさを忘れずに、前進しましょう”って。

らしさ。らしさね・・。

そうか。らしさ。

最近、忘れていたなぁ。らしさなんて言葉。

実はね、父親の勧めと自分の焦りもあって、大きな声じゃいえないけど
ちょっと前に某結婚相談所の無料体験ガイダンスを受けた。

結婚アドバイザーは、うちの母親くらいの年齢。まあ向こうも
商売だから口がうまいうまい。

“まあなんであなたみたいな人がこんなところに・・”と嬉々としていうので、
“私みたいな人だからこんなところに来るんです”と真顔で返す私。

“あなたみたいな人に紹介できる人って、滅多にいないのよねぇ。
この前のガンセンターの人ももう決まっちゃったし”

とコンピュータに向かって露骨にため息をつくアドバイザー。

そして、まずは自分のプロフィールを洗いざらい書かされて、
それから既に登録している相手のプロフィールを絞り込む。

絞り込む。

絞り込む・・、これができなかった、私。


だって、見も知らない相手を条件で選ぶなんて、できる?
できないよ。無理よ、無理。もうそこから腰が引けっぱなし。
(じゃあ行くなよ。)

“じゃあ年収から”とアドバイザーがいうので、
“まあ最低限稼げて勤労意欲のある人ならいいかな”っていったのに、
具体的な数字をあげろというのであげると、

“えええええっ!な、ななんで”と声にならない声をあげるアドバイザー。
“だから、最低限稼ぎがあってまじめな人なら問題ないですもん。
足りない分は私も稼ぐし”といったら、
“お、おもしろいお嬢さんね・・。あなたみたいな人なら、
年収800万円からでしょう。”と勝手に絞り込みボタンをぽちっとおす
アドバイザー。
“で、ご職業は何がいい?医者?弁護士?会計士?医者か、弁ご・・”






・・医者も、弁護士も、会計士も、いやです。





“・・は?”




“だから、医者も、弁護士も、会計士も、いやです。



私は、私を好きになってくれる人と結婚がしたいだけなんです・・。”



・・いまどき三流少女漫画の主人公でも言わないような暴言を
自分で吐いておいてはっとする私。


年収350万だって、今のご時世稼ぐのは大変なこと。

それでも、誇りを持って、生き生きと働いている人の方が、

私には医者や建築士より、よっぽど肌が合いそうだ。

お金に苦労したことがないからだって思う人もいるけれど、

少なくとも私はお金で人を選べるタイプじゃない。


・・というわけで、結局

“あなたみたいな人に紹介できる人は、今ちょっといない”

と遠まわしに門前払いをくらって、結婚相談所を後にする。

英会話教室の次は、結婚相談所まで門前払いか。

というか、そもそも向いていないのをわかってて、敷居をまたいだ
私のほうがどうかしてる。

本当、お金だの職業だので無機質なコンピュータを前に結婚相手を選ぶなんて、
考えただけでじんましんが出る。

私、どうかしてたんだわ。

あまりにもまわりが結婚していくものだから、
あまりにも焦りがつのったものだから、

つい・・。


でやっぱり、再確認してしまった。

“私、ひとりはいやだけど、

結婚なんてまだしたくない。”

もとい、相手もいないのに結婚なんて無謀もいいところ。

というか、焦ってしても仕方がない。


以上。


ね、こんならしくないこともしちゃうのよ。

適齢期を過ぎると。


本当、どうかしていたとしか思えないわ。


暇だとろくなことを考えつかないわね。


もっと、自分にプラスになることをしよう。


そうだ。勉強したい。勉強。土日だけでできる勉強あるかな。


ところで、トーマスが今こっちに来ていて、週末に英会話を勉強中の
N嬢も交えてみんなで会うかも。

彼は、去年もおととしもひとりだった私を誘ってくれた。
けど断ってやっぱりひとりでいた私。

理解に苦しむってよくいってたよなぁ。

ひとりで寂しいんだし、お互い好意をもってるんならいいじゃんって
ところだろうな。

でも、私は厭なの。

・・恋愛感情がもてない人とは、一緒に過ごせない。


特に


特に


・・クリスマスなんて特別な日は。




私の幸せのベルがなる日は、




まだまだ遠いのだろうか。






↑エンピツ投票ボタン

My追加



2003年12月18日(木) 自分を好きになるということ。

自分を好きになるということ。

簡単なようでいて、いくつになっても難しいものだ。

今年ももうじき終わろうとしている。

時間が、手と手の間から砂のようにこぼれ落ちていく。

そして、私はまた一つ歳をとる。

ああどうなんでしょうか、これ。


仕事はね、また上手い具合にチャンスが巡ってきたかんじ。

唯一いた男性社員が辞めたから、ぽっかりそこに穴が空いてしまって
そこを私を含めみんなで埋めることになったのだ。

で、チャンス到来。

やっと、自分が考えたことが形となって表せる仕事が巡ってきた。

英語も活かせるし、大学院で学んだこともそのまま活かすことができる。

そして、人の役に立てる。

仕事運ばっかりこんなについていてどうするっていうのかしら。


がんばんなきゃ。


でもね。何か最近、自分のことがあんまり好きじゃない。

なんでだかよくわからない。

おとといも、仕事が終わった後、あまりにもお腹が空いたので
また一人で回転寿司に入った。

たらふく食べた。

ああしあわ・・と思いきや、
なんかあんまり幸せじゃなかった。

なんか、ちょっと違う。

私のなりたかった大人の女性は、こんなんじゃない。

確かに自立した女性に憧れてはいるけど、回転寿司はちょっと違う気がする。

なんでかなぁ。
どうしてかなぁ。

それからまたひょうそが悪化してきた。

本当にどうなってるのかしら。

もうだいぶ治ったかと思いきや。

あいたたた。


最近、ふと思い立って期待するのをやめることにした。

他人にも期待しないし、上司にも期待はしない。

期待をかけるのは、自分自身だけで十分。

もうがっかりしたり、期待を裏切られるのにほとほと疲れ果てた。

それに期待していなかった方が、何か思わぬ幸運や出会いが転がり
込んできたとき、喜びもひとしお・・のはずと思っていたが、
そうでもないようだ。

やっぱり期待しない人生なんて、
半分あきらめたような人生なんて、
つまらない。

結局、期待を裏切られるのが、自分が傷つくのが怖いだけなのよね。

もうじき年末年始のお休みだ。

今度は仕事抜きでひとりでのんびりしたいなぁ。

どこかに気分転換で行ってこようかな。

N嬢に言ったら、彼女は今金欠だから、正月は世田谷の温泉に
行こうと返事がきたけど、それもいいけど、気分転換がしたい。

で、頭と心をリフレッシュさせよう。


まずは自分で自分を好きにならないと、


この心の隙間は


・・いつまでたっても埋まらない。






↑エンピツ投票ボタン

My追加



2003年12月15日(月) きっとこんな感じ。

ここのところ、フセイン元大統領の拘束だの広末涼子の妊娠だの
びっくりニュースで世間は沸いているけど、気が付くとやっぱり
日常生活に追われている私the小市民。

昨日は、観にいってきました。車椅子バスケ。

本当言うとね。

・・遠かったのよ。試合のあった場所が。

これでもかってくらい遠くて、気が遠くなったくらい。

選手の友達から連絡があった時は、はい行きますって気楽に
返事はしたものの、時は日曜の朝。ああもうねむーいさむーいとおいーーー。

結局、バス乗って電車乗ってロマンスカー乗ってバス乗って
ちょっと遅れて会場である体育館へ。

ちょっと見て、夜用事もあるから昼過ぎには帰ろうと思っていたのに、

見てたら

見てたら

見てたら

・・面白くってぎゃーぎゃーひとりで騒ぎながら応援しまくって
気が付いたら時刻は夕方5時。

いんやーもう、面白かったわー!車椅子バスケ。
本当、お世辞抜きで見ごたえあった。

おまけに、最後の決勝ではそれぞれのチームにYさんとJさんという
アメリカで知り合った選手(日本人よ)がいて、中盤からかなりいい勝負に
なってきて、ほんっとう面白かった。

Jさんには、元Jリーガーで知るひとぞ知る有名な車椅子バスケ選手、
Kさんを紹介してもらい、初めて少しお話をした。このKさん、つい先日も
私が毎朝聞いているラジオにもゲストに出られたし、その前も女性誌に
奥さんと二人三脚の様子が書かれた記事が載って、本も出されているお方。

私、その人の取材記事を最初に読んだのがまだ10代の頃だったのだけど、
何の因果か実際にお目にかかることができてとても光栄だった。

そしてね、なんかね、昨日はJさんが気を使ってくれたのか、
試合前後以外は、ずっと私の話相手をしてくださった。

でさ、なんだか、ああいいなあこの人って思った。

お会いするのは向こうにいた時以来だから、かれこれ10ヶ月ぶり。
しかも会うのも4回目くらいだったのだけど、もう古きよき友人の一人か
のように、ずっと話し込んでしまった。

なんかね、いいのよ。

うまく説明できないんだけど。

厳密にいうと恋愛感情ではないんだけど、

なんというか、“信頼”できるんだよね。

私が大の苦手なはずの男の人なのに。


素直で人間くさくて、とても芯の強い人で、なんでも話せちゃうんだよね。

しかも、独特なオーラというかカリスマ性みたいのがあってさ、
人ごみの中にいても、すぐにわかるの。

こういつもスポットライトがちょっと多めにあたっているような感じ。

ああいいなあと思うんだけど、でもそれが
どこに向かおうとしているのかはよくわからない。


でも、これだな、と思った。


人として、リスペクトできるし、向こうもリスペクトしてくれている。


この彼がどうこうっていうのじゃないけど、これよ。これ。
この感じ。この感覚。

私が求めていたのは。私に必要なのは。

・・私が最後にいきつくべきところは。



あいにく、私は本当に帰らなくてはならない時間になったので、
試合終了直後、挨拶もそこそこにバスに飛び乗ってしまった。


・・N嬢にJさんのことを話すと、

“まあ彼はあんたの本性をまた知らないけどね”

と言っていたけど、多分だけどなんか彼は本性だしても
変わらないような気がする。

たぶん、いや、きっと変わらないだろう。

また今度お目にかかれるときがくるといいんだけど。(今は地方在住だし。)

試合では本当にいろんな人生を歩んできたであろう人たちを、
彼らのドラマをたくさん目の当たりにした。

ふだん、五体満足が当たり前で、自分のすぐ近くにある幸せを享受しようとも
せず、ないものねだりばかりしている自分が、本当恥ずかしくなった。

でも、それもこれももし私がアメリカに行っていなければ、
JさんやYさんとの出会いもなかったであろうと思うと、やっぱり全ては
things happen for reasonsなんだろう。

とにかく明るく前向きな人たち。生きている躍動感。


そんなひとときに居合わせることができたことに、


なんとも不思議な人生のめぐり合わせに、


ふと感謝をしたくなった日曜の午後。






↑エンピツ投票ボタン

My追加



2003年12月13日(土) シングル・アゲイン

おとといの日記(“グッドジョブ”)が消えてるぅぅ!

というか、間違えて消しちゃったんだ。

同じ日に二回書いて、日付変えたと思ったら
間違えて同じ日付にしてしまったんだ。

ああちょっとショック。

がんばって書いたのにな。

まあいいわね。

今日は、N嬢とフェイシャルエステ。

NZでだいぶ日焼けしてしまった上、乾燥してかさかさになっていたから、
その分、たっぷりとビタミン補給。

1時間後、お肌もココロもしっかり潤ったところで店を出る。

このエステ、お医者さんが経営されていることもあって、なかなか本格的。
芸能人やモデルも通っている、という割にはお値段も手ごろなので、
私も月1ペースで通えれば、と思っている。

で、エステ後、ふと素朴な疑問が湧いてN嬢に尋ねる。


“ねぇねぇ、N嬢ー。
私、肌はエステでケアしてるし、髪もトリートメントしてるし、背骨も整体で
矯正しているし、まつげパーマもしてるし、あとこれ以上どこを直したら
いいのかしらー”

といったら、間髪いれず一言




“・・性格”




・・あ、それがあった!


考えても見なかったわ。

まさに盲点。灯台元くら・・っておだまりっ!


性格は無理だっての。

いくらエステにいこうが整体にいこうが、性格だけは矯正できないし、
変えられない。

っていうか、私の性格のどこに問題があるって・・
って問題あるわな。

特にこの我の強すぎるところ。
プライドが高すぎるところ。
しかも、負けず嫌いなところ。

和は保てるし、どこの組織でもそれなりに適合はできるけど、
この我の強さが私の利点であり、最大の弱点だ。

おまけに、自己主張が激しすぎる。

考えるより先に口が出てしまうものな。

・・この先、日本でやっていけるか本当に心配だわ。

私みたいなタイプは、きっと結婚ももっと性格が丸くなってからの
方がいいんだろうな。占い師にも、結婚は遅ければ遅い方がいいって
いつも言われるし。

ああ。性格が丸くなる薬、どっかで売ってないかな。
もしくは、かわいげが出る薬。

・・無理だな。

すぐ他人や金で買えるものに依存しようとするのがまずよくない。

やっぱり、時間が解決してくれるのを待つしかないか。

なんか、ちょっとマイケル・ジャクソンの気持ちがわからなくも
ないなって思った。

なんか、歯止めが利かなくなってしまうっていうか。

マイケルはもともと、父親似だった自分の顔がきらいだった、と
何かの雑誌で読んだことがある。

特に、横に広がった大きな鼻が。

で、整形する。おっいい感じ。あごもしてみるか。おっこれも悪くない。
肌の色も白くならないかな。おっできたできた・・。

でも、いくらお金と時間をかけても、一向に心の隙間、むなしさは
埋まることがなくて、いつも自分は不十分、という感覚がつきまとう。

で、結局つまるところ、問題は彼の鼻でもなく肌の色でもなく、
他でもない彼自身だったりするのよね。

今、私もそんな気分。

問題は外見じゃないのはわかっているんだけど、でも
なんで自分が幸せになれないのかがわからない。

わからないから、とりあえず外見を磨いてみる。
できることは時間とお金をかけて全部やってみる。

でもやっぱりまだ幸せになれない。むなしい感じが、つきまとう・・。

このクリスマスも間近となった今、いけないと思いつつ
心の中で道行くカップルの批判をしてしまう。

なんであんな人にも彼氏ができるのかしら。
すっぴんの私のほうがよっぽどかわいいのに。
なんかばかみたい。ばかみたい。ばかみたい・・。

・・なんかこうだめね。
非生産的で仕方がない。

だんだん、物の見方すべてがひねくれてきて、
自分以外の人間がみんな幸せのように思えてしまう。

そろそろ、本当に生産的で有益なことがしたい。
仕事以外で、自分にとってもまわりにとっても有益になるようなこと。

人は人。
自分は自分。

そんなこと、昔からわかっているはずなのに・・。

でも考えたら、昔から彼氏がいてもいなくてもクリスマスなんて
大して関係なかった。

クリスマスに特別なことをしてくれるようなタイプは一人もいなかった。

あ、でも前の前のクリスマスには、一度、M氏が大きなリボンのついた
プレゼントをしてくれたなぁ。

花柄のプリントのついた、大きなマグカップとか、
お菓子づくりのセットが入っていたっけ。


あのマグカップ、


・・捨てちゃった。


いつもは貰ったものは捨てることはないんだけど、
あれは向こうのアパートを引き払う前に捨ててしまった。

でないといつまでたっても次に進めないような気がしたから。

まあいいわね。

なんだか、冬は寂しい思い出の方が多いなぁ。
しかも、慣れてしまっているのがこわい。

本当は、寂しいのは厭なんだけど、でも妥協するくらいなら
寂しい方が百倍マシだと思っている私がいる。

やっぱり、私に必要なのは性格矯正ギブスですかね、N嬢。

・・明日は、車椅子バスケの試合を見に行く予定。

アメリカにいた頃知り合ったYさんやJさんが全日本選抜試合に出場するのだ。

ひさしぶりだな。彼らと直に会うのは。
アメリカにいたとき以来だものな。

朝早い上、場所が遠いのでちょっときついけど、行ってこよう。
気分転換にもなるし、頑張っている人を見るのは励みになる。

そういえば、来週はトーマスも日本に遊びに来ることになっている。

中学時代からの親友Rは、

“菜穂香っていつも人に恵まれてるよねぇ”

と言っていた。

私もそれは感じるし、せっかくだから縁は大切にしたいと常日頃から
思っている。

きっと、これでいいのよね。

性格は直らないし、本当我ながら要領悪いなと思うけど、
いいのよ、これで。


幸せなんて、自分の感じ方ひとつでどうにでもなるのだ。


今は、自分の信じる道を歩いていこう。


いつかきっと、


ああ頑張ってきてよかったと


心底思える日がくるはずだから。






↑エンピツ投票ボタン

My追加



2003年12月11日(木) おやじの悲劇

今日、食料品を買いにあるデパートに行って、くじ引きをしたら
クリスマスケーキが当たってしまった。

23日〜25日の間に取りに来てくれって。


あの、うれしいには違いないけど、

・・大迷惑なんですけど。

ひとりでチョコレートケーキのホールなんて、絶対に無理ー!
食べられないー!


・・神様、今度はまた一体何の試練なんですか?涙


やっぱりN嬢に言ったら、

“あんた、なに運をそんなムダなところでつかってるの。”


・・この人の言葉は、時として全くもって的確だ。

意義なしよ。本当に。

お店の人にも、いいですっていったのに、まあまあ遠慮しないで、だって。
遠慮じゃないってのぉぉぉ。涙

はぁ。

私のサンタは一体28年間もどこであぐらかいているのかしら。

気が付くと今日も買い物して、NZでぱさぱさになった髪の
トリートメントをして、お腹が空いたので一人で回転寿司入って、
映画“ラストサムライ”を観て帰宅。

本当におやじ街道まっしぐらだ。

ああそうか。

おやじだからサンタが来ないのか。

そうね。

来年こそは脱おやじを目指すかな。

というか、どうしようケーキ。。

ひとりでホールなんて、我ながら考えただけでも不憫だわ。

女友達もみんな旦那と彼氏と過ごすだろうしな。


・・まあいいか。


ああサンタさん。


もしも願いが叶うなら、


一緒にケーキを食べてくれる人もつけてくれるとおやじうれしい。






↑エンピツ投票ボタン

My追加


 < 昔  もくじへGO!  今 >


菜穂香 [MAIL] [profile]

My追加