ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2008年12月28日(日) 地球が静止する日

監督:スコット・デリクソン
出演:キアヌ・リーブス
    ジェニファー・コネリー
    キャシー・ベイツ、他
オススメ度:☆☆−


【あらすじ】
ある日世界中のアチコチに宇宙から球状の未確認物体が舞い降りた。NYのセントラルパークに降りた球体から人型の宇宙人が現れて狙撃されるものの、何とか一命を取り留める。調査を依頼された科学者のヘレンは息子と共に「クラトゥー」と名乗るその人型宇宙人の任務に巻き込まれて行く。クラトゥは地球を滅亡させる敵なのか?それとも救世主となるべく味方なのか?彼の任務とは一体何なのか探るヘレンだったが・・・


【感想】
1951年に製作された「地球の制止する日」をキアヌ・リーブス主演で完全リメイク。
元ネタ作品、見た事ないですね・・・ってか、半世紀以上前に作られた作品ですか。当時でこの作品のネタを思い付いたというのはかなり画期的だと思いますね。元ネタ作品が見てみたいです。

えーそんな訳で元ネタに思いを馳せつつ2008年の現代にリメイク版を見ると・・・つまんない。←いきなり書くかよ(^-^;

そりゃ、1951年にこの映画見たら相当衝撃的だっただろうと思いますよ。
当時じゃーまさか半世紀後に地球がこんなに汚染されてダメダメになっちゃうなんて思ってもいなかったでしょうし。でも既に現代人の私達はこの地球がほとんど「死に体」にまでおちぶれている事を中国人以外は知っている(コラ)
2008年を生きる地球人が本作を見たって、何の驚きもなければ新鮮味も感じない。だってこの半世紀の間に似たり寄ったりのネタは散々映画として作られているし、何より地球温暖化が進んでいるという現実の方がヘタな映画よりもよっぽど恐ろしい事として身に詰まされているんですもの。

そもそも、今回の騒動で地球の(と言うか人類の)本気の危機だと理解しているのは、科学者のヘレン、ノーベル賞受賞科学者の爺さん、そして米国国防総省のトップ?のおばちゃんの3人だけですよ。
少なくとも米大統領は最後の最後まで「宇宙人なんてぶっ潰せー」のイケイケドンドン状態ですもの。こんな秘密裏に宇宙人と「これマジ最後のチャンスって判ったし!頑張るしっ!」なんて約束したって、ほとんどだーれも本気の人類の危機を感じる事なく「宇宙人が来ていきなり襲い出して、何があったかしんないけど帰ってっちゃった!」程度ですよ(苦笑)

それでもって宇宙人キアヌ君は陳腐な母子愛を見せ付けられてホロリとしていたりして。
アンタ、それ地球環境を守る・守らないと全く別ネタじゃないですかっ!しかも義理息子がこれまた鼻に付くクソガキで憎たらしいったらありゃしない。
「なんだよこのこしゃまっくれたクソガキ。ウィル・スミスみたいな顔しやがって」と思ってたら、本当にウィルの息子が演じてましたわ。どっかで見た顔だなーと思ったさ。そりゃ似てるわな・・・ってか意外に演技上手いし(^-^;

もう少し何かヒネッてくれてもよさそうなモノなんだけど、ただただ漫然と「なるようにしかならない」状況が続いて、ちょっと金の掛かったパニック映像が流れて、特に驚かされるような展開もなく話は収束する。
なんだかなぁ〜ですよ。パニック映画として見てもそれほどのワクドキ感はないし、ヒューマン物?としてはありふれ過ぎて陳腐この上ないし、エコ推進映画としても「今更言われなくても判ってますがな」程度ですし。

まあ、映像は良く出来てると思うし(あの機械虫みたいなのが体の中蠢いてるシーンはギョッとした!)、キアヌは何だかんだで好きだし、それにジェニファー・コネリーは相変わらずお美しくて溜息モノでしたし♪
・・・逆にその程度しか楽しめる部分がなかった。超〜がっかり(涙)








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2008年12月25日(木) チェ 28歳の革命

監督:スティーブン・ソダーバーグ
出演:ベニチオ・デル・トロ
    デミアン・ビチル
    フランカ・ポテンテ、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
1955年メキシコ。アルゼンチン出身の旅する青年医師エルネスト・ゲバラ(通称:チェ)はキューバの反政府活動家のフィデル・カストロと運命的な出会いをし、エルネストはカストロと共にキューバ革命を起こす事を決意。わずか82名の同志を伴って海を渡りキューバ入りしたカストロ達は、次々と同志を得て革命の為の戦いを続ける。当初「軍医」として参加していたエルネストだったが、その圧倒的カリスマと清廉な使命感・人物掌握術と明晰な頭脳を見込まれて、遂にはカストロの右手となり司令官に抜擢され「革命の象徴」と呼ばれるまでになる。


【感想】
2008年はチェ・ゲバラが誕生して80周年。
それを記念してなのかたまたま公開が重なっただけなのか(日本公開は2009年1月)、今も世界中の人々から愛され続けるキューバ革命の父「チェ・ゲバラ」の生と死を綴った壮大な2部作が登場。
本作はその第一部、続けて第二部の「チェ 39歳別れの手紙」が公開になります。

まず「ベニチオ主演」ってだけでウッキウキ♪なのに加えて、あの愛と正義の革命家「チェ・ゲバラ」を演じると聞いたら絶対に見ない訳には参りませんっ!!
ベニチオはチェ・ゲバラを演じるに辺り、7年もの歳月を掛けてありとあらゆる取材をし続け、そしてチェらしく見せる為に何と驚愕の25kg減量までしたそーです。本当にベニチオの役者根性には頭が下がる!
劇中のジープに乗ったチェ、演説をするチェのお姿なんて本物ソックリでしたよ。いやぁ〜素晴らしい!!

第一部の本作は「チェが革命家として誕生し、キューバ革命を成功させるまで」を描いています。
基本は55年にカストロと出会うトコロから時系列にキューバ革命時のチェの様子を見せて行くのですが、その合間にモノクロ映像でキューバ革命成功後の1964年にNYで開催された国連総会に出席してスピーチをする様子や、その際に現地女性ジャーナリストから受けたインタビューの遣り取りを差し挟んでいます。

本作、基本的に最低でも「チェ・ゲバラ」と「キューバ革命」のあらまし、あの時代の南米とUSAの背景を知らないと、映画見ていてかなり厳しいものがあるんじゃなかろうかと思われ(^-^;
ぴよは以前「モーターサイクル・ダイアリーズ」という作品を見た時にチェ・ゲバラに興味を持って、その後何冊か彼に関する書籍を読んだので全く何も知らないという訳ではなかった・・・比較的キューバ関連については知っているつもりでの鑑賞でしたが、それでもキューバの土地勘は全くないし、基本モノクロシーン以外は殆どが「似たり寄ったりのゲリラ戦シーン」が続くので、映画中盤なんて結構ダレちゃいましたね(薄涙)

でも本作は「キューバ革命」を見せるのが目的の歴史映画という訳ではないです。
あくまでもキューバ革命をきっかけに革命家として生を受けた「チェ・ゲバラ」という人が、何故今も尚ここまで世界中で支持され愛され続けるのか・・・という「チェという人物の魅力」を見せる為の作品なんだろうと思います。

公式サイトにも書いてありますが、ジャーナリストから「革命家として重要な事は?」と聞かれたチェは「それは愛だ」と即答しています。
彼は常に公明正大で、土地の農民に対しては常に敬意を持って接し、不正や盗み・略奪を許さず、負傷した者は敵味方関係なく懸命に手当てをし、そして捕虜を決して殺さずに不当な扱いを許さない高潔な人物だった。
学を備える事が重要だと諭し、ゲリラ活動をする傍らで貧しく学校に行けなかった同志の為に文字の読み書きを教え、自らも常に勉強を忘れずに努力を続けた。

劇中で何度も握手を求めるシーンが登場します。戒律には非常に厳しい一方で常に誰に対しても敬意を払う、そんなチェの高潔な横顔をベニチオが実に瑞々しく魅力的に演じていました。

日本は長く世界情勢は「アメリカフィルター」の掛かった状態でしか情報が入らなかったので、チェ・ゲバラについての人物像や彼の成した功績に対する情報が乏しい状態でした。(チェは米国にとっては最重要敵でしたので)
でもインターネットで検索すれば世界中の情報がリアルタイムに手に入るこの21世紀の今、あのジョン・レノンに「世界で一番カッコイイ男」と呼ばれた「正義と革命のアイコン」と愛され続けるチェ・ゲバラの事を、この映画をきっかけにもう少し深く知ってみるのはいかがでしょう?








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2008年12月24日(水) バンク・ジョブ

監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:ジェイソン・ステイサム
    サフロン・バロウズ
    スティーヴン・キャンベル・ムーア、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
1971年ロンドン。中古車屋を営むテリーは経営不振で借金取りに追い立てられる日々を送っていた。そんなある日、昔からの付き合いがあるモデルのマルティーヌから、ある銀行のセキュリティシステムに1週間だけ穴が開くので地下の金庫室を襲おうと誘われる。この話に乗ったテリーは仲間の小悪党達に声を掛け、見事大金奪取に成功する。ところが手に入れたのは現金・財宝だけではなかった。英国を揺るがすとんでもないスキャンダラスな写真や帳簿が混じっていたのだ。


【感想】
1971年に実際に英国で起こった銀行強盗を元に作られた作品。
映画中でも語られますが、実際この事件は発覚後しばらくは連日新聞等を賑わしていたが、ある日からパッタリと報道されなくなり完全に闇に葬り去られたそうだ。完全な報道規制が掛かったそーで、この事件の真相は2054年まで政府によって封印される事が決まっているらしい・・・2054年って、そりゃ確実にアタクシこの世にいませんよ(涙)

実際に起こった事件が下敷きになってる割には、結構話が「トンデモ系」だったりする(苦笑)
どこまでが事実なんだか判りませんが(少なくとも王室スキャンダル写真が存在したのは事実のようだ)、公式サイトを見る限りでは「本作で描かれているエピソードの9割は事実」とか何とか・・・ホントかよー(^-^;

話の展開としては「ロンドンのド貧乏小悪党達が突拍子もない銀行強盗を企てて成功する」→「だがこの銀行強盗自体には実はある黒幕がいて、目的は別の所にあった」みたいなクライム・サスペンス仕立てな訳ですが。
あーどうしよう。これ以上感想書こうと思うとどうしてもネタバレせざるを得ない!(涙)
・・・てな訳で、以下は「本作未見」の方は読まない事をオススメします〜(^-^;

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さて。
そもそもこの事件に「黒幕」が本当にいたのか自体が疑問な訳ですが、もし本作の真相が事実だったと仮定して。

彼ら(黒幕)のような集団が、本当にこんなド素人の小悪党を使ってこんな大胆な計画を企てるのか?
確かにもしも途中で強盗失敗したとしても、完全に自分達とは切り離せるから便利っちゃー便利なものの、明らかに失敗するリスクの方が高い訳で。実際犯人グループは誰でも盗み聞き出来ちゃうような周波数の無線使って連絡を取り合ったりしていて(バカ過ぎ)、計画が杜撰な事この上ない。

コレがもし本当に本当に「事実」だとしたら、もう笑っちゃうしかない訳ですが(苦笑)
映画として見ていると「アホ過ぎるだろ」としか言いようのないB級感がバリバリな展開。それから地下金庫室に潜入するまでのエピソードがかなりダレますね。もう少しテンポ良く出来ないものだろうか?

「銀行強盗事件」に様々な人物の思惑が絡んでいるせいで、どのエピソードもパンチが弱く感じるのも勿体無い。
しかも肝心の黒幕達の存在感が薄過ぎるので、この事件がどれだけ英国的にヤバヤバなのかという危機感を観客が今ヒトツ味わう事が出来ないので、とっても消化不良な感じがしますよ(涙)
ついでに言うと登場人物が多過ぎて「誰が何チームなのか判り難い」という難もありますねぇ。

ぶっちゃけジェイソン・ステイサム目当てで鑑賞したのですが、本作は比較的地味にまったりとエピソードを交えて強盗事件が進んで行くので(簡単に言うとスピード感もなければアクションシーンもほとんどない)、どうして本作にジェイソン・ステイサムが起用されたのかがイマイチ納得できーん!
・・・まあ、彼が出演してなかったら多分本作見なかっただろうしな。と言うか彼以外の出演者ってほとんど誰も知らない状態だったしな。そう考えると「主役だけはギャラ高くてもメジャーな俳優を!」てなトコロだったんでしょうか(苦笑)

かなり面白いネタだと思うんですが、どーも煮え切らない感じがしますねぇ。
ラストもバタバタと追っ付け仕事で話を強引にまとめ上げちゃってるような感じしますし。もう少しアップテンポなノリかあっと驚くようなどんでん返しがあったりすると良かったんでしょうけど・・・
ああ、本作はあくまでも「関係者によると9割方事実」なお話らしいですから、あまり大胆な脚色は敢えてしたくなかったという事なんでしょうかね(^-^;








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2008年12月18日(木) 感染列島

監督:瀬々敬久
出演:妻夫木聡
    檀れい
    国仲涼子、他
オススメ度:☆☆


【あらすじ】
正月明けの市立病院にある急患が運び込まれた。救急救命医の松岡が対応するが、所見は新型インフルエンザのように見えるもののどんなワクチンを用いても効き目がなく、患者はそのまま死亡してしまう。ところが事態は更に悪化し、急患を共に診た同僚医師が感染し死亡、後に院内感染が始まり街中、更に日本全体を謎のウイルスが覆う。WHOからメディカルオフィサーとして小林栄子が派遣されて来た。かつての恋人だった栄子を見て同様する松岡・・・だが栄子は自分の医療パートナーとして松岡を指名する。


【感想】
何でもカンヌ映画祭でプロモ用のチラシを配っただけでハリウッドからリメイクオファーが来たとか来ないとか?
元ネタが公式サイトのイントロダクションなのでアテにはなりませんが(をい)、妻夫木君主演の新作です。もっともこの手のウイルスパニック系の映画はハリウッドお得意ネタですからね・・・日本で作るとショボくならないか?(^-^;

そんな訳で、一応予告編は何度か見た事あるぜー♪な状態で鑑賞。
映画冒頭からの「新型ウイルスが日本で蔓延していく」までの様子はなかなかよく出来ていますよ。冒頭でフィリピンから鳥インフルの亜種の新型インフルエンザが発生するんですね?と観客を誘導するのもなかなか上手い手法だと思います。
実は内容自体に全く絡まないのはここだけの秘密♪←って、いきなりネタバレしてんぢゃねーよ(^-^;

まあいいって。
だって本作、「ウイルスパニック+サスペンス」だとばっかり思ってたのに(予告編見て)全然違ったもん。
「ま、所詮日本が作るとこーなるわなぁ」としか言いようのない「ヒューマン+LOVEネタ」でしたもん。
日本中に新型ウイルスが蔓延してパニックになる所まではいいんですよ。
まあもう少し許すとして、この新型ウイルスの元ネタを探し出すまではまだいい。だがその後がいけない。

とにかく長過ぎ。引っ張り過ぎ。似たようなネタをダラダラ続けてかったるいったらありゃしない!

敢えて上の【出演】の所に国仲涼子サンの名前をクレジットさせていただきましたが、はっきり言うけど彼女絡みのエピソードは全部バッサリ切ってもらっていいですね(きっぱり)
その前に「第一被害者カップル」、更に「同僚医師@イケメン佐藤浩一」のネタを出しているのに、どうして全く同じネタのエピを更にダラダラと付け加えるのかと。

壇れいさんは感じの悪いツンデレ嬢を演じていて、これはこれでハマっていましたし(苦笑)、妻夫木君ってなんだかんだ言っても結構何やらせてもソツなくこなすよなー・・・と、個人的には若手の中では評価が高いんですが、どちらもソツなく演じていらっしゃるものの、この2人が「かつて恋人同士だった」とはどんなにお人好し視線で眺めても納得がいかない(苦笑)

それから「男女が抱き合うのは雨の中」とか「雪はノスタルジー感を出す」みたいな30年前のお昼のメロドラマかすっかり飽きられた韓流ドラマみたいな演出、安っぽくなるから止めて下さいよ、ホントに(涙)
安っぽいのは「コレが邦画の限界@VFX」だけでお腹いっぱいなんですようっ!!←お前、言い過ぎ(^-^;

途中までは微妙〜にリアリティのある設定で「ぷちワクドキ♪」したりもしたんですけどね・・・
とにかく「ウイルスの出元」が判った以降が余りにも酷すぎた。せめて藤竜也さんが引っ込んだトコロで直ぐに栄子が別病院に行く事になって、そのままサクッと終わってくれた方がまだ評価は高かった。
いくら日本人が「浪花節好き」だからといって、ここまでしつこくやられると大抵の人は反吐が出ますって(苦笑)
松岡医師の車がガス欠した以降なんて「もうお腹一杯ですから、ホントに止めてもらえませんか?」と涙目でしたよ。

ネタのアプローチは決して悪くない。途中までは結構楽しめた。
これはもうね・・・ハリウッドさんにさっさとリメイク権を格安で(むしろお金払って)お譲りして、本場の本気のVFXと思い切り大胆に変更した脚本でリメイクして頂くしか方法はありませんっ!

「妻夫木君、ステキー♪」で萌えられる女子高生にはオススメ出来るかな・・・な作品ですかね。
でも案外日本人ってこーいう「ベタベタ好き」な人が多いしなぁ〜。個人的にはダメだけど世間評価は高くなる?(^-^;








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2008年12月16日(火) K-20 怪人二十面相・伝

監督:佐藤嗣麻子
出演:金城武
    松たか子
    仲村トオル、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
1949年、第二次世界大戦が起こらなかったという設定の架空都市・帝都(現・東京)。19世紀から続く華族制度により極端な格差社会になっており、富は華族達の手に集中していた。そしてそんな富裕層から金品を盗み出す「怪人二十面相」が世間を騒がせていた。貧しいサーカス団員・遠藤平吉は、ある日あるカストリ雑誌の編集者から明智小五郎と羽柴財閥の跡取り・羽柴葉子との婚約式の写真を撮って欲しいと依頼され、金に目が眩んだ平吉は仕事を請け負うのだが・・・


【感想】
北村想氏著の小説「怪人二十面相・伝」を映画化。
バカ売れした「ALWAYS 三丁目の夕日(このシリーズ未見)」のスタッフが再集結して製作したとか何とか・・・予告編で見たような気がするのですが、正直予告編を見て思ったのは「何で今怪人二十面相なんだ?」程度。
はっきり言って予告編を見ても「面白そう」とか「楽しみだ」とはとても思えない。だったらどうして見るよ?(苦笑)

こ・れ・がー・・・予想に反して結構面白い!
いやぁ〜、映画ってのは本当に予告編だけで判断しちゃーダメですね。食わず嫌いしないでとりあえず見てみないと!

まずキャストがいいですね。
「レッド・クリフ」に続いて金城クンのご登場♪赤壁では羽根扇子振ってるだけの大人しい人ですが、本作では身のこなしの軽い人気サーカス団員という役ドコロなのでアクションが派手でいいぞ!いいぞ!
それから財閥のご令嬢を演じる松たか子さんが凄くハマってた。ご自身も梨園のご令嬢ではあるけれど、それにしても身のこなしやお上品な物言い、ちょっと浮世離れしたお嬢様っぽさを非常に魅力的に演じています。
仲村トオルさんは「まあそれっぽいよなぁ」程度の気持ちで見ていましたが、「平吉が変装した明智小五郎」を演じている時の妙にキョドった感じなんて「中の人は本当に金城クンかもー♪」と思える程でした(笑)

一応サスペンスネタなので内容について触れ難い・・・(^-^;
登場人物が少ないので真相(オチ)は簡単に予想が付きますし、予想通りのオチなんですが(苦笑)、登場人物が真相に気付くためのヒントの見せ方・出し方がさりげなくていいですね。
種明かしシーンを見ながら「なるほどー。これは上手く作ってあるな♪」と、ちょっと感心しましたよ。

それから本作は全く予想していなかったのですが、意外にコミカルなシーンが多い。
そのコミカルシーンの分量や質が個人的に非常にツボに入りました。おバカギャグ系ではなく、会話や仕草や間合い等のちょっとした部分に随所に笑いを配しているのですが、それが映画の質や雰囲気を落とさずに、尚且つ観客をきっちり楽しませるように作られてて高感度アップ♪(^-^)

ただ、本作邦画にしてはちと長い・・・上映時間は2時間17分。
この内容なら2時間以内、出来れば1時間40分程度に抑えてもらえるといいんですけどね。特に映画序盤〜平吉が泥棒修行を始める辺りまではもう少しエピソードをタイトにしてもらいたかった。正直少々ダレる。
それからコレは邦画の限界なのか?やはり映像が全体的にショボいですわね(^-^;
後、「小林少年」に超違和感があったんですが。まあそれ程活躍する訳でもないからどーでもいっかー♪(をい)

全く期待してなかったからなのか?予想外に楽しませてもらえましたネ。
それにしても本作って、やっぱり大人がターゲットなのかなぁ?大人をターゲットにするにはネタが「怪人二十面相」ってちょっと陳腐(余り触手が動かないネタ)な気がするし、でも子供が見るには2時間超の上映時間は少々厳しい・・・

本当に面白いから広く大人にも子供にもオススメしたいんだけどなぁ。ホント、食わず嫌いしないで見て欲しい!








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2008年12月11日(木) レッド・クリフ Part1

監督:ジョン・ウー
出演:トニー・レオン
    金城武
    チャン・フォンイー、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
西暦208年、三国統一を目指す魏の曹操は大軍を率いて劉備軍を襲った。敗退し兵力をかなり減らした劉備軍は、理知者として名を知られる軍師の孔明を呉の孫権の元へ遣わし、呉との同盟を持ち掛ける。身を守る為に孫権へ降伏を促す臣下が多い中、孔明は赤壁に駐屯する孫権軍司令官・周瑜と出会い、お互いが相手を尊敬し信頼し合うようになり、周瑜は孫権に曹操と戦う事を進言、孫権軍は劉備軍と同盟を組む事となった。


【感想】
三国志の中でも最大のクライマックスだと言われている「赤壁の戦い」を描いた作品。
本作、予告編時には「Part1」という記述はありませんでしたが、完全な二部作である事と、本作で描かれているのが肝心の赤壁の戦いの直前までで「赤壁の戦いビギンズ」な作りである事から、クレームが付いたのか?公開時には「Part1」の記述がされていますね。

実は三国志を読んだ事がありません。
ゲームがバカ売れしていたので、ゲーマーの方々にはお馴染みのお話でしょう。でもゲームもやった事ないし。
三国志で知っているのは学校の世界史の授業でサラサラーッとあらましを習った事と、後は子供の頃にちょこっとだけ斜め読みした横山光輝大先生の描かれたコミック本だけというていたらく(苦笑)
要するに、ほとんど三国志を知らない人間が「トニー・レオン様と金城クンが共演してるぅ〜♪」というおバカな理由で脊髄反射的に見てしまった、というだけです。加えて言うと、実はジョン・ウー作品もかなり好きだったりする♪

そんな訳で、映画が始まるといきなり日本語ナレーションで三国志のあらましが始まったのでびっくり。
「え?あれ?間違えて日本語吹替版見ちゃったか?」と思ったら、そーじゃなくてぴよのようなおバカな理由でロクに三国志の内容も知らずに見に来ちゃった御仁の為に、赤壁の戦いに繋がるまでの解説してくれていたという事らしいです。噂によるとこのナレーションが付くのは日本だけらしい。
ぶっちゃけ・・・コレは非常に有難かった。前解説のお陰で本編にすんなり入れました(^-^;

この作品、多分本気の「三国志ファン」の方々からはめった打ちに遭いそうだよなぁ〜・・・と。
思いっきりイマドキ風味のエンターテイメント仕立て。ジョン・ウーらしく戦闘シーンはアップから大きく絵を引いて上空からの俯瞰映像にしてみたり、劉備軍の武将達はムダに強過ぎて、曹操軍の兵士達が束になって掛かろうが面白いようにバッタバッタとなぎ倒して「人は飛ぶ・血は飛ぶ・馬は転ぶ」の三拍子。
ムスカ様(byラピュタ)の名セリフ「あはははは!見ろ、人がゴミのようだ!」を思い出しましたヨ。

登場人物が多い割に、見ていて混乱する事はないです。
しつこい位に人が登場する度に名前と立場の注釈が入りますが、最後の方はむしろ目障りな程です。キャラの描き分けがきちんと出来ているし、メインキャラ達は見間違えようもない風貌。それからエピソードのほとんどをイケメンの周瑜と孔明に絞っているので、ぶっちゃけ後は「誰がイイモンチームで誰がヒールチームか」さえ見分けられれば無問題。

もう・・・トニー様と金城クンのカッコ良さには相変わらずシビれるわー♪(萌)
顔のアップ異常に多いし!二人が会話してる時にカメラが二人を交互にターンしてアップ絵が続く辺りなんて、ジョン・ウー監督のエゲツないまでの「トニー様・金城君ファンへのサービス」に手を合わせて拝みたくなる程でしたよ(笑)

そんな訳でお二方のファンには大喜びな絵作りをして下さったのは非常に嬉しいのですが・・・
ぶっちゃけドラマ部分は弱いと言わざるを得ませんはねぇ。周瑜と孔明が出会ってから同盟を組むに至るまではグダグダのエピソードが延々と続き、琴の合奏をした位で相手の真意を量るというのもファンタジー過ぎてかったるい。
それよりトニー様ファンへのサービスのつもりかもしれないですが、奥方とのムダなロマンスシーン、それからコレは三国志の中でも語られているんですか?曹操が周瑜の奥方に横恋慕していてイメクラ遊びに興じるくだり等・・・「お前ら、よりによってこの非常時に何やってんだよーう(涙)」と溜息が出てしまいましたヨ(^-^;

まあそんなこんなでダメ出しシーンは多いものの、案外退屈しないできっちり楽しめましたね。
とりあえず「八卦の陣」の戦闘シーンなんてゲーム見てるみたいで楽しかったし、少なくとも見ていて話の筋が判らなくなるような難しい作りではなかったので、「三国志、全然知らねー」という腐女子が見てもきちんと楽しめるエンターテイメント仕様になっていたと思います。

ま・・・だからこそ「本気の三国志ファン」からは怒号の嵐なんだろうなーと思った訳ですが(苦笑)
でもとりあえず続き見ない訳にはいかない卑怯な終わり方しやがったんで(コラコラ)、続きを楽しみにしてるぜー♪








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2008年12月05日(金) 禅 ZEN

監督:高橋伴明
出演:中村勘太郎
    内田有紀
    テイ龍進、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
乱世の鎌倉時代、若き「道元」は仏道の正師を求めて中国に渡り、紆余曲折の末に青年僧「寂円」と出会い、寂円の導きで天童山の住職「加浄禅師」の元で修行し、悟りを得た。帰国した道元は自らが得た悟りを元に「普勧座禅儀」を執筆し、その高潔な様子から次々と門下を増やすが、周囲の堕落した僧侶達からの激しい迫害から孤立する。だが道元の教えに人々は集い、更に彼の教えを請い中国からかつての朋友・寂円もやって来て門下に入り、益々隆盛を極める。


【感想】
大谷哲夫氏著の「永平の風、道元の生涯」を映画化。
道元は学生時代日本史の授業で習うので誰でも名前くらいは知っている、日本曹洞宗の開祖ですね。
「開祖ですね」とエラソーに書きましたが、本作を見るまで「えーと、何宗の開祖だっけー?」程度の知識ですよ(苦笑)
そんな訳で、本作は「道元」の一生を綿々と見せて下さるというありがたーい映画。

開祖の年号とか道元の名前等は学校で習ったけど、具体的に道元がどういう人物で何を説いた人なのかという横顔までを知る人というのは、曹洞宗の信者さん以外では余りいないだろうと思います。
勿論ぴよだって知りませんでした。なので見ていて「ほー。中国に宗教留学を考えるなんて、チャレンジ精神旺盛な人なんだな」とか「宗派とかの縛りを考えないニュートラルな目を持った人なんだな」等となかなかいい勉強をさせてもらえます。

どんな宗教であれ、長く続き多くの信者に愛される宗教というのは、やはり開祖は圧倒的なカリスマを持ち、そしてしかるべき人格者であり、その教えは万人の心に響く素晴らしい物を持っているのだろうと思います。

ぴよは禅寺修行ツアーに行った事はないし、座禅を組んだ事すらないので・・・
正直言うと「座禅を組むというのはどういう事なのか?どういう修行なのか?」という事すら知らなかった。
当然だけど修行として座禅を組むという事は、「悟りを開く為」という目的を持って座禅を組むのだろうとばかり思っていたのですが、どうやら道元さん曰く、目的を持って座禅を組むのではないらしい。
ただ、何も考えず心を無にしてひたすらに「座禅を組む」という事だけに集中するのだと言う。何も考えずにただ座禅を組んでいるだけで人はどうなるのか?よく判らないのですが・・・この映画を見ていると、何だか禅寺修行に行って座禅を体験してみたくなります(笑)

道元役を歌舞伎役者の二代目・中村勘太郎さんが演じています。
本作、映画の前半で中国(当時の宋)に修行に行くくだりが結構長く、宋のシーンではほぼ全て中国語セリフ。しかも日本に帰国した後も宋から一緒に修行していた寂円がやって来たりするので、日本でも中国語をベラベラと話す。
相当難しい(キャラクター設定も、セリフも)にも関わらず、かなりお達者に中国語セリフをこなし、歌舞伎役者らしくよく通る声で滑舌良く語る様子は、道元をより魅力的で清潔感のある好人物に見せる事に成功していたと思います。

また本作のヒロインとして、幼少時代に道元に命を助けてもらったという遊女「おりん」を内田有紀さんが好演。
見えそうで絶対に見せてくれないおっぱいにイライラしますが(をい)、ハスッパな物言いや態度でいかにも貧しい生まれで苦労してきた学も常識もない愚かな女として見せながらも、その内にある美しい心根を観客に見透かすような・・・彼女、プリプリアイドルの頃には全く興味がありませんでしたが、いい女優さんになって来ましたねぇ♪(^-^)

作品全般、非常に静かに粛々と話が進み、ワンシーンのカットも長めなものが多い。
だから寝不足の方がご覧になると、かなりの確率で気持ちよーく夢の世界に誘われるであろうと思います(苦笑)
実際、ぴよのお隣でご覧になっていたお嬢さんは、上映中に事もあろうか「寝言」までおっしゃってましたし(^-^;

ぶっちゃけ「かったるい映画」と言われたら「おっしゃるとーりで」としか答えようがないんですが(をい)
でもね、本当にいいお話でしたよ。誰も彼もにオススメはしませんし、ぴよは曹洞宗の信者という訳でもありませんので正直言って本作を見たからといって「よーし!永平寺行くぜぇー!」という気持ちにはなりませんでしたが(苦笑)
・・・いいお話、というのは宗教・宗派を超えて、誰が見てもいいものではあります。心が洗われます♪








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2008年12月04日(木) ワールド・オブ・ライズ

監督:リドリー・スコット
出演:レオナルド・ディカプリオ
    ラッセル・クロウ
    マーク・ストロング、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
ロジャー・フェリスは中近東局配属の凄腕CIAエージェント。常に死と隣り合わせの状況での彼の任務を、ベテラン局員のエド・ホフマンがクリーンで安全なオフィスから、時に子供の世話をしながら電話で指示している。現場を熟知したフェリスの助言も聞かずに冷徹な指示を平気で出すホフマンとは衝突が絶えないが、方向性は違っても2人の目的は共に「テロ組織のTOPを捕まえる事」、そしてその為に最も大切な武器は「身内をも欺く嘘」なのだ。


【感想】
ワシントン・ポスト誌のコラムニスト、デイビッド・イグネイシアス氏著の「ボディ・オブ・ライズ」を映画化。
監督は「グラディエーター」のリドリー・スコット、そしてキャストはレオ様と「ハリウッドの暴れん坊」の異名を持つラッセル・クロウの初共演という、何とも豪華な顔ぶれの話題作です♪
ラッセルは本作の役作り(メタボで横柄なベテランCIA局員)の為に何と体重を20Kg増やして臨んだそうだ。プライベートは叩かれまくりのラッセルだけど、仕事だけはきっちりやるから憎めない(^-^;

物凄いサスペンス色が強いに違いない!と、予告編を見て勝手に想像していたのですが、ちょっと違った。
違ったけどかなりリアリティのある話で(本作は入念な取材を元に書かれたフィクション)、本作をご覧になったCIA工作員や局員の皆様はきっと「ちょっ・・・俺達ってここまで冷酷?・・・だよな(苦笑)」くらいは言いそうな感じです。

描いている方向としては、相変わらず「世界の警察アメリカの象徴!CIA様vs冷酷無比な唾棄すべき中東テロリスト」という図式に変わりはないのですが、だがしかし見た人のほとんどは「やっぱテロリストって最低だよな。みんな死ねよ」という方向には行かずに「CIAってこんなに残酷な集団なのぉ?アメリカって自分達の正義の為なら、自分達に協力してくれた現地の善良なる市民をも見殺し(むしろ自らが殺す)しても平然としてられるキ○ガイ集団なんだぁ〜」と、大抵の良識ある日本人なら思うでしょう(苦笑)

そんなこんなで本作は「アメリカ、マンセー!」というフリをしながら、実は「CIAってこんなに汚いんだぜ?」と痛烈に今のアメリカの中東への対応を批判しているという構造になっていると思います。
・・・えー。そう受け取ったのはぴよが「アメリカ(の中東への対応)が嫌い」だからかもしれません(^-^;

ところでレオ様、ここ数年で本当に「いい感じに歳取って来たよなぁ〜」と思いますよ。
彼、ぶっちゃけ「タイタニック」の頃は「ベビー・フェイスのアイドル俳優君」というイメージしか持っていなかったのですが、近年社会派の非常に難しい役ドコロを次々とこなして、着実に実力を付けていますよね。
本作でも彼の演技が光ります。「所詮アイドル俳優」という色眼鏡を外して見て欲しいですね。
逆に何を演じさせても「上手い!」としか言いようのないラッセルが、本作では体重を20kgも増やして頑張って冷酷な上司を演じたものの、レオ様に完全に食われる形になっていたと思いますよ。まあ上手いんだけどね(^-^;

映画中「中東が好きなヤツなんている訳ないだろ」みたいなセリフがあるのですが・・・
「中東大好き!アメリカ大っ嫌い!」なこのアタクシ(苦笑)、本作は個人的に非常に興味深く鑑賞しましたね。

ただ、ネタがネタだけに日本人ウケは難しいだろうな、と。
よっぽど中東ネタに興味のある人でないと、なかなか入り込みにくい内容ではあります。絵的にはリドリー・スコットらしく派手なシーンもかなり盛り込んでいて頑張っていますが、基本的に「話術」で見せる地味な展開ですので、出演役者目当てだけで見に行った「レオ様可愛いぃ〜♪」なファンの方だと正直かなりキツいだろうと(^-^;
それから・・・サスペンスっぽい緊迫感はあるものの、ぶっちゃけ展開は先読み出来ますね。もう一捻り欲しかった。

本作が終わった後で「何かさー、話が難しくてよく判んなかったわー」と言ってるおば様グループが・・・
判らなければ、本作を鑑賞したのをきっかけに少しは中東情勢のお勉強もしましょうよ、ね?(苦笑)
日本ではまだ人的被害のあるようなテロが起こった事はありませんが、コレは他人事の話じゃないんですよ?いつまでも日本は安全な国なんだと勘違いしないで、今世界で起こっている事を、本作を見てみんなで勉強しましょうよ!(^-^)








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