forget-me-not

2003年09月30日(火) 彼女にこどもが生まれた日。

Rに元気な男の子が生まれた。

おめでとう〜!

本当うれしいよ。

しかも、約30分の安産だったとか。

本当によかったわ。私のあげた安産のお守りも、少しはご利益があったみたい。


今日は、その朗報を、帰宅途中の携帯メールで知った。

でも、本音を言うと、すごく嬉しいっ!と思った反面、
なんとも言えない喪失感も沸いてきた。

ああ、もうこれからのRは、これまでのRとは違うんだなって。

急にRが手の届かないところにいってしまった寂しさと、
愛する人との大切な家族をこの世に迎えられたことへのうらやましさ。


うれしいのと、かなしいの。

うれがなしい、とでもいうのかしら。


地元の駅についても、なんか興奮さめやらずで、なんとなく
そのまま家に帰りたくなかった。

祝杯をあげたかったところだけど、かといって、ひとり
居酒屋にいく気力もない。

小腹も空いたし、どうしよかな・・とふと脇を見ると、
屋台のラーメン屋の赤提灯が揺れている。


・・これだわ。


というわけで、親友の出産祝いを兼ねて(?)、屋台で
美味しいらーめんをいただきました。

客?

そんなもん私ひとりよ。

辺りでは、ダイエーの優勝を伝えるラジオの絶叫が響き渡っていた。


らーめんは、はっきりいってスーパーで売られているような
生らーめんだったけど、今日の味はひと際、格別な気がした。


その間、井上さんから、私の自宅のメルアドにメールを送ってもエラーに
なってしまうから、アドレスを変えたなら教えてくれ、と携帯にメールが来た。

アドレスなんて変えちゃいないし、両親からのメールや
他の人のメールはきちんと毎日届いている。


教えてくれ。

教えてくれ・・?



・・なんか、少しうざくなってきた。


第一、なんで私が告知もなしにメルアドを変える必要があるわけ?


もういいや、男なんて。


待っていても、いいことなんて一つもない。



昔は、とにかく一人でいる時間は“自分を磨け”、と人に言われてきた。


よし、わかった、とそれなりに自分磨きをしてきたのに、


この年になってまた途方に暮れたとき、


今度は“そのままでいい”と言われた。


そのままでいい。


そのままで


・・いいはずがない。



私は、キャリアウーマンになれるのだろうか。

愛情豊かな母親になれるのだろうか。

気配りを欠かさない妻になれるのだろうか。

頼もしい恋人になれるのだろうか。


いずれも自分次第とはわかっていながらも、いろんな疑問が頭をめぐる。

でも、

本当になりたい私って?


本当は


・・昔から、インディペンデントな女性に憧れていた。


自分の意思をはっきり伝えられて、
自分の思うように行動する女性。

他人の意見に振り回されることなく、
自己をしっかり持って前向きに生きる女性。

思い立ったら、ふらりと一人旅に出てしまうような女性。


どれもこれも、小心者で、母親の顔色ばかりをうかがってびくびく
していた昔の私には考えられなかったことばかりだ。


そう考えると、

ある意味、好きなときに好きなことをして、

時折人とぶつかりながらも、言いたいことをストレートに言って、

自由を謳歌している今の私は幸せなのかもしれない。


それが例え、


孤独という名の自由であっても。



・・なにはともあれ、今日はお誕生日おめでとう。




貴方に会える日を、




みんな待ち望んでいたんですよ。






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2003年09月28日(日) もうどうにもとまらない。

中学時代からの大親友が、今にも出産の山場を迎えそうだ。

がんばれR!

私はいつでも応援してるわよ。



・・それに引き換えこの私。

今日はもうどうにも止まらない日曜日。

今日はほとんどTOEICでつぶれたんだけどさ。


まず試験に間に合うよう、かなり余裕を持って家を出た日曜の朝。

ふと朝ご飯を食べていないことに気づく。

お腹すいた。

腹が減っては戦ができぬ。

そうだ。どこかで食べていこう。

マックは飽きたな。

あ、吉牛の中居くんのポスターだ。

美味しそう。

朝食もやってたっけ。

でも、さすがの私でもひとりは恥ずかしい。

と、1,2メートル進むも、くるりときびすを返し、
気がついたら、吉牛のカウンターで並のツユダクを頼んでいる私。

あ、若い女私ひとりだ。

ま、いいか。お腹すいたんだもーん。


・・とうとう超えてはならない一線を超えてしまった。

大学時代は、ひとりで吉牛に入る女だけにはなるまい、
と決めていたのに、さっさと入ってしまったわ。

ああ美味しかった。


・・年頃の淑女のみなさん。

くれぐれも私のようにならないよう・・。

で、秋晴れの中、駅から30分は優に歩いて試験会場へ。

適度に歩きつかれた。

お腹も満腹。

ぽかぽかいいお天気。

や、やばい。眠気が・・。




・・試験は、結果が来てみないとたいそうなこといえないけど、
結構余裕があって、20分前には終わってしまったので、見直しの見直しを
して時間をつぶした。

やっぱ、TOEFLに比べたらはるかに簡単だよな。

時間も短いし。

今回は、アメリカから帰ったばかりだから、何かの証に、と一応
申し込んだはいいけど、はっきりいって、自己満足以外何物でもない。

だって、これで給料あがるわけでもないし、
仕事内容が変わるわけでもない。

ジ〇スには門前払いをくらうし。
なんか、寂しいわね。中途半端に英語ができるっていうのも。

その後は、明日が最終日という、デパ地下の“山形物産展”に寄って、
ぐるりと一周したんだけど、それはもうありとあらゆる山形の名産品の
試食の嵐。

誤解を恐れずに言うと、私は特別にそれを目的ってわけではなかったの。

地方の物産展が好きで、いつも機会があったら立ち寄ってただけで、
少し何か買えたら、と思って寄っただけなの。

なのに、買いませんって言っても、それでも食べてってって
ご丁寧に押し付けてくださるの。

でね、いただいてしまったの。(←結局食べてる。)

ずんだもち、みそゆべし、わんこそば、海鮮炊き込み御飯、梅干、まんじゅう、
しそ巻き(郷土料理)、豆腐はんぺん、みそせんべい、めかぶ・・

すごいわね。改めて羅列すると。
これでもだいぶ断ったはずなのに。

で、結局、和菓子を少しと激ウマだった豆腐はんぺんを買って帰る。


・・ああお腹いっぱい。



だめよ。

大親友は初産を控え、
その他友達もみな旦那・彼氏と過ごしている週末に、

朝、ひとりで吉牛食って、帰りにやっぱりひとりで山形物産展で
試食オンパレードじゃ!



・・神様。

これもやっぱり

新手の試練なんですよね。


でもね。山形の売り子のおじさんに、

“きれいな人だねぇ”

って言われたのよ。もちろん、その手は桑名正博。
私、セールスマンと男の人は基本的にもう信用しないことにしてるの。

っていうか、“本当にきれいな人だったらこんなところ女ひとりで
週末来てないわよ”とよっぽど言いたかったけど、そこまでひねくれると
本当に痛いから、“またまたうまいこといって。もうお腹は一杯です”
って言っておいたわ。


私、来年も再来年もこんなことしてたらどうしよう。

まあいいか。

そのときはそのときで考えれば。


でも楽しかったな、物産展。山形。


いろいろ悩みはつきないけど、


小春日和が、


素肌に心地よい週末でございました。






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2003年09月27日(土) 美容オタクの密かなブーム

今の私、はっきりいって美容オタク。

彼氏がいないでしょう。

時間があるでしょう。

出会いもないでしょう。

でも、こんな時こそきれいでいたい。

じゃ、きれいになってやろうじゃないの。

自分のために。

・・って訳で、毎週末ごとに何かしら美容・健康に関することに
お金と時間を費やしている。

まるで親の敵のように、自分の美容のために執念を燃やしている。

ジム行き出したでしょ。(休みごと)
まつげパーマでしょ。(月1)
カラーネイルでしょ。(月1)
しみ消し効果のあるビタミン剤でしょ。(本当に顔のしみが薄くなってきた。)
顔エステでしょ。(月1・今日も2000円で90分もやってくれたわ!)

そして、大きな声じゃいえないけど、プロの中国人整体師による
気孔整体にも通い出し、骨の歪みを直してもらっている。

実は今日で2回目だったんだけど、これがちょっとした
マイブーム。

誰でも、多少なりとも骨の歪みってあるのよね。

私は首と腰の方の骨に歪みがあって、今少しずつ直してもらっているところ。

性格の歪みを直すには、まず体からってね。(は?)

でもこれがまた効くのよ。とてもよく。

整体師は若い中国人青年なんだけど、とっても上手で、頭から足先まで
骨という骨にしっかりと手をあて、次々とどこが悪いとか、何が
原因なのかがわかっちゃうの。

なんでも、足を組んでパソコンやデスクワークするのかなり
良くないんだって。

っていうか、私いつもじゃん。
毎日じゃん。

それで首が痛くなるのも無理ないわな。

で、今の骨の歪みのまま、運動不足が重なると、血液循環が悪くなって
ひどい腰痛や肩こり、冷え性の原因になるんだって。
年をとったら腰がまがりだす原因にもなるんだって。

実は、最初はタウン紙に入っていた中国式足つぼもみこみクーポンを
手に行ってみただけなんだけど、ついでに骨の歪みも見てもらって、
実際に自分で歪んだところを触ってみたら、ちょっと危機感が芽生えたので、
できる限り通ってみようかな、と思うことに。

確かに、私は視力が悪いこともあって、顎を軽く前に突き出すようにして
パソコンや運転をしていることも多い。

このままじゃ、本当、どこもかしこも歪みガールになっちゃうわ。

というわけで、今日。

そこは、中国人一家で経営しているこじんまりしたところなんだけど、
腕がいいのか、予約帳にはいつもたくさんの名前で埋められている。

私の担当の中国人青年整体師、張さんはどうやら息子さんみたい。

今日は、だいぶ打ち解けたのか、張さんがずいぶん色々と
整体以外の質問をしてきた。

来日して2年だから、まだ少し日本語がおぼつかないところが
あるんだけど、普通の会話には何ら支障はない。

仕事は何してる。
職場はどこ。
通勤はどのくらいかかる。
昼間は何してた・・。

私も聞かれっぱなしもくやしいから、

中国の何省出身。
日本のテレビおもしろい。
日本人が中国語習うのと中国人が日本語習うのどっちが難しい。
私の名前、中国語で何と読む・・。

っと聞き返したら、ちゃんと整体しながら答えてくれた。
(私は下をずっと向いている。)

終わった後も、いろいろと雑談したら彼とも母親とも親しくなってしまった。

でも、またいつものパターンだけど、

とぼけたフリをしていたけど、

どうも私、張さんに気に入られた感じが漂ってきてならなかった。

・・まあ私、客(患者)だしな。

単なる好奇心なんだろうな。

まあいつもの自意識過剰の考えすぎってことで、
あまり深く考えないようにしよう。

お得な回数券(10回)も買ってしまったし。

それにしても、今日もぼきぼきよくなったわね。


・・今日、メアリーJブライジがラジオのゲストで出演していた時、
いいことを言っていた。

“私も、少し前までずっと愛情を他人の中に求めようとしていた。

でも、探しても探しても、見つからなかった。

どの男の人も、それを持ってはいなかった。

そして諦めかけたとき、

その愛情を、

・・自分の中に見つけたの。

自分の中に、それはあったの。

自分を愛せるようになった時、

はじめて自分を愛してくれる今の婚約者とも出会えた・・。”

なんか、そんな感じのインタビューだった。

彼女は、自分で自分を愛していれば、たとえ今の婚約者が自分の
考えている人じゃなくても、それはそれで哀しいけど、大きな問題ではない。

他人のいうことにいちいち傷つくのは、自分で自分をきちんと
受け入れられていないから。

自分に弱さがあるから。

自分がわかっていれば、

何も恐れるものはない。

自分で自分を愛せて、

はじめて他人にも愛されるものだって・・。



そうそう。そこなの。それなのよ。

私も前前から思っていたし、日記にも書いていたけど、
せっぱつまるとついつい忘れてしまうのよね。

メアリーの少し訛りのある英語を聞いていたら、なんとも言えない
懐かしい気持ちになった。

やっぱり、みんな紆余曲折あって最後に幸せを掴んでいるんだなぁ、と思った。


そうだよね。

まずは、自分を好きになることからはじめよう。

たぶんね、今の私のマイブームも、つきつめるとそういうところに
つながるんだと思う。

私、美容にはお金を費やしているけど、不思議と服や化粧品や
バックなどは、一切買っていないし興味もない。

不思議だわ。

昔なら、何着ても冴えない気がして、すぐ飽きて、
次から次へと似たような服を買ったり、髪型を変えていたりしてたのに。

きっと今は、私のフォーカスが外側のマテリアル的なものより、
もっと内側部分にあるからだろう。

へえ。へえ。

こんな私でも、ちゃんと成長はしているのね。

でも最近、手間ヒマの甲斐あってか、いろんな効果が少しずつ出ている気はする。

特に、肌は我ながら白く透き通るくらいきれいになった。

今日も、エステを後にしてからずっとすっぴんだったのに、
ファンデーションを塗ってたっけと思うくらい違和感なかったし。


きれいになろう。

心も。

体も。


この一人の時間を活用して


もっともっと、


きれいになってやるわ。






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2003年09月26日(金) ため息横丁

自分の性格を一箇所だけ直せるとしたら、

どこを直したいですか?

私は、この勝気なところ。

気が強くて、同じように気が強い相手と、すぐ喧嘩しそうになってしまうこと。

大人気ないのはわかってる。

不毛なのはわかっているんだけど、あったまにくると
ぐっと堪えることができなくなるのよね。

占い師に必ずといっていいほど言われるように、

向いてないんだろうな、会社勤め。

でも、ここを乗り越えないと、私一生変わらない。

喧嘩するのが厭で自分の好き放題していたら、
ちっとも成長しないもの。

周りには迷惑かけるけど、少しずつ変えられるところは変えていかなきゃ。

本当に変わりたかったら、まずは自覚を植えつけるところからはじめなきゃ。

そして、N嬢がいつも言うように、

たまには寺で座禅でも組んで頭冷やせばいいんだ。



・・今週は、ほぼ連日飲みだった。

昨日もオフィスの人たちと新しく異動になったスタッフの歓迎会で、
うちに着いたときは0時を回っていた。

でもさ。

なんか、うれしいんだよね。

変ないい方だけど、ああ遅くなった。今から帰るのしんどいなぁと
思ってると、おんなじようにしんどそうな顔をしたサラリーマン風男女が
まわりにいる。

終電を逃し、途中からタクシーで帰らなくてはならず、
ああ疲れるわ金かかるわ最悪ぅ、と思ってると、同じような表情をして
長い列にならぶ男女がまわりにいる。

出勤の時、ああもう何好き好んでこんなに早くうちでなきゃならないのかしら、
と思ってると、同じように眠そうな目をこじあけつつバスを待つ男女が
まわりにいる。


あ、あたし、


・・ひとりじゃないんだ。


なんか、そう思えたら、すごく心強く思えた。

すごくうれしかった。

そうよ。みんな、一緒。


だから、私も

頑張れる。


そして、最近また気づいてしまった。

私、彼氏ができないとか口では言ってるけど、

本当は男の人、苦手。


異性として意識しなければ何てことないんだけど、

異性としてみようとすると、どうしてもみんな冴えなくて、

ずるくて、信用できない気がしてしまう。


つまるところ、小3の頃から変わらない、男性不信なんだよね。


だから、父親みたいな人だと、安心するんだ。

おじさんだと心が開けて、信頼できるから、
裏切ったり、だましたりしない感じがするから、
さっさとガードを取っ払って憧れを抱いてしまうんだ。

おじさんだって本当は、

・・異性には違いないのにね。

こういうクライアントの場合、

よく身近なところから信頼の置ける男性に心を開くことで

徐々にならしていこうとしたりする。

でも、私の場合、気のおけない男友達なんてたくさんいる。

異性が、駄目なのよ。

異性が。


傷つくのが怖いのもあるんだろうけど、
やっぱ駄目。

少なくとも、今は。


今こんな状態を偽って適当に想いを寄せてくれる人と付き合って、周りが
しているからと勢いで結婚したら、それこそ私、地獄を見るだろうな。

やっぱり、今は自分とちゃんと向き合わなくては。

それで時間がたてば

縁があれば、現れるよ。


いい人。


私だけの、


私だけをみてくれる、


・・いい人。






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2003年09月23日(火) 或る夏の終わり。

二日連続でオフ会でございました。

かの高名な、このお方と。(リンクOKですよね?)

いんやもう楽しかったわ〜。

完全に、ももこさんのリアル友達と混じりに混じって
一瞬“あれ、私って・・”と我に返った時もあったけど。
(向こうからしたら、素で“あんた誰”だろうな。)

・・月曜の一次会には、実は仕事が長引いて間に合わなかった。

お店に行って名前を告げても、“もうお帰りになりました”。

慌てて書きとめた連絡先もうっかり書き間違えたようでつながらないし、
途方に暮れていたら、お店のお兄さんがあっさりと連絡先を
教えてくれるじゃない。

それで電話をし、ももこさんと初合流して飲むことに。

前にEriさんとオフ会した時もそうだったけど、ももこさんの時も、
とっても不思議な感じがした。

初めて会うのに、初めて話すのに、前から知っているような
錯覚にとらわれるの。

ネットで異性と会うというと、どうもやましい感じがするけど、
同性なら、こんなに楽しいことはない。

だって、本当面白かったんだもん。

ももこさんの印象は、垢抜けた都会派女性(クリエイター系)って感じ。

オーラと存在感は日記以上だったわ。

今の生活だと、なかなか知り合う機会がないタイプだから、
とっても楽しかった。

祝日の今日も、本当はいとこ(京子ちゃんの妹)とラフティングに行く予定が
キャンセルになったので、時間を持て余した私を不憫に思ったももこさんが
誘ってくださり、ちゃっかり飲みに加えていただいた。(続“あんた誰”ね。)

やっぱり新鮮だなあ。
新しい人たちとの出会いは。

それだけで世界が広がった感じがするものなぁ。


・・というわけで、またいつでも誘ってくださいね、ももこさん。



今日は、飲み会の前に地元のジムに行ってきた。

今日も、走って筋トレした後、中高年や初老のご婦人方と一緒に
ストレッチ教室を受けてきたのだけど、

“あれまあ、あんた体柔らかいねえ。”
“こんな、23,4の娘※の隣じゃ恥ずかしいわぁ。”(※28です。)
“ああ腰が。腰が。腰が・・。”


そんな声をBGMにしっかりストレッチし、また体がすっきりした。



・・人生を楽しむ方法は、



案外身近に潜んでいるのかもしれないと思う



或る夏の終わり。






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2003年09月19日(金) 火星は見ていた。

うぷぷ。

今日は、上司(女)に初めて誉められちゃった。

仕事がよくできるって。

父に言わせれば、きっと“何とかもおだてりゃ木にのぼる、で
うまいこと利用されてるんだよ”ってところだろうけど。

だったとしても、

うれしいな。
うれしいな。

人に誉められたのなんて、本当ひさしぶりだ。

なんだか、異性に“きれいだね”っていわれるより、
何十倍もうれしかった。

同性に誉められると、
妙な説得力がある時ない?


・・それにしても今週は、しゃれにならないくらい忙しかった。

同僚がごそっと長期休暇をとっていることもあって、
毎日帰宅は深夜だったしなぁ。

疲れなのか、ストレスなのか、左耳がじんじん痛くなるくらいよく働いた。

あの人の分、この人の分と頼まれた仕事を休憩なしでやっても
全然終わらないんだもん。

髪も服もよれよれになって必死に仕事してたら、
なんだか新卒で働き出した頃の自分を思い出した。

まあ23の私に比べたら、28の私の方が要領もいいし
こすいけど。

昨日は、夜9時を回りかけたころ、先日の“問題発言”の彼、
矢部さんが、サンドイッチを差し入れしてくれた。

いい人だわ。(←食べ物に弱い。)

これで恋愛感情が伴えば言うことないんだけど。


私はてきぱきしているとよく言われる。

はきはきしているとよく言われる。

声が大きくて前向きだねとよく言われる。


そんな私だけど、


最近ふと気づいてしまった。



私には、


・・男を見る目がない。


一度好きになったり付き合うと長いから、実は数も
そんな経験してないのも原因なんだろうな。

前のメールに書いた5%の男。

商売は怪しいけど、いい人に違いない、とオープンマインドで
何度か携帯メールのやりとりをしていたら、“またあのお店で
お茶しませんか?”とのメッセージ。

あ、別にいいで・・

と書こうとしたところで、

“一緒に〇×美容セミナーに参加した後で。”


は?


あの、


・・は??


彼は、美容関係のセールスマンだった。(ややネズミ講系)

なんだ。

やっぱり仕事絡みか。


5%の男のはずが、

100年のコイも一気に覚めていった。

そうだよな。そんなものだ。

5%がそうそう簡単にいたら、私だって今ごろとっくに3匹の子供の母親だ。

・・またひとついい勉強になった。


もしかしたら、向こうはよかれと思って誘ってきたのかもしれないけど、
悪いけど間に合ってるしィ。

きれいになりたかったら、セミナーよりジムいくしィ。

人みて言ってくれるって感じィ。


だいたい河野さん、最初に会ったときも、私のことみてやせてて肌がきれいで、
非の打ち所がない、とあまりにいけしゃーしゃーとお抜かしになるから、
さすがの私もあきれるを通り越して大爆笑したっけ。

・・大体ね。

本当この年でこんなこと言うのどうかと思うけど、

男のセカンドバックと
顔文字ほど私が苦手なものはない。

河野さんは、セカンドバックではなかったけど、
メールの顔文字は結構きてたな。

が、がんばれ。

オープンマインドよ、がんばれプチボーダー!と自分を励ましたけど、
やっぱり大嫌い。男の顔文字。なんか、品性に欠けるっていうか、
みんなネットナンパ師のように思えてしまう。


まぁ早い話、


縁がまったくなかっただけなんだけど。


今週は、とにかく疲れた。


深夜の帰り道、

ふと夜空を見上げたら、

オレンジ色の豆電球がコウコウと輝いていた。

きれいだなぁ。

きれいだなぁ。


6万年に1度の豆電球に照らされて帰るなんて、


なんてぜいたくな帰り道なんだろう。


火星さん。
火星さん。


きっと


いいことあるよね。


その内、


見る目も肥えてくるよね。






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2003年09月14日(日) 5%の男

私って、我ながら未熟だなぁって思う。

いつになったら、大人らしい大人になれるんだろう。

この場を借りて、軽く懺悔だわ。

・・そんな大したことではないの。

職場で、ごく当たり前で、自分でもわかりきっていることを、
年下だけど経験豊富な同僚に“気をつけてくださいね”と諭されて、
“大丈夫ですよ。常識はありますから”って冷たく言い返してしまったのだ。

彼女、びっくりしてたなぁ。

彼女も、そんなつもりで言ったんじゃないのにね。
角が立つ言い方してごめんね。

私が未熟で負けん気が強くて変なところでプライドが高いものだから、
ちょっとでも自分のプライドが傷ついたり、セキュリティが脅かされそうに
なると、ディフェンシブになってしまうのよね。

本当に未熟だわね。

その後は、反省してごくごく普通に振舞っていたら、
元に戻ったから良かったけど、本当今後は気をつけよう。

私だって、端くれとはいえ社会人なのだから。



・・昨日は、この前のお店で井上さんと会った。

なんだかその日は、ちょうど地元のお祭りと重なったとかで、
お店のパウンドケーキを出店で売るお手伝いをすることに。

生暖かい風が頬を撫でながらも、それは懐かしくて
あったかい商店街のお祭りの風景がそこにはあった。

わたあめ100円!ジュース50円!やきそば200円!

へぇ。都会でも、こんな一面もあるんだなぁ。
なんだかタイムトリップしたみたい。

お店のマスター(女)とその彼氏や、井上さん、他の常連客と
入れ替わり立ち代り売り子をやり、掛け声をかけ、結局、
バスケット一杯に入っていたケーキもクッキーも最後は完売に。
2個で50円だもんなぁ。激安激安。

でね。マスターが、ご褒美として、お店のとびっきりおいしい
シフォンケーキをご馳走してくれた。これまた、うんまいのなんの。

このマスター、本当に料理のセンス抜群だわ。
今度また、特別にそのふわふわケーキの秘訣を教えてくれることに。
うふふ。うれし。

あとは、お店で他の常連客らと一緒にお話をし、ご飯を食べ、
好きな音楽を聴いて祭りの後の夜を過ごした。

実は、後半は、常連客のうちの一人の男性とずっと話していた。

その日、初対面だったんだけど、
なんか、おもしろい人なの。

年は3つ上で独身。なんと偶然、小学校が隣同士で、
親戚が今も私の地元の近くに住んでるという。

昔、ラグビーやってて、普通に大学院出て就職したんだけど、
数年前に脱サラして、今、ちょっと怪しい事業をしている。

ギャンブルに近いとでもいうのかしら。

当たれば大成功するけど、ヘタすれば一生苦労の連続だろう。

その彼、河野さんとしますか。

普段だったらね。ちょっとそれだけで引いてしまいそうなんだけど、
それに反して、なんだか彼、素直でバカ正直な人なのよ。

案の定、日本の組織でもあんまりうまく適合できないタイプみたいで、
ゆくゆくは海外に永住したいって言ってたな。

ある意味、すれてるんだけど、どこか純粋なのよね。

昨日は、ほとんど彼が話をしていたけど、なんだか久しぶりに
“へぇ、おもしろい”と思える人に出会えた感じがした。

言うなれば、5%の男。(注・前回の日記参照。)

でもね。ここも私の悪いところなんだけど、“親に紹介したら
とんでもない修羅場になるだろうな”って思ってしまった。

というか、うちの親なら、断固反対だろう。
私が親でも、気の毒だけど反対だわ。

人柄もいいし、見た目もやんちゃでかわいい感じなんだけど、
仕事内容があまりに博打的で不安定過ぎる。

苦労するのが目に見えている、とでもいうのかしら。

・・私が縁があるのは、ことごとくこんなタイプばっかりね。
(元彼は、子持ちのFBIだし。)

帰り際、河野さんが携帯のアドレスなどが入った名刺をくれた。

絶対に深入りしたくないけど、また会いたい人だな、と思った。

本当、ここ数年なかったタイプの出会いだわ。


あ、そうそう。

でも今回は、一応井上さんに誘われて来たのよね。

なんだか、井上さんっていい人なんだけど、本当に面白くて
憎めなくて、ついついからかいたくなっちゃうのよね。

井上さんって、精神的にMっていうのがわかるからなおさら。

私は、彼氏にはMなんだけど、彼氏じゃない男性にはめっぽう
Sだから、だから彼も興味を持ってくれているのかしら。

まあ別に告白された訳でもないし、私に恋愛感情がないのは向こうも
分かってくれているようだから、もうこれ以上も以下もないんだけどね。

でもなんだか、必死なのがわかるから辛いわ。
試写会の券2枚あるんだ。
あー、それアメリカにいた頃もう観ました。
今度、また飲みに行こうよ。
そうですね。またぜひS(今日の店)に行きましょう。

云々・・。

ごめんね。本当いい人なんだけど、みんなでワイワイしてた方が
うんと楽しいのよね。Sじゃゆっくり話せないから、他の店にしようって
言ってたのに、結局無理言ってSに連れて行かせちゃってごめんね。

でももちろん、自分の分は全部自分で払ってるし、
借りは一切ないからいいよね。(そういう問題じゃないか。)

まあ、あまり深く考えないことね。

今日は、ちょっとまた生活習慣を変えてみた。

最近、些細なことでイライラしてしまったのも、怪しい事業をしている人に
ふらふらしそうになったのも、なんかこう欲求不満というか、身体的ストレスが
蓄積していたから。


・・早い話、慢性的な運動不足だったのだ。

平日は仕事で遅いから無理。となると、週末でジムにでも行けたら、と
いろいろ探してはいたのだけど、やはり値段が高い。

困ったわね・・、とぱらぱらと電話帳をめくった時、
それが目に止まったのだ。

そう。

そこは、地元の体育館でやっている公営のフィットネスジム。

地域の住民であれば、使用料は200円。(安っ!)

というわけで、今日はさっそくそこの会員になった。

これが奥さん、なかなかいいのよ。設備も、大きくて、きれいで、
比較的新しくて、親切なインストラクターもいて。

利用者は、若者からお年寄りまで。
混んでいるといっても、私営のフィットネスに比べればマシよね。

おまけに今日は、ジムを使った上、1時間のストレッチ、腹筋、
ヒップアップのクラス(無料)を受けて、ランニングマシーンで
大量の汗を流したら、溜まりに溜まっていた憑き物がすっととれた感じがした。

ひさびさで嬉しくって、一人で3時間もいたし。

やっぱり、運動は欠かせないわね。

健康にもいいけど、何よりも精神衛生上、これに勝るストレス解消法はない。

自分も心健やかでいられるし、なんといっても
他人に迷惑をかけずに済む。

それに、向こうにいた時もそうだったけど、なんだか色々な人が
いて面白かった。

今時、滅多にないものなぁ。地域の人と接する機会って。
おじいさんと一緒にヒップアップ体操も、なかなか悪くない。



・・というわけで、


5%の男より、


やっぱり日々の精進に努めたい


今日この頃でございます。






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2003年09月10日(水) Just the way you are

昨日は、お待ちかね。

前の会社の新人研修でお世話になった青木さんと、
元同期の平田くんとディナー。

ああ楽しかった。

いい人たちなんだもん。もう大好き。

おまけに、平田くんがこの秋に結婚することも聞いた。

ちょっとびっくりしたけど、何だか弟の結婚が決まったかのように
嬉しかった。(平田くんの方が年上だけど。)

本当によかったわー。

全然異性の影がなかったから意外な気もしたけど、遠距離を
乗り越えて幼馴染と結婚することにした、とのこと。

きっと、彼が結婚しても、私達の友情は変わらないだろう。

・・なんとなくそんな気がした。

憧れの君、青木さんも、少し老けられた感は否めなかったけど、
相変わらず元気そうだった。

50近かろうかなんだろうが、素敵な人は本当に素敵。

5年前と同じように、青木さんは私のことをいろいろと分析くださった。

青木さんによると、私は
素直で、天真爛漫で、人を疑う事をせず、どんな人もありのままを
受け入れ、本当は弱いのに、無理して虚勢をはって、頑張りすぎて
疲弊してしまうタイプなんだとか。


私と初めて5分話した時に、

もうわかったって言ってたな。



・・本当言うと、私も青木さんも、お互いの事をあまり知らない。

私は、青木さんの合宿研修を受けただけで、一緒に仕事を
したわけでもなく、同じオフィスにいたわけでもないのだ。

でもなんだか、通じ合えるものがあった。

彼は私をわかってくれているような気がしていたのだ。

私が、とにかく縁遠くてもてないのが悩み、とクサると、

“まあ男の95%は合わんやろな”

と平田君。

“誰も貰い手がなかったら、僕が貰ってあげよう”

と青木さん。


こ、こいつら・・・。


っていうか、青木さん。

貰ってあげようって、あんた子持ちの妻帯者だから。



はぁ。


と思わずため息をつくと、

“でも、そのままでいいんだよ”

と二人。

“あなたの方向性は、間違っていない。”


そのままで、

いいから。



そのままで・・。



・・これは、誉められているのか。

男とか女とか、元上司とか部下とか、若いとか中年とか、
そういう世間的な枠を乗り越えた不思議な共同体がそこにはあった。

信頼と尊敬で結ばれた、心やすらぐ共同体。

3年ぶりだろうが、5年ぶりだろうが、
なんだか懐かしいんだけど、つい昨日も会ったようで、またいつでも
会えるようで、でもいつかまた絶対に会いたい感じが漂っていた。

最後、0時をまわりかけた頃、私達は別れた。

青木さんが、地下鉄の駅の入り口まで送ってくれた。

大きな手で、握手をした。


“・・菜穂香さん。

いつも、強くなくたっていいんだよ。


言う人によっては陳腐になりそうな一言が、

・・胸に染み入っていた。


ああ青木さん。

生まれ変わったら私、あなたと結婚したいです。

あ、来世はM氏とするんで、

再来世は、私に先行予約を入れさせてください。


私は本当、我ながらあほだと思うけど、

恋愛運は無いに等しいけど、

素晴らしい友情運には恵まれてる。


・・95人に嫌われても、

5人に好かれれば本望。

趣味・やせ我慢を、そろそろやめたっていいんだ。


いつもスキがないとか、しっかりしている、とか言われつづけてきたけど、

本当は全然強くないことが、

まるっきりへなちょこだということが、



最初の最初から見抜かれていたなんて・・。



そのままでいい、か・・。


私これから一体、どうすりゃいいんだか。


それでもなんか、


嬉しかったのだ。


自分のまわりに壁を張り巡らせて、人の中には入りこんでも、
なかなか人を中には入れない私を、


・・わかってくれる人達がいることが。






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2003年09月08日(月) それいけ、チャレンジャー。

先日習った、広尾のレストラン直伝のピラフを早速うちで作ってみた。

う、うんまーい。

簡単なのに、すっごく美味しい!

男性、いっぴ・・、じゃなかった1人落とせるわ。この味なら。

さりげなく作れば作れるほど、もうイチコロってなもんよ。

ただ、

・・そんな相手がいれば、の話だけど。

じゃあだめじゃん。
全然だめじゃん。

まぁいいか。

また切り札がひとつ増えたと思えば。



・・と気分よく夕飯を食べていたら、またお母さんから
ヘンな電話がかかってきた。

はぁまたか・・。

どこまで人を苦しめれば気が済むのかしら。

今度父に何かあったら、

もうただじゃおかないから。


私の幸せなんて、はじめからないも同然だと思えば、
何も怖くはない。


私はカウンセラーになりたかった。

今でもなりたいし、

これからもなりたいし、

いつかきっとなるだろう。

いや、なってみせる。

そして、心を病んだ、理不尽な親の元にうまれた人を、
家族達を、


助けるんだ。


助けるんだ。


助けるんだ。


頭こそ良くないけど、

私には凄まじいまでの行動力がある。

思い込んだら突進する、イノシシ並みの実行力。


入学時は、大学院で一番の出来損ないだったのが、


卒業時には、首席になれたんだ。


本気で頑張って、


できないことは何もない。



がんばろう。

とにかく、今はできることをがんばって、

もっといい人間を目指そう。



私、今日気づいてしまった。


私は、

仕事も、

恋愛も、

チャレンジングじゃなきゃダメだ。


単調な仕事は楽だけど、

すぐ飽きる。

優しい男性は楽だけど、

・・つまらない。


それなら、

あえてチャレンジングな道を選びたい。


我ながら苦労症だと思うけど、

私自身が幸せになるには、それしかない。


チャレンジングな私と一緒に


チャレンジングな人生を歩んでくれる人。


それが今の私の


・・理想の男性だったりする。






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2003年09月06日(土) 幸せになるために。

今日は、ひさしぶりに母方の親戚宅へ。

ものごっつぅひさしぶりに。

別に避けていたわけではなかったのだけど、片道3時間近く
かかることもあって、なかなか行く機会がなかったのだ。

でも今回は、イトコ(36歳・女)の結婚が決まり、婚約者お披露目会と
いうこともあって、ご挨拶も兼ねて行ってきた。

正直言って、あんまり行きたくはなかった。

とってもいい人たちだし、いつもとってもよくしてくれるのだけど、
あんまり母方の親戚連とは共通項がない。

母方はとにかく大家族なのだけど、家族全員大卒なのもうちの家族だけ、
やたら海外づいているのも我が家だけだから、ヘンに一目置かれていて、
父も弟も私も昔から妙な居心地の悪さを感じていた。

なんか、疲れるんだよね。
うまくは説明できないんだけど。

でも、今日は私一人だったし、ひさびさということもあって
なかなか楽しかった。

自慢じゃないけど、母方のイトコは美人揃いだ。

19歳のいとこ、Tちゃんなんて、悪いけど芸能人並にかわいい。
電車に乗ってても、あんなかわいい子いないって。マジで。

昔も、原宿で一緒に歩いていたら“写真撮らせてくれ”って声かけられたしな。

まそれはおいておいて、本日のメインは、そう。
問題の婚約者の彼。

イトコ、京子ちゃんが待ちに待って掴んだ幸せ。生涯の伴侶。

・・なんだけど、実際に会ったら“うむむむ”という感じ。

後で聞けば、京子ちゃん父親、既に嫁にいった京子ちゃんの妹、
その旦那も皆、大反対だったという。

理由は、“あまりに頼りなくて心配”だから。

36まで待ちに待ったんだから、もう少し待てばもっといいのが
現われるはず、だから。

難しいところよね。

結婚するのは本人に他ならない訳だし。

私の印象は、人は良さそうだけど、地味で大人しそうって感じかしら。
声も小さいし、ハキハキした感じはない。

キューティな若イトコ達に囲まれてちょっとデレデレしてたけど、
私のこともジロジロ見てきたけど、まぁ状況が状況なだけに仕方ないか。

まぁ明らかに女の子に慣れてなさそうな感じ。

ここだけの話、京子ちゃんがずっと独身だったのには訳がある。

というのも、彼女は、ビジュアル系ロック歌手Hの熱烈ファン。
俗にいう、おっかけとでもいうのかしら。

私が小学生の頃からの熱烈ファンだから、その歴史たるや相当なものだ。

雑誌には出ていたけど、特にヒットを飛ばしたわけでも、
ずばぬけて歌がうまいわけでも、顔も、とろけるくらいハンサムな訳でもないが、
京子ちゃんは、脇目もふらず、彼に青春を捧げた。

どんなにガラガラのコンサート会場にも必ず行っていたから、
ファン歴も年季が入ってくると、Hの方が顔も名前も覚えてくれ、
すっかり友達のようになったという。

でも現実とは無情なもので。

京子ちゃんがずっとHだけを見つめている間にも、彼は結婚をし、
子供もでき、よきパパ、よき夫に。


そして京子ちゃんは、



・・ひとりぼっち。



だから、そんな京子ちゃんの結婚が決まった、と聞いた時は、
私も我がことのように嬉しかった。

どっちかといったら美人の類に入る京子ちゃん。
売れない歌手H一筋20年だった京子ちゃん。

・・とはいえ、幸せになって欲しい、という願いに反するかのような、
あの婚約者の不評ッぷり。

決して美男子ではない。どちらかというと頼りがいがありそうな
感じもしない。でも、京子ちゃんが惚れこんでいる。

一番肝心なのは、

そこなのよね。


でも確かに、京子ちゃんなら、もっと相応しそうな相手がいそうな
気もする。もっと、コンパーティブルな人が・・。

でも、京子ちゃんはもう大人だ。

自分の意志で、自分の人生を決められる大人。

彼女が幸せになりたい、というのだから、

そのパワーに勝るものはない。



・・私も、帰宅途中、いろいろ自分に重ね合わせて考えた。

待って、待って、待って、

もし誰も現われなかったら?

“何故よりによってこんな人を”という人を選んだとしたら?

待ったからといって、理想の人が現われる保証はどこにもないのだ。

その理想が、あくまで理想である限りは。



やっぱり、現実を見なきゃ、私。

私の理想なんて、とてもじゃないけど現実にはありえないのだから。

M氏との出会いは、交通事故みたいなものよ。

今の今まで、ひとりの時間といったら自分磨きに当ててきた。

磨きすぎて、透けて見えるんじゃないか、というくらい、
磨いてきたつもりだ。

でも、こればっかりはどんなに自分を磨いたところでどうにも
ならないこともあるのだ。

だって、結局何ひとつ変わってないもの。私。


現実を、受け入れなくちゃ。

男性の、悪いところを減点するんじゃなくて、

良いところを加算するのだ。

で、最初から、決め付けない。

この人は、対象外。この人は、ストライクゾーン、なんて
最初から思い込みだけで決め付けすぎない。

もっと柔軟性を持って、オープンマインドでいよう。

で、傷つくことを怖れない。

傷ついたって、死にはしない。
また立ち上がればいいだけのこと。何度でも、何度でも。

これまでだって大丈夫だったんだ。
この先だって大丈夫じゃないはずはない。


・・きっと京子ちゃんも、現実を見つめなおす時期があったに違いない。


変わりたいな、私も。


いつかきっと、


幸せになるために。






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2003年09月04日(木) ああ無情

昨日は、いつになくついていなかった。

というか、もう最悪ぅ。

調子に乗っていると、すぐこれだ。

って、いつもながら自分が悪いんだけどさ。

もう聞いてよ。

コピー機のね、トナーを変えようとしたら、うっかり誤って
トナーの黒い粉をあたり一面にぶちまけてしまったの!

いんやだわもぅ。
できないのに、みようみまねでやろうとするから・・。

それからの数時間は悪夢だった。

掃除しても掃除しても、あたり一面真っ黒になっちゃうんだもの。

私があまり大騒ぎしながら大掃除してるもんだから、
オフィス中の人がみんな仕事の手を止めて見に来たしな。

結局、一番偉い事務局長も、何事か、と見に来たので、ススで真っ黒に
汚れた顔で事情を説明したら、“まあ誰にでも失敗はあるわよ”と励まされた。

・・っていうか、私、前もインターン先でこんなことやってなかった?

歴史は繰り返すって、

もうやめようぜ、このパターン・・。

で、夜はあの落雷で電車が完全に止まって帰れないでしょう?

本当にこれがついてないと言わずしてなんだっていうのよ。


ああしょぼん。


おまけに、その時、すすで汚れた顔をきれいにして席につくと、
隣の同年代の同僚ガールが“まだススがついているわ”と言うじゃない。

“私がふいてあげるから、ハンカチ貸して”

あれ?きれいにしたはずなんだけどなぁ・・、と思いながら、
素直にハンカチを渡すと、

人の顔をつねりあげるようにふく彼女。

う、ぃたぃ・・

“あら、とれないわ。おかしいわね”

とさらにグイグイがっしがし渾身の力を込めてふいてくる彼女。


だから、ぃたい・・・




“って、それ単に私の顔のシミじゃないの?”




とふと私が言った瞬間、ぴたりと手を止める彼女。


そして、私の鼻は真っ赤っか・・・。






・・それは貴方,




私に軽く喧嘩を売ってるのですか。




・・今日は、先週会った井上さんからお食事のお誘いがあった。

そう来ると思った。

N嬢には何も連絡がなかったところを見ると、
私とふたりで話がしたい模様。

先週のお店ならOKですよ、と言っておいた。

恋愛感情はゼロだけど、人間としては好きなタイプだ。

人が底抜けによくて、友達がたくさんいて、信頼できる。

この男性不信の塊のような私が、心を開ける数少ない男性のひとりだ。

ちょっと食事に誘われただけで、すぐ騒ぎ立てる私もどうかと思うけど、
でも、この人が私に気があるのは昔からだ。

恋愛抜きでよければ、いいですよって言おうかな。

ってあれ、これも昔よくやったパターン・・。

まぁいいか。(→罰当たり)



私はもてない、とよく書いているけど、
もとい、好きじゃない人にはもてる。


そして、


好きな人からは、


もてない。


もてない。


やっぱりもてない・・




ああ神様。


人生はだからこそ、


やめられないのですね。。







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2003年09月02日(火) 以心伝心

虫の知らせってあるんだなぁ。

最近、つくづくそう思うことが多い。

先週のK先輩の電話もそうだったけど、さっきも弟にメールをしたら
ほどなく電話がかかってきたので、“メール読んだ?”と訊いたら
“いや、読んでないけど。”

・・ああやっぱり。

弟が私の携帯に電話してくるなんて、1ヶ月ぶり?
しかも、忙しいはずの職場から。

たまたまなんだけど、たまたまじゃないのよね。

私のPCの調子が悪くて、“ああ助けて弟”という
姉の声なき心の叫びが届いたんだろう。

・・以心伝心も、悪くないわね。うん。


来週は、前の会社で新人研修をしてくれたあのお方と5年ぶりくらいに会う予定。

このお方、青木さんとしますか。
50近くてもちろん、既婚でお子さんもいらっしゃるので、何もアクションは
起こさなかったものの、ひと言で言うならば日本版M氏。

言い換えれば、超タイプ!

西のお方なので、それこそ近くにいられたのは合宿研修の時だけだったけど、
あの密度の濃いひと時で、私は青木さんの大ファンに。

元同期には、“菜穂香さん、目がハートマークやで”と何度注意されたことか!

見た目は普通なんだけど、頭が並外れてよくて、品が良くて、
頼りがいがあって、エレガントで、本当ツボに入ってきたものなぁ。

研修の最終日の夜、2人だけになった時に、軽く頭を撫でられたのが
今でも忘れられないわ。

あれから5年。

なんだかんだ連絡をとりあって、来週、お目にかかることになったのだ。

もちろん、いくら元研修官とはいえ、やっぱり2人きりで会うのは
不自然だから、元同期の平田くんにも来てもらうことに。

平田くんとも会うのは2年ぶりか。
楽しみだわ〜!

青木さんに、誉めてもらいたい。

がんばってるね。よくやってるね。
おまけに、ちょっときれいになったんじゃないか?

まあいやだ。何をおっしゃる、あお・・

・・おっと、また軽くあっちの世界に行ってしまったわ。(→あほ)

なんだか、時間はたったけど、筆まめが幸いして、
大切な人たちとのご縁が今も切れないのがうれしい。

もう2度と会えないのかと思っていた。


ああ。


青木さんに、


早く会いたい。






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