ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2005年11月29日(火) ふたりの5つの分かれ路

監督:フランソワ・オゾン
出演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ
    ステファン・フレイス
    ジェラルディン・ペラス、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
ある事務所で淡々と離婚手続きをするマリオンとジル夫婦。今や珍しくもない光景だが、彼らは少し違った。手続き後ホテルの一室に向かい、慣れた手順で久し振りに体を合わせる2人。だが愛の奇蹟は起こる事無く、マリオンはホテルを立ち去って行く・・・そして2人の時計は逆に回り始め、思い出が遡って行くのだった。


【感想】
「フランス人監督」と言ったら、この方とリュック・ベッソンくらいしか名前が思い浮かばないよーん ←アホ
まあそんな訳で、ぴよが知ってるくらいだから世間の殆どの映画好きさんならこの方を知らない人はいないであろう、フランソワ・オゾン監督最新作。もうすぐ公開終了しちゃうから急いで見に行って来ました!
・・・ってか、ハリポタ早く見ろよー(^-^;<自分

オゾン監督作品と言うと「いかにもおフランス映画!」「ザ・おフランス映画!」って感じだよなぁ〜・・・と常々思っているぴよですが、本作もそんな期待を裏切らない「で?結局何なのさ?」なおフランス映画でした。

本来「訳わかんねー映画」というのは余りぴよはお好みではないのですが、何故かオゾン監督の作品って後引く感じ。
本作もまるまるそんな感じの「小細工がシャレた大人の恋愛映画」という風味がたっぷりの、意味不明な作品でした。
・・・褒めてるんだか吠えてるんだか、自分でもよく判っていません(苦笑)
自分でもよく判らないのですが、でも何か納得させられるよーな、させられないよーな・・・何書いてんだ?

そもそも作品の構成が結末から入って、その後どんどん出会いに遡っていくんですから「この結末の原因探し」が主題の作品だと誰もが思って当たり前ですよね。
もちろん監督もそれを観客にさも提示するかのようにエピソードを見せて行きますし。

で、結局答えを出してくれないというズルさったらどーでしょう!(笑)

でも最後まで見ていると、映画中で答えを出さない(出せない)のは当たり前だと納得出来ちゃうんですわね。
だって、誰だって過去に何度も恋愛して何度も失敗してるよね?
一つの恋愛が終わる時、誰もが必ず「あの時あーしていれば」とか「私のドコがいけなかったの?」とか、「IF」を沢山頭の中に抱えて悶々としますよね?

だけどその「IF」は在り得ない「IF」な訳で。
もし「あの時あーしていても」「私がどーにかしていても」、やっぱり別れる事になったんだろーと思う訳ですわ。
「あの時」でも「私」でもなく、自分も相手にも判らない何かの積み重ねが「別れ」という結末に向かって行くんだろーと。

だからこの作品も5つのシーズンに分けて「起こった事」を見せているものの、決定的なシーンも見せなければ、その時マリオンやジルが何を感じて何を思っていたのかを見せてもくれない。
きっと見せられないんだと思う。オゾン監督にだってこの2人がその時何を思ったかなんて判らないんだと思う。
ただ、「2人は別れる事になった」という事実しか判らなかったんだろーと思う。

恋愛って、そーいうもんなんだろーなー・・・と、何だかムリヤリ納得させられたよーな気にさせる映画でした(笑)







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2005年11月23日(水) キャプテン・ウルフ

監督:アダム・シャンクマン
出演:ヴィン・ディーゼル
    ローレン・グレアム
    ブラッド・ギャレット、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
ショーン・ウルフは海軍の精鋭特殊部隊を率いるエリート大尉。新しいミッションは殺された博士の家族を守る事。ところがウルフは今までにない敵と対面する事となる・・・それは博士の残した5人の子供達。母親がいない間、上は16歳の生意気盛りから下はオシメをした赤ん坊の面倒まで見なければいけないのだ。果たしてウルフは任務遂行出来るのか!?


【感想】
ディズニー映画に初主演&コメディ初挑戦のヴィン・ディーゼル最新作。
ヴィンって一見強面だけど、すっごく目が可愛くてキュートなのよネ♪実は相当お気に入りだったりするの♪
・・・ってな訳で、「所詮ディズニー映画ですから!」と百も承知ですが見に行ってしまったぴよです。

ま、思ったトーリのディズニー映画です。
「ゆりかごから墓場まで」「子供から大人まで」あまねくお楽しみ頂けるディズニー映画です。

クソガキ達に大奮闘するウルフが、やがて心通わせてクソガキ達もなついて来ると可愛くてしょーがない。更にはお約束通りウルフは家族愛に飢えていて、子供達と交流する内に「家族の温かさ」に酔いしれる。
勿論ヴィンが出てるんだからハードなアクションシーンも盛り込みますヨ!
おっと!忘れちゃ〜いけねぇ。ディズニーだから当然だけど「コミカル動物キャラ」も登場させなくちゃーネッ☆

・・・何もかも承知して見てるんだから、今更何の不満があろーかっ!!(^-^;

まあ、ちゃんと楽しめますよ。予定調和です。
子供達と心通わせるまでをコミカルなエピソードで繋げて行くのも磐石ですし、個々のエピソードもソツがない。
「ピーター・パンダ・ダンス」が意外な使われ方をしていたのは、個人的に高得点ですヨ!

それにしても
ハリウッドのアクション俳優ってのは、代表作が何作か出来た後は必ずコメディに進出するのが決まりなんですかね?
スタローン然り、シュワちゃん然り・・・ある意味「アクションも出来るがコメディもこなせる」というのが、ハリウッドで一流のアクション俳優だと認められる為の登竜門なのかもしれませんな。

そう考えると、ヴィンもきちんと「ハリウッドの一流アクションスター」としての地位を確立して来ていると思いますよ。
少なくとも本作で「ヴィンの脳味噌は決して筋肉で出来ている訳ではない」という証明にはなりましたから(笑)

まあ・・・皆さんはDVDレンタルになって「1本100円サービスデー」に見れば充分です。えぇ(^-^;







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2005年11月21日(月) 親切なクムジャさん

監督:パク・チャヌク
出演:イ・ヨンエ
    チェ・ミンシク
    キム・シフ、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
幼児誘拐殺人事件の犯人として13年間服役していた彼女は、その天使のような容貌と慈愛に満ちた行動で、同じ服役囚人達から「親切なクムジャさん」と呼ばれていた。だがそれはクムジャの復讐劇の序章に過ぎなかったのだ・・・「親切なクムジャさん」とは、無実の彼女を殺人犯に陥れた「パク先生」への壮絶な復讐への布石だったのだ。


【感想】
「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」に続くパク・チャヌク監督の「復讐3部作」の最終章。
「復讐者に〜」は見ていませんが「オールド・ボーイ」を見て、その余りに冷酷で情け容赦ない復讐劇に猛烈な嫌悪感を覚えたものの、作品の完成度には絶賛するしかなかった・・・となると、パク監督の「復讐3部作」の最終章だと言われる本作を見ない訳にはいかないでしょう!

と、ものすごーく期待をして見た本作ですが、正直言ってかなり肩透かしを食らった感じでした。
    ↑
 だから最初に感想の結論書いちゃうと、後が書き辛いヨ!ってな(苦笑)

「親切なクムジャさん」を演じるのは、その清楚な容貌で固定ファンも多いイ・ヨンエ嬢。
実言うとぴよも彼女の事が結構好きなので、更に期待してしまったんですよね・・・言っちゃ〜何だが、何故この役をわざわざ彼女が演じなきゃいけなかったのか、見終わった今でもよく判らない感じですよ(^-^;

天使の容貌の彼女が悪魔のごとき復讐劇、というギャップが本作の見ドコロなんだろうというのは痛いほど判ってるつもりなんですよ。判ってるつもりなんですが、ムリしておっかないメイクと表情を作っても違和感バリバリなんだよね。
そもそも殺人の濡れ衣を着せられた挙句に我が子までも取り上げられてしまったというのに、全体的にクムジャさんの様子からは到底「何が何でもこの男に最大限の復讐をしてやるんだぁー!」という気迫が感じられない。

彼女の私恨が最大限の復讐の原動力になっているハズなのに、肝心の復讐劇に突入すると、何故か自分では手を下さずに周囲を巻き込んで「皆さんの復讐と手助けする、ちょっと正義の味方ちっく」な様子に終始しているというのは、どーもしっくり行かないっていうのか・・・

クムジャさんが服役中にどんなに「親切だったのか」というシーンをチョコチョコと挿入していくのが、出所後に服役時代の仲間がどうしてこんなにクムジャさんに肩入れするのか?という理由の説明なのは判るんだけど、別に話の筋として特に生かされる訳でもなく、ただ時間が冗長に延びるだけで余り効果的だとは言えない。
そこから後の彼女の復讐シーンとのギャップを楽しませようという意味があったんだとしたら、何故肝心の復讐シーンを彼女主導にしないで「他人任せ」にしてしまったのか、と。

ただ、クライマックスの「復讐シーン」の見せるようで見せない、見せないよーでグログロと見せるという、猛烈な感じの悪さは誰が見ても吐き気モノで一見の価値アリです♪←これは勧めてるんでしょうか?吠えてるんでしょうか?(笑)

「オールド・ボーイ」と同様、本作も「面白いか?否か?」という評価ではなくて「どれだけ不快になれるか?」というのがキモの作品なので(不快になれればなれる程勝ち組という、何とも不気味なジャンル)
そういう意味では「不快指数100%間違いなし!」の太鼓判なんですが〜・・・

どーも間の悪い作品、という印象でしたね。
作為的に時間軸を狂わせて、現在と過去をバラバラに見せて繋いで行くんですが、余り効果的とは言えない・・・ドコロか逆に話の筋と主題を判りにくくさせているような気さえしましたね。

コレがあの「オールド・ボーイ」を作った監督の3部作の最終章なのだと思うと、余りに稚拙だったように思う。
端折れるエピソードはかなりあったし、見せ方も脚本自体にももう一捻りあって欲しかった。かなり残念な作品(涙)








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2005年11月17日(木) 花都大戦(はなのみやこたいせん)ツインズ・エフェクト��

監督:アルバート・リー
出演:ジェイシー・チェン
    ジリアン・チョン
    シャーリーン・チョイ、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
昔々、女帝アーゴによって女人国となった花都では、男は全て奴隷として扱われて女帝の圧政に苦しんでいた。予言により前皇帝の末裔(皇帝星)が現れて神剣を手にし、女帝を倒して男女平等の国にする事を知った女帝は、密使を送り皇帝星の可能性がある人物を次々と抹殺していた。その頃宮廷内に何者かが侵入し、謎の石版を盗んで行ったのだ。その石版こそが前王朝復興の鍵を握る秘密の石版だったのだが・・・


【感想】
2004年に日本で公開された(製作は2003年)「ツインズ・エフェクト」の続編・・・ではなく、香港で人気絶頂(らしい?)のアイドルユニット「Twins」の2人が出演しているという理由で、内容に繋がりはないけど「続編扱い」になっているようです。
ちなみにぴよは「Twins」というユニットを全く知りません。しかも前作も見てない。
ただ「ジャッキー・チェン&ジェイシー親子共演」という謳い文句だけに反応。でも前作もジャッキー出てたんだね。
前作も今度レンタルして来て見なくっちゃー♪ ←ただのアホですから放っておきましょう

ジャッキー、ジャッキーと言ってますが、この作品は実は物凄く他の出演者も豪華なんです。
ドニー・イェン、レオン・カーフェイ、ダイエル・ウー他、とにかく今香港映画界でこの人がいなくなってしまったら、一体何を見たらいいんだい!?の超豪華なキャストが出て出て出まくってるんすよぅぅぅ!
・・・なのに、ぴよが住んでる名古屋では某単館映画館1館のみ、しかも朝1上映ONLY。何でやねーんっ!!


まあ、単館上映&朝イチ上映ONLYでも充分納得の行く作品でした(笑)

そもそもこの作品をわざわざ映画館に足を運んで見に行く人ってのは、よっぽど出演者の誰かが好きか、死ぬほど香港映画が好きか、そうじゃなければ映画の神様と「オレ(私)は一生B級映画しか見ない!」と契りを結んだ人だけでしょうから、敢えて内容について触れるというのは野暮というモノでしょう(^-^;

うっかり間違えて「埋もれた名作を探して」この作品を見に行ってしまった方に、心よりお悔やみ申し上げます(笑)

まあそんな訳で、内容や映画の質や色んなモノを度外視して本作を見てみると
(じゃあこの作品の一体何を見ればいいのか?というツッコミも野暮なのでやめて下さいヨ。苦笑)
正直言ってぴよは「結構面白いぢゃん♪」という感想なんですよ。いや、冗談じゃなくて、ホントにだって!!

お顔が愛らしいだけのアイドルちゃんの映画かと思ったら、意外に動きがいいですし、コレ言っちゃうと既に見た人からもツッコミ食らいそうでアレなんですが・・・結構スケールもデカイし、絵もショボイけどキレイで見ドコロもあるんですよ!
いや、だから冗談じゃなくて本気で言ってるんだって!信じてよ!ホントだってばー!(^-^;

し・か・も♪
何と本作には「ジャッキーvsドニー・イェン」という、アクションファン垂涎コンビのファイトシーンがあるんだから!
ぶっちゃけワイヤー使いまくりよ!ムカつくのよ!!でも細かい動きと滑らかで美しい動線、これだけはどんなにワイヤーを駆使しても作り出せない「本物のアクションをこなせる者」だけが生み出せる動きと絵ですから!!
そこら辺のヘボ役者にCGとワイヤー使って、フィルムブチブチにぶっちぎって繋げて誤魔化してるのとは訳が違う。きちんとしたアクションが出来る2人だからこそ、一連の動きを大きく引いた絵で流して見せれるんですっ!!←ココ力説

ま、後はどーでもよかったわネ(バッサリ)
ちなみに「後」ってのは、この映画の一応「1番のウリ」であろう?「ジャッキーの息子がスクリーンデビュー」という部分の事なんですがね。もっと言えばその息子の「ジェイシー君」なんですがネ。

ナンデスカ?このロクにアクションも出来ない地味な顔で華もない青年わっ!?
「親の七光りでデビューかよ」と思ったら、本当に剣握って後光差してやんの。ココは笑うトコロなのかよ?え!?


でも・・・ぴよはこの映画、本当に「結構面白いぢゃん♪」と思ったんですヨ。
昔の香港映画っぽくて楽しいんすよ。いや、だから冗談じゃなくて本気だって何度も言ってるぢゃーん!(^-^;







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2005年11月15日(火) イン・ハー・シューズ

監督:カーティス・ハンソン
出演:キャメロン・ディアス
    トニ・コレット
    シャーリー・マクレーン、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
弁護士のローズの所へ継母から家を追い出された妹マギーがやって来た。不器量である事を悩み、仕事だけが生き甲斐のように生きてきたローズとは対照的に、妹のマギーは自慢の美貌を武器に奔放な生活を続けて仕事も決まらない。散々振り回された挙句に恋人を寝取られたローズはマギーを家から追い出してしまう。行き場のないマギーはふとしたきっかけで祖母がまだ生きている事を知り、祖母が住むフロリダまで訪ねて行くのだが・・・


【感想】
ジェニファー・ウェイナーのベストセラー小説を映画化。監督は「L.A.コンフィデンシャル」のカーティス・ハンソン、脚本は「エリン・ブロコビッチ」のスザンナ・グラントという豪華な組合せ。
豪華なのはスタッフだけじゃなくて、主演はキャメロンとトニ・コレット、更に彼女達の祖母役には重鎮シャーリー・マクレーンという・・・これは何かの祭りですか?ってな状態ですな。

簡単に言うと、「ブスだけど利口な姉 vs 美人だけどバカな妹」という組合せの姉妹が、すったもんだの末にお互いが成長してお互いを認め合って「やっぱり姉妹ってサイコー!アタシ達ってブラボー!」という話です。
・・・げー。もうこれだけで90%ネタバレしてる予感(苦笑)

いやまぁ、話はコレだけではありませんが、コレが意外に良く出来てましてネ。

要するに「完璧な人間なんて存在しない」って訳ですわ。
誰だって自分の中にコンプレックスやトラウマの1つや2つ持っている。時としてそれが足かせになって、自分の生き方や人生すらも左右してしまう・・・そんな「自分のコンプレックスに人生振り回されっ放し」の姉妹が、本当に自分に必要なもの・自分を必要としてくれる場所を探して見つけて成長する。

更に言えば、血の繋がった姉妹だからこそ本気で相手に意見が出来る。逆に血の繋がった姉妹だからこそ相手の一番痛い部分をズバリと突いて傷付けてしまう。
ぴよには男の兄弟しかいないので、彼女達の本気で呪い合ってるようで実は最も愛し合っているという「姉妹愛」がすごく羨ましく目に映りましたね。

そんな訳で、誰が見ても気持ちのいい作品です。
お涙頂戴への布石の連続では息が詰まりますから、そこんとこは老人ホームのでしゃばり爺さん婆さんが登場してうまく緩和してくれますし、キャメロン・ディアスは次から次へとエッチでCUTEな衣装を身にまとって絵的にも楽しい♪

祖母と姉妹の父親との確執ネタも本筋にうまく絡んでいてソツがないし、母親の死因に関わるネタは出来すぎなくらい。
おバカのマギーが唯一覚えている「人生最高にハッピーだった日」が、クライマックスでこう使われますか!この脚本家は本当に伏線の張り方や見せ方が上手いなぁ〜、と感心しますね。

難を言えば・・・「靴」ですか。
「何足買っても満足出来ない。自分だけにピッタリの一足が見つからない」というネタがこの作品の言いたい事を代弁しているハズ(だよね?)なんですが、靴に関するエピソードと存在感が薄い気がするなぁ。
まあ・・・靴はあくまでも象徴であって、それ自体に重要な意味がある訳じゃないからいいんだけどサ。

そうは言っても、かなりオススメな一作です。
デートムービーというよりも・・・女の子同士や姉妹で、またはたまには女性一人で鑑賞してみてはいかがでしょう?
コンプレックスを持つ、世の中全てのいとおしい女性達に捧げたい・・・そんな優しい気持ちになる作品です。








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2005年11月11日(金) ナインスゲート

監督:ロマン・ポランスキー
出演:ジョニー・デップ
    フランク・ランジェラ
    レナ・オリン、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
腕利きの古書鑑定人コルソは、悪魔の研究家として知られる収集家バルカンから、世界に3冊しか現存していない伝説の悪魔祈祷書「影の王国への九つの扉」を探して欲しいという依頼を受ける。バルカンは3冊の内の1冊を最近手に入れたのだが、その本の真贋を見極める為に残った2冊の本と見比べて欲しいというのだ。法外な報酬を提示された事で仕事を引き受けたコルソだが、その直後から彼の周囲で怪しい影が付きまとうようになる。


【感想】
1999年製作(日本公開は2000年)のオカルトホラー?ホラーミステリー?作品。
ジョニー・デップ主演映画なんだけど、公開当時「怖い映画は見たくない!」と思って敢えてスルーしていたものの、その後バンバン映画を見るよーになって随分オカルト物にも耐性が出来たので、きっと今見たら大して怖くないだろう・・・それにジョニー主演作品だからやっぱり見ておきたい・・・と思ってDVDレンタルして来て鑑賞。

この作品、ロマン・ポランスキー監督作品だったんですねぇ。借りるまで知りませんでした。
ロマン・ポランスキー監督と言えば「戦場のピアニスト」でオスカーを手にした事が記憶に新しい・・・もっと言えば、その授賞式に彼が参加するかどうかで随分物議をかもした事も記憶に新しいですわな。
(蛇足だが、彼は幼女にレイプをしたかどで逮捕・保釈中に海外へ逃亡。未だに逃亡犯です。)

人間としてはクソかもしれんが(コラ)、彼の作品は意外に面白いと思っているアタクシ。作品の質と人間の質は必ずしも比例するものではないという好例なんでしょうなぁ(苦笑)


さて、前置きが長くなってしまいましたが。

日本では余り馴染みのない「悪魔崇拝」に関連するネタなので「取っ付きにくいなぁ〜」と思っていたものの、見始めるとグイグイと話に引き込まれて「謎解きモノかにゃ♪(←かなり好き)」と画面に釘付け。
何しろ謎解きに挑むのは我らがジョニー@眼鏡+ヒゲ面もセクシーで可愛い♪ですし、映画冒頭も何の説明もなく老紳士の自殺シーンから入り、その後もチョロチョロと「こりゃ〜後の展開の重要なキーになるに違いないにゃ?」と、思わせぶりな小さなショットやシーン(いかにもオチの伏線ちっく)を挿入。
いいぞ♪いいぞ♪この手の見せ方はぴよのかなりお好みですゾ♪

と、なかなかいい感じに話は進んでいくのだが・・・いざ肝心のクライマックスに差し掛かる辺りから、どーもその勢いが失速してしまったと言うのか「単純に面白味が薄れた」と言うのか(^-^;

ラストシーンに関しては賛否両論あるらしいけど、ぴよはコレで充分だと思うんですよ。
でもちょっと説明不足?と言うのか・・・例えばテルファー未亡人のケツ(内モモ?)の入れ墨はどういう意味があったのかさっぱり判らなかったんだけどな。
単に「コレは黒魔術師や悪魔崇拝をしている狂信集団の証なんですヨ」って事だったんでしょうか?

コルソをストーキング(をい)している「謎の女」の位置付けもあやふや。
ぴよは最初彼女を「ルシファー(堕天使・サタン)」であろう、と思って見ていたのだが、コルソがピンチになるとやって来て彼を守るトコロを見るともしかしたら守護天使なのかもしれない。
でも彼が成そうとしている事は、結果から言うと「悪魔の降臨」なので、それを手助けするという事はルシファー?

そもそも超自然的なモノには全く興味のない、金しか信じない男コルソが、どうしてルシファーだか守護天使だかに選ばれて守られる事になったのでしょうか?
コルソが調査していく内に、自ら悪魔に魅入られてしまった・・・という事なのかもしれませんが(って言うかそういう事にしておかないと話の辻褄が合わなくなるしな)、少なくとも映画を見ていてコルソがそこまで悪魔崇拝に傾倒しているようには見えなかった。

どうも、そこら辺りが説明不足な気がするんですよね。
伏線の張り方は巧みなんだけどオチの説明が足りないので、見ていてスッキリしないし尻がむず痒くなる。
悪魔崇拝・オカルトに詳しい方が見ればコレで充分なのかもしれないけど、ここら辺りの知識の薄い日本人にはやはり難解で説明不足という感じにはなってしまうと思う。

ホラーを期待して見ると「大して怖くねーぢゃん」と思うだろうし、
ミステリーを期待して見ると「ミステリーオチはミエミエだったけど、小ネタの意味がわからんし」と思うだろう。
・・・どっちつかずだけど雰囲気はいいしジョニーは可愛い(うふ♪)ので、何だかムリヤリ満足させられたよーな。

うーん。でもぴよには消化不良。ぐぅ。








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2005年11月08日(火) カーテンコール

監督:佐々部清
出演:伊藤歩
    藤井隆
    鶴田真由、他
オススメ度:☆☆


【あらすじ】
東京の出版社に勤める香織は、ある事件が元で故郷下関から近い福岡に異動になった。福岡のタウン誌中の「懐かしマイブーム」というコーナーを担当する事になった香織は、昭和30年代後半〜昭和40年代中期までの間、下関のとある映画館に幕間に観客を楽しませる芸人がいたという投稿ハガキを読んで、故郷下関にある古い映画館「みなと劇場」を取材する事にしたのだが・・・


【感想】
「チルソクの夏」「四日間の奇蹟」に続き、監督の故郷・下関を舞台に撮影された作品。
ちなみに上記の2作品は鑑賞しているのですが・・・どーもぴよは佐々部監督作品は余り肌が合わない印象(^-^;
基本的に「麗しの人間ドラマ」という作りで一貫しているのですが(そして人間ドラマは本来好きなのですが)、どうも何かぴよのお好みのツボとはズレてるなぁ〜・・・というのが印象なんですよネ。
懲りずに再々チャレンジしまっさー!

・・・うむむむむぅ〜
どうやら本作もぴよのツボからはズレてたみたいです(苦笑)

決して「クソ映画」だとは思わないし、ツボに入る人は相当泣けちゃったりするのかもしれませんが(周囲にすすり泣きの声が聞こえましたしね)、ぴよには「はぁ。まあ。良かったですねぇ」程度にしか思えなかったんですがね、これはやはりぴよの精神に何か重大な欠陥があるという事なんでしょうかネ(^-^;

そもそもモノクロになってる昭和30年代〜の絵が、全然昭和30年代〜40年代に見えなかったんすけど。
全然古さを感じないし、チラリと写る遠景の下関の町も「全然現代の風景やんか」って思ったんだけどなぁ。

それから香織役の伊藤歩嬢。
彼女の事を全く知らなかった(でもフィルモグラフィを見ると、彼女の出演作品は何本か見てるぞ???)んですが、彼女の演技は世間で高く評価されているんですか?
ファンの方、先に謝っておきますが・・・彼女の演技はどーも鼻に付くと言うか、セリフ棒読みっぽいと言うか(^-^;
「香織」というキャラが、元々監督の意向で「表情に乏しくぼんやりしてる反応の薄い子」というキャラだったとしたら、彼女の演技力には相当確かなモノがあるんだろうと思うんですが。

ごめん・・・実言うと、彼女が役者だと思わなかった。
映画見てて「よく知らないけど、売れないグラビアアイドルが監督に拾われて本作で女優デビューしたのかな?」って、割と本気で思ってたんだワ。いや、ホントにファンの方すいませんっ!!
だってさ、乳が異常にデカクて(衣装もかなり強調されてたよネ?ね?)足長くて細いからさー ←言い訳

なかなか内容について触れませんが、実はあまり触れたくないネタだったんですな。
ぴよが最も苦手としているネタ・・・そう、「在日vs日本人」ネタですわ(^-^;
「チルソクの夏」もそーだったから、下関が舞台という事はもしかして?とは思ったけど、やっぱり思った通りだったから、その段階で「あー。こりゃー感想はまともに書けないなー」って、半ば諦めて見てましてネ(苦笑)

まあ、結果的に悪くなりようがない展開の作品なので、安心して見ていられます。
鶴田真由サン、なかなかいいですね。静かな中に秘めた色々な思いを表現する巧みな表情にはうるっと来ました。

ただねー・・・結果的に本作の狂言回しになった「香織」のキャラが、どーにもぴよにはダメでしたねぇ。
って言うか、根本的に面白くなかったんだもん!←今になって唐突に吠えてみたりする(苦笑)
「家族愛」を柱に描きたかったんだろう?とは思うんだけど、在日ネタにしちゃったから逆にピントがブレちゃったみたいな感じがしなくもないし、際立つキャラもいないし「主役不在」でモワ〜ンとした人間模様で終わっちゃった、みたいなさ。

もしかして「家族愛」じゃなくて「在日vs日本人の確執」ネタが柱だったの?
だとしたら中途半端に見せたクセによくワカラナイ香織の家庭の事情なんてどーでもいいよ。
ってか香織はいなくてもいいかもよ(をい)









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2005年11月07日(月) 理想の女(ひと)

監督:マイク・バーカー
出演:スカーレット・ヨハンソン
    ヘレン・ハント
    トム・ウィルキンソン、他
オススメ度:☆☆☆☆+


【あらすじ】
1930年。NYの社交界の華ロバートとメグ・ウィンダミア夫妻は、セレブが集う南イタリア・アマルフィに夏のバカンスを楽しみに来た。そこへ派手な恋愛経験が噂を呼んで社交界の鼻つまみ者になっているアーリン夫人が現れ、ロバートに密かに近付いて来たのだ。周囲で噂が持ち切りになり、やがて夫を疑う事も知らなかった無垢なメグにも知れてしまう。夫の愛を疑うメグは、夫の知人ダーリントン卿に誘惑されて心が揺らぎ始めるのだったが・・・


【感想】
オスカー・ワイルド氏の戯曲「ウィンダミア卿夫人の扇」の映画化。
元々の設定はロンドン社交界だそうですが、本作では1930年のNY社交界セレブ達が避暑に訪れた南イタリアで繰り広げる人間模様という風に変更されています。

ぴよお気に入り女優スカーレット・ヨハンソン嬢が出演しているという理由で鑑賞したのですが、この作品を見たいと言う方の多くは「オスカー・ワイルドの戯曲を映画化」というキャッチコピーの方に惹かれて見るんだろうなぁ〜・・・
舞台やミュージカル等をほとんど見ないので、ぴよは当然原作の内容を知りません。ファンの方、ごめんネ(^-^;

そんな訳で、元々の戯曲とどれくらい違う作風なのかぴよには判りませんが、少なくともこの映画は大当たり☆
めっちゃくちゃぴよのツボを押さえまくった、すんごぉーくステキな作品でした♪

とにかくその会話のオシャレで滑稽でステキな事と言ったら!!
社交界の重鎮達(言い方変えれば、金持っててヒマも持て余してるゴシップ好きの老人達だな)の語る恋愛感や男女の機微についての考察、ちょっとした挨拶から何気ない会話の一つ一つの楽しい事ったら♪
それは人生の酸いも甘いも嗅ぎ分けて到達した者達だけが楽しめる、そんなウィットとユーモアに富んでいて、その会話の中に彼らが歩んできた歴史まで垣間見えてとってもステキなんですヨ(^-^)

1930年代の社交界っていうのもツボ。
とにかく映画中に登場する人々の服装・装飾品・髪型やメイク、それから豪奢な建物と調度品の数々・・・どれを見ても小躍りしたくなる事請け合いの素晴らしさ!!
スカーレット・ヨハンソンの衣装なんて、清楚で無垢な若妻という雰囲気がぴったりお似合いで可愛いったらないワ♪

でもね、
やっぱこの映画の「一番の華」は、何と行ってもヘレン・ハント女史でしょう。
「恋愛小説家」でオスカー主演女優賞を手中に収めた彼女も、当年取って御年42歳。迫り来る「老い」には勝てず、もはや悪女役で「ええ歳コイたオバハンが若作りしちゃってー」と罵られるしかないのか・・・

と思いきや、老いを忍ばせつつも尚美しく輝かんばかりの神々しさ・瑞々しさをどう表現したらいいのかしらっ!

映画冒頭からずーっと、劇中の登場人物も映画を見ている観客も、同じ視点で彼女を見ているハズ。
彼女の内側や彼女の本質を中々明かさないように巧みに誘導して、そして映画中盤から驚きの展開を見せる妙技。
更にその難しい役どころをキッチリとこなして、誰もが最後はアーリン夫人に惚れてしまうという「理想の女」を見事に演じきったヘレン・ハント女史の演技の素晴らしさと言ったら!!

脚本もいいし、演技も素晴らしいし、もうどうしようもなくぴよのツボですっ!!ムキーッ!←何だよ、コレ(笑)

惜しむらくは、映画ラストのアーリン夫人とタピィの会話。
翻訳が悪いのか?ちょっと判りにくくて、サラサラァ〜っと流されて「へ!?」って感じ。
この会話まできっちりウィットに富んだオシャレな会話で〆てもらえれば、間違いなく☆5つ決定ですヨ。

大人のアナタに是非オススメしたい!
・・・ヘレンとスカーレット嬢が同じ衣装で見せてくれる「美乳対決」も、大人の楽しみの一つです♪(笑)









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