ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2003年09月30日(火) 陰陽師��

監督:滝田洋二郎
出演:野村萬斎
    伊藤英明
    中井貴一、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
平安時代、日蝕以来都では夜闇の中、高貴な身分の者が鬼に襲われる事件が相次いだ。同時期、右大臣の娘が夜な夜な奇行をするようになり、そして町にはどんな病もたちどころに治すという術師が現れ、そして内裏で都の宝「アメノムラクモの剣」が音をたてながら怪しい光を放ち出したのだ。
「アメノムラクモの剣」にただならぬものを感じ取った陰陽師・安倍晴明は、剣について古い書物を調べ始めた。そしてついに晴明・博雅・蜜虫は、朝廷と出雲の国との衝撃の事実に辿り着いたのだった。


【感想】
夢枕獏の大人気小説「陰陽師」シリーズの映画化第2弾。前作の大ヒットを受けて益々パワーアップ!・・と言いたい所なんですが、実は前作をぴよは見逃しているのでした(涙)
明日TVでやるんだよねぇ〜・・・せめて試写会とTV放送の日にちが逆ならよかったのにぃ(しくしく)
まあ、そうは言ってもコミックの陰陽師シリーズは多少読んでいるので問題ないっす♪

今作は「天の岩戸伝説」を核のモチーフに、京の都と神々の住む国・出雲とを絡ませて、舞台を平安京だけでなく神話の世界に広げています・・って、エラソーに書いてますが、前作がどんな話だったのか全く知りません(爆)

いやぁ〜・・でも、この映画の前作がヒットしたのはうなずけますねぇ〜!
ぴよは今作品でしか推し量る事が出来ませんが、それでも・・・平安絵巻さながらの手の込んだセットに衣装。「安倍清明」演じる野村萬斎の雅で怪しい所作や語り口。話のダレる所もないし、登場人物が多くてエピソードが多いにも関わらず、混乱しないで話をうまく主題にまとめ上げていく演出の巧みさ。
どんなに金かけてもハリウッドでは決して作れないテーマと時代背景というのも、大ヒットになる要因でしょう。

「天の岩戸伝説」と出雲 vs 平安京騒動を絡めたところも面白かった。
どーせ知り得ない時代の知り得ない人達の御伽噺なんだから、これくらい話が神話的でも全然OK!ヘタにリアリティのあるネタになっちゃうと、こういう話は逆に生臭くなっちゃって面白味に欠けるよねぇ♪(笑)

伊藤英明氏が演じる「源 博雅」は、予告編を見てて相当違和感があったんだけど(大体からして平安時代の貴人にしては健康的過ぎる。笑)、映画見てると予告編で感じる程の違和感はなかったっすよ。逆に博雅の役は、ボケと狂言回しというポジションなので、これくらいのすっとぼけたキャラで全然いいんじゃないっすか?
それより今井絵理子だよぉ〜・・・こいつ、何ですか?全然必要ありません。つーか出て来るとウザい。(^_^;)

今回重要な役ドコロを深田恭子ちゃんが演じてますが、なかなか好演してたと思うよ。彼女も相当の大根だけど(をい)、この映画に関して言えばかなり健闘してたと思うわっ!・・それに、ちょっぴり「はみパイ」してくれてるしー♪(爆)
中井貴一は健在。つーかメイク怖い(笑)・・・この人微妙に演技が臭いと常々思ってたんだけど、この映画のこの役ドコロは、逆にちょっぴり臭いくらいで丁度よかったと思うのよね♪(相変わらず無茶苦茶言ってる・・)

クライマックスで妙にファンタジーな光が飛び交ったり、野村萬斎が異常に怪しい女舞いしたりして(これが見せ場らしいんだけど・・どーなんでしょ?コレは。苦笑)かなりぶっ飛んだ・・つーか、ちょっと引いちゃいましたけど、日本で作れる御伽噺映画としてはかなり完成度が高いんじゃないか?と、ぴよは好評価しますね。


ところで、女形になった野村萬斎って・・・ユーミン(松任谷由美)に似てない?(^_^;)





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2003年09月29日(月) しの SHINO

監督:徳江長政
出演:小崎さよ
    長門裕之
    川上麻衣子、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
20歳の短大生「立石しの」は、ある日母親から見せられたビデオテープを見て物思うようになる・・それは幼い自分が亡き父親と共にベトナムを旅行しているものだった。しのの5歳の誕生日に事故死した父―このビデオテープがきっかけ決めた友達との卒業旅行で行ったベトナムで、偶然ある陶芸家に出会い、その人から岐阜県多治見市に彼女と同じ名を持つ陶器「志野焼」の存在を教えられたのだ。
しのはベトナムからの帰国後、何かに誘われるように岐阜県多治見市へ「志野焼」を・・自分探しの旅に出たのだが。


【感想】
ある意味ご当地映画。ぴよが住んでいる愛知県名古屋市と岐阜県多治見市は割と近い事もあり、この映画は名古屋で全国先行ロードショーになったそうです。今日はそれの更に先駆けで試写会でしたが、徳江監督、それから主人公しのを演じた小崎さよ(新人)、長門裕之、川上麻衣子の4人が会場に来て、上映前にトークショーもありましたわ。

これは実物見たから言える感想なんだけどー・・・
主人公を演じた小崎さよちゃんは、この映画で芸能界デビューらしいのですが、非常に愛らしい楚々としたお嬢様でした♪・・ですが、映画で見るとめっちゃ太って見える!!顔なんてアンパンマンみたいにまん丸に見える!!
これは撮影当時は太ってて、その後痩せたんか?(だって川上麻衣子は実物と映像にそれほどの違いはなかったぞよ)

映画はしのの独白形式のナレーションで進むんですがね、これがまた・・・めちゃ素人っぽいんすわー!
ナレーションだけじゃなくて演技も超ド級のヘタクソ。(^_^;)
セリフはほとんど棒読み状態だし、表情も乏しい・・・まあ、どんな女優さんだって最初はみんな素人なので、彼女にいきなりオスカー級の演技を要求するのはムリがあるってーもんですが、それにしても痛い程の素人っぷりだったわ(苦笑)

ですが、見てる内に段々見慣れてくるから不思議です。(はははっ)
それに長門裕之演じる志野焼の陶芸家に出会った辺りから、彼女の演技にようやく色が出て来た感じ。これはやっぱりいぶし銀の長門氏の演技に引きずられて、彼女も演技のコツを掴み出したって事でしょうか。

話は割と真っ当で、特にひねりもなければ予想の付くオチも磐石な青春映画系。
自分の将来に漠然とした不安を抱いていたしのが、ベトナムのバッチャン焼→多治見の志野焼を追いつつ、記憶の片隅にしかなかった父親への思いと、人との関わり合い方を模索し、そして陶芸家達との交流と陶芸を通じて人間的に一回り大きく成長する・・・

ただ、それまで人とコミュニケーションを取るのが苦手な(と言うより億劫がっている?)しのが、岐阜県多治見市にやって来ただけでいきなり饒舌になって自分から人に接するようになるってのは、どーにも合点が行かないんすけどねぇ。

それでも、ラストの晴々とした顔で颯爽と町を歩く姿や、それまでまともに食卓を囲む事のなかった母親と和やかに談笑しているしのの姿を見て、思わず「よかったぢゃん♪」って思っちゃったのは、やっぱり会場に小崎さよちゃんが来て、生の彼女の声でこの作品への思い入れを聞いてしまったからでしょうか?(笑)


ちなみに、しのの父親役を監督本人が、そしてしのの子供時代を監督のご息女が演じられているそーですよ。
それよりも、しのと母親(川上麻衣子)が住む家ね・・・コレ、川上麻衣子の自宅で撮影されてるそーなんですよ!!

芸能人っていい生活してんだなぁ〜・・・(溜息)





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2003年09月27日(土) フリーダ

監督:ジュリー・テイモア
出演:サルマ・ハエック
    アルフレッド・モリーナ
    ジェフリー・ラッシュ、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
メキシコに住む奔放で活発な少女フリーダは、18歳の時に乗っていたバスが事故を起こして瀕死の重傷を負ってしまう。奇跡的に一命は取り留めたものの寝たきりになってしまったフリーダに、両親がせめてもの慰みにと与えたものはキャンバスと絵の具だった。その後幾度もの手術の末、ようやく歩けるようになったフリーダは、世界的に有名な壁画家ディエゴ・リベラに絵の才能を認められ、彼と同士として、そして男と女として強く惹かれ合って行った。
だがディエゴの女癖は結婚後も治らずにフリーダを苦しめ続け、そして事故の後遺症は彼女の体を蝕んでいくのだった。


【感想】
メキシコが輩出したシュールレアリスム(シュルレアリスム)の巨匠「フリーダ・カーロ」の波乱に満ちた生涯を映画化。
ですがフリーダ本人は当時「自分の作品はシュルレアリスムではない」と言ってますし、ぴよも彼女の作品を初めて目にしたのは中学生の頃でしたが、彼女の絵がシュルレアリスムというカテゴリだとは思わなかったです。
・・いかん。ぴよは学生時代美術部だったので、絵の事語り出すと映画の感想を書くスペースがなくなってしまう!(苦笑)

話を映画に戻しましょう。

元々天賦の才能に恵まれてはいたんだろうけど、フリーダ・カーロのあの大胆にして繊細、心の叫びを鮮やかに彩る独特の作風というのは、メキシコという風土と、そしてその生涯を余りに短くしてしまった18歳の時の事故、更に生涯のパートナーとなったディエゴ・リベラ氏との愛憎なくしては有り得なかったでしょう。

特に絵の世界に入るきっかけとなった事故後の彼女の苦しみ・・・ここんとこの部分はもうちょっと掘り下げて欲しかった。彼女の絵に興味のない人にとってはどーでもいい部分なのかもしれないけど、この時期の彼女の苦悩、葛藤、絶望、そして再生は、彼女のその後の作風を決定付ける重要な部分だとぴよは思うんですよ。
確かにこの時期のシーンは絵的にあまり面白いモノにならないかもしれないけど、それにしてもサックリ流し過ぎのような気がするんだよね。

ちょい役でアントニオ・バンデラス出して(客寄せパンダか?客寄せにもならんぞよ。苦笑)ディエゴと共産論を闘わせるシーンに時間割くくらいなら、もっとフリーダの内面に肉薄するのに時間使えよ(ぼそ)

この映画は芸術家の生涯を表現する為に色んな工夫が凝らされていて、例えばフリーダの作品から実写へそのままCGを使って場面を移す事で、その作品の背景を観客に見せようとしたり、NYでの彼女の独白シーンではパペットを使ったアニメーションや、映画「キングコング」のワンシーンと絵をコラージュさせたり、更にモノクロ画面の中でフリーダの首飾りと花だけに彩色して見せたりするなど、なかなか観客を飽きさせないように作られてます。

また、フリーダの衣装はスゴイ。実際彼女は公の場に出る時、そして自画像を描く時は、必ずメキシコの民俗衣装を身にまといドレスアップしていたそうですが、映画中の彼女の衣装や髪型は圧巻です!実際に彼女の作品中で描かれている衣装を忠実に再現しているのも非常に手が込んでて拍手喝采モノ!

ただね、全編通してちょっと上滑りな印象は否めなかったですわ。
ディエゴとの愛憎劇にしても(これも彼女の生涯を語る上で大事な部分だYO)、ディエゴの元妻と仲良くしたり彼の女癖についてはある種諦めている風に見せておいて、フリーダの実妹との不倫で一気に爆発したように映画中は見えてしまう。
実際はそうじゃないハズ。もっともっとディエゴとの生活は、彼女の人生に彩りと苦悩と方向性をもたらしているハズなのに、この映画ではあまりディエゴからの影響力の強さを感じさせてくれなかったのは残念な気がしたわ。

ただ浮気癖の抜けないデブのおやぢに振り回された女にしか見えないってはちょっとなぁ〜(苦笑)、これじゃーディエゴ・リベラという世界に名を馳せた巨匠が非常に陳腐な男に見えませんか?(^_^;)


結構酷評しちゃってますけど・・・これは一重に「フリーダ・カーロ」という画家が好きなぴよの個人的思い入れの強さだと思って許していただければ幸いかと。(笑)
彼女の作品にまだ出会っていない人、彼女の存在を知らなかった人が「フリーダ・カーロ」という女流画家を知る「入門編」として見るには、非常によく出来た映画だと思いますわよ♪

この映画を見たら、彼女の本物の作品を是非見て欲しい。
映画では語られなかった(表現し切れなかった)彼女の激しく、苦悩に満ち、そして華々しく色鮮やかだった人生を、彼女の作品を自分の目で見る事で知ればいいんですから♪





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2003年09月26日(金) バリスティック

監督:カオス
出演:アントニオ・バンデラス
    ルーシー・リュー
    グレッグ・ヘンリー、他
オススメ度:☆☆−


【あらすじ】
国防情報局(DIA)長官ガントの息子が誘拐された。犯人は元DIAで「殺人マシーン」の異名を持つ女性エージェント「シーバー」だった。FBI副長官は7年前に妻を爆死で失って以来酒浸りの日々を送る元FBI捜査官「エクス」に、実は生存していた妻の所在を教える事を交換条件に誘拐されたガントの息子の救出を依頼した。
ところがこの誘拐劇には裏があったのだ。ドイツの生物兵器工場からガントが盗み出した新兵器≪ソフトキル≫を、国外に持ち出す為に事もあろうか自分の息子の体内にソフトキルを埋め込んでいたのだ。


【感想】
チャーリーズ・エンジェル・フルスロットルで一躍アクションスターとしても高い評価を受けた、今ノリに乗ってるアジアン・ビューティー「ルーシー・リュー」がアントニオ・バンデラスとの共演を果たしたアクション大作映画・・・なのか?

映画冒頭からとにかく火を噴く!爆発だー!爆発だー!またしても爆発だーーーー!!(笑)
CG流行の昨今、ここまで火薬使わなくてももっと手の施しようがあっただろうに・・と思わずツッコミたくなる程バンバンじゃんじゃんとド派手にぶちかましてくれます。もう火薬マニアの方が見たらうっとり間違いなし!!


はいっ♪見ドコロ説明終了!



・・・なめてんのか?この映画わ。
とにかく脚本ダメ過ぎ。ダメって言うか、何もかもが説明不足・・・不足を通り越して辻褄もまるで合ってない。(笑)

何故シーバーの家族はガントに殺されたのか?
どうやってシーバーはガントの息子の体内にソフトキルが埋め込まれている事を察知したのか?
有能なFBIエージェントは沢山いるだろうに、何故既に退職している酒浸りの男に重大な誘拐事件を担当させるのか?
FBI副長官はどうやってシーバーがエクスの妻の行方を知っている事を知ったのか?
そもそも何故シーバーはガントの妻が【エクスの妻】だと知っていたのか?
どうしてシーバーはガントの息子が【エクスの子】だと知ったのか?
どうやって【ソフトキルの取り出し方】をシーバーは知っていたのか?
そして極めつけは【いつの間にソフトキルを×××に埋め込んだんぢゃい!!】

・・すいませんねぇ。白抜き文字ばっかり使っちゃって。
そのまま読めるよーにしちゃうと、この映画見る意味なくなっちゃいますから(苦笑)

更に「何だかなぁ〜」と思ったのは、妙なメロドラマ仕立てになってるトコロ。
ファンの方には悪いんだけど、ぴよは元々アントニオ・バンデラスがダメなのよ。この人、何度見てもインチキペテン師みたいな顔にしか見えないしさー、どんな役演じてもみんな同じに見えちゃうんだよねぇ。(^_^;)
んで、コイツが水族館で妙にメロメロなメロドラマを演じる。そしてそれを暖かい目で見るルーシー・リュー。
・・ここら辺りはただただ「ダレる」としか言いようがなかったんすけど。

でも、アクション・シーン自体は結構見せ場もあんのよ。
映画の前半、シーバーがショッピングモールで警察に囲まれての銃撃戦をこなす辺りなんて超エキサイティング!
棒術を使ったアクションなんかも、いかにもアジアちっくでルーシーったらカッコいいったらないわっ♪
・・・で、お互い銃器じゃんじゃんに持ってるのに、どーしてそれを投げ捨てて取っ組み合いするかなぁ〜?いくらルーシーのエキサイティングなアクションシーンの見せ場が欲しいからって、そりゃ有り得ねーだろって!(笑)

まあ、とにかく爆発します。
何が何でも爆発します。(^_^;)


ぴよは映画見終わった後・・・
思わず一緒に見に行った友達に「花火大会を見に来たと思えば・・ねぇ?」と言ってしまいましたが(爆)






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2003年09月25日(木) リーグ・オブ・レジェンド 時空を越えた戦い

監督:スティーブン・ノリントン
出演:ショーン・コネリー
    ショーン・ウエスト
    スチュアート・タウンゼント、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
1899年英国。ロンドンの銀行が「ファントム」という男が率いる超近代兵器による武装集団によって襲われた。ドイツでは科学者達がやはり同じ武装集団によって誘拐される。ヨーロッパは世界大戦になりかねない一触即発の緊張状態になり、英国政府は一計を案じて超人的な能力を持つ者を集めてチームを作り、世界大戦勃発を阻止しようとしたのだ。
かくして集められた伝説の7人は「超人同盟“ザ・リーグ”」を結成する事となった!


【感想】
インディ・ジョーンズやハムナプトラでシリーズ物は一応確立されたと言われるアドベンチャー・アクションのカテゴリに、今新たに殴り込みをかける一作が登場!
主役はショーン・コネリー@渋いおぢ。ぴよね、007シリーズで色気むんむん出してた若かりし頃よりも、枯れたおぢちゃんになってからのショーン・コネリーの方が断然好きなんだー♪だからこの映画、すっごい楽しみにしてたのー!

この映画が他のアドベンチャーアクションシリーズ物と比べて異色なのは、何と言っても登場人物でしょう。
主人公の超人同盟7人は、全て19世紀に生まれた世界的名作の一癖ある登場人物達ばかり。例えば透明人間やジキル博士とハイド氏、ヴァンパイアやトム・ソーヤー等々。それをもし19世紀末のロンドンに集結させてチーム組ませたら、どんなにエキサイティングで面白くなるだろう!?・・っていう企画ですネ♪
ちなみにこの映画、元ネタはコミックだそーで。いかにもコミックでウケそーな登場人物揃い踏みですわ。

この映画を既に鑑賞した友達から聞いた前評判だと、正直言って「イマイチ」という声が多かったんですけどネ。(苦笑)

いやぁ〜!ぴよは結構楽しませてもらいましたよ!!
大体からして映像にすげー金かかってますもん♪鳴り物入りだけあって、すっごい映像キレイだし♪
ちょっとCG使い過ぎ〜・・・とも思うけど、でも「ファンタジー・アクション・アドベンチャー」なんだから、これくらい過剰にバンバン爆発したりぶっ飛んだりしても全然OKだと思ったけどネ。

ただ、役者が特にアクション方面で名を馳せている訳じゃないから?なのか・・丁々発止のドキ☆ワクなアクションシーンが、すげー細かくコマ割りされてて、正直言って何やってんだか訳わかんないのが痛い(笑)
映像がパパパパッて切り替わるから、すっごい贔屓目に見れば「スピード感あるよねぇ♪」とも取れるかもしんないけど、ぴよの目から見たら「手とか体の一部分のアップをコマ割りで組ませてあるだけで、何やってんだか訳わかんねーや(苦笑)」てな状態でしたわネ。(^_^;)

超人同盟“ザ・リーグ”を結成させた真の目的、黒幕「ファントム」の横顔、裏切り者探し等の展開は結構面白いと思った!
思った・・・けど、冷静に考えてみると案外ネタが小粒だよなぁ〜と思わなくもない(笑)
それと、個々に散りばめられたエピソード。例えばアランとネモ船長との確執だったり(2人はお互いにもっと敵視し合っててもよさそーなモノだ)、アランの息子に対するトラウマ等が消化不良だったよーな気がする。

それもこれも・・・
この映画は確実にシリーズ化するつもりでいるからなんだろう、と思う。
それを一番臭わせるのは、何と言ってもラストの〆。あくまでも「第2弾の始まりは、この映画のラストシーンの続きから始まるんですよー♪」と言わんばかりの作り。(ちょっとヤリ過ぎだと思うけどぉ〜!)

正直言って、映画館出た後3歩・・とは言わないけど、1kmも歩いたら忘れそーな軽〜い娯楽映画だけど(苦笑)それでも見てる間は迫力満点で結構楽しませてもらえたから、劇場の大スクリーンで見る価値はあるかなー?ってね♪
ぴよがこの映画で一番心配してるのは、御年73歳におなりあそばされるショーン・コネリー氏が、この映画がシリーズ化されて一体どれくらい体力的に持つのか?という事くらいでしょうか。(苦笑)

逆に、もしこの映画がシリーズ化されなかったとしたら・・・あのラストシーンに怒り心頭ですぜぇ?(^_^;)






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2003年09月22日(月) 僕の妻はシャルロット・ゲンズブール

監督:イヴァン・アタル
出演:シャルロット・ゲンズブール
    イヴァン・アタル
    テレンス・スタンプ、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
イヴァンはパリに住む35歳のスポーツ記者。妻との間に子供はないけど、仕事と家庭を両立させてそれなりにエンジョイしている平凡な男だ。・・・ただ一つ、妻が女優のシャルロット・ゲンズブールであるという事を除いては。
食事に行けば妻はサイン攻め、町を散歩すればファンに囲まれて記念撮影で、夫の立場形無しの日々にイヴァンはイライラしっぱなし。しかも彼女は今ウキウキしている―それはロンドンでの新作映画の撮影で、名うてのプレイボーイ「ジョン」と共演するから!しかもラブシーン付きだと聞いたら夫のイヴァンは心中穏やかでいられる訳はない。


【感想】
シャルロット・ゲンズブールの夫で自身も俳優のイヴァン・アタルの初長編監督作品は、自分達夫婦を実名で登場させて「女優の苦悩・女優を妻に持つ夫の苦悩」をドキュメンタリータッチで描くラブ・ストーリー。
ただし、イヴァンは俳優ではなくスポーツ記者という設定にしてある。たぶん自分も俳優では「妻が女優だと夫は立場がないし不安で仕方なーい!」という気持ちを、観客にアピールし辛かったから?だと思うけど。

正直言ってぴよは「シャルロット・ゲンズブール」という女優にそれ程興味がなかったんだよね。
コケティッシュでミステリアスな美女だという印象はあるものの、彼女に特別注目する程の魅力を感じなかった。
でも、この映画の彼女は実に愛らしい。ヤキモチを妬くイヴァンに意地悪な微笑みをくれる彼女、執拗に疑うイヴァンに呆れてイライラしたり悲しそうな顔をする彼女、ふて腐れたりはしゃいだり大きな口を開けて笑う彼女・・・どの表情も実に活き活きしていて、彼女の最も彼女らしい(であろう)魅力がふんだんに出ていたと思う。

そういう意味では「監督・イヴァン・アタル」は、シャルロット・ゲンズブールという女優の魅力を最もよく知る人物だし、今まで彼女がファンに見せなかった物の中で一番ステキな部分は何なのかを最も理解している人物なのは間違いない。彼が初めての監督作品にこの題材を選んだのは、正直卑怯だとは思うもののやっぱり当たりだったと言わざるを得ないね。

まーそれにしても・・・
いくら何でも、この劇中のイヴァンのヤキモチ振りはちょっと行き過ぎでしょ。(^_^;)
ぴよがシャルロットの立場だったらこんなしつこいヤキモチ男、速攻で離婚するけどなぁ〜(苦笑)
実際はイヴァンも、フランスではシャルロット程ではないにしろ評価を受けている俳優だから、この夫婦がこんな状態な訳ないのは判ってるけど、逆に「もし平凡なサラリーマンの妻が大女優だったら?」という設定にこだわりるが余り、過剰にデフォルメし過ぎの感がありますわ。
結局イヴァン自身が俳優だから、女優を妻に持つ「平凡な男」の気持ちが判らないんじゃないかなぁ?(笑)

新作映画のプロモーションで、分刻みに色んなメディアからシャルロットがインタビューを受けるくだりは面白かった。
確かにこの映画の通り、新作映画のプロモにハリウッド俳優が来日すると、各局のアナウンサーや雑誌がインタビューしてるけど、どのメディア見ても同じ質問してるし、それに答える俳優も全く同じセリフを鸚鵡返ししてるだけだもんね(笑)

シャルロットのワガママでスタッフ全員が全裸になるシーンは圧巻!こんなの実際には有り得ないけど、それでもこの映画のエピソードの中では一番「女優の苦悩」を面白おかしく伝えるのに成功しているシーンだと思うね。


ラブ・ストーリーとしては正直言って面白味ないけど、「女優」という職業の苦労を知るにはなかなか面白い。
日本では落ち目の女優やタレントが出産すると、直ぐに育児雑誌にエッセイ書いて一儲けしようとするけど、この映画もある意味自分達のプライバシーの切り売りをする事で一山当てようとした?と邪推したくなるよーな・・・

そんなイヴァンのおノロケ映画。(笑)







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2003年09月21日(日) ドッグ・ソルジャー

監督:ニール・マーシャル
出演:ショーン・パートウィー
    ケヴィン・マクキッド
    リアム・カニンガム、他
オススメ度:☆☆☆−


【あらすじ】
スコットランドの山奥で演習をしていたイギリス兵小隊6名は、山中で救助信号を目撃し現場に急行した。そこには特殊部隊が野営を張っていたのだが、既に何者かに襲撃された後で辺りは血糊がべったりと張り付き、隊長のライアンが瀕死の重傷で残っていたものの、他の隊員の姿はなかった。遠方から兵士の叫び声と獣の咆哮が辺りに轟く中、ライアンを連れて安全な場所に避難しようとするものの、どこも木々が生い茂って敵の姿が確認出来ない・・・果たして小隊の運命は?そして自分達を狙うのは一体何者!?


【感想】
名古屋地区では1館だけ。しかもレイトショーのみのこの映画。
イギリス映画らしいんですけど、監督さんを初め、出演している役者さんも全く聞き覚えのない名前ばかり。まあよーするに、世の中にわんさか出て来ては埋もれて行く超ウルトラB級ホラーっていうヤツでしょうか。

話はイギリスでは昔から割とメジャーなホラーネタ「人狼伝説」をモチーフにしているんですが・・・タイトルに「ソルジャー」と付いてるから、兵士が出て来るんだろーなぁ、ってのは想像付きますよね?
はい。確かに舞台はスコットランドの山奥、そして出演するのはイギリス兵士のみなさん。
でもそれだけじゃーないんですわ。出て来る「人狼」さん達も小隊組んでます。正に「ドッグ・ソルジャー」です。(笑)

今までにも謎の物体、生物、怪獣、ロボット、etc…に人間さんグループが襲われるというパターンの映画は数多く作られてますが、敵さんもチーム組んで襲って来るってのは、この手のホラーでは割と斬新なんじゃないでしょうか?

これがまた、本当に安い作りの映画なんですけどねー!(爆)
映画中盤までは、何が襲って来るのか主人公達には判らないという事に一応なってるんですよ。(見てるこっちは先刻承知ですけどね)だから襲って来る「人狼」さん達の姿を見せるよーで見せないよーで・・という状態を作ってるんですけど。
これが・・・影絵みたいな黒い影をパパパッと出してるだけの超お粗末映像頻発!
映画見ながら「あぁ・・昔、カルピスの宣伝にこんなのあったよなぁ」←これ、判る人は相当な年齢かと(苦笑)

ところが意外や意外。この映画、結構面白いんですヨ!!
割と(つーかかなり)強引な伏線もきちんと張ってますし、展開にダレる所もない。
ホラーアクションですから、当然グロい映像も出て来ますけどネ・・・既存の「絵と音でビビらせたるー!」だけのおバカB級ホラーと一線をかすのは、何と言っても兵士達の動揺や恐怖や焦り、そーいった「心理的」なものをきちんと盛り込んで、映像自体よりもむしろ心理面で観客をビビらせようという作りにしてある所じゃないでしょうか?

もっとも、絵で見せてビビらせるホラーにはなりませんわ。
何しろ出て来る人狼さん達が・・・「赤頭巾ちゃん」の狼さんクラスですから(笑)

脚本・監督を手掛けたニール・マーシャルは、この映画で監督作品デビューだそうですが、ぴよは彼のセンスと手腕に今後期待したいですねぇ♪次回作が出来たら是非チェックしておきたいな、と。
彼は大資本がバックに付けば、今後大化けして巨匠と呼ばれる日も来るかもしれないぞ!?

だってさ・・・
あのスピルバーグ監督だって、出世作はただトラックが暴走するだけのパニックホラー「激突」だったんですから♪





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2003年09月20日(土) カンガルー・ジャック (日本語吹替版)

監督:デイビッド・マクナリー
出演:ジェリー・オーコネル(落合弘治)
    アンソニー・アンダーソン(桜井敏治)
    エステラ・ウォーレン(浅野まゆみ)、他
オススメ度:☆☆−


【あらすじ】
チャーリーとルイスは20年来の大親友。かつてビーチで溺れそうになっていたチャーリーをルイスが助けてからの腐れ縁だ。とは言えルイスはいつもビーチで助けた事を笠に、怪しい仕事をチャーリーに手伝わせるのが常。今回も手伝わされたチャーリーだったが、ルイスのドジで地元ギャングの大ボス(そしてチャーリーの継父)サル・マッジオを激怒させてしまう。
罪滅ぼしの為に2人はサル・マッジオに命令されてオーストラリアの奥地に封筒を届けるように言い渡される。中身は5万ドルの大金が入っていた。ところが大切な封筒を、ある1匹のカンガルーに奪われてしまったからさあ大変!


【感想】
「パイレーツ・オブ・カリビアン」等で大ヒットを次々世に送り出すジェリー・ブラッカイマー氏が送り出す新作は、氏曰く「家族揃って楽しめるアクション・アドベンチャーを!」という意向で製作。今回ブラッカイマー氏の希望で、日本では日本語吹替版のみの公開になるそーです・・・別に字幕でも全然OKだと思うんだけどなぁ。吹替え版じゃないと家族揃って見れないからっていう、ブラッカイマー氏のこだわりなんですかね?そーいう配慮は有難迷惑ですね。えぇ。(きっぱり)

気の弱い主人公がいて、主人公の相棒は絶対にわざとドジ踏んでるとしか思えないくらいムカつく野郎。
で、その相棒がお約束通りに次から次へとドジって話をハチャメチャにして、美女とのちょっぴりお色気シーンも盛り込みつつ、ハラハラさせておいて最後の最後は大団円。
・・・アメリカ建国以来、500万回以上は世に送り出されているドタバタコメディですね。


今更何故この映画を作るよ!?


なーんのヒネリもないし、なーんも目新しいモノもない。
ぴよも子供の頃はこういう「事件が起こる→相棒がドジ踏む→話が展開する→相棒がまたドジる」の繰り返しコメディはよく見たけど、今更この年になって金払ってまで見ようとは思わないわよ。試写会じゃなかったら絶対に見なかった映画の代表みたいな作品だわ。(^_^;)
ま、楽しめるか否か?と言えばそれなりにちゃんと楽しめますから、「見て損した!」とは言いませんよ。

オーストラリアの大自然をふんだんに見せてくれるのは嬉しい♪
更に、カンガルーの滑稽でもっさりした表情は子供じゃなくても素直に「わ♪可愛い!」って誰でも思えるだろーし、カンガルーの動きもCG使いまくりでそれなりに金かけて丁寧に作られてると思う。

・・・ま、それだけの映画。(苦笑)

そーさね、週末子供を何処にも連れてってやる金も気力もないご家庭、はたまたこの夏子供をロクに旅行すら連れてってやれなかったご家庭の皆様が、「カンガルーさんを見にオーストラリアに行こうかぁ〜?」等と子供を騙くらかして、ビデオ借りて来ておうちで見て誤魔化すのにうってつけの一本、って所でしょうか。

そ。こんな映画、わざわざ金払って映画館に見に行く意味ないよ。ビデオレンタルまで待って充分(爆)


対象年齢は幼稚園児までかな?
これ見るくらいだったら「ポケモン」の方がよっぽど金払って見る価値あるね。イマドキの目の肥えた小学生に見せても、たぶん「今更こんな古臭いアメリカン・コメディ見せられてもねぇ。ま、カンガルーが可愛かったのが救いぃ〜?」くらいは言われますわ。はい。(笑)






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2003年09月19日(金) 母と娘

監督:ロリー・B・キントス
出演:ヴィルマ・サントス
    クラウディン・バレット
    バロン・ゲイスラー、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
家族を養う為に香港で住み込みの家政婦として働いていたジョシーは、6年間の契約を終えてようやくマニラに帰って来た。ジョシーには3人の子供―長女のカーラ、長男のマイケル、そしてまだ幼い次女のダダイがいた。数年前に夫が事故死した時も葬儀の為に帰国出来なかったジョシーにとって、子供達に会うのは実に6年ぶりだったのだ。
空港に迎えに来てくれたマイケルとダダイを我が子だと気付かなかったジョシー。更に長女のカーラは口を聞いてくれようともしない・・・それほど6年という歳月は子供を成長させ、そしてジョシーと子供達の間に壁を作ってしまったのだ。


【感想】
1970年代末にフィリピンの歌手フレディ・アギラー氏が歌って大ヒットした「ANAK(アナック)」という歌を映画化したもの。この楽曲は世界50ヶ国でカバーされ、日本でも加藤登紀子や杉田二郎が「アナク―息子よ」というタイトルで歌ってます。
歌の内容は両親が我が子の誕生を心から喜び、そしてその子供が育つと親の期待に反してグレてしまった・・という悲しみを唄ったものですが、この作品では両親ではなく母親と子供という関係に直し、更に貧困の為に海外に出稼ぎ労働する女性の過酷な状況を加えてあります。

海外で出稼ぎ労働する人の事を「OCW」と呼ぶそーで、フィリピンではOCWの数が500〜600万人を超えると言われているそーだ。日本でも沢山のフィリピン人労働者を見かけるよね?
正直言うと、日本で見かけるOCWの皆さんをかなり胡散臭い目で見ているぴよですが、この映画を見るとOCWの彼らの苦労と苦悩、そして働きたくても自国に雇用力がない為に致し方なく海外に出るという切ない事情などが、非常に丁寧に描かれていると思った。

かなり「泣かせ」な映画で、ぴよもクライマックスの母娘の対決シーンではうるうるしちゃったんだけど・・・
なぁ〜んかしっくり来なかったというか、何か後味の悪い感じがしたんだよね。(^_^;)

「グレた子供との対話に悩む親」という姿は、日本でもよく見聞きする話だから違和感を感じないけど、それが「=出稼ぎに出ていたから」という図式にスッポリと当てはめてしまうと、どうしても日本人には馴染めない感覚になってしまう。
映画中、母親のジョシーが「父親が家族を養う為に出稼ぎに出ると『いい父親』と言われるのに、母親が同じ事をすると『子供の傍にいてやらない悪い母親』だといわれてしまう」と言って嘆くシーンがあるんだけど、ぴよは決してそうは言い切れないんじゃないか?と思うんだ。

どんなに離れていても、子供に母親がどんなに子を思って働いているかというのを残った家族がきちんと教えていれば、そして母親自身も子供と何でも語り合えるような状況(マメに手紙を書く等)にしていれば、ここまで悪化する事はなかったんじゃないか?と思う。
確かに致し方ない理由でジョシーは夫の葬儀にすら出れなかった。けど、その事をきちんと子供達に説明していれば、そして自分がどんなに夫と家族を愛して、遠い異国の地でどんなに悲しんでいるかを丁寧に伝えていれば、この映画の母娘関係ほどにはならなかったんじゃないか?

血の繋がった親子なんだから、口にしなくても思いは伝わるハズ・・という考えは余りに甘いと思う。逆に血の繋がった親子だからこそ、丁寧に家族への愛情を口にして子供を不安にさせないようにする事が大切なんじゃないだろうか?

クライマックスでジョシーは娘のカーラに「アンタなんか産むんじゃなかった!」と慟哭するくだりがあるんだけど、このシーンは一番泣かせなシーンでありながら、ぴよは非常に不快になった。

ぴよは子供の頃からずっと(そして今もしょっちゅう)ママから「ぴよを産んで本当に良かった」「ぴよがママの娘でいてくれてママは本当にラッキーだった」と言われている。ぴよの友達にまで「ぴよがいてくれて本当によかった」と吹聴するのはちょっと照れ臭いけど、でもそう言われて嬉しくない子供なんている訳ない。
もちろんぴよもママの娘で本当に良かったと思ってるし、すっごくハッピーでラッキーな娘だと自負してる。

もし、ママから一度でも「ぴよなんて産むんじゃなかった」なんて言われていたら、ぴよは心がおかしくなっちゃったかもしれない。それくらい母親が娘に与える影響というのは、母親が口にする言葉というのは子供にとって影響が大きい。
いくら自分の苦労を子供が理解してくれないからと言って、決して口にしてはいけない言葉というのがあるよね?

だから、映画を見ていて母親の気持ちにはなかなか同調出来ず、ぴよは娘の心の叫びにしか共感出来なかった。

そしてこの映画は最終的にはハッピーエンドの類に含まれるんだろうけど、肝心の「出稼ぎに行くから子供と心の距離が出来る」という問題提起に対して、何ら答えを出していないように思う。

カーラとジョシーは判り合えたのかもしれない(ぴよがカーラだったら絶対に納得出来ないけど)
だが、ジョシーにはまだダダイという年端の行かない娘がいるのだ。彼女との距離をジョシーはどうやって埋めて行くのか?カーラ任せにして、カーラからの手紙を頼りにして、やっぱり自分は「口に出さなくても親は子を思ってるものなんだよ」で済ますつもりなのだろうか?

何ともやり切れない気分。






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2003年09月18日(木) 名もなきアフリカの地で

監督:カロリーヌ・リンク
出演:ユリアーネ・ケーラー
    メラーブ・ミニッゼ
    シデーデ・オンユーロ、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
ナチスのユダヤ人迫害により弁護士の職を失ったヴァルターは、ケニアに渡り農場で職を得た。1938年4月、夫ヴァルターに呼び寄せられてこの地に移り住んだ妻のイエッテルと幼い娘レギーナ。ところがケニアの過酷な環境に馴染めないお嬢様育ちのイエッテルは、始終不平を漏らしドイツに帰りたいと言っては夫と衝突する。
そんな中、娘のレギーナは現地で雇った料理人のオウアに「小さなメンサブ(奥さん)」と呼ばれて可愛がられ、引っ込み思案で臆病だったレギーナはオウアと友情を通わせる事で、ケニアの大地に馴染んで行ったのだが・・


【感想】
第75回アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞作。
舞台は第二次世界大戦前のナチス・ドイツのユダヤ人迫害が激化する頃から終戦後の1947年まで。ナチスのユダヤ人迫害を題材にした映画は数多く作られているけど、ケニアに亡命する話というのは今までにないアプローチだよね。
つーか、あの時代にドイツに住むユダヤ人はこんな辺境の地にまで逃げていたんですか・・それすら知らなかったっすよ。

お嬢様育ちでブルジョア・マダムのイエッテルが、ケニアという土地と原住民に馴染めず(と言うか馴染もうとせず)、家族や友達が残っているドイツに帰りたがるくだり・・・「何すっとこどっこいな事言ってんだ!このワガママ女め!命が助かっただけ有難いと思え!!」くらいな気持ちで見てたんだけど、考えてみると「ドイツに帰りたい」「ドイツの頃の方がよかった」とイエッテルが言うのは致し方ない事だと思う。
彼女はその後ナチスが自分達ユダヤ人にどんな仕打ちをするのか、この段階では予想もしていなかったのだ。

現実が見えているヴァルターと、まるで認識のないお嬢様育ちのイエッテル。イエッテルの目から見ると、ドイツではリッチな弁護士として働く自慢だったハズの夫は、今では小汚い農場で肉体労働をするしょぼい男。しかも弁護士の職を失っただけでしっぽを巻いてケニアに逃げ出した根性なしにしか見えない。

彼女、映画冒頭からかなり感じ悪さ爆発させてますが(苦笑)、これが当時の世間知らずなブルジョアユダヤ人マダム達の偽らざる実感だったんだろうな、と思う。

過酷で数奇な運命。我が身の不幸を呪うイエッテルが、ようやくケニアという国で自分の生き方を見つけた時、この地をわざわざ選んだハズの夫が「この土地では自分らしく生きられない」と嘆くという皮肉。
アイデンティティーにおいては男よりも女の方が確立されているような気がする。
夫は冷静に時代を見据えて立ち回れるものの、結局この地に自分の居場所を見出す事は出来なかった。だけどあれだけ頑なにこの土地を拒絶していたハズの妻は、「この地で生きていくしかない」と悟った時、誰よりも柔軟にこの土地を受け入れて自分の生きるよすがを見出して行く。

この映画の夫婦に限った事ではなく、現実でもこういう「男と女の生き方のギャップ」というのは感じますわ。
何か男と女という「性」の違いを見せつけられたよーな感じがしたんだけどね。


映画が言いたい事とはちょっと違うのかもしれないけど、「女性」という性の強さと柔軟さを考えさせられる話だった。
イエッテルもレギーナも、きっとどこに移り住んでももう自分を見失う事はないだろう。
ケニアという大自然、そしてオウアとの交流は、それを教えてくれる素晴らしい環境だったんだろうと思う。

・・・あぁ、ケニア。行ってみたいなぁ〜♪(笑)





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2003年09月17日(水) ジョニー・イングリッシュ

監督:ピーター・ハウイット
出演:ローワン・アトキンソン
    ナタリー・インブルーリア
    ジョン・マルコヴィッチ、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
英国秘密諜報局(MI-7)が未曾有の危機に晒された!スーパー諜報部員に憧れながら事務職に就く準スパイの「ジョニー・イングリッシュ」の度重なるしくじりにより、何とMI-7の腕利きエージントが全員死亡してしまったのだ。上司のペガサスは苦渋の決断をする・・・ジョニーにスパイとしてミッションを与える事にしたのだ。
かくして憧れの諜報部員になったジョニーは、部下のボフを引き連れて戴冠用の宝玉のお披露目会の警護に当たらせるものの、見事にドジって宝玉を何者かに奪われてしまったのだ!!


【感想】
「Mr.ビーン」でお馴染みのローワン・アトキンソン主演のスパイコメディ。
大体からして、イギリス映画の代表的作品と言ってまず思い浮かぶのが「007シリーズ」と「Mr.ビーン」の2つ。この2つを掛け合わせたら英国映画は無敵になる!?(笑)

英国諜報員ギャグと言うと「オースティン・パワーズ」を連想しますが、オースティン・シリーズよりもこちらの方が映画のプロットとしては随分まともです。(爆)
それもその筈、脚本を何と「007・ワールド・イズ・ノット・イナフ」「ダイ・アナザー・デイ」を手掛けたニール・パーヴィスとロバート・ウェイド、更に「ツインズ」で不動の地位を手に入れたウィリアム・デイビスが手掛けてるんですよ!
他のスタッフも錚々たる顔ぶれをふんだんに布陣。まー何とも勿体無いと言うか・・・(笑)

結構見せ場も多くて、アクションシーンなんてかなりイケてるんじゃないかと思うの!
公式HPを見ると、カーチェイスのシーンはノースタントでローワンがアストン・マーチンを操っていたんだそーだ。
すげーな・・つーか、この車を使用したのってやっぱり「ダイ・アナザー・デイ」を意識しての事よね?(笑)

ローワン節のギャグは相変わらず磐石。でもギャグのオチがミエミエなのがちょっとなぁ〜・・とは言うものの、これからどーなるか判り切ってるにも関わらず、それでも笑わせてくれるパワーは、やっぱりスゴイと言わざるを得ないですよ。
いや・・それでもクライマックスの展開はちょっと予想外だった!これにはぴよはしてやられたなぁ〜!それに、エンドロールで映画中にちょっと振ってあった小ネタのオチを用意してる辺りも、さりげなく手が込んでてイケてると思ったよ♪

ちょっと食事中の方には「うっ」と来るお下劣ギャグ等ありますが(ぴよは正直言ってこーいうのはあんまり好きじゃない)
それでもギリギリの線で観客を不快な気分にさせないでいられるのは、きっとこの映画が非常に真面目に作られているというのと、ローワン・アトキンソン氏のコメディ・センスにどこか知性を感じさせてくれるからじゃないか?と思ったんだけど。

コメディに知性もクソもとあったもんじゃない!と言われればおっしゃるとーりですが(苦笑)、それでもローワン・アトキンソンという人は自分の役割やキャラクターの自己分析をしっかりとしていて、計算され尽くした「絶妙の間」というのを持つ・・実に頭のいいコメディアンだとぴよは感じるんだよね。
その頭の良さを、ギャグの中に決して嫌味に出さない・・あくまでも計算され尽くした「アホ」を演じ切る妙技。
このコメディ・センスは志村けん氏にも感じているんですけど・・・志村けん氏は映画作る気、ありませんかね?(笑)


何だかコメディ映画に随分真面目な事書いちゃいましたけど(真面目か?ま、ぴよ的にはネ)
とりあえず笑わせてもらえます!オチ見えててもやっぱり笑えます!
「Mr.ビーン」にちょっと飽きちゃった人も(結構いるよね?苦笑)もう一度初心に戻って笑わせてもらっちゃって下さい♪






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2003年09月16日(火) アダプテーション

監督:スパイク・ジョーンズ
出演:ニコラス・ケイジ
    メリル・ストリープ
    クリス・クーパー、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
「マルコヴィッチの穴」で大成功を収めた脚本家チャーリー・カウフマンは、スーザン・オーリアン女史のベストセラー本「蘭に魅せられた男―驚くべき蘭コレクターの世界」の映画化脚本を依頼された。ところがどうしてもアイディアが浮かばず脚本が書けないチャーリーは、不眠症になって終始イライラ状態。一方でチャーリーの双子の兄弟ドナルドは、ロバート・マッキーの脚本家養成セミナーに通い開眼、散々チャーリーに小バカにされながらも書き上げた映画の脚本が、何と高評価を受けて新進脚本家として認められてしまう・・・苦々しい思いのチャーリーだったが、苦渋の末ある斬新なアイディアを思い付く。ところがようやく原作者のスーザンに会いに行こうと決心してNYへ飛んだチャーリーに、意外な運命が待ち受けていたのだ。


【感想】
ニコラス・ケイジの新作なのに、名古屋市内では上映してないんですよ。(涙)
車で小1時間もかけてド田舎のシネコンまで見に行ったわよ!しかし先週土曜日封切りだっちゅーのに、何とぴよ入れて10人くらいしか客が入ってない・・・配給会社はこの映画を売り出すつもりがまるでないと見たがどーよ!?(苦笑)

一応この映画でクリス・クーパーがオスカーの最優秀助演男優賞取ってるんすけどネ。
加えてニコラス・ケイジが1人2役を演じるという話題性もアリ♪・・そーいうのは「売り」になりませんかね?(^_^;)

映画ファンの間では結構話題になった(賛否両論ありそうですが)「マルコヴィッチの穴」、ぴよ見てないです。
ま、別にマルコヴィッチの穴を見てなくても問題ないと思う・・映画冒頭にいきなりマルコヴィッチの穴のスタッフ風景が出て来ちゃうけど、でもこれは主人公の「チャーリー・カウフマン」という人物の紹介シーンとして出て来るだけだから、別にどーって事ないっす。

さて。
この映画、見てる内に何が虚構で何が現実なのか訳わかんなくなります。全てが虚構なのかもしんないけど、少なくともスーザン・オーリアン女史が書いた「蘭に魅せられた男―驚くべき蘭コレクターの世界」は実在しますし、この映画に出て来る主要人物のほとんどは実在します。(ドナルドは実在すんの?コイツだけはその存在確認出来ず。笑)

ぴよがこの映画を見終わってまず考えてしまったのは・・・

本来この映画は「蘭に魅せられた男」というタイトルになるハズだったのでしょうか?(原作本の忠実な映画化)
それとも、この本の映画化を試みたもののどーしてもいい脚本が書けないから、それならばいっそ「どうしても脚本が書けないっていう事を映画の内容にしちゃえ!」という事になったのか?
はたまた、最初からこの原作本の脚本が書けない男の話を作ろう、という企画だったのか???

映画中に観客に見せるシーンが、そのまま劇中にチャーリーが書く脚本のシーンになって行く・・・と、文章で説明するのが非常に難しい入れ子状態になっていて、どこまでがチャーリーの現実で、どこからがチャーリーの脚本なのか訳わかんなくなっちゃうんですよ。あぁ・・・これは文章で説明出来ない!!とにかく映画見てもらわない事にはぴよの感想読んでもさっぱり意味がわかんないと思う!(笑)
「鶏が先か、卵が先か」みたいな・・とにかくすんごい不可思議な世界なんです!!(^_^;)

ニコラス・ケイジ、この映画の為に頑張って太ったん?そーよね?そーなのよね!?
タプンタプンのお腹、それでなくてもヤバい頭皮部分は更に強調(映画中、自分でもデブのハゲって言っちゃってるし!)
卑屈で人と面と向かって接するのが苦手で陰気なチャーリー、そしてチャーリーと同じ風貌でありながら、実にポジティブ・シンキングで陽気な双子の兄弟ドナルド、1人2役を見事に演じ分けていると思う。
ニコラス・・・ぴよ、キミの事結構好きなんだけどネ。映画の撮影終わったら速やかに痩せてネ!(涙)


とにかく頭グルグルになっちゃう不思議な映画だわ。こんなに見終わって疲れた映画って久し振りかも?
それにしても・・よくスーザン・オーリアン女史はこの脚本で自分の名前が実名で登場するのを承諾したなぁ〜!
普通だったら訴訟モノですぜ?コレ。(笑)






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2003年09月12日(金) シモーヌ

監督:アンドリュー・ニコル
出演:アル・パチーノ
    レイチェル・ロバーツ
    キャサリン・キーナー、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
映画監督ヴィクター・タランスキーは過去2度オスカーにノミネートされたものの、今ではすっかり落ちぶれてヒット映画に恵まれない。再起をかけて作っていた映画も主演の人気女優がワガママ放題の末降板してしまい、遂に映画会社から解雇を言い渡されてしまった。そんな失意のどん底にいたヴィクターの元へ、ヴィクターのファンだという謎のコンピューターエンジニアが現れ、完璧なCG女優を作る画期的ソフトを開発したと告げたのだ―
こうしてヴィクターはCG女優ソフト「シュミレーション1」を使い、完璧なボディ、完璧な美貌、完璧な演技、そして完璧なカリスマと魅力を持つパーフェクトな女優「シモーヌ」を誕生させ、自分の映画に出演させたのだが・・・


【感想】
「トゥルーマン・ショー」のスタッフが送り出す最新作は、ハリウッドを震撼させる現実に起こり得るお話!?
この映画、「本物のCG女優のデビュー作」として全米公開され、ハリウッドで騒然となったそーです。その秘密主義は徹底していて、映画のエンドロールにもシモーヌを演じた女優の名前をクレジットせず、プレミア試写会ではおそろいのTシャツを着た「シモーヌ・ファンクラブ員(のフリをした人達)」を並ばせ、「バーチャル女優、NO!」のプラカードを引っさげた俳優協会員のデモ行進までさせたんだそーだ。(笑)

確かに、もしこの映画のようなパーフェクトな女優がCGで作り出されてしまったら、もう世の中に俳優なんて必要がなくなってしまう。映画中でも主人公のタランスキー監督は、「無理難題にわがまま言いたい放題で、法外なギャラを要求し、監督の言う事を全く聞かないハリウッド俳優なんて必要ない!」というセリフを吐く。
今加熱するハリウッドセレブ達の傲慢ぶりを痛烈に皮肉る、実に現実味のある話だと思うなぁ〜(笑)

実際、今のCG技術の進歩の目ざましさは今更書くまでもないと思う。既に主演俳優クラスではないにしろ、完全CGのキャラクターは映画の中に多く使われているし(スターウォーズのヨーダ、そしてロード・オブ・ザ・リングでも完全CGと言わないまでもほぼCGのキャラクターは存在する)、俳優のアクション等には実際に彼らの体の動きにCGをプラスして、さも本人達がそのように動いているかのような錯覚を起こさせている。
もしかしたら、今の技術で実際に「シモーヌ」を作り出す事は既に可能なんじゃないだろうか???

アル・パチーノの枯れた演技は相変わらず秀逸。彼はシリアスな映画のイメージが強いけれど、この映画の主人公「ヴィクター・タランスキー」というキャラクターを実に活き活きと、実にコミカルに演じていたと思う。
コミカルに演じる、と言うよりも・・・アル・パチーノの持ち味である渋みをそのまま生かして、その演技がコミカルに見える、またはコミカルに見せる事に成功していると思う。これは脚本や演出がうまかったのかなぁ?

話自体は非常に興味深いし、面白いと思ったんだけど・・・ぴよにはどーにも「ぴん」と来なかったんだよな。(^_^;)

「シモーヌ」を演じたのは、ラルフ・ローレンやGAPのミューズを務めるカナダ出身のスーパーモデル「レイチェル・ロバーツ」。彼女はこの映画で初めて俳優界に進出したそーですが。
シモーヌというキャラクターは「オードリー・ヘプバーンの微笑み、ジョディ・フォスターの演技力、キャメロン・ディアスのプロポーション、そしてジュリア・ロバーツのスターオーラを持つ」というフレコミなんですけど・・・
レイチェル・ロバーツという女優さんに、そこまでの演技力も魅力もカリスマも感じなかったんだよな。(爆)
確かにすっごいキレイな人だなぁ〜と思ったけど、映画中の人々が心酔する程の魅力を、この映画を見ている観客(ぴよ)も同じように感じられなければ、シモーヌのキャラクターとしては失敗しているとしか言えないんじゃないだろうか?

じゃあ誰がシモーヌの役を演じればぴよは納得出来たんだろう?って考えてたんだけど、ヘプバーンの微笑みにジョディの演技、キャメロンのボディにジュリアのカリスマなんて・・・そんな女優が実際にいたらとっくに世界一の女優になってるに決まってるもんね(苦笑)


本当に完全CGで女優が作れたら、そしてそのCG女優がこの「シモーヌ」を演じてくれたとしたら・・・
この映画はパーフェクトな作品になったんじゃないかと思うんだけど。(爆)




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そうそう・・・
一つ書き忘れてた事があったワ(笑)
(ここから先はちょっぴりネタバレ?)

【映画のエンドロールが流れても席を立たないよーにネ♪】





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2003年09月11日(木) トゥームレイダー2

監督:ヤン・デ・ボン
出演:アンジェリーナ・ジョリー
    ジェラルド・バトラー
    シアラン・ハインズ、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
ギリシアのサントリーニ島沖、地震による地殻変動で海底に姿を現した伝説の「月の神殿」。トレジャーハンター「ララ・クラフト」が一早く神殿を見つけ、そこでメダリオンと「黄金の珠」を手に入れるものの、謎の男6人によって奪われてしまった。実は「珠」は人類起源の地「生命のゆりかご」に隠されたパンドラの箱の場所を示す地図だったのだ。珠は生物化学兵器を売りさばく「ライス博士」の手に渡ってしまった。もしパンドラの箱がライス博士によって開けられたら、人類を滅亡に導く災いが世界に解き放たれてしまうのだ!
MI-6のエージェントから事情を聞かされたララは、裏社会に精通する傭兵・・・ララの元恋人でもあった「テリー・シェリダン」を雇い、黄金の珠を取り戻す為に一路中国に向かったのだが。


【感想】
前作で世界中でメガ・ヒットとなった「トゥームレイダー」の第2弾。
この作品は既に第3弾の企画も既にあるようで、既存のアクション・アドベンチャーシリーズ「インディージョーンズ」や「ハムナプトラ」のように、映画ファンの間で定番商品になって参りしたな♪

前作での大ヒットを受けてか、今作品は前作以上に金かかってます!
ロケ地は世界中の風光明媚な都市や自然をふんだんにチョイス、映画冒頭からギリシアのサントリーニ島、ララの本拠地イギリス・ウェールズ、そして中国・香港、ケニアと目まぐるしく駆け巡る。

さて、
前作は「惑星系列」という、いかにもゲームが元ネタになっているというのが判るネタでしたが、今回はギリシア神話に登場して世界中の誰もが知っている「パンドラの箱」がモチーフ。
パンドラの箱を開けると世界中に厄災が飛び出して行き、最後に箱の中に残っていたのは「希望」だった・・というアレ。
映画中、パンドラの箱の中には世界を滅亡させる疫病や厄災が詰まっていて、それをテロリストの手に渡してはいけない!ってんでララちゃんが奮闘するというモノなのですが・・・

正直言うと、前作に比べて映像的にもロケーション的にもかなりスケールアップしているものの、ネタ自体はそれに比べてスケールダウンしている感は否めないです。(^_^;)
パンドラの箱ネタというの自体は、アクションアドベンチャー映画として充分楽しめる神秘的要素を持っていると思うものの、それをテロとか生物兵器云々ネタだけでまとめてしまったのは、ちょっと生臭過ぎると言うか余りに現実感が出過ぎて、かえってアドベンチャー的要素が殺がれてしまった感じがしたんだけどね。

公式HP見ると、監督のヤン・デ・ボン氏は「前作よりもマンガっぽさを減らし、もっとエキサイティングにしたかった」とおっしゃってますが、ぴよに言わせればアクション・アドベンチャー映画だからこそ、思いっきりマンガちっくで、思いっきり有り得ない世界観でも全然OKだと思うんだよねぇ(笑)

マンガっぽさを減らしたからなのか、今作品のララのアクションは実に現実味があって迫力はあるものの、前作のような派手なワイヤー&CG等がほとんど使われていない分だけアクションが小さく感じてしまいます。
ただ、アンジェリーナ・ジョリーは今作に臨むに当たり、相当トレーニングを重ねたようで(アクションはほとんどノースタントなんだそーだ)前作よりも格段にアクションにキレがあるのは好評価♪
第3弾でのアクションにも充分期待出来る動きに成長していると思うわよん(^-^)

こういう派手に金遣って派手に展開してくれるアクション・アドベンチャーって、とにかく見てて気持ちいいよね♪
ぴよは地味で味のある「映画通がいかにも好みそうな」映画も好きだけど、でもやっぱり大スクリーンで見るならこーいう「見た目でカマしてくれる」派手派手な映画が楽しくて好きだなぁ♪


この手の映画はやっぱり映画館で見なくちゃーダメですヨ。
おうちのTVでビール片手に見たんでは、スクリーンから飛び出す迫力やお尻に響くよーな大音響は楽しめませんもの♪






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2003年09月10日(水) ティアーズ・オブ・ザ・サン

監督:アントワン・フークア
出演:ブルース・ウィリス
    モニカ・ベルッチ
    トム・スケリット、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
米海軍特殊部隊ウォーターズ大尉は任務成功率100%を誇る7名の精鋭部隊の隊長だ。彼にとって人生とは軍隊であり、ミッションの遂行こそが生きる目的だった。彼らの今回の任務は「内戦下のナイジェリアから米国籍の女性医師リーナ・ケンドリックスを救出せよ」―それは百戦錬磨のウォーターズにとって一見ごくありふれた任務のハズだった。
ところが23年間の輝かしい軍歴の中でただ一度もおかさなかった「任務命令違反」をウォーターズは敢えて決断する。
・・・リーナと共に、外交問題上米軍としては決して手を貸してはいけない筈のナイジェリア難民28人を救出する為に。


【感想】
ブルース・ウィリス主演の新作は、いかにもアメリカ国民が大喜びしそうな感動のヒーロードラマ。
この作品は制作に6年もの歳月を費やしたそうで、元々この映画の脚本はブルース・ウィリスの当たり役「ダイ・ハード」シリーズの4作目として用意されていたそーです。ところが話が進む内にこのストーリーのテーマ性と作品のスケールを重要視し、全く独立した企画として完成させる事に変更されたんだそーだ。

さて。
実はぴよは「鳥目」なんですよ。暗いトコロがほとんど見えないんす。(^_^;)
で、この映画なんですが・・・映画冒頭から映画全般に渡り、かなりのシーンが夜の密林地帯を彷徨うシーン。

画面真っ暗で何も見えねー!(涙)

ま、字幕は読めますから何が起こってるのかは想像付くんですけどね。えぇ(しくしく)

ナイジェリアに限らず、第二次世界大戦以後30年間に渡りアフリカ各地で政治的・社会的混乱とそれに伴う内戦が続き、アメリカも多くのアフリカ難民を受け入れて来た経緯がある。
この映画は「政治外交上、現地難民の救出や国外脱出の手助けをしてはならない」という政治的建前を・・・人の心がそれを許さないんですよ、誇り高いアメリカ国民として窮地に立たされた難民を放っておく事は出来ないんですよ、という実に判り易い「アメリカの正義」をこれでもか!と泣かせな演出で観客に感動を押し付けるアメリカン・ヒーロー映画になってる。

・・・すっごい意地悪な書き方しちゃいましたけど。(^_^;)

きっとこの映画を見たほとんどの人が「感動した!」「泣いた!」って感想なんじゃないかと思うんだけど、ぴよはかなり白々しい気分で見てたんだよね。
確かにアフリカ各地で起こった内戦での悲劇はぴよもTVニュースで見て多少は知ってる。
実際に彼らはアメリカの救いの手を待ち望んでいたのかもしれない。
・・・けどね、今のこの世界情勢。特に中東絡みのアメリカのとんちんかんなリーダーシップを見るにつけ、この映画の言わんとしている事が「だからアメリカは世界のリーダーなんだよん。アメリカがする事はすなわち正義。この映画見ればそれがよーく判るでしょ♪」という言い訳でしかないんじゃないか?と。

映像にはかなり力を入れていて、リアリティを追求した戦闘シーンや特殊部隊の隊員達の所作も、実際のそれをかなり忠実に再現しているんじゃないだろうか?映像的にはかなり評価出来るけど、ぴよにとってはこの映画が発するメッセージに感銘も受けなければ感動もしなかった。

今回かなり意地悪な見方をしちゃったかな?
実際のアメリカと、映画という虚構の世界のアメリカをダブらせて見てはいけないという事なのかしら?


映画自体は決して悪くはないと思うけど、今この時期に、よりによってアメリカがこの内容の映画を作ってしまった・・というのが一番の失敗だったんじゃないかと思うんですけど。(苦笑)





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2003年09月09日(火) ベアーズ・キス

監督:セルゲイ・ボドロフ
出演:レベッカ・リリエベリ
    セルゲイ・ボドロフJr.
    マウリツィオ・ドナドーニ、他
オススメ度:☆☆


【あらすじ】
シベリアの森の中で母熊を撃ち殺された小熊のミーシャは、サーカスのブランコ乗りの少女ローラに出会い引き取られた。天涯孤独の身のローラはミーシャを愛し、可愛がっていたのだが、ある月夜の晩ミーシャは人間の姿になっていたのだ。
孤独なローラと人間と熊の姿になり2つの世界を生きるミーシャは深く愛し合ったのだが、ある日襲われたローラを守ろうとしてミーシャは人間を殺してしまったのだ。


【感想】
世界中に「人間と動物の恋愛」がテーマの民話や伝説は沢山あると思う。この映画は昔から言い伝えられる民話をモチーフに、人間と動物の共存や自然への回帰、心の交流を描いた「まるまるおとぎ話」の映画化。

ぴよはテディベア・コレクターなんです。えぇ。クマちゃん大好き♪だからこの映画はクマちゃんさえ見られればいっかー・・くらいの気持ちだったんだけど、正直言って小熊ちゃん見たら後はどーでもよかったです。(爆)
映画冒頭、殺された母熊の横で、雪の中をヨタヨタと歩く小熊ちゃんに萌えまくり♪
なぁ〜んて可愛いんでしょ!!キミさえ見られればぴよは金払って映画館で見た価値あったぞよ!!

いや・・映画の感想ぢゃーないですね。すんまそ。(^_^;)

ま、↑上にも書きましたがこの映画は「おとぎ話」ですから。有り得ませんよ、こんな話は。
辻褄がどーのとか、設定がどーのとか、そういう事言っちゃダメです。ファンタジーだから何でもアリです。
パスポートがなくてもちゃんと国境越えられますし、お金なんてなくても何だか生き延びられちゃいますし(笑)

それにしても、ネタはバリバリのファンタジーなのに実に淡々と物語が進行して行くんですよ。
状況とか背景とかほとんど何の説明もないし、役者達も下らない会話には能弁なのに表情に乏しいっつーか・・・大体からして、自分が可愛がってたクマちゃんの檻の中にある晩突然裸の男が入ってたら、普通悲鳴の一つもあげるだろ(爆)
いくらおとぎ話だからって、当たり前に受け入れ過ぎだっちゅーに!(^_^;)

後、映画中に何度も挿入されるシベリアでの謎の儀式?のようなシーン。これはどういう意味なんでしょうか?よく判らなかったんだけど、もしかしてクマが人間に姿を変えられる儀式のよーなモノだったのかしら?
この映画、本当に色んな事が説明不足で、ファンタジーだからって許される範疇超えてると思うんだけどなァ〜

人間と動物の心の交流(きっと太古はもっと人間は動物と近しい存在だったんだと思う)
人間と自然界との関係(ミーシャは森に帰りたがるものの、それをローラが受け入れられない、等)
民話がテーマでありながら、ここら辺りの問題を割と的確に突いた話だと思うんだけど、何の肉付けもされずに本当にネタほうりっ放しで、後は観客のみなさんで考えて感動してチョーダイ!みたいなおざなりな展開なのは一体どう評価すればよいものやら・・・(苦笑)


もっとベタベタにロマンスちっくでもよかったんじゃないかと思うんだけどね。
ホントにアッサリと何もかもが進んで行って、まるで情緒が感じられなかったのが非常に勿体無い気がしたワ。






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2003年09月08日(月) フォーン・ブース

監督:ジョエル・シュマーカー
出演:コリン・ファレル
    フォレスト・ウィテカー
    ラダ・ミッチェル、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
スチュは2台の携帯を自由に操りながらニューヨークを闊歩する「自称・パブリシスト」―実際はただの嘘つきで傲慢な業界人だ。今日も結婚指輪を外していつも利用する公衆電話ボックスから新進女優にお誘いの電話をかけた。すげなく断れて公衆電話ボックスを離れようとした正にその時、公衆電話のベルが鳴ったのだ。反射的に電話を取るスチュ・・・
ところが、その1本の電話はスチュを地獄の底に突き落とすのだった。


【感想】
今赤丸急上昇のハリウッド一押し俳優、コリン・ファレルの新作は、「フォーン・ブース(PHONE BOOTH)」―公衆電話ボックスが舞台の身も凍るようなサスペンス劇。

この映画の面白いトコロは、舞台が「公衆電話ボックス」に限られているという設定。
主人公のスチュは、公衆電話にかかって来た電話をうっかり取ってしまった事で、電話の相手に脅迫され、電話を切ると射殺すると驚かされているので(実際にそれが脅しでない証拠に、スチュに絡んで来たチンピラが射殺されてしまう)その場を立ち去る事が出来ないでいるのだ。

スチュを脅す謎の犯人は声の出演しかない。(ラストにぼんやりと姿が映りますが)
だからスチュを演じるコリン・ファレルの1人芝居と言っても過言ではないと思う。・・ぴよはコリン・ファレルにそんなに興味はないんだけど、なかなか彼の演技は良かったと思う♪
スチュが最初は電話の相手を小馬鹿にして、そしてその脅しが冗談ではないと判って焦り、恐怖し、開き直り、絶望し、そして己を懺悔して一縷の希望を持つ・・・もしこんな状況に自分が置かれたら?と考えると、やっぱり誰もがスチュと同じような反応をするんじゃないかと思わされる。
それだけ、コリン・ファレルの熱演が観客とシンクロしていたんじゃないかと思うんだよね。


・・・が。 ←またこーいう書き方するしなぁ<自分(苦笑)


見終わって何だか納得のいかないモノが残るんだ。(^_^;)
大体からして、どーして犯人はスチュという男に目をつけたのか?どうやら犯人はスチュ以外にも、世界の大物?らしき人物を既に手にかけているようなんだけど(手口が全く同じなのかは判らない)、はっきり言ってスチュという男は犯人が取り立てて目を付けるよーな魅力のある人物とは言い難い。

ただ単に「毎日同じ公衆電話を使う男」というだけで、別にスチュと犯人の間に何かしら共通点や接点がある訳でもないのに、この犯人はスチュの住所から仕事、家族構成や人間関係まで全て調べ上げているのだ。
・・・どーにも納得出来ませんな。(ぼそ)

更にラストの・・・(以下、超ネタバレにつき、未見の方は絶対にドラッグしないよーに!)
【警察に居所を突き止められてからの展開よ!ピザ屋のオヤジは最初から拉致ってたん?仮に拉致ってたとしても、あの状況の中、ギリギリでオヤジの喉を掻っ切って、どーやって犯人はホテルの部屋から逃げ出したんだっつーの!?】

・・等々、どーにもこーにも説明のつかない展開てんこ盛り!


せめて・・犯人はただの愉快犯で、スチュはたまたま犯人が目を付けた公衆電話を最悪のタイミングで使っただけの人という設定だったら、まだ納得出来たと思うんだわよ。

そこんとこの説明っつーか辻褄が根本的に破綻しているのが、この映画の最大の欠点なんじゃないかと。






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2003年09月07日(日) ベッカムに恋して

監督:グリンダ・チャーダ
出演:バーミンダ・ナーグラ
    キーラ・ナイトレイ
    ジョナサン・リース・マイヤーズ、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
ジェスはサッカーとベッカムが大・大・大好きなインド系イギリス人の女の子。毎日近所の公園で男の子達相手にサッカーをする日々を送っていた。そんなジェスに声をかけて来た女の子がいた。彼女は地元の女子サッカーチームのエースストライカー、ジュールズだった。ジュールズに誘われて、女子サッカーチームに入ってめきめきと頭角を現すジェス。ところがある日、ユニフォームのショートパンツ姿で男の子達とじゃれあっている所を母親に見つかってしまったのだ!


【感想】
あいち国際女性映画祭での鑑賞4本目。この映画は既に一般公開は終了しているんですけど、ぴよは見よう見ようと思っている内に公開が終了してしまって、意外と市井の評判が良かったらしいと聞いて大後悔してたんですよ。
映画祭のプログラムにこの映画が含まれてて本当にラッキーだったわ♪

日本は他の国のように「移民」によるコミュニティーが極めて少ない国だと思う。
この映画のキモは「イギリスに住むインド系移民のファミリー」のしきたりや風習・風俗を見せる事・・・生粋のイギリス人(アイルランド人)との温度差や軋轢だったり、イギリスに住んでも尚、それを頑なに守り通す誇り高い民俗なのだ、という見せ方をしているような気がしたんだけどね。

家族の反対を押し切っても自分の夢に向かってまい進する・・・これは映画のネタとして盛り上がらない訳ないですから!
あくまでも映画のアプローチとしては「自分の夢を実現させる為に頑張る女の子」のけなげな奮闘ぶりを見せているものの、それだけじゃー観客が納得しないってのもよくご存知のようで(笑)、ちゃんとそこにほのかな恋愛ネタも絡ませて楽しませてくれるよーになってます。
加えてインド人のド派手でお茶目な結婚式やら家族の熱い(暑苦しい?苦笑)結束、みんなが喜びそうな「ほーら、インドってすっごい国でしょ♪見てみ♪見てみ♪」的プロモ満載で、なかなか見ドコロの多い映画ですわ。

女の子達はみんな相当この映画の為にトレーニングをこなしていると思うね。特に出番の多い主人公ジェスとジュールズを演じたバーミンダ・ナーグラとキーラ・ナイトレイ、彼女達の引き締まった肉体には同性のぴよもちょっとうっとり♪(笑)

かなり楽しませてもらったものの、ちとご都合主義過ぎる展開なのは否めない。(^_^;)
とんとん拍子に障害がクリアーになっちゃうし、何より・・・ジェスとジュールズが同じ人(コーチ)を好きになるんだけど、誰が見たってジェスよりもジュールズを選ぶだろー!(爆)
家族に反対される→内緒でサッカーをする→家族に見つかってまた反対される→それでもまだ隠れてサッカーをする、の繰り返しなので、エピソードがちとダレる感じもしなくはなかったんだけどぉー・・


いや、それでもこの映画はなかなか見て気持ちのいい映画です♪
タイトルがな、映画の内容に対してちょっと安っぽいっつーか通俗的過ぎるのかな?
正直言って、ぴよは最初この映画のタイトルと予告編見た時「あぁ〜・・ベッカム人気にあやかったクソ映画だな、こりゃ」って思っちゃったぢゃんね。このタイトルじゃなければもっとウケたかもしれない?(^_^;)

いや・・・ベッカム様は日本では不動の人気を誇ってますから、これはこれで良かったのかな?





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2003年09月06日(土) ベンデラ −旗−

監督:ナン・トリフェニ・アハナス
出演:バフィッツ・ホイル
    ヌアンサ・ジャワドゥイパ、他
オススメ度:☆☆−


【あらすじ】
インドネシア・ジャカルタに住む小学生のブディとロシはお隣同士に住む幼馴染みの仲良しさん。2人は来週月曜日の朝礼で国旗掲揚をする係を命じられて、週末国旗を持ち帰って洗濯して来るように言われた。ところが洗濯をして干しておいたはずの大切な国旗が、風邪に飛ばされてなくなってしまったのだ。
ブディとロシは必死になって国旗の行方を探しに出かけたのだが・・・


【感想】
あいち国際女性映画祭での鑑賞3本目。これも愛知未公開作品です。
調べてみたら去年の東京国際映画祭のコンペ部門に出品されているようなのですが、どーやらその後日本での配給がつかないみたいですねぇ。(苦笑)

さて、
ぴよの元々運営しているHPをご覧になった方ならご存知だとは思いますが、ぴよはかなりのBALI島好き♪まだまだ「フリーク」と呼ぶには程遠いですが、それでもBALIには過去4回行って、今後も定期的に訪れるつもりでいる島であります♪
そんなに大好きなインドネシアなのに、インドネシアで作られた映画って今まで一度も観た事がなかったんですよね。
これは・・・せっかくのチャンスだから(つーか、この映画が一般公開される可能性は低いと見たので)この機会に見ておかなければー!と意気込んで見てみたんですけど。

映画は主人公のブディとロシの2人の子供の視点で全て展開していて、2人がなくなった国旗を求めてどんどん移動していくロードムービー形式を取っているんですけど・・・

正直言って「かったるい」

ぴよはインドネシア音楽(ちょっとガムランちっくな音楽とか流れてます♪)や、あのゴミゴミした町並みが延々続く風景を見て結構嬉しくなっちゃったクチなんだけど、これは元々インドネシアに行っているからだと思うのね。
映画の内容とまるでそぐわないBGMや、いきなりMTV張りのイマドキなインドネシアン・ポップスが映画中に流れて来ても、インドネシアを知らない人が見たら「なんぢゃ、こりゃ」としか思えないと思うんだ。

ブディとロシは何故か普通に会話をしないで、お互いが口笛を吹き合う事で意思の疎通を図る。
どうして普通に会話しないのか、ぴよには全然判らなかったんだけど(苦笑)、これってもしかして大して演技の出来ない子役使ってるから、会話させるより口笛で意思の疎通を図る事にした方が都合が良かったって事なん?(爆)

インドネシアの国内情勢を多少は判ってる人が見たら、この映画にはかなり政治的色が濃い(今の混沌とした状態への嘆きと国の方向性を見出したいという希望)ものを感じるだろうと思う。
メッセージ性は感じるものの、日本人には余り受け入れられない微妙なものだったと思うんだけどね。


ちなみに、この映画に出て来るブディとロシの家庭は、日本人が見たら「あぁ・・なんて貧しい生活をしながらも健気に生きてる子供達なんだろう」って思うかもしれないけど、ぴよが見た限りはごく普通の中流家庭ですよ。コレは。

何しろ制服着て小学校に普通に通えてるんですもん。(^_^;)
インドネシアではまだまだ小学校にすらまともに通えない子供が沢山いるんです・・・
そーいう子供達の生活をクローズアップした映画だったら、ぴよもちょっとウルウルしちゃったかもしんないけどね。






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2003年09月05日(金) アクセルの挑戦

監督:ピア・ボヴィン
出演:アダム・ギルバート・イエスパーセン
    ノア・アボウ・エル=フォウル
    ナディア・ブーギルド、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
デンマークに住むアクセル少年は母と姉の3人暮らし。アクセルが憧れているのは、姉の彼氏みたいなモスリムの男性。ある日アクセルは「モスリムに改宗する」と宣言して、モスクに通い服装を変え、大好きなミートボールも食べなくなった。
アフタースクールのソング・コンテストに、親友のアニカとファティマの3人組で出場する事になったのだが、街角に立って歌を唄ってお金を稼いでいる所を見つかって、ファティマは両親に怒られて外出禁止になってしまう。何とかしてファティマをソング・コンテストに参加させたいアクセルは奮闘するのだが・・・


【感想】
あいち国際女性映画祭で鑑賞した映画2本目。愛知未公開作品。
この映画は2003年ベルリン国際映画祭のキンダー部門グランプリ受賞作品なんだそーです。

まずデンマークという国が全くぴよには馴染みがないのですが、予備知識として・・デンマークは圧倒的にプロテスタント信者の多い国なんですが、日本同様「信仰」にあまり熱心ではないお国柄なんだそーです。
日本にはその数は少ないですが、他の北欧諸国同様デンマークにも数多くのモスリムの移民が暮らしていて、彼らは西欧社会に溶け込みながらも、その宗教観に基づいた独自の文化、家族制度を貫いているんだそーです。

以前「夏休みのレモネード(2003年8月4日の感想参照)」の時に『子供というのは純粋でニュートラルな存在だ』と書きましたが、この映画に登場するアクセル少年というのも、実に「子供らしい子供の姿」として描かれている。

彼がそもそもモスリムの男性に憧れている理由というのは「イケてるから♪」それ以上でもそれ以下でもない。
小さな子供には難しい宗教観なんてものはない。見た目やしている事が「カッコいい」だけで、もう尊敬と憧れの対象になってしまう。金のネックレスをジャラジャラさせているのもイケてるし、ちょっとだぶだぶのパンツを履いてるのも、小さなニット帽を被ってるのもイケてる。そんな男達がメッカに向かってお祈りしてる姿も何となくカッコいいぢゃん♪・・・子供の興味の対象なんて、所詮そんなモノなのよね(笑)

小さなきっかけから始まったとしても、子供の探究心というのは時として大人が驚かされるくらいスゴイものがある。
スタイルから入ったアクセルは、その後何度もモスクに足を運び、モスリムの教義を勉強し、それを実践しようと努力する。いつの間にかアクセル少年の中にきちんとモスリムの正しい教義が息づいているんだよね。
ソング・コンテストの会場で、アニカに向かって「素晴らしいモスリムは困った人を助けるんだ!」と行って走り出したシーンは、本当に素直で健気で可愛らしい子供らしさが出ていて微笑ましかった。
・・近年世界中のあちこちで偏見を持たれがちなモスリムのみなさんも、この映画を見るとホッとするんじゃないかしら。

この映画は子役達の演技が実に輝いている。特に主人公のアクセル少年を演じたアダム君の天然ボケっぷりは秀逸。彼が直ぐバレるウソをその場しのぎで平気で言ったり、友達と一緒に頑張って稼いだ野良犬の餌代を、欲しいモノを見つけたからと横領しちゃったり・・・こーやって書くと随分ヒネた子供みたいだけど(笑)
ぴよも子供の頃、いたずらした後にバレバレのウソついてごまかそうとしたよなぁ〜・・なんて、妙に笑えて来ちゃってね。

子供のやる事なんて、洋の東西を問わずいつの時代も似たよーなもんなのね、ってちょっと嬉しくなっちゃったわ(笑)






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2003年09月04日(木) 閉ざされた森

監督:ジョン・マクティアナン
出演:ジョン・トラボルタ
    コニー・ニールセン
    サミュエル・L・ジャクソン、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
パナマの米軍クレイトン基地から訓練に出たレンジャー隊7名が嵐の森で行方を絶った。17時間後2名の兵士を救出するも、発見時兵士は他の仲間と銃撃戦をしていて、相手を銃殺していたのだ。一体森の中で何があったのか?そして他の隊員はどこにいってしまったのか?
オズボーン大尉が詰問するものの、救出された兵士は頑として口を割らない。業を煮やしたオズボーンの上官スタイルズ大佐は、元レンジャー隊員で現在は麻薬取締捜査官をしている「尋問のプロ」と呼ばれるひとりの男を呼び寄せたのだ・・・


【感想】
ジョン・トラボルタの主演最新作は、レンジャー隊員達の証言により二転三転するサスペンス・ストーリー。
彼はこの映画の為に3ヶ月間のハードなトレーニングをして肉体改造を図り、11Kgの減量に成功したそーです!確かに前作のあのぶよぶよしてたるんだ頬の肉がすっかり削げ落ちて、随分精悍な顔立ちになったと思う!・・ものの、まだまだ「引き締まった肉体美」とは言い難いシロモノなんじゃないかと思うんだけどネ(笑)

一つに事件について、異なった証言が次々出て来て話が二転三転する・・というのは、黒澤明監督の「羅生門」を意識して作られているんだそーですが、ぴよは羅生門を見てないので、どれくらいそれが衝撃的かつ斬新な趣向だったのかわかんないんだよね。(^_^;)
この映画も要するに「羅生門スタイル」なんですが、異なる2つの証言によってひとまず一つの答えが導き出されてから、その答えをまるっきり根底から覆すよーなとある事実が提示される。

このどんでん返しには「うわぁ!してやられたー!」と思ったんだけど、問題はここからだ。

この「根底から覆されるよーな事実」によって、救出された2人の兵士に再度証言を聞く事になる。するとやっぱり2人の証言はまるっきり食い違っている。更にそこに第三者の証言まで加わって来た所で、ぴよは完全に混乱した。(^_^;)
『あれ?こいつとコイツがグルで、コイツは無関係?じゃあこいつのさっきの証言のここの部分は?』

・・・むむむむむ。誰か紙とペンを持って来てくだしゃい!!(涙)

最初の大仕掛けネタの後が、証言が増える度に先程まで信じられていた「事実」がガラガラと音を立てて全く違う展開に変わって行く。これが1度や2度ぢゃなく、ラストのラストまでずーっと延々続くんですよ・・・
ラストの大どんでんオチが出た時、本来なら「おぉぉぉ!なるほどぉー!」と感嘆の声を上げるのがお約束のハズなんでしょうけど、正直言ってぴよは疲労困憊して「はぁ・・ってー事は、えーっと要するに誰が犯人だったんだっけ?」と、ぶつぶつ口の中でつぶやいておりました(爆)

結構面白いし、全然飽きさせないよーにうまく作ってあると思ったんだけどサ、
話が大きく動くきっかけが、割と最初の頃に出て来る小さなセリフの一つだったり、ホントに「ポロッ」と何気なくつぶやいた一言だったり、本当に映画冒頭から一瞬も気が抜けない状態なんですわよ。

これって、小説だったらものすごーく緻密で面白いと思うんだ。小説なら読者はちょっとひっかかる部分が出て来た時に、本の頁を繰っていつでも前に戻って確認する事が出来ますから。
でも映画は自分の好きな時に前に戻る事は出来ない。見始めたらラストまで一気に行くしかない(劇場で見ている限り)
そういう意味では、この映画は余りに緻密に作り込み過ぎているんじゃないだろうか?

少なくともぴよのよーなアホには、ちと難し過ぎましたわ。この映画。
ビデオ発売されたらレンタルして、紙とペン片手に何度も巻き戻して見なくちゃなーっと。(笑)





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2003年09月03日(水) 愛にかける橋

監督:フー・メイ
出演:ニーナ・プロル
    ワン・ジィウェン、他
オススメ度:☆☆☆+


【あらすじ】
1931年、ウイーンの警察学校に留学していた中国人青年・馬雲龍は、教官の娘ファニーと恋に落ちた。結婚を家族に大反対されたファニーだが、卒業して中国に帰国した馬と密かに文通を続け、お互いの愛は変わらず、1年後に周囲の反対を押し切り単身中国に嫁いで行った。
言葉も風習も判らない中国の地。政変が起こり文化大革命の波にもまれて、ファニーの人生は翻弄されて行く。


【感想】
ぴよが住んでいる愛知県では、今日から日曜日まで「あいち国際女性映画祭」という催し物をやってます。これは世界で活躍する女性監督の作品を広く伝えようと、安価で様々な国の映画を見せてくれ、更に日本未公開作品や愛知県未公開作品もバンバン上映しちゃましょう♪という、何とも映画好きにはありがた〜い企画です。更に県内の映画館のほとんどが、この映画祭期間中は女性は1000円で見れるという特典付き♪愛知県民でよかったぁ〜(笑)

さて、この「愛にかける橋」も日本未公開作品。
中国とオーストリアの合作ですが、驚いた事にこの映画は事実が元になっているんだそーですヨ!
映画プロデューサーのワン・ジィエビンが、たまたま目にしたTVのドキュメンタリー番組で取り上げられていた「中国に嫁いで60余年になるオーストリア女性」の存在を知り、彼女の非凡な生涯を是非映画にしたいと企画されたものだそーです。

例えば旅先で現地の人と恋に落ちたり、または仕事で赴任した先で恋人が出来たりするというのは、そんなに珍しい事ではないと思う。しかしながら女性の立場を考えると、例え愛する人と結婚したいからと言っても、相手の国の言葉もわからずどんな国なのか見た事もない。生活習慣も歴史も風俗も何もかも違う国に、親兄弟とも友達とも離れて独りぼっちで嫁いで行くというのが、どれくらい困難を伴うものかというのは想像するに難くない。
ファニーという女性はそれを「彼を愛しているから」という一念だけで乗り越えてしまった。

きっと彼女にとって「中国」という国は相当厳しい環境だっただろうけど、映画を見ていて「大変そうだよなぁ」とは思っても、余り彼女の内面的な辛苦に入り込んで描写されていなかったように思う。姑との確執についても割とサラリと流されているような感じがしたし、彼女の望郷の念等ももっともっと深く突っ込んで見せてくれればいいのに・・と思ったんだけどネ。

・・・もしかしたら、彼女はそれ程辛い事だとは思わずに中国という大地を踏みしめていたのかもしれない。

映画は、ファニーの故郷の親友「アニー」の孫が、亡くなった祖母の遺言で、ファニーを探し出し、彼女に色々インタビューしながら、ファニーが回想していくという形式で進んで行くんだけど、インタビュー中に年老いたファニーは、何度も今は亡き夫への愛を惜しみなく賛美する。
「中国へ渡って後悔した事はないか?」との問いかけに、ファニーは真っ直ぐな目で「一度も後悔した事はない」と答えた。
そして「もう一度生まれ変わっても同じ選択をします」とも語っていた・・・

「愛さえあれば」なんて言葉は絵空事でしかないと思っていたぴよは、この映画から痛烈な一撃をくらった思いです。


この映画の主人公ファニーの元ネタになった「ワグナー夫人」は、残念な事にこの映画の完成披露上映直前の今年2月19日に、映画を見る事なく脳溢血でこの世を去ったそうです。享年86歳でした。

きっと今頃ワグナー夫人は、天国で先に待っていた夫と第二の幸せな人生を送っている事でしょう。合掌。





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2003年09月02日(火) 座頭市

監督:北野 武
出演:ビートたけし
    浅野忠信
    大楠道代、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
盲目の按摩士でありながら居合の達人「座頭市」が、とある宿場町に流れて来た。その町はヤクザの銀蔵一家と金持ちの商人・扇屋が結託して仕切っていて荒れ果てていた。
この宿場町にたまたまやってきた剣豪の浪人は、病身の妻を助ける為に銀蔵一家の用心棒の職を得る。そして親の仇を探し尋ねる姉弟もまたこの宿場町にやって来た・・・座頭市はたまたま賭場で知り合った遊び人と懇意になり、姉弟と知り合い、そしてやがて自分の命を賭けて闘わねばいけない剣豪と知り合う事となるのだが・・・


【感想】
北野武脚本・監督・出演作品の最新作は、勝新太郎がハマり役・・と言うよりも、この役は勝新以外考えられないというくらいに、日本国民の骨の髄まで勝新のイメージで凝り固まった「座頭市」
↑上の「監督」と「出演」の名前をわざわざ「北野武」と「ビートたけし」に書き替えたのは、映画のチラシの記載がそのようになっていたので、それに合わせただけの事です。たぶん北野氏は監督としての自分と、役者としての自分を、名前を変える事で区分けしているんじゃないでしょうか?

「座頭市」の企画は、勝新の死後(いや、生前もか?)数限りなくあったと思う。
それでも今まで勝新以外での映画化がなされなかったというのは、それだけ勝新の座頭市がハマり役であり、それ以上の座頭市のイメージを作れる役者や監督がいなかったんだと思う。
そういう意味では、この映画というのはある意味勝新の演じた座頭市への挑戦でもあり、勝新が演じた座頭市から「座頭市」というキャラクターを開放させようという、全く新しい試みでもあったんだと思う。

そういう意味で、この映画は大成功している。
北野武氏は、この映画で完全に「座頭市」を勝新から奪ってしまったと思う。

この映画には「北野武監督」ではなくて、「ビートたけし」というキャラクターの魅力がふんだんに溢れているし、ビートたけし氏の愛するベタベタなユーモアのテイストをこれでもか!と盛り込んでいる所が、既存の「北野武監督作品」とは一線をかす所なんじゃないかな?と思ったんだけど。
・・・かなりベタベタであるものの、シリアスなハズの内容の映画でここまで笑わせてもらえるとは思ってなかったぴよは、かなり楽しませてもらっちゃったんだけどネ♪

この映画はヴェネツィア映画祭のコンペ作品になっているそうで。

それを意識しているのか、やけに「日本の文化・芸能」を魅せる事に力が入っていたよーな・・?
と言うよりも、まるで「外国人監督が作った日本の風俗を取り上げた映画」のようなテイストを感じたんですけど。(^_^;)
もっと簡単に言うと「外国人が喜びそうな日本人の風俗の姿」とでも言えばいいのか・・・(笑)

お祭りシーンが映画のラストに出て来るんだけどね、
このシーンを見て鵜呑みにされて、諸外国の方々に「おぉ!ジャパンのフェスティバルはやっぱりファンタスティックねぇ〜♪」なんて言われた日にゃ〜たまったもんぢゃないですヨ(爆)

ま、そうは言ってもかなり楽しめる映画になってました。
たけし氏の演技もかなり力入ってたと思うし、剣豪の浪人を演じた浅野忠信サンはめちゃカッコいいし♪


きっと「勝新の座頭市」を知らない世代の人が見たら、この映画が「座頭市」のイメージとして定着するんだと思う。






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