MEMO


2011年08月07日(日)

◎ひとことレス

>凪さん
ある種ただいま…?ワーイいらっしゃーい
なぎさんを万屋でお迎えできるってなんかうれしいね!
奥さん嬉しいこと言ってくれるけど
あの絵リビングに飾るには不吉系やで…?
(そして行方不明である)



2011年08月06日(土) 「困ってるひと」大野更紗

出たあ

ユーモラス難病本が、
いやここまでやってくれる難病女子がいたあ!


「困ってるひと」大野更紗さん

訳分からん難病にかかった女子・大野更紗さんの壮絶エッセイ。
ちょっと読んでらんねえくらいしんどい状態なのに
始終ずいずい読ませるテンポとユーモア、
その落差を、保てる人から目が離せなくて読み切った。

「闘病記ではない」そうだけどものすごく闘っている。
当然病気とも命をかけて闘ってるのに
彼女が「生存のための手強いモンスター達との闘い」と呼ぶのは
人間が作っているややこしく不条理な社会や制度との闘い。
認定の基準やら、お金の仕組みやらに、生き死にがかかる。

そのモンスターはどう闘ったらいいのか
途方に暮れるレベルの手強さなのに、
だいたい困ってない人ほど問題視しない。
困っていて、モンスターの被害に遭っていて、
経験を持っている人ほど、闘う余裕なんてない。
だからすごい困っててすごい闘ってる
大野さんの絶対値に見入った。
このひと戦闘力がはんぱない。

たぶん健全な心と身体と頭脳が武器にあたるのだけど
身体が悪くなると心も頭もダメージ食らうもんで
自分でも元気な時からは考えられないネガティブ思考、
読解力低下、思考ぐるぐるに結構なるもんだと思う。
それでどうしてこんなに闘えるんだ…!

「困っていることをシェアするためにユーモアが必要」
だと感じてる「困ってるひと」は結構いる、と思う。
私つらいあいつひどい、では敬遠されるし進展しない。
ドラマチックな悲劇作品すべて現実だと思われるのは違う。
何万人の読者へでなくてもブログの読者へ、近しい人へ、
ちゃんと困難を消化して笑いながら
日々試行錯誤して伝えようとする人たちは居る。
でも実行して成果を出すのはとんでもなく難しい。

限界を感じるその中で大野さんは
天井をぶち抜いて光を見せてくれた感。
自分はモンスターとの肉弾戦は
まったく苦手分野だけんど、
できる範囲でのシェアをし続けようと思った。
あとほんとどう闘ったらいいのか勉強させてもらおう…
誰がいつ瀕死でモンスターと対峙するか分かったものでなし。


ウェブで読めます
でも本当にこの本は売れてほしい。

ポプラビーチの困ってるひと・目次


◎自分のはなし

でこれ病気話アレルギーのおかげで
消化するのにひと月かかってるよね
なんかもうとっくに大評判よね…!


◎おまけ・心に留めてる名言

「ユウモアというのは冷酷な客観からしか生れない」佐野洋子

「自分を第三者の視点で見るのは、お笑いの基本ですからね」吾妻ひでお

「私のようなお笑い漫画家は、基本的に「お客様に喜んでいただく」というスタンスで作品を作っている。だからこそ、自分の心の中にあるゴツゴツとした怒りはすべて、「笑い」という受け入れやすい形に変えて商品にしなければ、と思っている」西原理恵子

「傷を見せびらかし痛い苦しいと訴えるのは子供でも出来る。直った傷を見せてその傷をどう治してきたのか伝える、それが大人がすべき表現だ」
(言いだしっぺ不明)

好きな人たちが特にこういう傾向で
探してる訳でもないのにこういう言葉に出会って嬉しくなる。



2011年08月02日(火) 地図帳ほしい

病気とかになって「どうして私が!」ていう感覚も
よう分からんのだけどあれメジャーなんやろか

「どうしてあの大酒飲みじゃなくて私が肝臓をやられんだ」
つって他の対象があるなら分かるんだけど
誰かの代わりに病気になった訳でなし。
あれ元から「私が」じゃなくて「どうして」がメインなんだろか。


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