| 2024年02月29日(木) |
「PSYCO-PASS SS Case.2」 |
4部に当たるPSYCHO-PASSは
3作連続で続きます。
『PSYCHO-PASS Sinners of the System』
正義は、歪んだ世界を照らす。
Case.2 First Guardian
常守朱が公安局刑事課一係に配属される前の
2112年夏、沖縄。
国防軍第15統合任務部隊に所属する
須郷徹平は、優秀なパイロットとして
軍事作戦に参加していた。
三ヶ月後、無人の武装ドローンが東京・国防省を
攻撃する事件が発生。
事件調査のため、国防軍基地を訪れた刑事課一係
執行官・征陸智己は、須郷と事件の真相に迫る。
《フットスタンプ作戦》…
あそこで、本当はいったい何があったんですか！
1st seasonで活躍する征陸智己の物語。
元々刑事だった男が自らの矜持によって、
執行官となってしまったが、天職であった刑事頭脳
で事件の真相を突き止める筋道だ。
やはり、見知っている主人公たちはいい。
しかし、その未来の顛末はすでに知っている。
そういった視点もなかなか難しいと言える。
物語だからこそ現実の過酷さの真実を、
受け止められないような真実を、、
そのフィクションで伝えることができるのだ
物語のチカラは凄い。
「あの人は折れない。
普通の人間なら諦めるところでそうはならない。
人間の強さって…
詰まるところ、そこじゃない？』
自分がほんとうにしたいことは
そしてそれをつづけられることは
どんなことでも簡単なことじゃありません
相手があることなら なおのこと、です
やりつづけた先には、強度が見えるもの
それはその人そのもの☆
ちょっと踊ってみた、なんてことには
絶対にならない
| 2024年02月26日(月) |
「PSYCO-PASS SS Case.1」 |
2012年にスタートしたオリジナルTVアニメ
PSYCHO-PASS サイコパス
一期が度を超えて面白かった続編群です。
今回のものは その4部にあたる劇場版。
『PSYCHO-PASS Sinners of the System』
正義は、歪んだ世界を照らす。
Case.1 罪と罰
2117年冬、
公安局ビルに一台の暴走車両が
突入する事件が発生。
その運転手は青森にある特別行政区、
《サンクチュアリ》の
心理 カウンセラー・夜坂泉だった。
しかし取調べ直前に
夜坂の即時送還が決定する。
監視官の霜月美佳は、
執行官・宜野座伸元らとともに
夜坂送還のため青森へ向かう。
そこで待っていたのは、《偽りの楽園》だった。
近未来のシリーズでこれほど長いのは攻殻以来。
面白さはやはり最初のシリーズに帰結してしまう。
圧倒的な内実の1st season
それ以降は、得てしてその（追従）で
最初の衝撃を超えられない
これは何でもそうだと思う
それ以降に超えられないのだ
それでも超えてきたものもある
青春ブタ野郎シリーズはそのひとつだ
シリーズを通して
泣きどころがあるのは完全に抜けている
さあ今作のPSYCHO-PASSはどうだろう
残念ながら超えられない 超えてない
ファンだから見てるけれど
やはりそれは（ファン）だからだ
あの感動を超えてくるかもしれない期待
そうは言っても
作り手の熱量はシリーズを通して変わらない
これがサイコパスシリーズの凄いところだ
いつも、一番良かった台詞を探す
「誰もチカラでは動かない。
動かせるのはね、こころなのよ」
監視官 霜月美佳のこの一言に決めよう☆
とはいえ… 霜月にはどうしても感動がこない。
どう考えても台詞はこれなんだけどな。。
本物の感動がくるには
霜月はシビュラシステムに心を折られすぎた
なんとも惜しい
それにしても1時間でひとつの物語を
決着にもっていく構成力は凄い
もちろん大人の都合はつけられているけど、
それにしたって不自然が少ない
秀作だろう
戦争がおわらない現在
その《チカラ》にねじ伏せられようとしている、
今わたしたちの《こころ》がどれだけのものか
ほんとうのこころに従える者が どれだけいるのか
とても不安になる
まわりを見るよりも自分を見るのが先だろうな
まわりがあってのこころより
こころからまわりがあるような
| 2024年02月24日(土) |
世界卓球2024 女子団体決勝 |
【世界卓球2024 女子団体決勝戦】
第2戦。
早田ひなが、、中国 陳夢を撃破した。
こ… この勝ち方には、、震えた
こんなの、人生で初めて見た
3-1の勝利は、、数字上では完勝レベル。
しかし、中身は…
吐きそうな試合だった
集中が切れてしまえばあっという間に中国に負ける
中国はそのまま確実にもっていける選手しかいない
特に陳夢には（3球勝負の型）がある。
レシーブがすこしでも甘いと
完全に撃ち抜かれてしまうのだ！！
そんな4ゲーム目。
とんでもない終わりがおとずれた
早田のレシーブがネットにかすって
相手卓上に突き刺さってしまった
その終わり方はまったくの予想外！！
これまで見てきた中国戦じゃない。
波が見える。波が来ている。
明らかに《勝てる見込みがある》！！！
これはとんでもないことです☆
これまでの日本卓球で見たことがない。
試合は呼吸を忘れて、無呼吸そのもので見ていた
一瞬でも隙を見せたら斬られる空気感
そんな中で早田の（数字）が優っているのだ
早田ひなの実力が上がっている
間違いない。
これまでどんなに頑張っても（勝てない）
それほどまで圧倒的な中国だった。
それが、、（勝てる）そう思えた試合は
これまで生きてきて はじめてのことだった
第3戦。
平野美宇も早田につづいた
それも、、3-0で完勝してしまう
そんなバカな！！！
第4戦。
だが世界最強ソン エイサだけは打ち崩せない。
勝ち目がみえなかった。
早田はまったく攻撃させてもらえない
第5戦。
ついに張本美和にまわってきた。
勝負は、最強の中学生にたくされる！！
しかし陳夢は崩せない
中国はまったくあまくないのだった
ここまで来たら中国も本気でしかない。
余裕がないのを超えてもう殺意だ。
それでも勝てるところまでいったのは
ほんとうのことだった。
日本卓球女子は《勝てるところにきた》
相手もまた対応策で強くなるのだから、
日本は更にそれを上回らなければ勝てない
団体で勝てる日が生きているうちに来るのだろうか
とにかく物凄い試合だった…
第三者としては期待するしか、ないw
2024年2月7日
今日は院長診察日。
いつもの【Dr.Hara check】が始まる。
カラダの可動域を診るもののことだ。
医学書にも記述されている至高のチェック。
もう10年は診てもらっています… 考えたくない
そのチェックは—
たった数秒のチェックで、、どの筋力を動かせば
パフォーマンスが上がるのかわかってしまう代物。
院長は天才だ。
いや、だって「秒」よ？？
性格はアレなんだけど、、なんだけどさ！！
だけど。アレなのは天才の証とも言えます☆
気分。気分なんですよ（爆）
しかしながら、その見立ては度を超えてる。
ちょっとしたカラダのずれ…？
異変？違和感？を一瞬のうちに見抜いてくる。
腹斜筋とか腹横筋とか中臀筋とか、、
短い運動で明らかにリザルトが出る。
理学療法士たちでさえ度肝の知見なのだ☆
そんなチェックの膝下外旋で、
《HIR70を叩き出した》
エイチアイアール70を出してしまった
内旋や外旋の頭文字と思われる。
久しぶりに高揚感ある院長の表情w
そんな院長に、近年になって
ようやく言われるようになった言葉があります
「パーフェクト。今なら何やっても驚かれるよ」
それでも痛みは、、ある。 たしかにあるのだ…
診察でパーフェクトと言われても、それとは別に、
患部にはいつだって爆弾を抱えています！！
油断は絶対できない
それでも院長の見立てはひとつの安心材料です。
メジャーリーガーたちを診てきた医者ですからね。
安心材料になったのは、地道な努力の成果だ☆
これからも見立てだけはパーフェクトでいたい
| 2024年02月20日(火) |
「音楽とダンスの邂逅 Vol.I」急 |
音楽とダンスの邂逅Vol.1 あとがき
こうして、後に当時を振り返る視点と
当時そのままを記述しようとする視点は
実のところ、バランスが非常に難しい。
良いところも悪いところも出る！
良いところは冷静に分析できるところ
悪いところは勢いがなくなるところ
運営サポート ジョーさんは言った
「お前のblog 時空超えてる」
異次元レベルの時間経過でお送りしています（爆）
ちなみに《序破急》は、
日本の伝統文藝である雅楽、舞楽からの概念です。
起承転結がよく知られていますが、破急は
承転結を二つにした感じ。
話を折りましたが、
ここまで『音楽とダンスの邂逅』を思い出してみて
完全に忘れそうになっていたことがあった…
備忘録としても、機能している断罪の時間。
こればかりは残しておかないといけない。
それは—
おどれるヨロコビがすべてを圧倒した
ヨロコビの真実を完全に置き去りにしていました！
これが、後に思い出せなくなる時間弊害！！
あの時のホンモノを残せない可能性がある。
悔しいですが時が経つ年月と正比例です…
しかし、気持ちで書いたら絶対に全修間違いない！
でも、そうだ。
わたしは、なぜか思い出せるのだ。
得体の知れない何かが自分自身にありさえすれば！
かつてコンドルズ 近藤良平さんの舞台、
『骨まで大ヨロコビ』というタイトルに出演して
いますが、そのタイトルそのままの気持ちです☆
こんな気持ちになる日が来るだなんて…w
よくあんなタイトル思いつくよね 笑笑
次回作は挑戦してみようかなw（きっと没
ここに来るまで自身のカラダのことと長いコロナ禍
このふたつだけで本当に夢と希望を断たれています
あの年月から考えれば、涙が出るくらいに
この本番は《夢の実現》です。
そんな夢の実現だからこそ、自分への期待と重圧が
尋常じゃあなかった。。 なぜなら
夢の実現を、つまらないものには絶対できない！！
本番以外は気が気じゃなかった、と思います。
ただ、本番は、、どうだったんだろう
ヨロコビが大きかったのか重圧が大きかったのか
本気で憶えていません
ただただ《いま》をやり切ったとしか…
◎それが わたしの真実◎
もうこればかりは見てくれたひとに委ねるしかない
どうか、どうか いいおどりになりましたように☆
は？ なりましたように！？
なんだか妙な言い方にしかならないよw 弊害か！
『音楽とダンスの邂逅 Vol.I』
ありがとうございました☆
| 2024年02月19日(月) |
「音楽とダンスの邂逅 Vol.I」破 |
つづきです。
数年ぶりにおどりの世界、、というか！
自分自身の世界に挑戦しました。
わたしにとっては《三人の世界》です。
この三人にしかできないことに焦点を当てて、
それをわたしが繋いでいっただけのこと。
自分のおどりの手応えは…
全部。会場の空間に置いてきてしまった
達成感がない、持続している現在進行形は、
（後悔がない）そのものかもしれません。
つくったものを練習して積み上げて再現して、
過去の練習集積から本番のおどりを、
自分自身を推し量れないからです。
あのときよりもよく踊れた、という物差しがない
考えれば考えるほど一発勝負です。
最大限《いま》を謳歌しようとしたら
積み上げたものをお見せするのとは
まるで正反対のアプローチ。
今そのものをなんとかしてどうにかしてお見せする
わたしはそんなダンサーかもしれません
今、腹を括ること
括るのが首じゃないことが重要ですw
生き抜かなくちゃ謳歌できませんからね（爆）
足掻いて足掻いて足掻いて足掻きまくる
探して探して探して答えを探し続ける
それを抜けたら自由が…来ます！！
一歩間違えたら、、
これこそが一般のダンサーとは正反対の領域。
この（なんとかして）（どうにかして）が、
生命力の根源。 生きることそのものだからです
設計図はイメージだけ。 迷いと失敗の連続です
ダンサーとしては（なんとかして+どうにかして）
その迷いと失敗を肯定させる職業です。
だから（うまくいかない）というのが
そもそも大前提です
それでも、自由にたどり着いた気がしています
何しろ まるで憶えていません
麻耶三菜がほんとうに素晴らしいんだから
絶対におどりをたすけてくれました
�，�終わったあと、お友だちが声をかけてくれて
「泣きっぱなしだったわ！素晴らしかったよ」
感想を聞いてみると…
なんと、最初から泣いていたらしい
最初の不自由なおどり、からです！！
ウソでしょ。。 そんなバカな！！
疑ってしまいましたが、、
この断罪の時間blogに叙述するために、
映像で確認したら本当に泣いてた。。
なんだろう、わたしの事情を知っているからかな
出演者のことを知っているだけで
見ている景色が変わるのは確かです
わたしは自分のおどりが未熟なのを知っています
だけど、、だけど、本当だった☆
「音楽とダンスの邂逅 Vol.I」タイトルは
主催であるjmc音楽研究所さんのものです
もし自分たちでつくれたら…
また違った何かを感じられたかもしれない
全体のテーマ、みたいな そんな何かがあったら…
そんな思いがします
�◆�この本番を見にきてくれたのは
6歳前後の子どもたちがなかなか多かったのです。
わたしは危惧していました。
おどりの世界が面白くなかったら、、どうしよう
子どもたちのイノセントほど怖いものはありません
喋り出したり、歩き出したり、、するかもしれない
正直、震え上がっていました
ところがどうだ！！
終わってからわたしに子どもが押し寄せる！
ウソでしょ。。 そんなバカな！！
だって、、あんな暗いの踊ってたんだぞ？？
一体どこにそんな襲ってくる要素あるの？？
目の前に子どもたちがいる！！
わ、、わからない（爆）
だけど、、だけど、本当だった☆
自分の想像を完全に超えてきた…
わたしがどれだけ嬉しかったかわからないでしょう
子どもたちには、子どもたちの想像世界があった！
間違いない。
人生経験がないとおどりと思ってもらえないかも
そんな、自分の頭で考えていた浅はかさ
芸術領域の素晴らしさは無限大でした
それを思い知る本番だったのです
倫子が娘おはなちゃんと見にきてくれて…
「タイスケさん！おどりが柔らかくなりましたね」
って声をかけてくれました☆
わたしの再復帰公演『The 3rd BIRTHDAY』の
メンバーは特別です。
あらためて観客目線で見られることに
はっきり言って怯えていました
なぜなら、とにかくリハビリの年月が長すぎて
五体満足だったおどりが遠すぎて、振り払えず、
どんなに頑張っても
言うことを聞けないカラダがあります。
カラダに希望を見出せるのが薄すぎて
今でもいいおどりを見れば見るほど
自分がおどっていいのか、疑ってしまいます
それでもそのときの倫子表情だけは信じられる。
まだおどっていいかもしれない
当日手伝ってくれたジョーさん。
本番からは1年越しですが、
映像化してくれてありがとうございました☆
実は泣いてしまいました。。
自分のおどりは未だに見れないのですが、
麻耶三菜の音楽と歌をあらためて聴いたら
そんな空間に自分がいたんだなあって
実感が湧きました
この空間、またやりたいって
| 2024年02月18日(日) |
「音楽とダンスの邂逅 Vol.I」 |
20分超えの《おどりの世界》。
自分のカラダのこと+コロナ禍を抜け、
麻耶三菜の力を借りて、、戻ってきました！！
あの頃から考えれば… 完全に夢の実現です☆
すべてを奪われていた地獄から考えれば、
夢の実現としか言いようがない！！
しかし、本番が終わるまで重圧は引きません。
イメージや仲間の力量で完成している気持ちですが
実際は（完成していません）
完成するのは（本番だけ）です。
そして、その本番で何が起きるかわかりません。
いつだって本番にはマモノが、、いる！！
これがわたしのおどりの世界です
《いま》にすべてを投じようと思ったら、
振付はおどれなくなります
一番最初の気持ちを超えられなくなるからです
この考え方こそが非常にリスキーで、
だからこそ《いま》に全振りできる鍵！！
いま、を極限まで楽しむおそろしさは…
誰も知らないおどりの現実です☆
『音楽とダンスの邂逅 Vol.I』
林麻耶 ソプラノ、八尋三菜子 ピアノ、
タイスケ おどり
2024年2月18日（日）
会場：jmc音楽研究所
開演：��13:30〜 ��16:00〜
主催：ジェイエムシー音楽研究所
【プログラム】
《うたとピアノ》
ヘンデル作曲 メサイアより
「シオンの娘よ、大いに喜べ」
ヘンデル作曲 オペラ リナルドより
「私を泣かせて下さい」
木下牧子作曲
「さびしいカシの木」
「犬が自分のしっぽを見て歌う歌」
「竹とんぼに」
ドニゼッティ作曲
オペラ シャモニーのリンダより
「この心の光」
（休憩10分）
《音楽とうたとおどり》
jmc音楽研究所で紡がれる
スペシャルセッション
これまで感じたことのない、
今、このときを…
さあ、どうですか？このスペシャルセッションの
どうにも感じたことのない妙な文言ッッツ（爆）
怪しいにも程があります。 実は…
自分が書いた文章のほとんどが削除されていたw
それも完成したフライヤーを見て知りましたw
結構、、つらかった。。
実際 いろんなパターンや我々の写真の構図など
渡してありましたが、全力で没ってました…
時間もまるでなかった中でしたが、
一生懸命につくったのも本当で…
結構、、つらかった。。
さあこの辺 言い出したら呼び戻されるので、、
いこう！！
あれから約一年経ちました。
今明かされる、本番の流れが こちらです☆
三菜ちゃん：世界
麻耶ちゃん：女神
タイスケ：人間
麻耶三菜入場 遅れてタイスケ登場
タイスケはブルーの手袋をつけており、
両の手は手袋で繋がれていて自由が利かない
（※実際にはただの青い手袋）
自由が利かないおどり
途中から麻耶ちゃんの朗読が入る
「いざ最悪の方へ」サミュエル・ベケット
より、「なおのうごめき」の一節
※サミュエル・ベケット注釈
「ゴドーを待ちながら」等の戯曲によって
現代演劇に重要な足跡を残す一方、
「モロイ」「マロウンは死ぬ」等の長文小説と
「伴侶」等多数の散文作品は
20世紀文学の極点を象徴している。
読んでみるとわかりますがこんな脳内リアルの
文章、、誰も書けないよ！！ 度肝です
ベケット以外でこんな文体ない。
エグいくらい脳内そのままですからね！！
と言うわけで、おどりとはかけ離れた文章を
意図的に、麻耶ちゃんには朗読してもらう。
麻耶ちゃんの舞台人としてのポテンシャルが
おぞましいほどに高い☆
できる人にはかるくできてしまうものですが、
できない人にはまるっきりできない
これは、これまでの麻耶ちゃんが舞台に対して
誠実にあってきたことを意味する
オペラ、ミュージカル、歌のお姉さん、役者、
二児の母、あらゆる経験を経てたどり着いた、
現在の麻耶ちゃんを改めて尊敬した
本番で面白いのは文学とおどりを、
双方向で展開できることにある
どちらを心に留めてもらえるかは観客次第
しかし今回は心に留まるような文学でもないw
実際には かけ離れたものでも
本番ではお互いを引き寄せ合う
これは空間芸術でおきる一つの奇跡と思う
朗読が終わる頃、不自由なおどりはおわる
麻耶ちゃんがカミサマのように青い手袋を
取り去ってくれる
ここからはどん底から這い上がることができる
音楽が流れてくるのは
「スクリャービン ワルツOp.38」
三菜ちゃんは何と言ってただろうか
思い出すと、何かを探し続けているような
絶望の中から手繰り寄せて
春を待っているような曲、と言っていた
たどりつく場所はキラキラした希望
裏話だが、三菜ちゃんにはワルツの部分尺を
少し短くしてもらっている
おどりがその時間耐えるのが難しかった（爆）
ここだけはわたしのいたらなさを痛感する
次は絶対に全部おどり遂げると心に誓った
ワルツが終わって、ポーズで立ち尽くしている
両手を前に出しているところに
麻耶ちゃんはグラスを2つ渡してくれる
片方には水が入っており、
ここから水のおどりを展開していく
途中から三菜ちゃんの即興演奏が流れる
この即興演奏が本当に素晴らしくうつくしい
自分は水のおどりに集中していたが、
後にこの部分だけ聴いて涙が出てしまった
水のおどりは観客のみんなにも参加してもらう
実際にグラスを渡して水を汲み交わすおどり
小さなことと思われるかもしれないけれど
そんな小さなことで人はすくわれます
誰かと、それも知らない他人と、
わたしたちは通じ合える一瞬がある
小さなことではありますが確かな真実です
ここにわたしは勇気をもらっていきます
即興演奏が終わったら
「Stand Alone」が始まって
麻耶ちゃんの歌が全空間に押し寄せてくる
正直、この歌声だけで泣いてしまう
そのくらい 歌がとおってくる 凄い。
そんな空間でおどれるのは本懐です
ダンサーでほんとうに良かった
明るいほうに、
明るいほうに向かうことは、
まわりが、世界が、放っておかない。
その人のひかりは、世界がたすけてくれる。
自分が病院で味わった絶望と、
一歩を踏み出せた奇跡
そして世界はいつも待ってくれていること
そんなものを全力で振り切りました
それにしても
この断罪の時間にあたって
本番映像をおそるおそるチェックしたんですが
（未だに自分のおどりは見ることができない）
ほんとうに麻耶三菜が凄すぎて
音楽と歌だけ聴いて泣きました（超実話）
あらためて
しあわせをかんじました
◎麻耶三菜に感謝◎
まずは本番の計画と作戦でした！
つづく
| 2024年02月14日(水) |
誕生日パーティー 2024 |
2024年2月9日
誕生日パーティーを開いてもらえました☆
予約しないと絶対無理な高級居酒屋
お料理 山乃口
見たことのない料理名に身動きできない！！
半分以上は知らないし食べたことがない！！
どれも超おいしいし何も言うことがない！！
アルコール文化のない わたしは
人と一緒にいるときにのみ飲みます（のみ連
そして、日本酒がおいしすぎて…
歩けなくなってしまった
しかし よろよろでも、頭は明晰です。
わたしは飲めば飲むほど明晰になります。
そして、、面白くもなくなります。
元々面白くない説、諸説あります。
でもね、美味しかったんです！！無茶苦茶に☆
歩けなくなっても本望と思えるくらいでしたw
こんな日も数年に一度あるかないかです！！
ぜひ予約の上、行ってみてください。
来る人たち全員 high society 感があります。
自分のような 居酒屋素人は、、
ひとりじゃ… 絶対行けないw
何事も感謝と共に日々是勉強です。
2024年（おどり）が既に動いている今、
束の間のしあわせでした！！！
◎明日から絶対頑張れる◎
| 2024年02月13日(火) |
邂逅 最終リハーサル |
この日は2024年2月18日本番の
《最終》リハーサル日
『音楽とダンスの邂逅 Vol.1』
2024年2月18日（日）
それにしても、おおよそ
「音楽とうたとおどり」 にしか、
曖昧な部分なんてものはありません（爆）
麻耶三菜パートは会場確認と曲目のみで
完全に完結しているように見えます
長年やってきている者の余裕
これが
これこそが
おどりとの違いだと感じ入りました
自分がおどっているのには
同じものがないために
毎回 崖っぷちの上にいます
彼らよりも、極端に崖っぷちな気がします
ジャンルによるものの圧倒的な安心感
自分たちがやれることやってきたことへの
絶対の自信が伺える気がしました
それを土台にすると
曖昧なものを提示している自分が
やけに場違いな者にも見えてきます
イメージはあっても
完成がなくて、
（これでいい）という
誰が見ても明快なものがないからです
ここはもう自分を信じるしかない部分
自分の感性を信じるしかありません
どう考えてもそれを「自分でする」しかない。
どんな人にも届くはず、と祈って！
自分の中では明快なものでも、
誰かとそれを共有できているかが勝負です
たったひとつの支えは
「Shenandoah」を3人で
すでに本番をしていること！！
これだけが自分の大きな拠り所でした。
2人と一緒に本番が迎えられるのは奇跡です
そして、この本番に導いてくれたR子さんに
勇気と希望を見てもらいたい
それぞれが時間のないプロです。
いま わたしたちが出来うる手段と選曲の
流れを通してこの日を終えました。
（※わたしの部分だけは常にアップデート中）
次は、、いよいよ本番です☆
地上波放送されていた映画を偶然見てしまった
『スノーデン』 （2017）
米国最大の機密を暴いた男
彼は、英雄か。 犯罪者か—。
ハリウッドを代表する社会派監督、
オリバー・ストーンが、アメリカ政府による
個人情報監視の実態を暴いた元CIA職員、
エドワード・スノーデンの実話を、
ジョセフ・ゴードン=レビット主演で映画化。
2013年6月、イギリスのガーディアン誌が
報じたスクープにより、アメリカ政府が秘密裏に
構築した国際的監視プログラムの存在が発覚。
ガーディアン誌にその情報を提供したのは、
アメリカ国家安全保障局NSAの職員である、
29歳の青年エドワード・スノーデンだった—
国を愛する平凡な若者だったスノーデンが、
なぜ輝かしいキャリアと幸せな人生を捨ててまで
最強の情報機関に反旗を翻すまでに至ったのか
テロリストのみならず全世界の個人情報が監視
されている事実に危機感を募らせていく過程を、
パートナーとしてスノーデンを支え続けた、
リンゼイ・ミルズとの関係も交えながら描き出す
この映画は、、胸を抉った。。
もちろんこの映画を鵜呑みにはできない。
できないけれど…
《事実》に恐怖しないわけにはいかなかった
まず第一には
わたしたちの理想社会に
その考え方が必要不可欠だということ
それこそは《正義感》のことだとおもう
この映画が問うてくるのは、、
自分がスノーデンと同じ立場だったとして
すべてを投げうてるか？
ここに尽きる
すべてを失っても 成し遂げる正義
放っておいたら
いつのまにか国家の管理社会が完成して
個人の自由と尊厳が完全に失われてしまう
ここだけを焦点にあてれば
スノーデンは完全な英雄だ。間違いない
ところがこの現代は簡単じゃない
いつどこでテロが起きるかわからないし
戦争もおわらない
もともとはそれを防ぐために
情報を集める理由だった
それがいつの間にか
すべてを監視できるシステムとして
出来上がってしまっていた
人々をまもる理想が
人々を監視するものに
すりかわってしまった
これは、まもるためにつくろうとした
人間にとってはあまりにも矛盾がすぎる
なにしろ
インターネットに接続されたもの
すべてが盗視盗聴することができる事実。
犯罪者にしたてあげることも可能になり
発信源に精密爆撃することもできる
そんな、とんでもないシステムなのだ
もうこのシステム自体が犯罪行為じゃないか
背筋が凍りつく
中国のように何も言えなくなる社会を
おそろしいとおもっていたが、
アメリカのように自由を与えられている、と
感じていながらも、その実は完全に
監視されている社会、どちらが狡猾か
国としては後者がいい
国民には仮初の自由を感じさせておいて
裏で完全に管理するのだ
人々の安全をまもるという名の監視社会
だが、どうだ？
これは もうちがう
人民よりも国が強くなるのはちがう
国のために人々があるんじゃない
人々のために国ができたはずだ
極端な話だけれど
ネット上で「●ね」なんてかるく言えるほうが
理想の社会といえます
その人に委ねられている社会こそが
希望の在処じゃないだろうか
上から圧されたものにホンモノの自由はない
尊厳を自ら考えることができるようになって
はじめて自由の意味を知るものじゃないか
そう、わたしたちの自由は
つまらない《●ね》の上にあるはずだ☆
若いときに味わった心痛は、、
ホンモノの自由への（通過儀礼）さ！！
だから絶対に通過儀礼で死ぬなよ！！
この映画はスノーデンの勇気に
焦点が向けられているけれど、
国からすれば許されたものじゃない
完全な犯罪者となります
ただ、どうしたってここに帰結してしまう
すべては、、システムをつかう人間次第ッッツ
それを知らしめたスノーデンには
すべてを投げうってでも
それを成し遂げたスノーデンには
うならずにはいられなかった
それにしても
それにしても、です
わたしたちは知りもせず
知らされもせず
監視されている現実があったのだ
それを全世界に明るみにしたスノーデン
そういう映画だった
2024年は『大衆の反逆』を読むことになります
そこにはいろんな学びがありましたが、
ひとつここで残しておきたいのは
《国家に大きな権力を与えない》ことの大事さです
わたしたち国民はそれを「監視」することが
わたしたち自身を守ることに繋がっています☆
2024年1月29日。
最近のガチャガチャはすごい。
何がすごい、って、、変なのがスゴイ。
一期一会感がヤバイ。
わたしはそのガチャガチャに目を疑った—
墓 〜追憶〜
200円カプセル
なんだ、、これ！？ 度肝だった…
なんたって《墓》 墓石。墓標なのだ。。
こんなもの誰が回すの？？
需要の所在を憂いながらよおく見てみる、、
すると、その墓標に記されているのは—
集中力
モチベ
〆切
尊い
秘密
炭水化物
なるほど、、そういうことかッッツ 笑笑
その中で目が離せなくなったものがある
承認欲求
気がついたら200円を差し込んでいた—
こ、これだ！！（爆）
そうだ、その通りじゃないか！！
承認欲求なんてものは早々に自分から剥がしたい
おどりにとってそれこそは無用の長物なのだ
引いた、引きまくった
何個も違う墓を引き当てながら…
承認欲求 以外は置いてきましたw
今、目の前に承認欲求の墓が見えます。
PCの前にいる時はいつでも見える☆
いつでも《見える》というのは、偉大です
もう忘れることは…ありませんね 偉大w
| 2024年02月04日(日) |
「月が囁き 石が吠える 音楽家・長谷川時夫」 |
たまたま偶然に番組に出くわしてしまう
いつもこんな感じだ たぶん…偶然じゃ、ない
目が、、離せなかった
『月が囁き 石が吠える 音楽家・長谷川時夫』
こころの時代 〜宗教・人生〜
その言葉が道をひらく
石と石を叩きつけ、その響きから、人間もまた
宇宙の小片に過ぎないことを感じとる。
自らの音楽は自然との感応から生まれるという
長谷川時夫さんに、その流転の人生を伺う。
長谷川時夫さんは70年代に前衛音楽グループの
ボーカリストとして人気絶頂の頃、突如、
世を捨てるように新潟の山村に移り住んだ。
以来50年、山上の池畔に居を構え、美しい月と
雪深い大自然に呼応しながら
独自の音楽を探求してきた。
音楽とは宇宙に感応するための“行”だと語る
長谷川さんの生き方を“求道者”と呼ぶ人もいる。
大都会の故郷・東京を離れ、
なぜ山里に籠もったのか。
その音楽と半生をたどっていく。
音楽家：長谷川時夫
タージ・マハル旅行団 ボーカル
感性のひと
すべてはいきていることに むすびつく
そんな人だった
禅
一般人からは 度を超えた《いきる》のひと
その姿は悟りにも見える
生きている、というよりも《存在する》
こちらの方が的を得ているかもしれない
それにしても会話は突き抜けていません
言っている言語は
ダンス言語じゃあない
きいていると
どれも真理からきているようだった
わたしたちにも丁寧に語りかけておられて
ふしぎな説得力をかんじます
おそらくは長谷川さんのいきざまだろうな
何をやってもいいスタンス
STONE MUSIC
これはダンスでもやってきた
わすれてはいけない感覚がそこにはある
見せるものではないおどりが、この世にはある。
《ただそこに在る》
その真実がまざまざと広がっているのを覚えます
ただ、これをどうやったら共有してもらえるのか
どこからどう見てもお金が介在しない世界だ
生きていくことは甘くない
お金をいただくことはまったく甘くない
わたしは「価値」という言葉が大嫌いです
生きている、ってそういうものじゃないからです
だから踊って踊って価値とは別のところに行きたい
その境地をこうして現実にやっている人がいる
こんなのは奇跡にもちかい 勇気にもちかい
自分もただ踊って
力や技術でないおどりをただただ踊っていたい
承認欲求なんてものがここにはまったくないのだ
そんな胸の内が自分にも…ある
それができる仲間と一緒にいられたら—
歩いてくる風
自分自身を風にして 目の前の人を通過する
そんな気持ちにさせてくれる番組でした☆
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