ころっころしていた時の私とは違う見栄えになったもんだ。

養分を使い果たした私の体は縮みしぼんでゆくだろう・・・

ジャガイモ達を増やそうが増やせまいが、

そんな事はどうだっていい。

今、私はこうして生きている。思いのまま、ありのまま生きている。

ただそれだけでいい。

存在しているだけでいい。

地球の中の一生命体。

空が光り輝いて見える。

私は養分の塊。芽はずんずんと伸びた。

台所社会の中で気分がさえない事を、

ずっと他の野菜達のせいにばかりしてきた。

でも、自分の機嫌は自分で取ればいいんだ。

自分に優しくする事で他のモノへも優しく出来る。

気が付くのが遅いかな。回りには誰もいない。

私はやがて花をつけそして分身のジャガイモ達を増やすのだろうか？

それが私の使命だったのか？

答えはわからない。でも芽と根は伸び続ける。

根は伸びるがままに任せた。

捨てられずに生かされているのが不思議だった。

私は自由な気持ちだった。

ずっと思ってた事。

私はジャガイモじゃなくニンジンに生まれたかった。

だからニンジンをとても憎んでいた。

でも、今はもう一緒の鍋に入れられることもない。

憎しみなんてそんなものなの？

誰かと比べるんじゃなくて、私は私、なんだろうな。

こんなソラニンたっぷりの大きな芽を、主婦の人達が見たら、

どんなにか怪訝な顔をするだろう。

今日もニュースで見かけたわ。どこかの小学校の生徒さん達が

ソラニンを含むジャガイモを食べて、腹痛を起こしたと。

今の私はみにくい。台所社会ではクズでしかない存在。

もう、台所には戻れない。

ここは外。日の光がまぶしくて、ちっぽけな私の心を少し和らげる。

誇らしげなモノ･･･それは少し前に夢を見てからのことだ。

白い花が私にささやいたのだ。

『あなたの芽に人間が食べると毒になるソラニンがあるのは、

他のやつらに、あなたの大切な芽を奪われてしまわぬように、

との神様の配慮。

あなたはもっと自分自身を大切にするべきなのよ』

・・・。

おいしく食べられるようにいること、ホクホクの触感でいること、

形よくいること。今までずっと人間の為になる事を喜びに思ってた。

食べられてなんぼの台所社会では、

人間に使われる事でしか自分の存在価値を見出せなかった。

この芽が私自身の価値にあたるものなんだ。

誇らしげといっても、まだ、霧がかった想いに過ぎない。

父は肉じゃが、母はカレー、兄はポトフ、姉は粉ふき芋、

弟はフライドポテト、私は・・・

私は役立たず。見栄えが悪いのか、中身がなっていないのか。

使われぬまま芽を出した。そして水を得て、根を生やした。

もう料理には使えない。存在する意味なんてない。

私はこの先どうなってしまうんだろう。

そんな想いとは裏腹に白い根が伸びるにつれて、

自分自身に少しばかりの誇らしげなモノを、

感じずにはいられなくなっていた。

料理に使われるのを待っているだけの私じゃない。

数日後。変化。そう、それは下半身の辺りが熱くなるような感じ。

ふと見ると私に白い繊維状のモノが飛び出していた。

何なのかしらこの身もだえするような気持ちは。

忘れかけていた、やすらぎにも似た心地よい思い。希望。

いや、私は信じない。

生きていてもそんなものなどありはしない。

信じた分だけ傷つくだけなのだ。

もう、傷付くのはごめんだ。

私はジャガイモのいも子。 見た目より結構歳いっちゃってるのよね。 その証拠に、見て、芽が出てきてるでしょ？ これさぁ、人間が食べると毒性があるソラニンが含まれてるのよ。 だ・か・ら、こうなったらもう、生ゴミの箱へと捨てられるのがオチ。 どうせいいわ、私なんて、自分に価値があるなんて思ってないし、 妬み、裏切り、怒り、悲しみ、絶望。 そんな事ばかりが渦巻く台所の中。 生きていたって、何も残らない。何の意味もない。そう思っていた。 ・・・。 気が付くと私は水が入った小さな容器に入れられていた。 それは私の体に変化を起こす環境だったのだ。

雨がジトジトすごいですね。

１００円ショップで観葉植物をいっぱい買ってきました。
グリーンは癒されるなぁ〜。



〜〜スイカのある風景〜〜




ただの失敗写真か(^-^；

短冊に願いを込めて・・・

（・□・；　
そんなに急いで大人になったっていい事ないから！
私は早く人間になりたい

雨の日、バイクに乗りながら傘をさしている方が居ました。（・O・）

なんか危なくない？
自転車ならいいけど、バイクで傘は、
走り出したら濡れるでしょ？



ていうか、違反じゃないですか？
カッパ着たほうがいいですよ。

カッパ。

これじゃない？
あっ、ブーーーン。

行っちゃった・・・

昨日のトリビアの泉はなんか笑っちゃった。
つり革は何キロまで耐えられるかってやつ。


（吊るされた裸のマネキン達、一体１０kg）

いや〜〜んって感じ。
フフフ。
笑って毎日を過ごしたい（＾-＾）

頑張ってきたけど、疲れちゃったので、お仕事やめました。
あと、両親が離婚しそうです。

そんな今日この頃。


銀のエンジェルをもらったのでおもちゃの缶詰がもらえる♪



※問い合わせのメールにも関わらずお返事が出来てません。
本当に本当にごめんなさい。