ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

「THE APPLES」詳細発表 - 2011年02月27日(日)

アルバム「THE APPLES」詳細が発表された。
【収録曲】
01. THE APPLES
02. ACIDWOMAN
03. VS
04. おじぎ草
05. イースター
06. CHAO CHAO
07. ロンサムジョージ
08. MUSIC
09. クランベリー
10. GOODBYE LONELY
11. LOVE & PEACE
12. プリーズプリーズプリーズ
13. HIGH & LOW
14. FLOWER
【初回盤DVD】
YOSHII BUDOKAN 2010
・ACIDWOMAN
・リバティーン
・おじぎ草
VIDEO CLIP
・LOVE & PEACE
・VS

この「VS」というのは、先日吉井が
「千葉で決闘」と語っていた時に
録られたものだろうか?
モバサイトでUPされたアンティークな衣装やナイフが
どのような映像に収められているのか、非常に楽しみだ。
収録曲については、先日吉井が載せてくれたパソコン画面を
見た限りでは、1曲目「THE APPLES」は、どうも
イントロダクション、もしかしたらインストゥルメンタルなのでは?
と考えている。
「アシッドウーマン」ではなく「ACIDWOMAN」。
「オジギソウ」ではなく「おじぎ草」表記になったのだね。
「イースター」はイースター島?あるいは「復活祭」の方?
「CHAO CHAO」は、ようやくお披露目になるのだねえ。
初めて「ちゃおちゃお」の名前が挙がってからもう2年近くになる。
待ちかねましたよ♪
「ロンサムジョージ」は、あのガラパゴスの最後の生き残りのオスの
ピンタゾウガメだろうか。
種の最後の生き残りに為って、繁殖することを期待されて違う種のメスを
同居させられてこれから先も長い一生を送るであろう
「ロンサムジョージ」を、吉井和哉はどのように歌うのだろう。
興味深い。
興味深いといえば、「クランベリー」もだ。
あの甘酸っぱいクランベリーの紅い色。
吉井和哉の「クランベリー」は、どんな味がするだろう。
11曲目「LOVE & PEACE」は、このアルバムの中で
どう響いて来るのだろう。
「HIGH & LOW」は、宇宙一周旅行DVDのナレーションが
歌詞になっているらしい。
あの歌詞がどんな音に載せられているのか楽しみだ。
そしてアルバム最終曲「FLOWER」。
THE YELLOW MONKEY時代もそうだけれど、
特にソロ以降、YOSHII LOVINSONそして吉井和哉に為ってから、
アルバムで一番強い意味を持つのは、最終曲であるのだと思って来た。
今回もそうであるのだろうと感じている。

「FLOWER」には、
《自分の血を愛せないと 人は愛せないとわかった》と
歌われているのだという。
山崎洋一郎氏は、ROCKIN'ON JAPAN4月号で
『この歌詞がアルバムの本質を表している』と仰っている。
『自分の血』
実母に接する時間が増え、
「育ての母とは上手くいくのにどうして実の母とは、、、。」、
奔放だった亡き父や自我を通した実母を心の奥底では、赦せていない自分、
それでも断ち難い血の絆というものを考えるようになっている。
吉井和哉の「FLOWER」は、私の強張った心を
解きほぐしてくれそうな強い予感がする。

次回は、いよいよ吉井和哉表紙巻頭で「THE APPLES」に
鋭く迫って下さるそうだ。
写真映りも含めて激しく期待している!





「The Apples」ジャケット - 2011年02月21日(月)





「The Apples」のジャケットが発表された。
18日に吉井和哉モバサイトでUPされた画像は、
寺田亨さんが描かれたという赤く色づいたリンゴと地球
だったので、当然のようにこれが「The Apples」だと
思って来たから、「The Apples」初回限定盤のジャケットが
この可愛いコだったことに驚いた。
宇宙船の中でヘッドフォンをして音楽を聴いている
あどけない子。
少女か少年か、はっきりはしないけれど、
なかなか一筋縄ではいかなそうな意志の強い瞳だ。
通常盤の方のリンゴ型宇宙船と同じ窓の形に見える。
この子は、リンゴ型宇宙船でそれぞれの星の音楽を
聴きながら宇宙を旅しているのだろうか。
何だかジャケットを見ているだけで、
ワクワクして来ちゃう。
アナログ盤の方は、まだ絵が表示されないけれど、
これも違うジャケットになるのだろうか。
アナログ盤は、大きい絵を飾る事が出来るから
本当に楽しみだ。


寺田亨さんがプロフィール欄に『上京前の静岡で自分のアニが組んでいた
バンドのボーカル、それが吉井くん。』と書かれていて、
吉井がベースとしてアーグポリス加入以前のこと?と疑問だったけれど、
調べたら、『アクロマーティス』という
吉井和哉いわくコミックバンドだったらしい。
どんないでたちでどんなボーカルだったのだろうねえ♪
アーグポリス時代のステージ衣装もカナリなものだから
凄く興味深い♪





遠いいにしえの 恋の想い出に - 2011年02月19日(土)

有賀幹夫さんのブログで、東京・渋谷パルコにて期間限定出店中の
吉井和哉オフィシャルショップで展示されているパネルを
掲載して下さっている。
MITCH IKEDA氏のパネルは先日ブログで紹介して下さったとおり、
全て吉井和哉がソロになって以降、YOSHII LOVINSONと
吉井和哉のものだ。テンガロンハットやロンドン「BEAUTIFUL」や
「VOLT」時、どれも吉井和哉のその時々を切り取る素晴らしい写真だ。
有賀さんのものは、イギリス・アストリアでのLIVEショットを含む
97年のもの3点、2007年武道館公演時のもの、
「VOLT」アーティスト写真になった2008年N.Y.のもの、
そして一番驚いたのが、
1999年3月シングル「SO YOUNG」発売時のアーティスト写真だった
あのセピア色したメンバー4人の写真を吉井和哉独りだけ
切り離した写真だ。
有賀さんのブログによるとあれは、1998年6月24日
京都会館第一ホールライブ終了直後の写真なのだそうだ。
ステージで全て放出し尽くしたというか、
ヤりヤられ尽くしちゃったかのようなしどけなさ、
あの視点の先は、もうこの世のものではないのじゃなかろうかという位な
危うさと儚さを感じる。大好きな写真だ。
エロい格好イイ綺麗な吉井和哉の写真は、他にも沢山あるけれど、
この右横に雄々しい喉仏をこれみよがしに突き出して、
煽情的に煙草の煙を吐いて魅せるエマ、真下に首をかしげ目を伏せる
セクシーなヒーセ、斜め下にゾクリとするほど野生の目をしたアニー、
この4枚が揃って一つの作品だと思ってきた。

THE YELLOW MONKEYのファンクラブ会報「PETTICOAT LANE」の
34号がこの表紙だったし、ファンクラブ更新特典で貰った
「SO YOUNG」のメロディーと歌詞が印刷された下敷きも
この写真だった。
2011年、吉井和哉が自ら選んだ写真がこの切り離した写真だったのだ。
凄く好きな写真だからこそ、
この意味も大きいのだろうと改めて感じた。
セピア色をしているせいか、
古い歌のメロディーを思い浮かべた。
日暮らしというフォークグループの「いにしえ」という曲だ。
”遠いいにしえの 恋の想い出に
 眠れずに昔の写真を こっそり出して見る
 はるか町を 見下ろして木陰に座り
 風に吹かれたあの時の
 あなたの横顔の甘さ
 いにしえの 恋の想い出は遠すぎて
 今はもう何も あの日から帰らない ”

作詞作曲の武田清一と言う人は、
かの忌野清志郎さんが高校二年の頃組んでいたバンド
THE REMAINDERS OF THE CLOVER
(ザ・リメインダーズ・オブ・クローバー)だったのだそうだ。
そしてこのバンドが終わり清志郎さんが自分のバンドを作る時に
バンド名をREMAINDERS OF THE CLOVER SUCCESSION
(ザ・リメインダーズ・オブ・ザ・クローバー・サクセッション)
長すぎるのでR C サクセッションになったのだということを知った。
清志郎さん写真展を開いておられる有賀幹夫さんと繋がった!
”今はもう何も ・・・”と少しばかりブルーが入っていた私だけれど、
この繋がりがとても素敵なことに思えて癒された。




「LOVE&PEACE」発売! - 2011年02月16日(水)

ネット予約注文したCDがまだ届かない。
待ちきれずにiTunesストアで購入した。
今まで吉井和哉ソロで一番のシングルは、
「トブヨウニ」「BLOWN UP CHILDREN」「HATE」の3曲入りだと
思って来たけれど、今日、
この「LOVE&PEACE」「リバティーン」「星のブルース」が
その座に就いた。
期待以上、想像以上の威力だ。
まず「LOVE&PEACE」。
武道館で初体験し、その後PVでも何度も繰り返し観た。
けれど今日、音源に耳を澄ませてみて、
このギターの音色、ベースの響き、ドラムの鳴り方、
そして吉井和哉の歌声、どれも穏やかに深く心に沁みて来た。
吉井和哉って人は、ここまで大きく力強い存在に
到達していたのだなあと改めて感じた。
「リバティーン」
つくづく凄い歌詞だ。
しかしこれをここまでエロく格好良く歌えるのは、
吉井和哉ならでは!
「星のブルース」
先日吉井和哉モバサイトでこの「星のブルース」
歌詞のダウンロードをして、少し不安だった。
この重い歌詞で「ブルース」とは、どんなものなのだろうと。
杞憂だった。
どこか懐かしさも覚えるような吉井和哉ブルースだった。
“さよならは何度でも言う
 そのための一生でもある”
“悲しみの色は必ずblue”
“さよならは何度でも言う
 この胸はただ張り裂ける
 神様にいつか挨拶
「ありがとう」って君に伝える”
『何一つ縛り付けたりしないから』なんて言いながら
『さよならは何度でも言う』のだねえ、この男は。

「リバティーン」で罪と官能の色濃い放蕩者を描き、
片や「星のブルース」では、胸の奥底に秘めた
一途さ誠実さを歌う。
修羅と懺悔と静寂・・・そういうものを全て越えて
到達したところに「LOVE&PEACE」の安らぎがある。
「LOVE&PEACE」「リバティーン」「星のブルース」は、
3通りに見えるけれども、
全て吉井和哉というプリズムを通したスペクトル
なのだと私は感じた。

17:45、CD到着。
ジャケットもLOVE♪







新アルバムタイトル&ツアータイトル発表とスペチャ出演 - 2011年02月11日(金)

お昼頃、新アルバム名『The Apples』とツアータイトル
『吉井和哉Flowers & Powerlight Tour 2011』が発表された。
アルバムタイトル『The Apples』というのは、
吉井和哉にしては、何か少し意外な感じがして、
やっぱりビートルズ?アダムとイヴ?禁断の果実?と
色々思い巡らしていた。
ツアータイトルの方も「Powerlight」から
アース・ウインド&ファイアー「創世記」を連想して、
原始へ立ち戻るというか、そういう吉井和哉の核を
創造していくというような強い意気込みを感じていた。
そして夜7時からのSSTV「スペチャ」に吉井和哉生出演!
「ついさっきまでレコーディングしてた
(ツアーオープニングのSEも作ってる)」という
吉井和哉は、ラフなパーカー姿で口元には、うっすら無精髭(笑)
(大変失礼ながら)レコーディング中はいつももっとムサい感じだったから
少し心配していたけれど、今回は案外大丈夫だったようで、
若干お疲れのご様子ではあるけれど、余計な気負いや
緊張もなくリラックスしておられるように見受けられた。
初っ端から「鼻の手術」の話題で、
『大きな鼻がずっとコンプレックスだった』
『ついでにちょっと眼頭も切開したりなんかして』等と
笑いを取ったりしてみせてるのが可笑しい。
手術時に鼻に詰めるガーゼが普通3枚のところを
自分は5枚も詰められて鼻の大きさを再確認されたのだそうな。
スケジュールの都合で「LOVE&PEACE」PV撮影が手術の翌日
行われたものだから、顔がだいぶ腫れていたのだそう。
どおりであの「LOVE&PEACE」PVでのお顔のUPは、
イマイチな感じだものね。残念。
それでも、アレルギー性鼻炎の手術で通りが良くなった
お声は、快調らしくて喜ばしい事だ。
アルバムタイトル『The Apples』について
ツアー「宇宙一周旅行」終えて地球に帰還して、
今度は、「人類創生」って思えて「アップル」という
キーワードが出て来たのだそう。
アダムとイヴ・禁断の果実・毒林檎・ビートルズのアップル・・・
毒林檎が出て来ちゃうのが非常に吉井和哉らしいね♪
『自分一人でやるバンドがApplesというバンドでもある』という
言葉がとても印象的だった。
ツアータイトル『吉井和哉Flowers & Powerlight Tour 2011』
アルバムの中に「花」の歌があって、それがとても気に入っている。
ツアーに来てくれる観客も「花」である。
今回のツアーでは、とても照明に力を入れていて
「日本初公開」の照明システムの導入を予定している。
観に来てくれた人達には、その照明と音を浴びて、
咲いて帰って貰いたい。
Powerlightって「創世記」ってだけじゃなく、
そのものズバリ、パワーのある光っていう意味でもあったんですねえ!
今日このアルバム名が発表されて一番驚いた事は、
この「アップル」が「宇宙一周旅行」ツアーが終わって直ぐ
構想されていたという事だ。
ツイッターで教えて貰ったのだけれど、
TMP発売トークイベントで既に吉井は、
次回作アルバム名を「Apple」と告げていたのだという。
じっくり時間を掛けて、殆ど全ての楽器を演奏して、
より強くより良い声を得て、生命を吹き込んだ音達、
もうほんのもう直ぐ完成ですね!




「LOVE&PEACE」PV - 2011年02月01日(火)

「LOVE&PEACE」のPVを観た。
うちの地方は、「ジャパンカウントダウン」が放送されていないし、
ラジオでも「LOVE&PEACE」を聴く事が出来なかったしで、
この曲をちゃんと聴くのは、昨年の武道館以来だった。
あの時は、「アシッドウーマン」も「オジギソウ」も、
善哉ツアー時よりも更にパワーアップされて響いて来たし、
初披露「リバティーン」は、イントロからして
「VERMILIONHANDS」を彷彿させた格好イイ衝撃作だったし、
「アクロスザユニバース」吉井和哉訳、
そしてTHE YELLOW MONKEYの名曲「Four Seasons」と
「シルクスカーフに帽子のマダム」更に、
「東京ヴギウギ〜アバンギャルドで行こうよ」まで
飛び出した衝撃で、正直、ラストに演奏された
「LOVE&PEACE」を落ち着いて受け入れる心のゆとりが無かった。
雑誌のインタヴュー記事で歌詞について
語られているのを見ても、頭では理解していたつもりに
なってはいても、まだそれ程までには、グッと
来ている訳では無かった。
けれど今朝このPVを見る事が出来て、
ようやく、これは本当に凄いものなのだと悟った。
このギターの音、吉井和哉が奏でている音なのだ。
このドラムも?

ベットに腰掛けてギターを弾く姿。
くるくる踊るバレリーナ。
古いテレビ。
テレビの画面に映る外国の人々。
戦争。肉を食む獣。雑踏。
大きく映し出される瞳。
天体望遠鏡を覗き込む吉井和哉。
様々なモチーフがTHE YELLOW MONKEY時代の
「LOVE COMMUNICATION」「楽園」「球根」
「BURN」「バラ色の日々」という曲達を
思い出させた。
これらの曲達を作り歌って来た吉井和哉自身の人生を
今現在の吉井和哉がレンズを通して
振り返っているかのように感じた。
(あくまでも、私個人が勝手に抱いた印象なので、
PVの意図は、全く違うものかもしれません。
どうぞ気を悪くなさらないで下さい。)
最後の明け方の空に陽が差し込んで輝く情景が
本当に素敵だった。
美しく力強い曲だ。
今現在一番好きな曲に為った。
新曲が今までで一番好きだと思えるって
何て素晴らしい事だろう!
ありがとう、吉井和哉!

追記
2009年12月28日武道館公演で吉井和哉が、
『FALLIN' FALLIN'』を歌った際に、
“名前なんて無いさ 石田五郎って 良い名前だねぇ〜”と
発した事があって、当時その石田五郎について調べた私は、
小惑星に「石田五郎」と命名されたものがあること、
そしてその名前の元となった石田五郎と仰る方は、
長く岡山天文台に勤務され「天文台日記」という書物を
残されているのだと知った。
この「天文台日記」は、
『一九七*年一月一日快晴 元日・セレスの発見
せまい分光器の観測室内で夜明けをむかえる。
露出計(モニター)の目盛りを照らす小さいランプ以外、
すべてのあかりを消した暗い室内で、ひとり椅子にすわり
ファインダーの視野の監視をつづけていたが・・・』
という文章で始まり
『十二月三十一日快晴 日はすぎ去りて……
・・・・・・
レ・ジュール、サン・ヴォン、ジュ・ドムール 
日はすぎ去りて、とどまるはわれ』という言葉で
締めくくられている。
「LOVE&PEACE」PVを見て、この「天文台日記」を
思い浮かべた。
「あとがき」の中で、『研究者のそれぞれが「私の星」を
もっており、その星のイメージをいつも胸の中にあたためている。
観測―この「私の星」との対話の時には、研究者は
つねに孤独である。己を空しくして、「私の星」の
問いかけを最大限に聞く・・・』と書かれている。
「LOVE&PEACE」PVの中で天体望遠鏡を覗き込む吉井和哉が
観測しているのは、この我々が住まう地球という星であり、
同時に生命を燃やし輝き続ける「吉井和哉」という
存在そのものでもあるのだろうと思った。





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INDEX
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溶けた砂
時の谷間