LORANの日記
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2004年10月28日(木) 国歌の斉唱

天皇陛下は28日の園遊会の席上、東京都教育委員を務める棋士の米長邦雄さん(61)から「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と話しかけられた際、「やはり、強制になるということではないことが望ましい」と述べた。
 米長さんは「もうもちろんそう、本当に素晴らしいお言葉をいただき、ありがとうございました」と答えた。      (朝日新聞 2004.10.28)

誰でも自分の家族を愛し、自分の故郷を愛しています。勿論、自分の国も愛しています。
そのことと、国歌の斉唱や国旗を掲揚することは一致しません。
なぜなら、国歌の斉唱や国旗の掲揚は自発的にされなければ意味がないからです。

「家族や国を愛していれば、国歌の斉唱や国旗を掲揚は当然である」とする人がいます。そう考える人はそれでいいでしょう。

日本は約2700年間、天皇制の国家です。
敗戦後、天皇制は象徴天皇という憲法による規定になりました。
国民は天皇は政治的な力を行使できないと思っています。
単なる国家の象徴と教えられています。
ですから、天皇制を特別に支持する必要はないと思っています。

しかし、戦前の教育を受けた旧世代には天皇制は日本の基本です。
天皇制は絶対的な権威であり、それなくして日本の精神的風土はないのでしょう。

そこで、戦後教育を受けた新世代と天皇制教育を受けた旧世代の間の闘争が起こるのです。

石原都知事は旧世代を代表する政治家で、国会議員時代は「青嵐会」という国家主義のメンバーとして知られていました。ですから、国歌の斉唱や国旗を掲揚を強制するのは当然です。彼を都知事に選んだ都民はそうなることはわかっていたはずです。

問題は、私たちはどう生きるかにあります。

緊張を求めるのか、平和を求めるのかで全く違う選択になります。

世界が平和であることを求めるならば、軍隊など緊張を増幅するものは不要です。

EUのようにアジアが提携して、一つの経済圏を構成できれば軍隊は不用になります。すでにEUは大きな勢力として始動しています。

アフリカ諸国も模索を始めています。

天皇制は旧世代にとっては悲願なのでしょう。
しかし、彼らが求めているのは戦前の国家主義ですから、新世代が国歌の斉唱や国旗を掲揚に反発するのは当然です。



2004年10月26日(火)

今朝は5時前に起きました。
小雨が降っていましたが、昨日と同じように傘をさして海岸へ行きました。
昨日より波が高くなっていました。風はわずかに吹いていました。

海岸へ座ってすべてに感謝と祝福を捧げました。
自分と自然のすべてが溶け合っていくようです。

自分の中が光で満たされると、ネガティブなエネルギーが出て行ってしまいます。
溜まっていた感情が出て行くと、緊張が無くなりしばらくは動けません。

私たちはこの溜まっていた感情を自分と信じています。
ですから感情に支配されてしまい、右往左往して人生を終えてしまいます。

感情は単なるエネルギーですから、取り出して捨てることができます。
感情がなくなれば、とても穏やかでリラックスした自分に戻ります。

台風、地震、噴火と自然災害が続いています。
どんなことがあっても、ゆうゆうとしてゆったりと人生を暮らしたいものです。


2004年10月25日(月) 台風と地震

新潟に大きな地震が発生して、多くの人々が罹災されました。
心からお見舞い申し上げます。
ご健康をお祈りさせていただくとともに、1日も早い復旧を願っています。

台風18号以来23号までの相次ぐ上陸で大変な被害が出ました。

先日は紀伊半島沖で地震が多発しました。

浅間山が噴火を始めました。

今年は天変地変が相次いで発生しています。

24号は海上へ進路をとっていますので、上陸はしないでしょう。


旧約聖書の創世記にある「ノアの箱舟」や「ソドムとゴモラ」の話と現代はよく
似ています。

人が驕り昂ぶったとき、滅ぼされたと伝えています。

私たちがお金に夢中になり人や自然に優しさを失ったとき、滅びるのでしょう。

恐竜は1億5千万年もの永い間栄えました。
人間はたった100万年で自滅してしまうのでしょうか。


2004年10月21日(木) 台風お見舞い申し上げます。

昨夜、台風23号が大阪へ上陸し、大津、岐阜、甲府から犬吠埼へ抜けて行きました。
今月9日に22号が伊豆を直撃したばかりですから、大雨や増水で大変だったと思います。
被害にあわれた方には心からお見舞い申し上げます。

台風24号はフィリッピンの東にありますが、23号と同じコースを辿っていますから、もしかすると再々度の上陸になります。くれぐれもご注意ください。

私は台風や地震など自然現象は人の心の投影であると言っています。
人の心が穏やかならば自然も穏やかでしょう。
人の心が乱れれば自然も乱れるでしょう。

人の心とは自分の心のことです。誰彼のせいでないことは当然です。

温暖化の影響で海面温度が上昇し、南極や氷河の氷が溶け出しています。

みんなが同じ生活をしているときに、自分だけが省エネするには勇気がいります。
しかし、自分がやらなくて誰がやるのでしょうか?

もう、やらない言い訳は聞き飽きました。
やりたくない人はできないのですから、あてにしないで自分がやりましょう。

台風の暴風雨の音を聞きながらそう思いました。


2004年10月19日(火) 台風23号

沖縄地方を今夕、台風23号が通過するようです。
強風半径800kmという「超大型」だそうですから、油断は禁物です。
コースが海へそれてくれたらいいと思っています。

台風は18号、22号と大きな被害をもたらしました。
札幌へ行きましたので18号の被害をみましたが、木々がいたるところで倒れていました。
22号は先週土曜日に伊豆半島へ上陸し、石廊崎では瞬間最大風速67.6mを記録しました。
ちょうどその時間にお客様を熱海駅までお迎えに行こうと車を運転中でしたが、途中通行止めになり帰りました。途中の強風で雨が渦巻くように降るのを初めて見ました。
約14万軒が停電になり、不通箇所も140箇所以上に上り、全壊家屋140軒を含む3500軒が被害を受けました。

先月は紀伊半島の先端付近の地震が相次ぎました。
埼玉、茨城両県を震源として震度5弱の地震がありました。

二酸化炭素増加などの温暖化により海水の蒸発量が増加すれば、当然台風は増加し、大型化します。

人は自然の一部です。
自然が猛威をふるうときに人と無関係ではありません。
人のこころが乱れたときに自然環境もまた乱れます。

人が環境を汚染するから、それを浄化するために大雨が降り、強風が吹くのかも知れません。

自分の現実で、いま起こっていることが自分に無関係であるはずがありません。

自分の意思で生きていなければ、いつまでたっても現実は改善できません。

人々が自分の意思を明確にするだけで、世界は平和になり自然は回復します。

いつになったらその勇気が出るのでしょうか?


2004年10月15日(金) 生物の絶滅

「カエルやイモリなど世界の両生類5743種のうち、約32%に当たる1856種が絶滅の危機に直面していることがわかった。絶滅の危機にある種の比率は、鳥類の12%(1211種)や哺乳(ほにゅう)類の23%(1130種)に比べて高かった。うちニュージーランドのムカシガエルの仲間など427種(7.4%)は、IUCNの基準の「とくに危機的な状況にある」に分類され、この比率も鳥類(1.8%)や哺乳類(3.8%)より高かった。 」(朝日新聞2004/10/15)

この世界から急速に姿を消していく生物がいます。
環境の変化への適応力や個体の強さの問題もあるでしょう。
でも、弱いから仕方がないだけでは済まないでしょう。
人類は大きな連環の中に組み込まれています。

この連環をインドでは「チャクラ」と呼んでいます。
インド独立時にガンジーが提唱して、「自分たちが着るものは自分たちで」と綿花を紡いで糸にし、機織をして衣服を作りました。
この紡ぎ車を「チャカル」と呼びます。「チャクラ」と同じ意味でしょう。

この連環なしではだれも生きられません。
生命は相互依存せざるをえないからです。
だれがえらいとか、だれがダメだとかは全くないからです。
「すべてが必要で存在している」という言葉は、ここからきています。

それで、ある種の生物の絶滅は全体の絶滅を暗示しています。

それを防ぐための方法は一つしかありません。

「すべての存在と生命に感謝すること」です。


2004年10月13日(水) アーユルヴェーダ合宿御礼

10月9日〜12日までの4日間、伊東市の伊豆高原で合宿をしました。
ご参加いただいた皆様には心から感謝申し上げます。

徳島市から参加されたY・Iさんは前夜大阪へ一泊されました。
愛媛県宇和島市からのK・Sさんは台風の当日の一番のフライトで来られました。
その後の便からは欠航したそうです。
愛知県からも、東京からも来られましたが熱海から鉄道も道路も交通止めで、ついに
熱海で一泊することになってしまいました。

翌日朝の伊豆急行の復旧でようやく合流できましたが、大変な道のりでした。
その分、内容の濃いセミナーになったと思いました。
会場へ到着することが困難でも、誰一人脱落した人はいませんでした。
皆様の決心を垣間見たようでした。

3日目の夜、社用で帰るかたがいましたが、4時間運転しても伊東市から出る
ルートがなく会場へ戻られて、結局最後までお付き合いしていただきました。

すべては完璧に動いていることを再認識しました。

私たちが頭で良かれと思って考えても、所詮はなにもわかってはいないのだと。

天の采配はいつかきっと後でわかるものなのでしょう。

いかにじたばたしても、流れに任せる以外に方法はないのですから。

瞑想中に光の中に天使がいっぱい現れたり、とても楽しかったです。

私たちの思いが正しければ、いつも多くの存在の協力が得られます。
それを確認できたことも大きな成果でした。

未曾有の状況下でのセミナーを体験していただき、ご協力を感謝します。
皆様のお幸せを心から祈っています。


2004年10月09日(土) 台風22号接近中

昨夜から雨音が大きくなりました。
台風22号は依然として北上を続けています。
観測史上最大の勢力と言われても困るだけですね。

変わったことと言ったら速度が早くなったことでしょう。

進路が北北東から東へ変わってくれたら。
速度がもっともっと速くなってくれたら。
勢力が小さくなってくれたらと祈るばかりです。

今夜中には日本を縦断して太平洋へ出て行くことでしょう。

農家のかたのご心配は想像がつきます。(農家の出身ですから。)

明日は台風一過の素晴らしい青空でしょう。


2004年10月08日(金) 台風22号

夕方から次第に風が強くなってきました。

台風22号が中部地方へ向かって北上中です。

今年は上陸した台風の数が新記録と報道されたばかりでした。

このまま台風が北上を続ければ、明日午後には上陸するでしょう。

稲刈りがようやく終わりつつあります。

リンゴやブドウなど果実の採り入れもまだ終わっていないでしょう。

被害が少なく済むことを祈るばかりです。


明日から4日間、伊豆高原でアーユルヴェーダ解毒プログラムを使った合宿が
あります。

飛行機を利用して参加されるかたもおられます。

無事にフライトされますように。

浄化のプログラムと台風の上陸とは、なんと不思議な組み合わせでしょう。

台風の桁違いの強風と豪雨は、大地と大気の浄化に他なりません。

これもよしかと思いつつ合宿に臨みます。


台風が来るたびに自然災害が起こります。

人間の科学がいくら発達したと言っても台風の進路の変更も、雨雲を分裂させることもできません。

音速近くで飛行するジャンボジェット機も、強風では翼の先端を滑走路に擦る可能性があるため離陸できません。

ただただ、台風が通り過ぎるのを待つばかりです。

人間の思い上がりを知らせるために、台風の上陸が増加したのでしょうか。


2004年10月07日(木)

 「細田官房長官は7日午前の記者会見で、イラクの大量破壊兵器に関する米調査団の報告書について「現時点では、そういうもの(大量破壊兵器)がないということは非常に結構ではないかと思う」と述べた。ただし、現時点で大量破壊兵器が存在しないとしても、イラクが国連の査察を拒否したことなどを理由に戦争を支持した当時の日本政府の判断に誤りはない、との考えを示した。」

こんな記事が新聞に載っていました。
イラク戦争はまったく大義がない戦争でした。
もしイラクに大量破壊兵器がなかったら、国会で野党の反対を押し切って初の海外
派兵を決めることができたでしょうか?

アメリカは新保守主義(ネオコン)という非常に過激な政策が主流を占めています。

 「ネオ・コン達は自らの構想するアメリカ主導の世界秩序の実現に向け、軍事的には既述の通り先制攻撃論によって、また政治的には新孤立主義を採用しようとしている。先制攻撃論は今回のイラク侵攻によって典型的に示されたが、それは単に軍事的レベルでの戦術の域を脱して、平時における政治外交政策と軍事政策(軍事行動)の線引きを事実上解消し、外交と軍事の一元化・一体化が常態化することを意味する。つまり、常に軍事行動を用意することは、間違いなく、常に軍事力が恫喝や抑圧の手段として投入されることである。」

このように自分たちの不都合になる可能性のあるものに対しては先制攻撃をかけて、
先にやっつけてしまおうという乱暴極まる政策です。

唯一の超大国となったアメリカの家来になって、すこしでも利益にあずかろうとしているのがイギリスです。
日本はアメリカの占領下にありますから、アメリカの味方になっていれば不利益はないだろうと考えています。

このような弱い者いじめの状態が正常であるはずがなく、世界の信頼を失うのも無理はありません。

日本はアメリカに対して、「いやなものはいや」と言わなければなりません。


2004年10月05日(火) 抗不安薬

抗不安薬の使用に気をつけるようにとの厚生省の発表がありました。

世間一般では「安定剤」とか「精神安定剤」と呼ばれているのが抗不安薬です。
脳に作用してイライラや不安等の症状を和らげてくれます。心身症、不安神経症、
不眠等に幅広く処方され、精神科に限らず、内科でもごく普通に処方されています。
また、デパスのように抗うつ作用も併せ持つ薬もあります。ストレス社会に生きる
現代人には欠かせないお薬かもしれません。

このように解説されています。
日本はストレス社会が原因なのか、医療制度の問題なのか、この種の薬が欧米の
6〜20倍も投薬・使用されています。

厚生省の警告は、抗不安薬の使用を中止した時に起こる震えなどの症状についてです。
かなりの頻度で起こることが確認されたそうです。

薬に頼る生活が正常とは思えません。
薬はあくまでも症状の改善のための一過性の使用に限ります。
薬を必要とする環境から脱することができないのは、仕事やお金や家族関係などと
の関わりに問題があるからで、その問題を解消する必要があります。

なによりもリラックスすることが必要です。
瞑想もリラックスに大きな効果があります。
リラックスすることができれば、身心の問題は殆ど解決します。

国民医療費が20兆円を越すなど、異常な状態を止めなければなりません。


2004年10月03日(日) アフリカの内戦

 <スーダン西部内戦> ダルフール地方で03年2月、中央政府の干渉に反発する黒人勢力の「正義と平等運動」(JEM)と「スーダン解放軍」(SLA)が武装蜂起。政府から武器を提供されたアラブ系民兵「ジャンジャウィード」(アラビア語で「武装して馬に乗った人々」)が黒人住民への襲撃を繰り返しているとされる。

 反政府勢力は一時的な停戦に合意し、アフリカ連合(AU)は7月、停戦監視団と監視団を警護する300人の部隊を派遣。また、仏軍もダルフール地方に接するチャド東部に部隊を配備し、国境地帯を監視している。
(朝日新聞 2004/10/03)


今も村が襲われて、犠牲者が続出しています。

誰もが平和を望んでいると思います。
戦場で戦っている人も、きっと戦いたくないと思っているのでしょう。

でも、自分の家族が殺されたりしたら、報復しようと思うでしょう。
その気持ちはもちろん理解できます。

しかし、どこかで戦争を止めなければ、いつまでも戦争は続きます。
もし、自分が戦いで死んだら、子どもは親の敵に報復するでしょう。
その結果、自分のかわいい子どもが死んでしまったらどうでしょうか?

戦いからはなにも生まれないのです。
その連環を止めない限り、報復は続きます。

いつか、どこかで相手と話し合いを持つ以外にはありません。
お互いの胸中を吐露しあい、時間をかけて理解しあうことしか方法はありません。

自分の世代でこの忌まわしい連環を断ち切る勇気が必要です。

21世紀になって新しい世界を構築するためには、新しいヴィジョンが必要です。

そして新しいワインは新しい皮袋に入れなければなりません。


2004年10月01日(金) いいひと

いいひとであることは望ましいと思われています。

家族や同居人がいて主婦であるとき、家事その他の仕事に忙殺されます。

ある人は夜遅く帰宅し、ある人は早朝出かけるとしたら、寝る時間が3時間になってしまう人もいます。それも疲労と緊張で熟睡できないとしたら、その人の健康は維持できるでしょうか?

そんなご相談を受けて、自分の母親のことを思い出しました。

母は大きな農家で11人兄弟姉妹の長女でした。母の母親は過労で55歳で亡くなりました。母は母親代わりで兄弟姉妹を育てました。母は父と結婚しましたが、大きな農家でいつも12〜3人以上の家族がいました。農業と家事の疲労でやはり56歳で亡くなりました。生前、母親の年しか生きられないと口癖に言っていました。後で考えると、自分が母親のコピーであることを知っていたのでしょう。

女の子は母親の後姿を見て、そのコピーになろうとします。男の子は男親です。
母親の精神状態から、考え方、感情の起伏まで全く同一化しようとします。
自分が母親であり、母親が自分であるかのような錯覚に陥ります。

このようにして、自己犠牲が当然のこととなり、身心ともにボロボロになるまで働き続けます。意識の80%は潜在意識ですが、潜在意識になった意識を、10%の顕在意識で変えることは不可能です。

いいひとをことさら演じる必要はないのですが、自分の潜在意識がそれをさせます。

いい人が短命であるのは、これが理由です。


しかし、これを違った側面から見ると違った構図に気がつきます。

自分が崩壊することで自分が病気になれば、周囲の人の関心を集めることができます。
また、万一、死ぬことがあっても自分を無視・軽視した人を困らせ復讐することができます。
それで、自己崩壊への道を選ぶのかも知れません。

でも、いずれの道も自己崩壊であることは事実であり、幸せとは無縁です。

この折角の人生、自分を信じて生まれてきてくれた子どもたちのためにも、自分が健康で幸せを実現しなければなりません。

そうでなければ、子どもは自分のコピーとなって、同じ道を辿るからです。


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