ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2007年05月30日(水) GOAL!2

監督:ジャウム・コレット=セラ
出演:クノ・ベッカー
    スティーブン・ディレイン
    アンナ・フリエル、他
オススメ度:☆☆


【あらすじ】
ニューカッスル・ユナイテッドの人気選手となり、恋人ロズとの結婚準備も着々と進み、正に順風満帆のサンティアゴの元にある日スペインの名門「レアル・マドリード」から移籍のオファーが入る。この大チャンスをモノにしたサンディアゴは、ロズや地元ファンの反対を押し切り移籍しマドリードに移住。ロズとは遠距離恋愛になる。セレブリティな生活に慣れた彼の元に、「アナタの弟だ」と名乗る少年が現れて動揺、更に怪我で戦線離脱と不運に見舞われる。


【感想】
「GOAL!(2006.5.12鑑賞)」の続編。
前作が全然期待していなかったのに案外ツボにハマってしまい、本作の公開はかなり楽しみにしていました。
前作はしがない不法移民の少年がニューカッスル・ユナイテットに入団して頭角を現すまで、そして本作はすっかり人気選手になってレアル・マドリードに移籍してセレブの仲間入りをしてから・・・まあ、オチ見えてますけどね、でも前作だってオチ見え見えでもすげー楽しめたから無問題〜♪

ううーん・・・イマイチだぞ、こりゃ ←またやっちゃった結論攻撃

今回最初っから人気選手になっちゃってるから「サクセス・ストーリー」部分で盛り上がるのが難しいのは判ってる。
でも3作目のW杯に繋げる為に、更なる試練を用意しなくてはいけない訳で、そのサンティアゴに降りかかる災難ってのがことごとくショボいネタのオンパレードで「はぁ?」の連続。

まず彼女のロズね、コイツを何とかして下さいよ。(^-^;
前作では頑張るサンティアゴを支える芯のしっかりしたステキねーさんだったロズ、本作で婚約者になったと思ったら恐ろしい程の自己中心振りを発揮して、サンティアゴの足を引っ張る引っ張る!(怒)
「監督命令だからクリスマス休暇に帰る事が出来ない」って言ってるのに「約束が違う」とかヌカしやがって、人の話ちゃんと聞いてるのかよー!誰の稼ぎでいい家に住めてると思ってんだー!このクソアマー!!

こんなクソアマのワガママに、いつまでも「愛してる」を連発して追いすがるサンティアゴ君。
もうさっさと見切り付けて捨てちゃって下さいよ、ホント。君がいい人なのはもう充分判ってますから、そろそろ自分のレベルに見合う美女をはべらせてこんなブス捨てちゃいましょうよ(苦笑)

それからサンティアゴの母親と異父弟のクソガキ。
コイツ等もホントにどうにかして下さい。ランボルギーニ盗んで勝手に事故ったバカ弟を庇って、更に母親の元に現れたかと思うと意味不明な母親の言い訳聞いてすっかり納得→笑顔で弟とサッカーに興じるサンティアゴ君・・・ここまで来ると、コイツはいい人なんじゃなくて頭が弱いだけなんじゃないのか?とまで勘繰りたくなります。

戦線離脱するハメになった怪我ってのも、試合中のクロスプレーで負ったというならまだしも、自宅でハリスと遊んでて車庫にあった自転車にぶつけてってさー・・・なんだよー!そりゃー!!ショボ過ぎるだろーがよー!
そんな訳で、話の大部分を占めるこれらのエピソードがどれもこれもお粗末過ぎて溜息の連発ですよ。

見ドコロは、実際のレアル・マドリードの試合にうまい事映像を被せて見せるサンティアゴの試合シーン。
試合前・後のロッカールームでの選手の様子なんぞも見せてくれて、サッカーファンならよだれモノ♪
ベッカムが、ジダンが、ロナウドが、ロベルト・カルロスが・・・あああああー!←何だっつーの(^-^;

まーそれにしても何だな。
結局この映画の主役はベッカム様って事でOK?
・・・せめて最後はベッカムのアシストでサンティアゴのGOALにしなくちゃ、この映画の意味ないだろーがヨ(ぼそ)

ミソクソ書いてますが、それでも結構楽しめちゃいましたがね。
サッカーの試合シーンは誰が見ても楽しめますもの♪何だかんだで3作目も絶対に見ちゃいますよ。コレは。
クソかもしれないけど(をい)、もうここまで来たらこの作品と心は一蓮托生ですわ。(^-^;








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2007年05月29日(火) ツォツィ

監督:ギャヴィン・フッド
出演:プレスリー・チュエニヤハエ
    ケネス・ンコースィ
    テリー・ペート、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
南アフリカ共和国ヨハネスブルグ。アパルトヘイト廃止後も尚その差別に苦しむスラムに住む少年「通称・ツォツィ」は、仲間と組んで強盗や殺人も厭わない暗い目をした少年ギャングだった。ある日運転手の女性を銃で撃って強奪した車の中に、赤ん坊がいた事を知って愕然とする。思う所あってその赤ん坊を連れ帰ったツォツィは、赤ん坊に触れる事で封印していた自分の過去と向き合う事になる・・・

【感想】
2006年のアカデミー賞外国語映画賞受賞作品。
原作はヨハネスブルグ在住でアパルトヘイト廃止に声を上げ続けたという気骨の作家アソル・フガード氏。なんとフガード氏は差別された黒人ではなく、本来なら差別した側の白人なんだそーだ。

アフリカ、特に南アフリカにはいつか行きたいと思っているぴよなので、当然だけどアパルトヘイト〜現在に到る弊害等のかの国の歴史については一通りの基礎知識は持っているつもりです。
でも本作を見て思った。「知識として知っている事と、それを肌で感じて共感出来るか否かは全く別なのだ」と。

ツォツィは、言い方は悪いけど南アフリカ国内に掃いて捨てる程いる「よくある育ちの少年ギャング」
アパルトヘイト世代の無教養で貧乏な両親に育てられ、愛情を注がれる事もなく、粗暴な父から逃げるように家を飛び出してストリートチルドレン化して→やがて犯罪に手を染める、というお決まりパターンの少年。
そんな凶悪少年犯が、あるきっかけで生まれて数ヶ月の赤ちゃんと出会った事で自分の過去を振り返り、そして人間らしい思いやりや感情を取り戻す、といった話。

悪くはない・・・むしろ物凄くいい話なんだけど、何かが足りない。
そもそも当たり前みたいに平然と人に発砲しちゃうような腐れ外道なんですよ。こんな腐れ外道だったら、間違いなく赤ん坊を見つけたた段階で有無も言わさず赤ん坊を撃ち殺すか放置→見殺し確定でしょ。
でもツォツィは何故か赤ん坊を連れ帰る。きっと赤ん坊の姿に自分の報われなかった過去を投影したんでしょう。

愛情を受けずに育ったトラウマもあいまって、いつしか赤ん坊に自己投影して「何とか育てたい」という方向へ心が動き、そして少しずつ人間らしい優しい感情が垣間見える姿には、誰もがジーン♪と来る事請け合いでしょう。

でも、やっぱりやり方が粗暴なんだよね・・・赤ん坊の「生」を尊ぶまで行ったのに、赤ん坊の父親を殺そうとした仲間を逆に自らの手で殺してしまう。その言い訳が「アイツは人を簡単に殺し過ぎる」だもん。
人を簡単に殺すヤツや許せませんよ、ならどうしてアナタも簡単に人を殺してしまうんですか?そもそも強盗目的で入る家をどうして赤ん坊の親の家に選ぶかなぁ?言い訳としては「赤ん坊の生活環境が見たい・子育てグッズが確実にあると判っているから拝借したい」という所なんでしょうが、余りにも安直過ぎます。

確かにクライマックス→ラストシーンは感動します。
ツォツィを演じた役者さんは本作でスクリーンデビューの南アフリカ出身の新人さんのようですが、彼自身このツォツィと似たり寄ったりの経歴を経て本役を獲得されたそうで・・・だからなのか?ツォツィというキャラクターの心の深遠まで見透かすような素晴らしい演技には、演技以上の「魂の叫び」のようなモノすら感じさせてくれました。

それにしても彼の行動・言動の目に余る粗暴さに、正直ぴよは着いていけませんでした。
「知識として知っている事と、それを肌で感じて共感出来るか否かは全く別なのだ」と書きましたが、確かにアパルトヘイトについての知識は持っていたものの、映画を見る時に自分がツォツィの行動を評価?する物差しが「自分が育った環境」という視点なんですよね。

明日食べる物に困る程の貧乏体験をした事もない、親は常に無上の愛を注いで育ててくれた、そんな環境で育ってそれがスタンダードだという感覚の日本人のぴよに、かの国の状況下で育ったツォツィが取る行動の1つ1つがたとえ理解は出来たとしても、到底納得や共感なんて出来ないんです。

感想冒頭で「いい話なんだけど、何か足りない」と書きましたが、
これはもしかしたら足りないのはこの映画の質の問題ではなく、ぴよの感覚の問題なんじゃないか?と思いました。
親からの愛情の渇望感、絶望的な貧困、抜け出せない差別、これらを身に沁みて感じた事のない人間に、この作品の主人公の本当の心の動きや気持ち等、エラソーに語る資格等ないのではないか?

映画自体は素晴らしいと思います。ただ、ぴよには本作に共感出来る程の問題が無さ過ぎるんでしょう(苦笑)








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2007年05月26日(土) パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

監督:ゴア・ヴァービンスキー
出演:ジョニー・デップ
    オーランド・ブルーム
    キーラ・ナイトレイ、他
オススメ度:☆☆+


【あらすじ】
世界征服を目論む東インド会社のベケット卿は、デイヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れて、デイヴィと彼の船を操り次々と海賊達を葬り去っていた。海賊達が生き残るには「伝説の海賊」9人を招集し、かつて魂を人間の体に封じ込めたカリプソを再び開放させてデイヴィ卿と決戦するしか手はない。ところがその9人の海賊の1人ジャック・スパロウはデイヴィに捕らえられて海の墓場に連れ去られている。ウィル達はキャプテン・バルボッサと手を組み、ジャック救出に向かうのだが・・・


【感想】
全世界同時公開、世界中で話題沸騰の「パイレーツ・オブ・カリビアン」完結編!
もう説明する事などあるはずもない。ジャック・スパロウ祭りだ!ジョニー、最後だから飛ばしちゃってくれぇ〜♪

・・・と、期待する人が非常に多いはず。
勿論ジョニー大好き♪ぴよだって期待値MAXの鑑賞だったのですがー・・・どーしてこんな完結編なのぉ?(涙)
これははっきり言って頂けないですよ。多分世界中からブーイング出まくりの予感です。えぇ。

1番の問題は「どうしてジャック・スパロウを話の中心に据えなかったのか?」
このシリーズが人気爆発したのは、兎にも角にもジャック・スパロウの存在だった。これはジョニーファンのぴよが贔屓目に見てるんじゃなくて、誰もがそう思ってるはず。
それなのに、完結編にして肝心のジャックの存在感が余りにも薄過ぎる。奇天烈でお茶目なキャラなのは相変わらずで、確かに何とかしてジャックを魅力的に見せようという努力もしているようですが、ウィル&エリザベスのネタが本筋のウェイトを大きく占め、それによってジャックの存在意義は横に押しやられてしまった感は否めなかったと思う。

それからジャック登場までのエピソードが長い割りに非常に判り難い。
更に言えば、色んなキャラがそれぞれの思惑で仲間を裏切るんだけど、誰が誰を裏切って、裏切る事でどういう特典が得られる等のカラクリが判り難くく、更に裏切りと裏切りが重なる事で交錯したそれぞれの思惑の駆け引きも判り難くなってしまっている。結局誰が何を成したかったのか?どういう目的だったのか?が理解し難い。
勿論2作目の内容をしっかり覚えている人なら最終的には判るんですが・・・それにしても判り難い作りですよ。

それから散々引っ張ったカリプソの復活ネタ、これが全く魅力がない&説得力がない。
かなりの時間を割いて「伝説の海賊9人の評議会」シーンを見せているんだけど、そのくせ肝心のカリプソの魂を人間の体から開放してやったにも関わらず、ただ大渦巻きが出来ただけでまるで復活させた意味を成していないのは痛過ぎる。

はっきり言って・・・脚本がクソですな。(きっぱり)
前2作、と言うよりも前作からの続編にして3部作の完結編なので、提示した様々なネタを収束させなければいけないのは百も承知しているけど、それにしてもどのネタも見せ方が雑で判り難く、しかもオチは小粒でインパクトに欠ける。しかも肝心のジャック・スパロウが単なる脇役になってしまった為に見ドコロにも欠ける。

誰もが超大作「娯楽」映画だという認識で見ているのに、どうしてこんな単なる辻褄合わせみたいな凡庸な作りにしてしまったのか?理解に苦しみます。
確かに映像はスゴイですよ。戦闘シーンも派手に見せて「もうええっちゅーねん」くらいにしつこくやってくれてお腹一杯でどうでもいいってくらいなんですが、長々と戦闘シーンを流してるくらいなら、もう少し脚本練って誰もが「スッキリしたぁ♪」と思える明瞭簡潔にして納得出来るオチ作りに心を砕いて欲しかった。

そんな訳で、本作が完結編だというのは本当に残念至極としか言い様がない。
上記の「オススメ度」は映像技術とお猿のジャックが可愛かった、大好き♪ジョニーが見られたという点だけで付けさせてもらいましたが、もし好きな役者が出てなければ「散々期待させてコレかよ!ふざけんなー!」と発狂寸前ですよ。

今年のラジー(ラズベリー賞)ノミニー決定か?・・・受賞したらジョニーに会場でスピーチしてもらいたいワ♪(コラ)







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2007年05月21日(月) 恋愛睡眠のすすめ

監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル
    シャルロット・ゲンズブール
    アラン・シャバ、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
父の死がきっかけで長年暮らしていたメキシコから母が住むパリに移住してきたステファン。母の経営するアパートに住んでいたステファンは、隣の部屋に引っ越してきたステファニーに恋してしまうものの、ステファニーの友人が「隣は口うるさい大家の部屋ね」と語っているのを耳にして、自分が住んでいると言えなくなってしまう。片思いのステファニーとせめて夢の中では恋人同士に・・・と望むステファンは、やがて夢と現実を混同するようになってしまう。


【感想】
ぴよ大好き!ガエル君主演の新作ファンタジーラブコメ。
監督は「エターナル・サンシャイン」で日本でも知名度の高くなったミシェル・ゴンドリー氏。そしてガエル君が好き好き大好きになってしまう恋のお相手はシャルロット・ゲンズブールという豪華な組み合わせ♪

映画冒頭から手作り感いっぱいのキュートな妄想空間がてんこ盛り!
ガエル君演じるステファンは子供の頃から夢想癖(妄想癖?)があるらしく、夢と現実がごっちゃになって区別が付かないというノータリン兄ちゃん・・・いきなり無茶苦茶書いてますが、現実にこんなヤツがアパートの隣に住んでいる上に自分が好かれようものなら迷惑千万です。
ガエル君が猛烈に可愛いから許されるものの、冷静に考えれば社会不適合者のストーカーでしかありません(笑)

要するに、この映画は冷めた目で見てはいけない手合い。
映画の構成も何が夢で何が現実なのかを観客にも混同させようという工夫をふんだんにして、且つ夢の中ではチープでカラフルで楽しい手作りアニメを多用してファンタジー感を出して「不思議でキュートな妄想世界」を楽しみましょう♪というお遊び心を全面に押し出しています。

これは好き・嫌いがかなりはっきり分かれるタイプの作り。
判り易いハリウッド製ラブコメ、泣きを強要する邦画・韓流系ファンタジー恋愛物好きさんには全くダメでしょう。

そんな訳で、不思議ちゃん世界を単純に楽しめる方には、このゆるーい作りはハマるだろうと思います。
内容自体はどーって事ないんですが(コラ)、セリフがウィットに富んでいるし脇役のキャラクターも秀逸。特にステファンの会社の同僚達なんて楽しいですね、頭の中はおねーちゃんとヤる事しか考えてないような超ステレオタイプの「おフランスエロおやじ」なんて最高に笑わせてくれます。やたらエロネタ連発なんだけど、妙に愛嬌があって愛すべきキャラ。

ステファン自身も肝心な場面でアホみたいなエロい事言って、腰くだけまくりの超脱力系な野郎です。
ステファンがイラストを書いた「災害論カレンダー」についてスピーチするシーンで「災害の被害者に感謝します!」なんて語らせる辺りなんて、ゴンドリー監督の大人の遊び心を感じさせてくれて楽しいったらありゃしない!

それにしても、シャルロットは歳食ったなぁ・・・正直言ってガエル君のお相手にしてはトウが立ち過ぎ。
でも何か彼女って雰囲気がいいんですよね。神経質っぽい顔立ちなんだけど、何故かステファンの妄想世界に引きずられて結構楽しんでいたりする様子は、見ていて違和感なくすんなり受け入れられる。
結果的にはなかなか秀逸なキャスティングだったんじゃないかと思います。

個人的にはこういう作品って好きなんですが、基本的に万人ウケしない作りなのは確かです。
決してオススメはしませんが・・・ガエル君ファンならとりあえず必見♪








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2007年05月18日(金) そのときは彼によろしく

監督:平川雄一郎
出演:長澤まさみ
    山田孝之
    塚本高史、他
オススメ度:☆☆+


【あらすじ】
子供の頃、幼馴染みと約束した「アクアプランツ」の店を持つ夢を叶え、細々と経営していた遠山智史の元に、ある日スーパーモデルの森川鈴音が現れて店に居座られてしまう。不審に思いつつも鈴音を居候させる智史だが、鈴音に何か懐かしい気持ちを抱いていた。それもそのはず、実は鈴音は正に夢を約束した幼馴染みの「花梨」その人だったのだ。再開を喜ぶ花梨と智史だが、もう1人の消息の知れなかった幼馴染み「祐司」が、事故でこん睡状態になっていると知り・・・


【感想】
「いまあい」「ただ君」に続く、人気小説家「市川拓司」氏著の同名タイトル作品を映画化。
これを長澤まさみちゃん、山田孝之君、塚本高史君のトリプル主演で作ったという豪華企画!

ところでいきなりアレなんですがー・・・
少なくとも「トリプル主演」ってのは間違ってますね。確かにまさみちゃんと山田君は主演ですが、塚本君は決して主役クラスの役回りではありません。塚本君ファンが彼目当てに映画見に行ったらがっくり来る事は間違いないでしょう。
別にまさみちゃん×山田君のダブル主演というコピーで問題ないと思うんだけど、どうして塚本君も強引に主役だと映画会社は言い張るんでしょうか?理解に苦しみます。

まあキャストについては置いておいて。
内容もね・・・ぴよは市川氏の原作著書を1作も読んだ事がないのですが(ファンタジーや恋愛ジャンルは苦手なので)、それを差し引いてもこの映画はどれだけ原作に忠実に作られているのでしょうか?
もし原作も本映画とほぼ同じ展開だったとしたら、これは原作がクソなんだと言わざるを得ない。(をい)

「主人公が難病・不治の病」「死者からのメッセージ」がファンタジーの王道なのは判りますが、少なくとも市川氏原作の過去の2作品もこのパターンでしたよね。で本作もやっぱり「主人公が謎の難病で余命いくばくもない」という設定。もういい加減飽きないかなぁ〜?これってアレと同じですね。すっかり世間に飽きられた「韓流恋愛モノ」と同じ系譜。
「2年位経ったら韓国でリメイク映画が作られそうだよな」と思いながら見てましたよ。

まあ、そうは言っても映画中盤までの「第一のクライマックス」までは王道なファンタジーながらも楽しめる。
この作品で最もぴよが評価したいのは、何と言っても花梨・智史・祐司の3人の子供時代のエピソードと子役の演技。
映画は中盤まで現在の姿と過去の子供時代の話を交互に見せていくスタイルを取っていますが、この子供時代のエピソードはどれもこれも秀逸ですし、それに3人それぞれを演じた子役が実に上手い!
特に花梨ちゃんは良かったなぁ〜・・・彼女と智史の母親との絡みにはマジで泣けましたよっ!!

それを引き継ぐ形で、映画冒頭に見せるクライマックスのシーンに入った辺りで周囲は鼻をすする音がアチコチで響き渡るという訳です。このシーンの、花梨が祐司に宛てたメッセージを読んで智史が慟哭する姿には、誰も彼もがウットリとした感動に浸り切って「ワンパターンな作りだとは思うけど、でも泣けるわぁ〜♪」と言うハズなんです。

・・・どうしてこの作品、ここで終わっておかなかったんでしょ?
散々泣かせてもらって「後はスタッフロールを見るだけ」と誰もがスタンバイしてからがエライ長いんです。
エライ長いと言うか、もうただの蛇足でしかない。蛇足どころか「ラストシーン」がこの作品を台無しにしています。
正直言ってラスオチのシーン、やたら感動的な音楽流して盛り上げようと頑張ってますが、ぴよはドン引きでしたよ。

この展開にしたかった気持ちは判らなくもない。
こん睡状態の祐司と花梨の絡みを更にオチに繋げたかった気持ちは充分判るんです。だったらこんなツッコミどころ満載などうしようもないオチにしないで、祐司と花梨をラスオチにして、その前にせっかく智史の母親が先に逝ってくれてるんですから(しかも幼い花梨はお見舞いにまで行ってるんですし)、智史の母親vs花梨でこのネタを前に振っておけば良かったと思うんですよ。そうすれば幼少期の花梨のネタがもっと生きるし、誰もが祐司と花梨のシーンに泣き崩れながら感動の嵐と共に映画館を後に出来たハズ。これでは先に逝ってくれた智史のママも浮かばれません。

そんな訳で、ラスオチにドン引きだったぴよはがっくり来ちゃいましたね。
少なくとも骨折経験のある方、1ヶ月以上床に臥せった事のある方だったら、あのラストのまさみちゃんの躍動的な動きとツヤツヤで張りのあるお肌を見て「いくらファンタジーだからってここまで人体構造を捏造すんぢゃねーゾ、コラ」くらいは吐き捨てそうな予感です(苦笑)

そもそも「熟睡したら死んじゃう」という病気ってあるんですか?別にファンタジーなんだからどうでもいいんすけどね。
でも本作を見て「もう市川氏の作品の映画化は見なくていいやー」って気になっちゃいましたよ。







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2007年05月17日(木) ザ・シューター/極大射程

監督:アントワーン・フークア
出演:マーク・ウォルバーグ
    マイケル・ペーニャ
    ダニー・グローバー、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
元海兵隊の腕利きスナイパーだったスワガーは、退役後山奥で静かに暮らしていた。そこへ退役軍人のジョンソン大佐が現れて大統領暗殺計画があるので阻止して欲しいと依頼に来た。依頼を受けたスワガーは阻止すべくフィラデルフィアの大統領演説会場近くで監視をするが、何故かスワガー自身が撃たれてしまう。ジョンソン一味の罠にはまったのだと気付いたスワガーだったが、大統領暗殺犯の濡れ衣を着せられて逃亡する身となってしまうのだ・・・


【感想】
2000年に「このミステリーがすごい!」海外部門第一位になったスティーブン・ハンター氏著の小説を映画化。
ミステリーは大好きだけど海外小説って滅多に読まないので全く知りませんでした。でも本作の原作小説を読まれた方は相当多いんだろうと思うし、本映画を期待している方も非常に多いだろうと思います。
主演は本年度のアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたマーク・ゴールドバーグ。割と好みの猿顔だぁ〜♪

「このミステリーがすごい!」の一位になるくらいだから、当然だけど原作はミステリーとして一級なんでしょうけど、原作を読まずに映画だけを見たぴよの感想としては、本作は少なくともミステリー好き・原作のミステリー部分がお気に入りという方にはそれ程ウケないんじゃないだろうか?と思いましたね。
むしろアクションを全面に押し出している。明らかにジャンルとしては「アクション」に分類されると思います。

なので「本作はアクション映画なのだ!」と割り切って楽しめる人には最強です♪
ちなみにぴよはミステリーも好きだけど、それに負けないくらいアクションも大好き!だから本作はかなり楽しめました。

とにかく絵がド派手でアクション好きさんの心を揺さぶる!
映画冒頭の狙撃シーンから迫力満点だし、その後も銃撃戦のシーンがわんさか出てきてワクドキですよ。しかも主人公のスワガーは腕利きのスナイパーにしてサバイバルのエキスパート(なのかは知らないけど、少なくともエキスパートレベル)という設定なので、誰でも簡単に手に入る物品で傷の手当をしたり相手に攻撃を仕掛ける武器を作ったりするシーンがバンバン登場してくれて、ワクドキ度は更に跳ね上がるという寸法です♪

銃撃シーンがどれだけカッコ良く見せられるか・・・そういう工夫がふんだんに成されている絵作りだったと思いますね。
ジョンソン一味の1人(かつて名狙撃手だった超根性悪なヤツ)の家を襲撃するシーンなんて圧巻の一言ですよ。
個人的に「うひょー!スワガーカッコイイぜー!」と思ったのは、この襲撃シーンで多用されていたスワガーが銃撃している姿を逆光で見せるというやり方。「漢(おとこ)だぜぇ!」って言いたくなっちゃう♪

・・・と、アクションシーンは大満足の本作ですが、まあご都合主義主導なのは否めません。
そもそも体を2ヶ所も撃たれた上に(急所は外れてるものの)川に落ちて相当流されてるにも関わらず、いくらサバイバルに長けてるとは言え素人ねーちゃんに傷口を縫合してもらっただけで完全復活するなんて・・・お前は不死身なのかよ!とツッコミ入れまくる人は多いだろうと思いますよ。ってか思いっきり心の中でツッコミ入れましたヨ(苦笑)
わざわざヘリ飛ばして行かなきゃいけないような場所にいとも簡単に現れるのも「アンタ、金いくら持ってるのよ?」と言いたくなるし、肝心の武器調達はどこでどーやってるのさ?と疑問符は飛び交いまくりますし。

加えて言えば、ネタの本筋のミステリー部分が「ああ、また強大で邪悪なアメリカさんですか」という展開で、正直言って肝心のミステリー部分にそれ程の魅力を感じなかったのは痛かった。
それに、例の証拠品をあの理由でああいう処遇にしたクセに(ネタバレになるから書けないー)、このオチってどーなん?
全然あの証拠品の処遇の意味がない気がするし、あそこでFBIを呼ぶ理由もさっぱり判らなかったですよ。

そんな訳で、確かに映画の筋や設定・展開は結構微妙なラインなんですが(苦笑)
それでも本作のアクションシーンはカッコイイ!アクション好きさんなら満足度は高いと思いますよ!!
少なくともぴよは「アクション映画」として本作は充分堪能出来ましたね。是非続編も作って欲し〜い♪







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2007年05月14日(月) リーピング

監督:スティーブン・ホプキンス
出演:ヒラリー・スワンク
    デイビッド・モリッシー
    アイドリス・エルバ、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
キャサリンはかつて牧師だったものの、愛する夫と子供を殺された事がきっかけで信仰を捨て、大学教授となって全ての超常現象や奇跡と呼ばれるものには科学的根拠があるという事を証明する専門家となった。そんなキャサリンの元にある田舎の町から「川が血のように赤く染まり、不気味な噂が立っているので調べて欲しい」という依頼が入る。次々と起こる災いが聖書の「10の災い」に則していて、それが森に住む邪悪な少女の仕業だという噂が立っているというのだ。


【感想】
オスカー女優ヒラリー・スワンク主演の新作B級オカルトホラー・・・って、勝手に「B級」って決めるなってか(苦笑)
いや実際、本作で顔を見て直ぐに名前が判るのがヒラリー嬢しかいませんよ。監督は「ライフ・イズ・コメディ!」や米国TVドラマ「24」シリーズのファースト・シーズンの監督・総指揮等も手掛けているスティーブン・ホプキンス氏。

映画の舞台となる信心深い小さな田舎町で起こる超常現象が、ことごとく旧約聖書の出エジプト記に記載されているモーセとエジプトのファラオとの間に起こった「10の災い」のエピソードに則しているというのがキモ。
日本人には聖書ネタは余りウケないと思うのですが、本作は逆にこの「10の災い」のエピソードを知らない方がオチまで楽しめるんじゃないかと思いますね。(敢えてここには10の災いの内容を書くのはやめておきます)
ちなみにぴよは子供の頃に教会に通っていたので、この10の災いのエピソードは知っていました。

知ってはいましたが、本作はなかなか脚本が良く練れていて面白いです!
序盤に何気なく交わされる会話が、後に重要な意味を持っていて「ほほーう」と感心させられます。本作をご覧になる方は映画序盤を「かったるいなぁ」と思わずにきちんと細大漏らさず見ておいて下さい。

要するに、オカルトホラーと言うよりもミステリーに近い作りですね。
確かに薄気味悪いシーンも随所にありますが、それ程恐怖感におののく程ではありません。音とおどろおどろしい映像で煽っておいて突然誰かが現れてビビらせたりするパターンが多いし、何かに触れると過去のある場面がフラッシュバックのように再現されるみたいな・・・ホラーとしては割りと平凡な作り(苦笑)

でもサスペンスとして考えれば非常によく出来ています。
ただし「10の災い」の内容をよく知っている人だと、映画序盤のシーンでオチが見える可能性が高いし、男性陣に今ヒトツ魅力がないので「ヒラリーの相方」としては物足らない感があります。
それからキャサリンが見る夢と現実がごっちゃになっている?何が現実で何が夢の出来事なのか観客に判別の付かないような卑怯な見せ方をしているのでちょっとなー・・・と思うんですが、これは最後の最後で「ずるいな」と思いつつもなかなか気の利いたオチを付けていましたね。

でも、この映画で一番痛いのは何と言っても「映画宣伝用ポスター」でしょ(苦笑)
本作のポスター、ご覧になりました?キャッチコピーが「イナゴ少女、現る。」ですよ。全然違うっちゅーの!(^-^;
しかも映画チラシの裏なんてもっと笑えるヨ。「虫とか出しちゃうよ」だもん!こらこら!!
確かに日本では聖書ネタがウケないのは事実だけど・・・映画配給会社の社員も苦労が絶えませんなぁ〜(笑)

個人的にはホラー苦手でサスペンスや聖書ネタは好きなので、本作は楽しめましたね。ホラー嫌いの方も是非♪






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2007年05月09日(水) スパイダーマン3

監督:サム・ライミ
出演:トビー・マグワイア
    キルスティン・ダンスト
    ジェームズ・フランコ、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
既にNY市民の人気者となったスパイダーマンことピーター・パーカー。大学は主席の成績、恋人のMJはブロードウェイの舞台に立つ事になり恋愛も順調。遂にMJにプロポーズする決意をする。ところが謎の黒い生命体に寄生されたピーターは、復讐にとらわれて自分を見失って「ブラック・スパイダーマン」となってしまう。そんなピーターの前に現れた最強の敵サンドマンとヴェノムがスパイダーマンの命を狙う。 


【感想】
大人気アメコミ映画「スパイダーマン」シリーズ3作目。
2作目で「ヒーローとしての生き方」に苦悩していたピーターは、一皮向けてすっかりヒーロー生活にも慣れてちょっぴり天狗状態になっているという設定。ま、人間誰しも散々持ち上げられれば天狗にもなりますわな(苦笑)

で、今回のテーマは「許し」
自分を許せるか、相手を許せるか、そして受け入れられるか・・・これは全世界共通のヒューマンネタだと思います。
毎回このシリーズはピーターの叔父&叔母(2作目からは叔母のみ)が作品テーマに沿ったうまい事を言う。
本作でも叔母ちゃんが「一番難しい事から始めるのよ。自分を許すの」と語るシーンがありますが、ぶっちゃけこのシーンに一番感動してる段階でラストシーンなんてどうでもよくなったぴよです。(こらこら)

今回は敵が多い。前作から引き続き大活躍?のニュー・ゴブリン、それから砂と同化しちゃう「サンドマン」、更にはピーターも被害に遭った謎の黒い物体に寄生されて悪玉宣言しちゃったカメラマン「ヴェノム」
しかもサンドマンとヴェノムはタッグを組んでスパイダーマンを亡き者にしようと画策するという大盤振る舞い!

大盤振る舞いし過ぎたのか?ちょっとエピソードが多過ぎて詰め込み過ぎな感じ。
それぞれの悪役キャラの人物像や背景も見せながらMJとの恋愛模様も見せて、更には叔父の殺人犯への復讐や前作まででネタ振りしてるニュー・ゴブリンとの関係も見せなきゃいけないので忙しいったらありゃしない。
どれか1つキャラを削ってエピソードをもう少し掘り下げても良かったんじゃないか?と思うんだけど。少なくとも3作全てに登場してるニュー・ゴブリンことハリーとのエピソードは削れないから、サンドマンかヴェノムのどちらかは削った方がスマートだったじゃないかと思うんだけどな。個人的にはサンドマンは削れたんじゃないかと思う。

でも別の方向から見れば、これだけエピソードを詰め込んでいるのに、とにかく「許し」というテーマに沿って、全てのネタを半ば強引だろうがきちんと収束させているという点は凄いと思いますよ。
それから今更評価するのも?って感じがしますが、改めてこのシリーズは本当に映像が手が込んでると思う!
最新VFXやCGを駆使した映画って「もう見慣れちゃったよー」と思うものですが、このシリーズの映像は本当に出来がいいと思いますね。細部まで非常に手が込んでて本当に凄い!

この手の作品はどうしても映像技術や話の筋自体しか評価されないものですが、ぴよは今作のトビー君の演技はなかなか良かったと思いますね。
「いい人ピーター君」と黒い生命体に乗っ取られて「ノリノリピーター君」になった時のギャップが凄く上手い。顔付きや細かい表情から目付き・身のこなしに到るまで、実に上手く演じ分けていたと思いますよ。
・・・ブティックの前で腰フリフリすんのはやり過ぎだと思いますけど(苦笑)

テーマに沿って上手くまとめてあるという感じはしましたが、やっぱりちょっと詰め込み過ぎましたね。
あれもこれもと手を広げずに、もう少しエピソードを絞って見せてくれればなぁ〜という感じです。これだけの映像とこれだけのキャストとこれだけの脚本・演出なのに、どれもこれもエピソードが小粒な印象を受けてしまって勿体無いです。

ただ、見て損はないと思いますよ。全世界で大ウケするシリーズって数少ないです。
どの国でもウケるという事は、それだけクオリティの高い作品なんです。それは誰もが認める所でしょう。
・・・でもぴよ個人的には、3作全部鑑賞してみて「2作目」が一番面白かったかな?







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2007年05月07日(月) スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい

監督:ジョー・カーナハン
出演:ベン・アフレック
    アンディ・ガルシア
    アリシア・キーズ、他
オススメ度:☆☆−


【あらすじ】
ベガスで人気のマジシャン「イズラエル」は、マフィアに可愛がられている内に自分もマフィア気取りになり度が過ぎて逮捕されてしまった。終身刑を逃れたい彼はFBIと司法取引をしようとしていた。それを知ったマフィアの大物スパラッザが「イズラエルの心臓」に100万ドルの賞金を掛けたという情報が入る。世界中の殺し屋がイズラエルの命を狙う中、FBIはイズラエルの身を守る事が出来るのか!?


【感想】
「NARC・ナーク(2003.6.11鑑賞)」で高評価を受けたジョー・カーナハン監督の最新作。
以前NARCの感想で「M:i:�靴隆篤弔忙慳召気譴拭廚判颪�ましたが、結局M:i:�靴六�らずに本作を撮ったらしい。
ちなみにNARCはかーなーりーツボに入った。だから本作はめっちゃくちゃ期待していたんですよネ♪

・・・んー。
素直にM:i:�靴鮖�っておけばよかったんじゃねーのか? ←いきなり何を言うか(苦笑)

予告編を見る限り「スタイリッシュなB級アクション@スカッと楽しめまっせ!」という感じを受けていたのですが、蓋を開けてみると割りと真っ当なクライムサスペンス・アクションというオチ。
いや、映画が始まってずーっとずーっと「スカッと楽しめるB級アクションなのだ」と思い込んでいたのですが、映画が終盤に入っていきなり「どんでんオチ」みたいな本気のサスペンスの種明かしが始まったので、正直言って驚いた。
・・・え。この作品ってそーいうジャンルだったの?全然気付かなかったよぅ!って感じですか(^-^;

別にB級アクションだと思わせておいて、実はすっごいサスペンスオチだった!でも悪くはないのですが、見せ方に問題があるんだろうと思うんですよね。
予告編でも流れている「派手な銃撃戦シーン」、それ程カッコイイとは思えない。思えない割りにやたら長い。
散々中だるみ感にあくびが出そうなトコロに持ってきて、取って付けたようなどんでんオチ。問題なのはどんでんオチが明らかになっても「えええー!そーいう事だったのかぁー!」という爽快感がまるでない事でしょう。

サスペンス部分をもう少し前面に押し出したストイックな作りにするか、いっそサスペンスにしないでお気楽極楽痛快バカアクションにしちゃった方が楽しめたんじゃないだろうか?と思ったんですけどね。
サスペンスにしてもB級アクションにしても、どちらも中途半端でどちらにも乗れないって感じでした。

ところで・・・
映画のチラシを見ても公式サイトを見ても、キャストの筆頭がベン・アフレックとアンディ・ガルシア。
本作は沢山の役者さんが出演していますが、確かに日本人に馴染みのある役者はこの2人でしょう。そして映画が始まると冒頭からベンが怪しい髭面で事件背景を語ったりして、誰が見ても「ベンが主役ぅ?」と思う訳ですよ。
それがそれが・・・まあ、あまり語ると面白くなくなっちゃうのでアレですが、「えぇー!マジで!?」な展開。
ある意味、本作のサスペンスオチよりもベンの扱いの方に驚きましたよ(苦笑)

ラストシーンも締まらないっつーか、何て言うか・・・コレ、脚本も演出も正直言ってダメでしょ(ぼそ)
ちょっと意味不明なトコロもありましたし(あの妙に興奮したカンフーかぶれのガキの存在って何よ?)、登場人物の説明部分に小洒落たキャプション付けちゃって、これが「スタイリッシュ」とコピーが付く由縁なのかもしれませんが・・・うーん。

ジョー・カーナハン監督、すっごく期待してたんだけどな。ちょっとがっかりです。







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