enpitu



アイ ナンカ イラナイ。
夏野 空の日記

2003年02月24日(月) 夢心地、夢見心地、うつらうつらの声の主。

週末のSALONは「台所奉行の美味しいお料理を食べる会」。
奉行到着が遅くなったので張り切る台所スケ番(新たに命名)。

切ります切ります切りますピーマン。
詰めます詰めます詰めますお肉。
3種の味のピーマン肉詰めに舌鼓を打つ。

「日本酒の味の分かるヤツだけで呑んでしまえ!」の日本酒盛り。

ちょっとムリがあったんじゃぁないですか?
呑みすぎです。
酔いすぎです。
ぐらぁり、くらり。

オムレツの美味しいこと。
白身魚の泡雪蒸の美味しいこと。
そしていつものようにいつものごとく、美味しいお料理と美味しいお酒、
楽しい仲間と楽しいお喋りとともに「意識は酒と共に闇のかなたへ」状態。
なのにSALONお約束の、明け方のお味噌汁はアタシが作った「らしい」。


早くに意識をなくした。


はに〜とキスをしたのは覚えている。
覚えている。
覚えている。

一緒に寝ようよぉ、と最近お気に入りの彼に甘えたのも覚えている。
覚えている。
覚えている。

その他いっぱい。
その途中のいっぱい。
覚えていない。

覚えていない、覚えていない、誰かにセクハラ。
していませんか?<ぢぶん

すみません、と。


ここに陳謝いたします。



気がついたら布団の中でぬくぬくしていた。
正確には気づいてはいなかった。
覚えている。
覚えている。

うっすら目を開けると、
お気に入りの彼が布団の向こう側で半分目覚めている。
頭痛がするので再び眠った。


目覚めて。
彼も目覚めて。
部屋を見渡すと誰もいない。

ヤられた。
置いてけぼりだ。
でも起きられない。
おそらくまだ酔っている。

「一人で留守番できるかぁ?」
「うにうにうに。」


見送りもせずに再び眠りに落ちる。
なんて薄情なオンナだ。と、思うなら思え。
アタシは眠い。


夜。
気がついたら真っ暗な部屋。
テレビだけがついている。
夫が隣でテレビゲームをしている。
起き出して、けれどまだ起きていない。

ピザを食べた。
部屋を片付けた。
たったそれだけで鬼のように疲れる。

日付変更線を回っていないのにオヤスミナサイ。


明けて今日。
会社休み。
ズル休み。

いろんなことが起こっていた。
ケーキ番長が年に一度の鼻血を理由に会社を休んでいた。
時々SALONに来る、忘れ物得意なコがまたしても忘れ物をしていた。
(これを期に、忘れ物番長と命名する。)


雪が降っていた。
梅はもう散っただろうか。





   ↑押すと続きが読める投票ボタン。



2003年02月19日(水) 晒け出された秘め事の行方

二日続けて会社を休んだ。

一日目。天気も悪いし、まぁいいか。
夫からの「帰るよコール」でようやく目覚めた空は暗い。
乾いている喉。
けれど何かを飲みたいとは思わない不思議。
不思議なはずなのに珈琲を淹れる。
意味もなく立ち上げるPC。
繋がっているようで誰とも繋がっていないそれは意思でもなく心でもなく。
向こう側にあるのはもしかしたら仮想空間。
否。
間違いなくそれはそれぞれが演じているという意味での仮想空間。
アタシはアタシでなく。
カレはカレでなく。
責任は果たして果たされず無責任になったとしても誰もそれを責める術を持たない。

コロシテクダサイ。

ここ数日きちんと食べていない。
出来上がった珈琲にせめて、と牛乳を半分。
おそらくこれが晩御飯。
メッセの彼と深夜にやりとり。
あれこれ思いながら「結局」の場所に辿り着く。

アタシの愛したものは必ずアタシから遠ざかっていく。

愛さないでください。
愛させないでください。

アイ ナンカ イラナイ。

二日目。いい天気。けれど既に午後3時を回っていた。
今日はズル休みじゃぁない。
化粧品を買いに行きたかったのに、
相手などいるはずもないチャットの画面を立ち上げる。
何をするでもなく、時間だけをいたずらに経過させる。
したいことはあるのに表は暗くなり、時間は間違いなく過ぎていく。

要は。
誰かにかまって欲しいんです。

要は。
誰かによりかかりたいんです。

止めようと思うなら。
止めたいと思うなら。

今はあなたに動いて欲しいんです。


夜遅く、また珈琲を淹れていた。
昨日と違うのは、彼が話しかけてくれなくなったことくらいだろうか。

別に。
何かが変わったわけではない。
いつもと同じ時間が流れているだけ。
そして当然、そこには何もない。
ただ元に戻っただけのこと。
お互いがお互いを見切っただけのことだ。

だったら。
どうせアテにならないのなら。
どうせ裏切られるのなら。

アイ ナンカ イラナイ。





   ↑押すと続きが読める投票ボタン。



2003年02月17日(月) 様々に流れて徒然なる日々を織る

何が何だか分からないうちに週末を終えた。

キミたちはどーしてそうやって自分で考えようとしないんですか。

押し問答の繰り返しと愚痴からは何も産まれない。
何も変わらない。
変わろうとしなければ。
さらに変わらない。

愛しいのだけれど、それは甘えではないのですか。
それは誰に向けて言い放った言葉だったのですか。

アレハナツダッタ。


ああでもない、こうでもないという思考回路は
けれどテキーラに煽られて停止しているのか暴走しているのか。

ちょこれいとを齧りながら議論の行く末を眺める。

と、途切れる音声。
目の前で音を発することなく動き続ける口、口、口。

人の話を聞いていますか?

二日続けて深夜タクシーで移動し、
二日続けて朝帰りになった。

アタシはどこへ行こうとしているのだろう。
アタシの求めるものは果たしてどこにあるのだろう。
それとも求めるものなど端から無かったのか。

もう忘れたので流れのままに流されるままに。
アナタ。
欠片ほどの情がまだあるなら、いっそ。
落として。


ふらり。
ふらり。
ゆらり。

ヒールはまっすぐに。
ひたすらまっすぐに。

行く先のないアタシを運ぶ。





   ↑押すと続きが読める投票ボタン。



2003年02月13日(木) 切り捨てて新しく、そこに道を創る

先週末、撃沈したPC@シャープ社製の代わりを買ってもらった。
おにゅーである。
お気に入りの富士通である。
「元に戻った」ようで嬉しい。

どうやらダブルSのタイマー内蔵説は本当だったらしい。
と、身をもって知った。
二度と買わない。<シャープ


昨晩、会社の帰り、病院に行く途中ちょっと遠回りをして
チョコレートを買いに行った。
バレンタイン用。

最近全く寄り付かなくなった駅の昔よく通った道。
お気に入りのチョコレートを買いに行ったらバージョンが増えていた。
アレコレ試食。
でもやっぱり昔からのものがいい。
けれど新しいのも気に入ったので両方が少しずつ入ったものを選ぶ。

あれこれ。
あれこれ。

気がついたら3つ買って店を後にしていた。
信号待ちでふと考える。
「どうして3つ買ったんだろう。」

ひとつは夫へ。
ひとつは会社へ。
ひとつは行先知れず。

夫には日付が変わったのを見計らってからひとつ渡した。
そしてとりあえず明日の朝、ひとつは会社に持っていく。
残ったひとつを、アタシはどうするのだろう。
おそらく誰も受け取らないであろうそれは、いつどうなるのだろう。


待つからいけないのだ。
期待するからいけないのだ。

だったら ばっさり
だったら ぷっつり

切り落としてしまえばいいのだ。
消え去ってしまえばいいのだ。

前を向いて泣く分には、後に置いてきた者たちから
その涙を見られることは、ない。





   ↑押すと続きが読める投票ボタン。



2003年02月05日(水) 逝く途中、夢の途中

おそらく働き過ぎたのだろう。
働かせ過ぎたのだろう。
暗くなったPCのモニターを睨み付けながら息を詰めている自分に気づいた。

問題なく動いていたのが突然、カチカチカチという音とともに
勝手な文字をキーボードから入力しはじめたPCは、まるで自分の前に
透明なダレかを座らせているようだった。

しようがないので「強制終了ぷちっ。」

立ち上げ直したら、途中まで立ちあがったところで今度は大音量でがなり始めた。
夜の夜中にである。

「ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」

いつ鳴り終るとも分からないので何度か立ち上げ直す。
たんびにがなり立てる。
しまいにキレた。
PCがではない。
いつものようにアタシがキレたのだ。

「ジャーーーーーーーーーッ、ジャッ、ジャーーーーッ、ジャーーーーーーーーッ」

まるでそろばんの玉で遊んででもいるような音である。

飽きるほど立ち上げ直してみた。
こうなったら根競べである。
挙句、「ピーーッ」の音を延々鳴らさせておくに至った。
「止めてなんかやるか。スピーカーが壊れるまで鳴ってろ。」くらいのキレ具合である。
と、急に音が止まった。
いつも通りの画面がモニター上に現れてくる。
お、立ちあがったか。
「勝った・・・(ふっ)」。
そして無事にパスワード入力画面までたどり着く。

あっさり直ったな、と思いながら入力する。

「パスワードが違います」


え?
まぁいい。
とりあえずキャンセルボタンを押して先に進む。
おかしい。
どーもおかしい。

メモ帳を立ち上げて入力してみた。ら。
普通に入力できない。
キーボードの「A」を押すと「¥gxl」と入力される。
ひらがなの「あ」を出そうと思うと「¥gxl」が出るのである。
ナンだこれ?
変換すると「あ」になるのか?
試しに「か」を出そうと、キーボードを打ってみる。

「k¥ln」

何だこれは。
何語なんだ?
日本語ではないことは確かである。
と、思う。



先日、ご主人様と会った時、「感情持ちこむのはナシね。」と言われた。
そんな話は数年前、出会った頃、既にしている。
そしてそんな割り切った関係でいることはお互いにムリだ、ということも、
認識している。
認識していた。

けれど2年7ヶ月が経った。


ドブに捨ててしまえ、と思った。



      (読んだら押してね)
          ↓



2003年02月02日(日) 彼女とデート。彼氏に懺悔。

金曜日、こなせない仕事はこなせないのだ、
分からないモノは分からないのだ、と開き直って定時に退社。
目指すは渋谷、久しぶりに涼子ちゃんとのデート。

だからね。
言ってるじゃないですか。
女のコ絡みだと他の事はどーでもよくなります。
女のコ最優先。
一応上司も女のコだけど。

置いといて。

相変らず週末の渋谷は人が多い。
109の前では何だかのキャンペーンをやっていてウルサイウルサイ。
少し待ち合わせの時刻を過ぎて到着したのに、いつも早めに来ている彼女がいない。
携帯ごしにがなり立てる。

「今どこ?」          (さて、今話題のBB@nifty・・・・・)
「今ハチ公口出たところぉ」 (キャンペーン期間中につき・・・・・・・・)
「アタシも着いたばっかだわ」(街行く人にインタビューしてみましょう・・)
「すぐ行くねぇー」       (本日に限り化粧品50%オフ!・・・・・・)

なんでココはいっつもこんなにウルサイんだ。
でもキライじゃない。

あのにーちゃんダセー。
お、あのにーちゃんはイケてるなぁ。

と、赤信号で人の流れがピタリと止まった交差点を突っ切ってくる白いコート。
あれ・・・・・。

涼子ちゃん!!!
何やってんの!?

「遅れちゃったぁ?ゴメンねぇ。」

そうじゃないから。
信号1回分くらい待つから。
頼むから事故らないでくれ。

裏にある隠れ家を目指す。
あれこれ話しながら人を掻き分けグイグイ進む。
アタシも涼子ちゃんも結構ガシガシ歩くタイプなので、
二人してハイヒール履いて、ヘタな男は蹴散らして歩く。
どっか似てるんだなぁ。

彼女の会社もタイヘンらしい。
アタシらが元いた会社もタイヘンらしい。
アタシはのほほんとご主人様と会えたことの報告。

何だか食べ過ぎて出てくる。

涼子ちゃんはまっすぐ帰るというが、アタシは久しぶりに早く仕事から解放
されたので、このまま帰る気にはなれない。
いつもの穴倉を目指す。

久しぶりの顔に「あけまして」を言った後、あれこれ話し込んで
大崎のフェティッシュバーへ行こう、ということに。
お店のスタッフには悪かったけどタマにだから。
また来るから。

今日はあっちへ。

彼は一昨年、アタシに大変な目に遭わされたらしい。
アタシに土下座させられた上、胸倉にヒールで蹴りを入れられた、と言う件の。
そのせいで肋骨3本にひびが入ったという件の。
その彼と彼の彼女と何故か今日は意気投合して、3人で大崎を目指す。

流血事件やら階段落ち事件やら。
アタシのしてきたことごとくが全て実話であると知った彼は至極ご満悦のよう。

でもね。
Mなんですよ。

「ウッソだぁぁ〜〜〜〜ん。」

はいはいはいはいはい。

時の過ぎるのも忘れて語り明かす。
昔あったあんなことや、この間聞いたこんな話。
不思議なもんで、彼と知り合ったのはついこの年末だというのに。

「麗香が危険なのは夏だね。」

噛み癖が出たり。
暴れ癖が出たり。
踊り癖が出たり。

みなさま夏をオタノシミに。

ちなみに、夏はアタシの誕生日があります。

浴びるほど。
溺れるほど。

呑ませてくださいまし。


運がよければ、この世のものではない「モノ」が見られるかも。
です(うふ)。





   ↑押すと続きが読める投票ボタン。



〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜〜*〜
愛してくれる?

んで、気に入ったらヨロシク→My追加

 < 過去  INDEX  未来 >
麗香@夏野空 [MAIL] [MILK PITCHER]
 
エンピツ

/FONT