Wakako's Diary 道すがら記

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人生は驚きに満ちている - 2006年08月09日(水)

ヨーロッパ建築ガイド
「スペインのロマネスク教会−時空を超えた光と影」(鹿島出版会)

堪能中。望むらくは、口絵だけでなく、全ページカラーだと良いのだけど。ため息が出る。旅心がそそられる。

カラーにすると、値段が高くなる(今は本文ほとんど白黒写真で2600円!)からだろうなあ。残念。

スペインのロマネスク教会

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人生は新鮮な驚きに満ちている。

踏み出したモン勝ち、
素晴しき哉、人生。


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「北斎と広重」展/空の色 - 2006年08月08日(火)

アクセスしてくださった方、ありがとうございます。
しばらくこちらをほったらかしにしていました。

仕事の中日。

歯の検診2回目。今日は歯の掃除をしてもらう。気持ち良いねえ〜〜

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今日は、京都文化博物館にて
「北斎と広重展−原安三郎秘蔵 浮世絵風景画コレクション初公開」
を見て参りました。

すでに、青森、東京、札幌、など巡回したもののようで、
8月17日まで京都、そのあと福岡と仙台に回るようです。

葛飾北斎の富嶽三十六景、など、風景画の名品がズラリ。
北斎の作品は今まで何度も目にしておりますが
やはり構図の素晴しさにドキッとしました。
今も尚、新しいトイウか。。

また、安藤広重は東海道五十三次など。
こちらは人々の様子が活写されており、
美人画等と違って、
まるッこい登場人物達の顔がどこやら親しみやすく感じます。

さらに、当時、大きな川を渡る時、橋がなかったりすると、
裸の男達に担いで渡ったりする様を見るに、
改めて現在いかに交通が便利になっているか、
当時の人たちが不便な交通状況下においても
各地を行き来していたたくましさや、
便利な社会にいきていることの感謝の念までをも
(作品の芸術性から離れて)感じました。

ボストン美術館ビゲロー・コレクションの日本への初里帰り展である
「江戸の誘惑」展(現在名古屋巡回中)ほどではありませんが、
後半に肉筆浮世絵も展示されていたため、
そこそこ会場は混み合っており、
また、かつてビゲローコレクションにおさめられていた
肉筆浮世絵の美人画も3点ありました。

「江戸の誘惑」展でも、
北斎(90歳まで描き続けた!)が最後まで画業を極めようとし、
また素晴しい気迫をたたえた作品を産んだことが
展示作品から分りましたが、
こちらも80歳を過ぎてからの作品が5点ありました。

「滝見巡礼」という、
滝を描いた作品や、
「鰈(カレイ)と蕨(ワラビ)」のカレイが印象的でした。

余り宣伝されてない(?)ような印象がありますが、
興味がおありの方は、是非足をお運び下さいませ。

なお、コレクターの原安三郎氏(1884ー1982)は、
財界の重鎮であり、
かつTBSの創業者の1人でもあられるとか。。
会場のカタログで彼の人となりを拝読したのですが、
これまたスケールの大きい人だなあ、と感心した次第であります。

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秋はルーブル展、オルセー展、さらにプライスコレクション展、などなど、大きな展覧会が関西に回って来ます。
それ以外も、お楽しみがありそうで、
暇が作れることを祈りつつ、ワクワクしていますo(^-^)o

今京都国立博物館でやってる「美のかけはし」展も、名品を見る!ためにいくべき?かな?(べき?というところがすでに迷いを表してるけど。。笑)

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今日の空の色は、ちょっと不思議で、ちょっと記憶のどこかにあるような色をしていた。

夕方の空は、灰色がかったレモン色から薄赤に変わり、さらにラベンダー色を帯びて、墨の色になる。

前にも、こんな色の日はあった気がする。

(途中、おしゃべり系ML投稿文と同一)


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盛夏 - 2006年08月06日(日)

昨日は気温が京都市内で36.4度になったらしい。今日は一体何度まで上がっているのだろう?暑いのは間違いない(報道によると、なんと38度!)。

その割に、戸を全開にしている戸心地よい空気が入り、夏の暑さも捨てたもんじゃないなあと肌で風を感じながら、嬉しくなる。

今日はゆっくり10時半過ぎまで朝眠り(8月21日からの実習でチャンと早起きに戻れるだろうか?)、慌てて友人宅へ。オークションに商品を出品するための撮影会だ。正味2時間半しか働いていないのに(しかし、作業内容が写真とって、少々アイロンかけて、、の割に結構時間かかってますなあ。。)、二人とも大分働いた気になってしまって、3時前に解散。

採寸等は各自行なうことに。

帰り、鴨川沿いは、気温は高いけれど、水は流れ、緑は蒼蒼と、空は青く、美しかった。いいなあ、川べりの緑を眺めながら書斎にいれたらどんなに気持ちがイイだろうか、と夢想する。

温暖化のせいで気温が連日高すぎる気もするが、
涼める幸せを思えば夏も良いものだ。

洗濯をしながらちょっと準備をして、晩からまた夏期講習の講師。

のたりのたり過ぎる夏の日がいとおしい。


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映画「バルトの楽園」/夏期講習第二弾 - 2006年08月04日(金)

映画「バルトの楽園(がくえん)」/夏期講習第2弾/「結婚できない男」
歯医者にて歯科検診、映画、夏期講習講師。そう、昼間他の仕事(ようは学生しなくて良い)なら、毎日塾講師3コマくらいやって生活するのも悪くはないかもしれない、とふと思う。

夏期講習第二弾は、a/anやbe動詞を教えているが、この範囲を教えるのは初めて!で(a,/anは当たり前のものとなった段階の内容ばかり今迄扱って来た)、どうも授業の手応えが曖昧。工夫が必要だ。

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公開最終日、駆け込みで映画「バルトの楽園」を見に行く。
前売り券を買ってあったのだ。
お目当てはドイツの名優、ブルーノ・ガンツ。映画「ヒトラー最後の12日間」でのヒトラーの雰囲気を良く出した演技が記憶に新しい。

が、期待したほどガンツの出番はない(しかし、映画に重みを与えるために、ガンツが出ることは重要だったのだと思われる)。むしろ、元パン職人さんなど、彼の部下たちの方がいきいきと活躍。

この松江さんという収容所長、ほんと暖かい人だったのだなあと、
文部科学省推薦の映画を、不覚にも涙して観ながら、戦時下における人道的配慮に満ちた交流、は素晴しい、と思うと同時に、心の中で突っ込む。
そもそも、戦争は良くありませんよ、という前提が必要ではないか、と。これでは、戦争をしても人道的な交流は保たれるのですよ、と読めないか、と。

もっとも、観客の年齢層は高い人が多そうだったので、戦争の実体験、ならずとも後遺症を知っている世代では、そんな印象を持つ人は少ないと思うが。。

なお、映画か公開されてから、盗作疑惑が持ち上がった。映画制作サイドはオリジナル脚本と主張するのだが、村上政彦氏が自身の「ハンスの林檎」とこの「バルトの楽園」はそっくりだと申し立てたのである。

(参考「ハンスの林檎」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4267017395/503-3664655-1701509?v=glance&n=465392)

映画を観終わったあと、同じビルの中にある本屋を覗いて、両書を手にとってみた。確かに、筋書きがそっくり。なにより、唖然としたのは、
映画のノベライズ本と、村上氏の「ハンスの林檎」が同じ潮出版から刊行されていること。こりゃあ、全くの盗作とは言えなくても、資料とか筋書きを出版社が流したッテコトはあるんじゃないか、と勘ぐってみる。




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