ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

スタア - 2002年10月30日(水)

吉井和哉とrockin’onの山崎洋一郎氏との対談が載っているという
『best of bowie』日本盤を購入した。
実を言えば、今回のベストに山崎氏による吉井インタヴューが載ると知って、
吉井和哉のボウイへの思い入れが非常に深い事を知るだけに、
ま〜た余計な事を口走りボウイファンの非難を浴びるんじゃないかと
少しばかり気を揉んでいたのだ。
前回「hours」発売の時、吉井が推薦文で「昔のボウイはよかったなぁ」等との
非常に“素直な”表現が、一部ボウイファンの怒りを買ったという過去が、
実際あったからだ。
私は、あの推薦文はアレはアレでロビン流のボウイへの愛情に満ちた言葉だったと
思うんだけどなあ。
ともあれ、今回の山崎氏との対談は、ページ数にして6pと、想像していたよりもずっと
量も多く読み応えがあった。吉井がボウイのどこに惹かれているのか、どの年代の
ボウイが好きなのか語っている内に、彼自身の音楽への向き合い方とか、
目指すモノとかが透けて見えて来るような気がした。

吉井がこれ程までに愛するアーティストであるにも関わらず、正直言うと私は、
ボウイの声が少〜し苦手なのである。
でも「ジギ―・スターダスト」「スローバーン」はあのボウイの声含めて
本当に素晴らしいと思う。
それにしても、山崎氏に『吉井君、ネタ多いなあ。活動休止だけのことはあるね(笑)。』と
言われて、『しゃべりたくてしょうがない(笑)。』と答えた吉井君。
ボウイフリークとしては、もっともっと喋りたかったんだろうけど、
喋りたいのはもっと他の事も溜まってるんじゃないの?
あなたは、デヴィッド・ボウイのような人間離れしたようなアイドルスタアではないでしょう?
60間近でも充分美しいボウイとは違う。
あなたは、それでもまあ、若い頃の美貌はいささか翳りがさしたとはいえまだ綺麗だと思う。
けれど、あなたの魅力が最大限に引き出されるのは、ステージの上。
あなたが孔雀の羽を広げて魅せるのは、対象となるオーディエンスがある場合だ。
カメラのレンズを前にした時、マイクを手にした時、そうして会場を埋め尽くすファンに向かって
センターステージに立つ時、あなたは日常の穏やかで至極まっとうな常識人の衣を
脱ぎ捨て、大会場の視線を一身に集める燦然と輝くスタアに為るのだ。

まだ待てる。まだこんなに熱いもの。





“Happy Birthday to you” - 2002年10月08日(火)

「この時代に生まれて来てくれてありがとう。
THE YELLOW MONKEYをこの世に産み出してくれてありがとう。
あなたを育んで来て下さった全てのものたちに感謝します。
あなたが創り出す音楽、あなたの歌声を聴ける日が早く来るよう
祈るように待っています。」
そう、オフィシャルのVOICEに投稿して暫くして、そろそろ掲載されているかと
見に行ったら、オフィシャルBBSに管理者によって、
吉井和哉本人からのメッセージが 書かれていた。
オフィシャルに溢れたファンの誕生日お祝いメッセージを、読んで下さったのですねえ。
イエローモンキーを待ち焦がれるファンの気持ちをありがたいと言ってくれて
本当に嬉しいです。
それでも、復活には、まだうんと時間が掛かるのですね。
みんなそれぞれ『準備』してくれているんだ。

『僕の気持ち悪い曲と歌声が、早くみんなの耳に届くよう
努力しておりますので、もうちょっと待ってろよ。』

ハイ、いつまででも待っています。
あなたの相変わらずの言い回しが、懐かしくて可笑しくて
変わっていない事がまた嬉しくて、何とも言えないくらい幸せな気持ちになれました。
ありがとう。あなたを好きで良かった。
THE YELLOW MONKEYを好きになれて良かった。






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